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December 22, 2016

「Die Zirkusprinzessin」セカンドクルーの仕上がりは

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実は、「クリスマスグッズよもやま話」の番外編として、当初、今週、オーストリアとドイツのクリスマス市の違いをご紹介する予定で、記事を準備していました。しかし、ベルリンの事件が発生して、記事を掲載する気持ちがなくなってしまいました。

ドイツでは、「テロに屈しない」という姿勢から、厳戒態勢でクリスマス市が再開されたようですが、Feriの方は、ドイツ編については、今シーズンはお預けとします。

さて、3回に渡ってお届けした「Die Zirkusprinzessin」(サーカス妃殿下)Premiereレポートですが、さっそくセカンドクルーが起用された公演が行われました。

Premiere組との比較は、興味津々。という訳で、今日はDie Zirkusprinzessin」のセカンドクルー・バージョンの仕上がりをご紹介しましょう。オペレッタにご興味のない方には申し訳ございません。

まず、指揮は、Alfred Eschwéさん。主なキャストは、以下のとおりです。

-Fürstin Fedora Palinska(フェードラ・パリンスカ):Ursula Pfitznerさん

-Prinz Sergius Wladimir(ゼルギウス・ウラジミール公):Kurt Schreibmayerさん

-Graf Saskusin;Nicolaus Haggさん

-Baron Peter Brusowsky, Adjutant des Prinzen:Georg Wacksさん

-Direktor Stanislawski(サーカスの団長スタニラフスキー):Gerhard Ernstさん

-Mister X(サーカスの花形曲馬師):Szabolcs Bricknerさん

-Miss Mabel Gibson(メイベル・ギブソン、女性曲芸師):Elisabeth Schwarzさん

-Carla Schlumberger(カルラ・シュタインベルガー、カール大公ホテルのオーナー):Elisabeth Flechlさん

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-Toni Schlumberger(トニ、カルラの息子):Michael Havlicekさん

-Pelikan, Oberkellner(ペリカン、ホテルの老給仕長):Robert Meyerさん

-Ein Bolschewik / Ein Gast:Maximilian Klakowさん

-Barpianist(舞台上にピアニスト):George Freboldさん

-Akrobaten(曲芸師):Duo Aquarius

おわかりのように、主役2人と準主役2人が交代するという思い切ったキャスティングです。

セカンドクルーはバックアップの意味もあって、比較的安定した歌手を起用する傾向があります。

場合によっては、プレミア組よりも良いケースもあるだけに、期待は高まります(Feriや一部のオペレッタファンだけでしょうが‥)。

ここまでくると、正直、「病気」です(笑)。

まず、タイトルロールのフェードラの仕上がですが、セカンドクルーのUrsula Pfitznerさんの方が良かった気がしました。声もしっかり出ており、お芝居も良かった感じです。

もちろん、好みの問題があるので、Feriの評価を押しつけるつもりはありません。Ursula Pfitznerさんは、目が大きいので、目力があるのですよね。その点、オペレッタの場合、特をしている気がします。

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ミスターXに関してはSzabolcs BricknerさんよりもCarsten Süssさんの方が圧倒的に良かったです。。歌、お芝居ともに圧倒していた感じです。ある意味、本作品にかける意気込みの違いが出ていたのかも知れません。

もちろん、Szabolcs Bricknerさんが悪いという訳ではなく、Carsten Süssさんの仕上がりが見事だったという意味です。Carsten SüssさんのミスターXを観ていなければ、十分満足できる仕上がりだったのは言うまでもありません。

トニにMichael Havlicekさんは、予想どおり、見事な仕上がりでした。歌って、踊れるブッフォの本領発揮。慣れている分、お芝居もこなれていた気がします。Otto Jausさんよりも、余裕を持って演じている感じがしましたね。

メイベルのElisabeth Schwarzさんも見事な仕上がりでした。Juliette Khalilさんとは、甲乙付けがたい感じ。後は好みの問題という感じがします。Feriも、迷ってしまいます。なお、右の写真は3幕のElisabeth SchwarzさんとMichael Havlicekさんです。

なお、後半スタート時のトニとメイベルの振付が若干、変わっていましたが、これは出演者が変わったためなのかどうかは、不明です。ちょっと大人しくなった感じがしましたが‥

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その他は、プレミアと同じメンバーなので、全体的な仕上がりは申し分ありません。当日はUrsula Pfitzner とElisabeth Flechlさんに花束が投げ込まれていました。

今回は、セカンドクルーの方が、格段に仕上がりが良いという展開ではありませんでした。それだけプレミア組も気合いが入っていたのでしょう。

ところで、日本以上にロシアに警戒心があるヨーロッパ。それだけにゼルギウス・ウラジミール公をプーチン大統領に投影している雰囲気もあります。

珍しく2幕で上半身裸になる場面もありましたしね‥ ただ、Feriとしては、ロシアを敵対しているような演出には感じませんでした。    
                              
ところで、劇場関係者はあまり気にいていない新聞評ですがプレッセが例によって厳しめ、クーリエはかなり褒めていました。

本作品も、結局、3幕は事実上、現演出では、聴かせる歌は2曲しかなく、後はお芝居というスタイルなので、お芝居の仕上がりで、決まる感じがします。

それだけにRobert Meyerさんをペリカンに起用したのでしょう。「伯爵令嬢マリッア」のペニチェクと同じパターンです。ただ、Robert Meyerさんは、何を演じてもご本人のキャラが際立つので、善し悪しですが‥

しかし、愛すべきキャラクターであるのは言うまでもありません。


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