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December 03, 2016

2016年冬ダイヤからÖBB「Nightjet」誕生

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本題に入る前に、明日、12月4日はいよいよオーストリアの大統領再選挙です。本来ならば、とっくに決まっていた新大統領。

「大人の事情」で再選挙となった訳ですが、その間にアメリカではトランプ氏が次期大統領委決まるなど、世の中が大きく動きました。

今回も接戦が予想されているだけに、結果が出るのは12月5日の深夜(または、12月6日)になることでしょう。

今日は「クリスマスグッズの話題」を離れて、「鉄道の話題」をお伝えしましょう。

日本でも大きく報道されましたが、2016年12月のダイヤ改正に合わせて、ドイツ鉄道(DB)では、夜行列車の全廃を決めました。

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ヨーロッパでは、国鉄民営化に合わせて、上下分割方式が採用されたため、他国の鉄道会社が列車を運行することが可能になりました。ÖBBの路線上を走るWestBahnなどが、その代表でしょうか。

さて、DB(ドイツ鉄道)の夜行列車廃止を受けて、名乗りを上げたのが、我がÖBBです。

Feriは、正直、実現するのかどうか半信半疑だったのですが、12月11日のダイヤ改正を前に、ÖBBが継承する夜行列車「「Nightjet」」の概要が発表されました。

しかし、夜行列車にjetの名前を付けるとは予想もつきませんでした。まぁ、ÖBBの気合いが感じられる愛称名ですね。

運行される区間は、系統図をご覧頂くのが最も早いと思いますが、基本的には運行区間の一部にオーストリア国内が含まれていますが、Hamburg-Berlin-Zürich間のように他国内だけを走る列車も存在します。

Wien-Dresden-Berlin間(EN40406/EN40477)のように、オペレッタやオペラの梯子向きの列車も存在します(笑)。

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列車は寝台車だけでなく、リーズナブルな料金で利用できる座席車も連結されており、多様なニーズに対応できるようになっている点が特長です。

ご存じの方も多いと思いますが、こちらの寝台車(個室)は、寝台を折りたたむことで、Single(1人用)、Double(2人用)、Triple(3人用)などできるので、同じ寝台車を予約状況に合わせて構成を変えることができます。

そのため、JRの寝台車よりも柔軟な対応が可能です。

また、旅客専用列車だけでなく、自動車やバイクを一緒に運ぶ「Auto und Motorrad am Zug」もWien – Feldkirch間、Graz – Feldkirch間、Villach – Feldkirch間、Wien – Hamburg間、Wien – Düsseldorf間、Innsbruck – Hamburg間、Innsbruck – Düsseldorf間、Wien – Livorno間、Wien – Verona間に設定されています。

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気になる料金ですが、Hamburg-Zürich間の場合、6人用のコンパートメント座席車(Sitzplatz)は39Euroから、日本のB寝台車に当たる簡易寝台車(Liegewagen、6人用)は59Euroから、3人用寝台(Schlafwagen)が79Euroから、2人用寝台(Schlafwagen)が99Euroから、1人用寝台(Schlafwagen)が139Euroからとなっており、意外とお手軽な料金です。

料金設定は、恐らくLCCを使って現地でホテルを利用した場合の金額を意識して設定されているものと思われます。

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例えば、1人用寝台が最低料金の139Euroで利用できるのであれば、十分、ホテルの代わりになると思います。

左の写真は日本のB寝台車に相当する簡易寝台車Liegewagenですが、必ずしも、モデルさんのような妙齢な女性が乗っているわけではありません(笑)。

また、簡易寝台(Liegewagen)には、部屋数限定ですが、家族単位の個室(Familienabteil、右の写真)、女性専用個室(Damenabteil)、車いす対応個室(Rollstuhl-Abteil)も導入されることになりました。

なお、寝台(Schlafwagen)に関しては、スナックやウェルカムドリンク、朝食が無料でサービスされるほか、アメニティキットも提供されるようです。

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さらにシャワー、トイレ、洗面所が個室内に設置されているデラックスコンパートメントが設けられている列車もあります。

Nightjetに食堂車は連結されていませんが、座席の場合でも有償でドリンクや軽食のサービスを受けることができます。

現在、ÖBBのパンフレットがホームページ上でも公開されていますが、ブルーをベースカラーとした専用機関車と客車の写真が掲載されており、もしかすると「Nightjet」専用の編成が準備される可能性があります。

FeriはNightjetを利用する予定はありませんが、可能であれば、ダイヤ改正後に駅を訪れて、レポートをお届けしたいと思っています。

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