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January 15, 2017

番外編 “【猫の絵のCDブック】吾輩はピアノを聴く猫である”

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日本では日本海側や北海道に大寒波が襲来して、大変なことになっていますが、ヨーロッパも寒波襲来中。ウィーンに雪が降るのは珍しくありませんが、ギリシャで積雪というのは、びっくりしました。

さて、今日は番外編として、2016年12月に日本で発売された、ちょっと変わったクラシック音楽のCDをご紹介しましょう。

クラシックには、動物を題材とした楽曲があり、以前、フォルクスオーパーでもRobert MeyerさんがMCを務めて「Volksoper tierisch」(フォルクスオーパーの動物)というコンサートが上演されたシーズンがありました。

ただ、Feriの知る範囲では、猫にまつわるクラシックの曲というのは、意外と少ないような気がします。

今回、猫にまつわるクラシックの楽曲を集めた「【猫の絵のCDブック】吾輩はピアノを聴く猫である/あなたの猫と一緒に聴く画集」というユニークなCDが、カメラータ・トウキョウから発売されました。

同社は、オーストリアでレコーディング活動を積極的に進めているレコーディングプロデューサーでもある井阪 紘さんが社長を務める会社です。

Feriも友人の紹介で、何回かお目にかかったことがありますが、非常にエネルギッシュな方で、レコード(今はCDですが)制作にかける熱い想いを持っていらっしゃいます。

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今回のCDブックですが、猫をこよなく愛する3人のピアニスト(フジコ・ヘミングさん、高橋アキさん、岡田博美さん)が、猫にちなんだクラシック曲を演奏したアルバムです。

しかも、普通のCDではなく、「猫の絵本」が付いているのがポイント。絵を描いたのは、フジコ・ヘミングと、クロアチアの8人の画家だそうです。もちろん、日本で初めて出版される貴重な絵が大多数。

井坂さん自身がプロデュースに関わっているだけに、その「こだわり」は半端ではありません。

具体的には、収録曲は、猫のピアノ曲集のために、セッション・レコーディングで準備されたものが大多数で、収録期間は2002年から2016年までに渡っているとか。

井坂社長は、 “生演奏とレコードは別の芸術である”という「レコード芸術」という考え方を持っており、録音でなければ不可能な奏者の「最高の演奏」を届けることに情熱を燃やしています。

もちろん、この考え方に異論を持つ音楽ファンがいらっしゃるのも事実ですが、Feriは「ある種の見識である」と思っています。

そのため、3人のピアニストのベストを選曲するために、これだけの期間が必要だったと思われます。

なお、この作品には、3人のピアニスト以外にも、以下の方々が参加しています。

-マリア・グラツィア・ピッタヴィーニ(ソプラノ)
-ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン
 ハンス・グレッツアー(第1ヴァイオリン)
 ヤン・エッカルト(第2ヴァイオリン)
 ヴォルフガング・イェリネック(ヴィオラ)
 マリオ・ショット(コントラバス)
-ペーター・トッツァウアー(パーカッション)
-ゲリンデ・イェリネック(ソプラノ)
-スザンヌ・ラウブ(ソプラノ)
-ハリーナ・ピスコルスキー(ソプラノ)

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また、収録されている楽曲は、以下のとおりです。

-平吉毅州:踏まれた猫の逆襲
-フランソワ・クープラン:にゃんにゃん〜「クラヴサン曲集 第1巻 第2組曲」より
-フランソワ・クープラン:猫なで声〜「クラヴサン曲集 第1巻 第4組曲」より
-ドメニコ・スカルラッティ:猫のフーガ(ソナタ ト短調 K.30)
-フレデリック・ショパン:猫のワルツ(華麗なる円舞曲 Op.34-3)
-エイトル・ヴィラ=ロボス:厚紙の子猫〜「赤ちゃんの一族」第2組曲「小さい動物たち」より
-ダリウス・ミヨー:猫〜「家庭のミューズ」より Op.245-10
-アーロン・コープランド:猫とネズミ(滑稽なスケルツォ)
-渡辺俊幸:いたずら子猫
-エリック・サティ:陣とり遊び/ネズミの唄−猫のシャンソン〜「スポーツと気晴らし」/「潜水人形」より
-フィリップ・ファールバッハ1世:猫のワルツ Op.67(編曲:ペーター・トッツァウアー)
-助川敏弥:ちいさき いのちの ために

こう見ると、Feriが知らないだけで、意外と猫に関係する曲もあるのですね。ご存じの方も多いと思いますが、「踏まれた猫の逆襲」は、有名な「猫ふんじゃった」のメロディーを変奏させた作品です。

いずれも短い楽曲が多いので、気まぐれな猫も、ちゃんと聴いてくれることでしょう(笑)。

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ところで、井阪社長は、色々なご経験をしており、お話を聞いていると、時の経つのを忘れるほど。ご存じのように「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」の運営も行っています。

この音楽アカデミーには、軽井沢でご静養中の皇后陛下が、私的にいらっしゃることが多く、ブログではご紹介できない貴重なエピソードをうかがったこともあります。

余談になりますが、オーストリアにいるFeriの友人には愛猫家が結構います。そのうちのお一人は音楽家の方なので、二匹の愛猫は、本物の「吾輩はピアノを聴く猫である」ということになりますね。

後半にご紹介した2枚の写真は、音楽家の友人の愛猫です。

Feriは犬派なのですが、お宅にお伺いして猫の気まぐれな生活を見ていると、これもまた楽しいものがありますね。

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