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November 01, 2016

禁煙施策雑感

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10月30日から、こちらは「冬時間」になり、秋から冬へ一気に加速しています。日本も日が短くなっていますが、緯度が高いウィーンでは、夏との落差が激しいですよね。

さて、11月最初の話題は、「禁煙に関するお話」です。

Feriは、たばこは吸わないので、正直、禁煙の方がありがたいグループです。とくに密室のホテルなどでは、禁煙室でないと、気分が悪くなることもあります。

さて、2020年の東京オリンピックは、競技会場の件などで色々ともめていますが、禁煙対策についても、色々な取り組みがあるようです。

WHO(国際保健機構)が策定した国際ルール「たばこ規制枠組条約」には、日本も含めて世界178カ国が加盟しているそうです。

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多くの加盟国が、この条約を守り、規制のひとつ「罰則付きの受動喫煙防止法」を制定しているのですが、主要国の中で日本だけが、このルール作りを先送りします。

そのため、日本は、受動喫煙対策が「世界最低レベル」というレッテルを貼られているという報道が見られます。

ご存じのようにオーストリアは喫煙大国で、今までは禁煙には寛容でした。何しろ、たばこ産業が盛んでしたから‥ しかし、EUによる規制が強化されたことから、レストランやカフェは完全分煙が義務づけられるようになりました。

Feriは、タバコは全く吸わないので、ウィーンでも喫煙派の友人と一緒になるときは、お互いに気を遣うところです。

確かに日本のレストランやカフェ、居酒屋などは、分煙が徹底していないところが多数存在します。特に小さいお店ほど、そこまで手が回らないという感じがします。

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しかし、日本でも、国や自治体の規制とは別に、独自に全面禁煙をウリにしているホテルやビアレストランも生まれています。

Feriが日本に居るとき、友人と良く行く某ビアレストランは、数年前の店内改装を機に、全面禁煙になりました。今までの常識ではアルコールを楽しむ場所では、タバコがつきもののでしたので、ある意味、全面禁煙は無謀な気がしたのですが、現在はお客さまで大変賑わっています。

このほか、日本で出張に使っている某ホテルも、客室が全面禁煙になったところもあります。ちなみに、このホテルでは館内に禁煙ブースが設置されていました。

Feri個人の見解ですが、民間のレストランやカフェなどに関しては、法令で一律に規制するよりも、ある程度、任せた方が良いような気がします。

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ただ、全面禁煙、完全分煙、喫煙という区分を明確に示してくれると、利用する前にお客さまの方で選択することができると思います。

経営者が禁煙を大きな武器にするケースも増えているだけに、こういった流れの方が自然な気もします。

ところで、「受動喫煙対策」が世界最低レベルと言われる日本ですが、見方を変えると、オーストリアよりも進んでいる部分もあります。

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それは、「屋外での禁煙」です。日本では、都市圏を中心に駅周辺や繁華街は、屋外での喫煙が条例などで禁止されているところが多数、存在します。

写真は東京都中央区の標識ですが、同区では、公園や道路など公共の場所では、歩きたばこはもちろんのこと、吸い殻入れの設置されている場所(携帯灰皿不可)以外での喫煙が、全面的に禁止されています。

正直、この施策が導入された当初、Feriは、罰則規定はあっても実際に警察官などが取り締まる訳でもないので、形骸化してしまうのではないかと考えていました。

しかし、自治体が地元有志の積極的な取り組みが功を奏し、東京都心部などの禁煙ゾーンでは、歩きたばこをする人は、ほとんど見かけなくなりました。

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これは素晴らしいことです。また、歩きたばこがなくなれば、必然的に吸い殻のポイ捨ても非常に少なくなり、街もきれいになりました。

この部分を考慮すると、「受動喫煙対策」は、世界的にも非常に進んでいるとみることもできます。が、この屋外禁煙という素晴らしい施策を、なぜ、日本は世界にアピールしないのか、はなはだ疑問です。

病院や学校、駅、空港のように大勢の人が集まり、かつ、そこへ行かざるを得ないような場所は屋内全面禁煙にすることは大切だと思いますが、選択が自由にできる民間の施設に関しては、経営者に判断を委ねても良いような気がします。

反面、オーストリアでは、屋外の喫煙に関しては、規制が行われていないため、相変わらず吸い殻が道路に散らばっている場面を見ることがあります。

なお、ウィーンでも本来は、吸い殻のポイ捨ては禁止されており、街中にはゴミ箱だけでなく、写真のように吸い殻入れも多数設置されています。

日本の場合、こちらよりも雑踏の混雑が激しいところが多いので、タバコによる事故も少なからず発生しています。

そう考えると、屋外の場合、愛煙家を避けるのが難しいケースも多いので、屋外の喫煙を規制する方が、公共性が高いような気がします。

このあたり、文化の違いも関係しているような気がします。


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