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January 2017

January 31, 2017

バーデン2017夏劇場公演

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再選挙などもあって、結果的に1年近くを要してしまったオーストリアの新大統領選び。

1月26日、オーストリア国民議会で、アレキサンダー・バン・デア・ベレン新大統領の就任式が行われました。任期は6年です。

早いもので、2017年も今日で1月がお終い。1月最後の話題をお届けしましょう。

Steppkeさまからの情報提供まで見落としていましたが、バーデン夏劇場の公演概要が発表になりましたので、お伝えしましょう。

○オペレッタ
オペレッタはレハール作曲の「ロシアの皇太子(Der Zarewitsch)」とオッフェンバック作曲の「地獄のオルフェ(Orpheus in der Unterwelt)」が上演されることになりました。久しぶりに「珍品」ではなく、オーソドックスな演目ですね。

「ロシアの皇太子」は、7月14日がプレミアで、9月2日まで、都合14公演が上演されます。
指揮はOliver Ostermannさんで、主な出演者予定者は、以下のとおりです。
-Alexej, der Zarewitsch:Jevgenij Taruntsovさん
-Sonja:Maya Boogさん/Sieglinde Feldhoferさん
-Iwan, der Leiblakai:Thomas Malikさん
-Ministerpräsident / Oberhofmeister:Benjamin Plautzさん
-Lina:Gabriele Kridlさん
-Bordolo:Artur Ortensさん
-Der Zar, Großfürst:Gerhard Balluchさん
-Mascha:Melanie Schneiderさん
「ロシアの皇太子」も
フォルクスオーパーでは、しばらく上演されていないので、注目を集めそうです。ちなみにフォルクスオーパーでは、sonjaに中嶋彰子さんが起用されていました。

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January 29, 2017

訃報 Rudolf Biblさんがお亡くなりになりました

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先ほど、大変なニュースが入ってきましたので、臨時更新です。なお、30日の更新はお休みとさせて頂きます。

フォルクスオーパーを始め各地で活躍されていた「オペレッタ界の巨匠」、Rudolf Biblさんが1月27日に急死されました。

享年88歳だったようです。Rudolf Biblさんは最近までフォルクスオーパーで指揮をしており、最後は2017年1月1日の「Fledermaus」でした。フォルクスオーパーでの通算出演回数は45年間で、2273回だったそうです。

最近では、2016年の日本公演にも参加しており、見事な指揮ぶりをご覧になった方も多かったと思います。

Feriも、今まで何回もRudolf Biblさんの指揮を間近で観ていますが、自然体な指揮ぶりが印象に残っています。また、オーケストラとの信頼関係も伝わってきました。

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正直、Feriも、突然の訃報に接し、今は、心に穴が開いたような感じです。

Feriが、同氏が指揮した公演を観たのは、2016年9月12日の「Fledermaus」が最後になってしまいました。今回、お目にかけるのは、当日のカーテンコールに登場したRudolf Biblさんです。

また、フォルクスオーパーのホームページでも、同氏の紹介ページは、すでに最新のものに更新されており、Robert Meyerさんの追悼メッセージも掲載されています。

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フォルクスオーパー「Das Wunder der Heliane」(ヘリアーネの奇蹟)

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今日は、久しぶりに「オペラの話題」です。フォルクスオーパーで上演される作品でも、基本的にオペレッタ以外には余り関心が無いFeri。

2016/17シーズンで上演される興味深いオペラがコルンゴルト作曲の「Das Wunder der Heliane」(ヘリアーネの奇跡)です。

2017年1月28日にプレミアが行われましたが、Feriは観賞していません。という訳で、プレミアレポートではありませんが、友人の話などから、ちょっとだけ様子をお伝えしましょう。

本公演は、コンサート形式での上演なので、珍妙な演出や舞台装置でびっくり仰天‥ということはありません。公演数が3回と少ないのは、上演が大変な作品であるためだからでしょう。

Feriは、コルンゴルトの作品は「死の都」を何回か見ていますが、独特の世界観がある作曲家だという印象です。

「ヘリアーネの奇跡」もコルンゴルト節、全開の作品で、ファンにとっては聞き逃せない公演と言えるでしょう。3幕のオペラですが、合唱が入る前奏が特徴的です。

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聴きどころは、2幕のヘリアーネのアリアですが、クライマックスはオーケストラの演奏がポイントになっています。

指揮はJac van Steenさん。主なキャストは、以下のとおりです。

-Heliane:Annemarie Kremerさん

-Der Herrscher:Martin Winklerさん

-Der Fremde:Daniel Kirchさん

-Die Botin:Martina Mikelićさん

-Der Pförtner:Andreas Mitschkeさん

-Der Schwertrichter:Mehrzad Montazeriさん
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-Der junge Mensch:Szabolcs Bricknerさん

-Erster Richter:Karl-Michael Ebnerさん

-Zweiter Richter:Ben Connorさん

-Dritter Richter :Daniel Ohlenschlägerさん

-Vierter Richter:Christian Drescherさん

-Fünfter Richter:Michael Havlicekさん

-Sechster Richter:Yasushi Hiranoさん

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January 28, 2017

U1延長区間を試運転列車が走行

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今日は「ウィーン地下鉄U1延長区間の話題」をお伝えしましょう。

現在、2017年9月2日の開業を目指して急ピッチで工事が進められているU1の延長区間Reumannplatz-Oberlaa間に、1月16日、はじめて試運転列車が走りました。

当日はJörg Leichtfried運輸大臣をはじめ、ウィーン市やWiener Linien幹部などが参加して、華々しい試運転となったようです。

ただ、設備が完全に完成していないため、営業用地下鉄車両の自力走行ではなく、編成の前後に機関車を連結しての運転でした。これは、非常に珍しいので、鉄道ファンにとっては気になる試運転だったことでしょう。

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すでに何回かご紹介していますが、延長区間の距離は4.9kで、2012年から工事が始まりました。

この区間には、Troststraße、Altes Landgut、Alaudagasse、Neulaa、Oberlaaの5駅が開設されます。また、この区間が完成するとU1は総延長19kmとなり、Wiener Linienの地下鉄では最も長い路線となります。

開業後、ウィーンの中心部のStephansplatz-Oberlaa間は、15分で結ばれるようになります。

この周辺は、開発が進み多くの住宅が建っていますが、路面電車やバスでReumannplatzまで出て、U1の乗り換える必要がありました。

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January 27, 2017

進化が止まらないCityBike

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今日はウィーン市内で利用できる無料自転車「CityBikeの話題」をお伝えしましょう。

先日、このブログでもお伝えしたように、現在、ウィーン市ではCityBikeを「市内交通の一角」と位置づけており、積極的な展開を行っています。

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まず、自転車をレンタル(返却も含む)できるステーションを大幅に増やしています。

従来は、地下鉄やS Bahnの駅に隣接してステーションが設けられているケースが一般的だったのですが、最近では路面電車が複数発着する場所などにもステーションが新設されるようになりました。

現在のステーション数は120箇所以上だそうで、今後も増設が計画されているようです。

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当たり前ですが、ステーションが増えれば、それだけレンタルが楽にできるようになる訳で、利用者の増加が期待できるという訳です。

そして、もう一つは、市内交通との連携強化です。「Infocenter U2/U5」の展示で、路面電車やバスとの連携が紹介されていましたが、すでに具体的な動きが出ています。

まず、液晶ディスプレイを増設した路面電車ULFでは、CityBikeのステーションがある停留所に近づくと「CityBike」のピクトグラムが表示され、ステーションの存在を乗客にアピールしています。

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ただ、ULFの液晶ディスプレイ(INFOSCREEN)は、後から取り付けた関係で、1面のものです。

そのため、停留所の案内をはじめとする情報は画面の下に表示されるようになっています。上部にはニュースや天気予報などのサービス情報が表示されています。

更に最近では、各ステーションの空車状況が具体的に数字で表示されるようになりました。

それに対して、Wiener Linienが導入した新型連節バスType Citaro NG 265 MBには2面の大型液晶ディスプレイ(INFOSCREEN)が装備されており、左右で表示内容を変えることが可能です。

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January 26, 2017

謎のピクトグラムシリーズ 携帯電話禁止の謎

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最初にウィーンで未然に阻止されたテロ関連の情報から。

まず、その後の内務相の記者会見で「容疑者はイスラム過激派テロ組織ISを支持し、関係を持っていた」と発表されました。また、年齢は当初、18歳と発表されましたが、17歳に訂正されています。

さらに一方、ドイツでは、ウィーンのテロ計画事件と関連して21歳の容疑者が拘束されたそうです。ただ、ドイツの容疑者宅からは爆発物に関連するものは押収されなかったようです。

一方、ウィーンでは拘束された容疑者の共犯として、マケドニア系の少年が、警察の尋問を受けたというニュースも入ってきました。

いずれも10代の青年であるところが、正直、驚きです。これもインターネット時代の影響なのでしょうか。

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今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。

最近、日本では「ポケモンGO」などスマートフォンを使ったゲームが普及により、駅などの公共施設や道路などで事故の発生が増えているという話を耳にします。

ウィーンでも、スマートフォンを操作しながら歩いている人を、多く見かけるようになりました。街を歩いている時、どうも歩き方が妙だな‥と思うことがあるのですが、大抵、スマートフォンを操作しながら歩いています。

別に見る気はなかったのですが、先日、路面電車で隣に座った人の画面が目に入ったら「ポケモンGO」でした。いずこも同じですね‥

さて、今日、ご紹介するピクトグラムは某所のエスカレーターで見かけたおなじみの「推奨シリーズ」+「禁止シリーズ」です。

上から「子供さんとは手をつないで乗りましょう」、「ペット(犬)は抱えて乗りましょう」、「手すりにつかまりましょう」となっています。

2段目の「ペットは抱えて乗りましょう」は、こちららしいピクトグラムですね。Feriも、今まで余り見かけたことはありません。

そして、禁止シリーズですが、上から「ベビーカー禁止」、「携帯電話禁止」、「キックスケーター禁止」であることは、すぐにわかります。

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January 25, 2017

真冬の写真撮影は大変です

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ウィーンは連日寒い日が続いていますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今日は「写真撮影の話題」をお届けしましょう。

Feriがお借りしている5区のアパート近くに、ドレスを扱うブティックがあります。各種パーティや結婚式などで使うと思われるきれいなドレスが店頭に並んでいます。

まぁ、Feriには全く関係の無いお店なので、いつもは、前を通り過ぎるだけですが‥

ところが、以前、真冬にスーパーマーケットへの買い出しに行くため、このお店の前を通りかかった際、ドレス姿の女性が歩道上でポーズをとっている姿に遭遇しました。

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さすがに、普通の皆さまは厚いコートをお召しになっているような季節なので、薄いドレス姿で表に立っているのは、目立ちます。当然、道行く人たちも、振り返ってみていました。Feriも、その1人だった訳ですが(笑)。

Feriが立ち止まって見ていると、カメラマンが、ドレス姿の女性を撮影していました。ブティックのコマーシャル写真撮影なのか、それとも個人的に試着しての写真撮影なのか、Feriには知る由はありません。

ただ、寒い時期に面で撮影しているところを見ると、コマーシャル写真の撮影ではないかと思います。

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January 24, 2017

深夜はご遠慮ください ガラス瓶の投棄

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最初に気になるニュースをご紹介しましょう。

1月20日の夕方、18歳のアルバニア出身のオーストリア人が、地下鉄で爆発テロを実施する計画をしていた容疑で、特殊部隊コブラによって逮捕されたというニュースが入ってきました。

内務省の発表によると「テロ計画は履行される寸前だった」とのこと‥ これを受けて、21日から市内各所、主にソフトーターゲットに対する警備が強化されています。

今回のテロ計画の背景については、操作中なので、はっきりしていませんが、アメリカのトランプ大統領就任に合わせて計画されていた可能性もあるそうです。

いずれにしても、テロが実行前に阻止されて良かったと思います。写真は、緊急記者会見を行った内務大臣です。

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さて、今日は「ゴミの話題」をお伝えしましょう。

このブログでも、たびたびご紹介しているようにウィーンのゴミ処理システムは、ヨーロッパの他国から参考にされるほど、よく整備されています。

まず、アパートを含む一般家庭から出るゴミは、「燃やせるゴミ」と「再生できる紙」については、各戸から回収しています。

それに対して、ペットボトル類、缶類、ガラス瓶類については、街角に大型ゴミ箱が設置されており、これを利用する仕組みになっています。

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自宅にペットボトル類や缶、ガラス瓶などが貯まってきたら、自分の好きなタイミングで処理できるので、非常に効率的です。

ペットボトルと缶類については、大型ゴミ箱に廃棄する際、音はほとんど出ませんが、瓶類については、入れたとたんに割れてしまうことが多いので、結構、大きな音がします。

しかも投入口にゴムのフタが着いており、勢いよく入れる必要があるので、割れない方が珍しいような気がします。

回りに住宅が少ない場所の場合は良いのですが、住宅地の場合、騒音源になる可能性がありますね。特に古い石造りの家が並んでいるエリアでは、音が家に反響して、余計に大きな音になるケースもあるようです。

先日、アパート近くのゴミ集積ステーションに瓶を捨てに言ったところ、瓶類のゴミ箱に写真のようなステッカーが貼ってありました。

MA48の作業員が耳を塞いでいるイラストが描かれており、「PSSST! KEINE EINWÜRFE VON 22.00 BIS 6.00 UHR.」という文字が‥

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January 23, 2017

母の誕生日の寄せて(下)

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昨日に続き「プライベートな話題」にお付き合い頂き、恐縮です。

オーストリア旅行の翌年、1999年1月、偶然、地元のコンサートホールにフォルクスオーパー管弦楽団が来場し、ニューイヤーコンサートを開催されました。

地元のコンサートホールにフォルクスオーパー管弦楽団が来たのは、今のところ、この1回だけなのですが、これも何かの縁を感じます。当然、母と連れだって聴きに行きました。

1998年の旅行で、母が食生活や長距離のフライトも含めて、ヨーロッパ旅行に対応できそうなことがわかったことから、2000年のお正月、再びウィーンへ連れていくことにしました。

この時は、フォルクスオーパーだけでなく、国立歌劇場での観劇も組み込みました。

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というのは1999年2月、Feri単独でウィーンへ行った際、始めて国立歌劇場でオペラを観たことから、ある程度、様子を把握することができたからです。

ただ、国立歌劇場の演目から選んだのは、すでにFeri自身がはまり始めていたオペレッタ。「Die Lustige Witewe」でしたが‥

2000年1月の訪問では、フォルクスオーパーにも出かけて「こうもり」と「魔笛」を観ました。この時、ウィーンで始めてオペラを鑑賞した訳です。

母とのウィーン行きを左右したのは、2001年のウィーン国立歌劇場来日公演です。

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この時、どの演目を観るか、迷ったのですが、母も名前を知っているトーマス・ハンプソンさんが出演すると言うことで「Linda di Chamounix」を選びました。

ご存じのように、この時、タイトルロールのリンダに起用されたのは、かのエディタ・グルベローヴァさん。本公演は、正に「滝に打たれたような衝撃」を受けました。

世の中に、このように素晴らしいソプラノ歌手が存在するのか‥というのが、母とFeriの共通認識。特に「狂乱の場」の凄まじかったこと‥

お恥ずかしい話ですが、それまで、エディタ・グルベローヴァさんの存在を知らなかったのですよ‥

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January 22, 2017

母の誕生日の寄せて(上)

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このブログでは、Feriの素性がわからないように「プライベートは話題」は、あまり取り上げないことにしているのですが、今回は例外です(笑)。

1月22日は、「母の誕生日」です。すでに90歳を過ぎていますが、基本的には自分一人で生活できるので、ある意味、Feriとしても安心。だからウィーンと日本の二重生活を送ることができる訳です。

さて、今から、20年ほど前に父親が急死し、諸般の都合からFeriが母親と一緒に住むことになりました。

同居に際して、兄一家が住む某市へ引っ越したのですが、母は、転居後、半年ほどで各種のサークルに参加するし、友人を作ったようです。女性の社会適応性には頭が下がります。

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父が亡くなり1年が経ち、転居後の生活も落ち着いたので気分転換のため、母をオーストリア旅行へ連れて行くことを決めました。

当時、Feriは、日本国内の出張が非常に多い仕事についていた関係で航空会社のマイレージが大量に貯まっていたので、母にとって初めての長距離フライトであることを考慮し、ビジネスクラスの特典航空券を利用しました。

母に70歳を越えて、始めてパスポートを取得させ、父の命日を挟んで、1998年のクリスマスの時期、ウィーンとザルツブルクを回る計画を立てました。

ただ、初めての海外旅行なので、母親が、どの程度、対応可能なのかが読めず、スケジュールが自由になる個人旅行として、状況に合わせて予定を柔軟に変更できるようにしました。

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両親は、オペラを含むクラシック音楽に親しんでいたので、当然、現地でもクラシック音楽を楽しめるように考えました。

しかし、お恥ずかしい話、当時、Feriは、現地でオペラはもとよりオペレッタすら観たことがありませんでした。

Feriは、クラシック音楽は好きでしたが、当時、友人の影響もあり、管弦楽や室内楽を中心に聞いていました。

母のオーストリア旅行は、最初で最後になる可能性があるので、普通に考えれば国立歌劇場に連れて行くのがベストの選択なのは言うまでもありません。

しかし、Feri自身、国立歌劇場の状況がつかめていなかったため、敷居が高く(と勝手に思い込んでいた訳ですが‥)、かと言って、お手軽コンサートだけでは、ちょっと残念。

次善の策として選んだのがフォルクスオーパーでした。たまたま公演スケジュールで、Feriも楽曲の一部を知っている「Die Lustige Witewe(メリーウィドウ)」があったことも影響しています。

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January 21, 2017

謎のテーマパーク“Miniatur Tirolerland”

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今日は「ウィーンに新しくオープンしたテーマパークの話題」をお伝えしましょう。

ただ、最初にお断りしておかなくてはならないのは、実はFeriは、ここを、まだ訪問していません。実際に見聞していない状態でご紹介するのは、心苦しいのですが、まずは「速報」ということでご容赦ください。

昨年末、アパート近くを歩いている時、写真のようなポスターを見つけました(なお、その後、U4の駅にもサイズの大きいポスターが張り出されていました)。「Miniatur Tirolerland」という新しいインドアのテーマパークです。

ちなみに「謎の」という言葉をつけた理由は、このポスターがちょっと‥あまりセンスが感じられなかったものですから‥

このブログでも、何回かご紹介しましたが、ウィーンではドイツ・ハンブルクにある世界的にも有名なミニチュアワンダーランド(Miniatur Wunderland Hamburg GmbH)をモデルにウィーンでも「World of Rails」という施設の建設が計画されました。

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「World of Rails」は、当初、プラーターに建設される予定でしたが、それがWestbahnhofに予定地が代わり、最終的に計画は立ち消えになってしまいました(出資を募る立派なホームページも、知らないうちに消えていました‥)。

2016年12月にオープンした「Miniatur Tirolerland」は、規模は小さいものの、HOスケール(1/87)のジオラマです。

ただ、「World of Rails」や「ミニチュアワンダーランド」と異なり、主催者を中心にボランティアスタッフによって運営されています。

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ミニチュアワンダーランドが約270名にお従業員を抱えていることを考えると、スタッフの数が少ないことに驚かされます。恐らくスタッフの陣容を考慮して、ターゲット「Tirol」に絞ったのでしょう。

また、施設を開設した建物の補修工事から、ボランティアスタッフが行っている点も特長です。

場所はナッシュマルクトに近い5区のFranzensgasse 18で、最寄り駅はU4のKettenbrückengasseです。

Feriのアパートから目と鼻の先にあり、Feri好みの施設であるにもかかわらず、訪問せずに紹介するのは不謹慎極まりないですね(笑)。

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January 20, 2017

こんな使い方もあります

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皆さんは、オーストリアに夏季オリンピックで、二大会連続で金メダルを獲得した選手がいるのをご存じでしょうか。

種目は日本と馴染みが深い柔道。ペーター・ザイゼンバッハー(Peter Seisenbacher)という方です。1984年のロサンゼルス大会、1988年のソウル大会の86kg級で金メダルを獲得しました。当たり前ですが、こちらではスポーツ界の英雄として、国民の注目を集めました。

その後、オーストリアで柔道の普及に力を入れたのは良かったのですが、最近、少女に対する性的虐待容疑で、裁判沙汰になっています。本人が裁判に出廷せず、国外逃亡をしているため、国際指名手配になっているという話を耳にしました。大変残念な話です。

さて、今日は「荷物運搬用自転車の話題」をお届けしましょう。

先日、友人から、日本の長崎県島原市で特殊三輪自転車を専門に開発・製造している中村林業という中小企業がテレビで紹介され、“Feriさんが、時々、取り上げるタイプのものも開発しているようだよ”という連絡をもらいました。

日本でも、最近は都市部を中心に小回りがきく、自転車タイプの荷物運搬車の需要が高まっている証なのかもしれません。

しかし、長崎県の小さな企業が独自開発している商品が、「日本のトップシェアを誇る」というのは、ちょっと驚きました。正に中小企業場バンザイといったところです。

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オーストリアでも、恐らく比較的規模が小さい会社が独自に開発・製造しているような気がしますが、自転車利用が見直されている今日、需要は高まっているような気がします。

こちらでは、荷台の付いた三輪自転車は、二輪の荷台が前にあり、それを後ろから一輪の動力で押す形が一般的です。これの方が、安全性が高いようです。

ただ、中村輪業の商品を見ると、こちらとは逆に後部に二輪の荷台があるタイプのオーダーが多いようです。

さて、本題ですが、通常、荷台には宅配の荷物を入れるのが一般的ですが、時々、変わったものが載っていることがあります。

今日、お目にかけるのは、写真をご覧になれば、説明は不要でしょう。ちゃっかり愛犬が乗っています。

愛犬専用なのか、それともいつもは荷物用として使っているものを、この時だけ、愛犬用に転用したのかは、飼い主さんに確かめないとわかりませんが‥

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January 19, 2017

ÖBB高速新線建設中

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今日は「鉄道の話題」をお伝えしましょう。

ÖBBの長距離優等列車は、昨年12月のダイヤ改正で、RailJet中心になりましたが、基本的に従来の路線を使用しているため、所要時間はあまり短縮されていません。

現在、ヨーロッパの各国では、最高速度250km/h程度の運転が一般的になっていますが、ÖBBの場合、比較的平坦な西鉄道(Wien-Salzburg間)でも、在来線の最高速度は200km/hに留まっています。

RailJetの車両は、最高速度230km/h対応になっているので、車両の性能を最大限、活用しているとは言えない訳です。

鉄道利用者を増やすためには、運賃の低価格化もありますが、やはり所要時間の短縮がポイントになるのは、皆さまもご存じのとおりです。

そこで、西鉄道(Westbahn)では、200km/h以上の運転を目指して、部分的に新線の建設を進めています。

Wien-St. Pölten Hbf間については、Hauptbahnhof開業に合わせて新線(Strecke 30)が建設されましたが、それと同じ発想です。

建設が進められているのは、以下の三区間で、既に開通している区間もあります。

-Knoten Rohr – Ybbs an der Donau間
-Ybbs an der Donau – Amstetten間
-Amstetten – Linz Kleinmünchen間

今日、お目にかける写真は高速道路A-1沿いに建設されている区間です。

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January 18, 2017

自動車事故を目撃しました

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今日は「自動車事故の話題」をお伝えしましょう。

幸い、Feriは今までオーストリアでは、車両が大破するような自動車事故を起こしたことはありません。

タイヤのホイールを擦る、フェンダーミラーを破損する、タイヤがパンクするといった些細な事故は経験していますが‥ただ、人身事故ではありませんが、日本国内では‥以下、自粛‥。

以前、所用があって旧市街のKärntner Straßeに向かっていた時のことです。国立歌劇場からKärntner Straßeへ入るところにある有名な交差点にさしかかったところ、大型バスが交差点内に停車している姿が見えました。

しかも歩行者用の信号は青‥正直、“横断歩道を渡る人が多いのに迷惑だなぁ”と思って近づくと、何と大型バスの手前にタクシーも止まっているではありませんか。

最初は、車両用信号が青のうちに通過できず、単純に停車しているだけだと思ったのですが、近づいて見ると、両者が接触していることがわかりました。

どうも、大型バスが内側にいるタクシーに気づかず、交差点を曲がって側面から衝突したようです。

すでに警察官も到着しており、自己処理に当たっていました。写真でタクシーの手前に移っている白服の人物がタクシーのドライバーさんです。

近づいて写真を撮るのはまずいので、写真はありませんが、証拠確保のためか、このドライバーさん、ご自身のスマートフォンで事故の様子を写真撮影していました。

さすがにプロのドライバー、しっかりしています。ちなみにFeriなどは、慌ててしまった、そんな余裕はないと思います。

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January 17, 2017

謎のピクトグラムシリーズ 左回りでお願いします

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1月17日は、阪神・淡路大震災が発生した日ですが、その後、より広範囲に被害を及ぼした東日本大震災が発生したため、Feriも記憶が薄れてしまったような気がします。

当時、Feriは出張の多い会社に所属しており、当日、東京から四国・高松への移動途中でした。羽田空港で、震災の第一報を知り、関西地区にいる友人や取引先の方々を心配しながら、四国へ向かった記憶があります。

さて、今日は「謎のピクトグラムシリーズ」ですが、ちょっと変わった場所のピクトグラムです。

皆さまご存じのように、ウィーン市庁舎前の架設スケートリンクは、クリスマスが一段落した、年明けの1月から始まります。

しかし、今シーズンは「掟破り」で、クリスマス市に登場させたため、前半は2016年11月11日から2017年1月18日まで営業しています。

その後、本来の市庁舎前広場にリンクを広げて、2017年1月24日から「Wiener Eistraum 2017」として、本格営業を開始します。

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リンクが広がる分、料金も高くなりますが‥

さて、アドベントの時期に開設された周回コースにはローターが設置されているのですが、そこにデカデカと掲出されていたのが、写真のピクトグラム。

自動車の場合、基本的に通行方向が決まっていますから、あまり大きなトラブルはありませんが、スケートリンクの場合、気をつけないと、自分勝手に回る人が出てきて、事故が発生する可能性があります。

そこで、「左回り」を徹底するためのピクトグラムを掲出することになったのでしょう。

とくに、このローターリーは4方向から合流するため、スケーターが数多く集まる場所。それだけに接触事故発生の危険性が高いと思われます。

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January 16, 2017

Tischtennis Centerをちょっと拝見

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今日は「スポーツの話題」をお伝えしましょう。

オーストリアのスポーツと言うとスキーに代表されるウィンタースポーツや、ヨーロッパでは一般的なサッカーを思い浮かべると思います。

しかし、意外に根強い人気があるのが「Tischtennis(卓球)」です。

オーストリアには、約600のクラブがあり、30000名の男女選手が所属しているそうです。その頂点が、Tischtennis-bundesliga。現在、8月にオープニングの試合が行われ、その後、9月から翌年5月までリーグ戦が、各地で行われます。

最近では、中国から帰化した選手も増えているようで、Feriは、複雑な心境ですが、ヨーロッパでは実力のあるチームも多いようです。

日本でも卓球は一般的なスポーツとして定着していますが、本格的な国内リーグがあり、テレビで中継されるなど、オーストリアでは人気のあるスポーツの一つ。

その理由は、詳しくは知りませんが、厳しい冬があるオーストリアの場合、アウトドアで行うスポーツは、ウィンタースポーツ以外は、試合の実施に制限があることが影響しているような気がします。

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Tischtennis(卓球)やHandball(ハンドボール)は、基本的に体育館の中で試合を行うことができるので、天候に左右されません。

また、冬期は観客も寒い思いをしないで済むというメリットがあると思います。そのため、インドアのスポーツが一定の人気を得ているのではないでしょうか。違っていたら、申し訳ございません。

このように人気があるスポーツなので、以前にもご紹介したように、ウィーン市内にも「Tischtennis Center(卓球場)」が存在します。複数の競技施設と併設になっているところもありますが、専業のところも‥

その中でも有名なのは、8区にある「Tischtennis Center Langegasse」。42系統・43系統と5系統・33系統が交差するLandesgerichtsstraßeの停留所近くにあります。

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January 15, 2017

番外編 “【猫の絵のCDブック】吾輩はピアノを聴く猫である”

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日本では日本海側や北海道に大寒波が襲来して、大変なことになっていますが、ヨーロッパも寒波襲来中。ウィーンに雪が降るのは珍しくありませんが、ギリシャで積雪というのは、びっくりしました。

さて、今日は番外編として、2016年12月に日本で発売された、ちょっと変わったクラシック音楽のCDをご紹介しましょう。

クラシックには、動物を題材とした楽曲があり、以前、フォルクスオーパーでもRobert MeyerさんがMCを務めて「Volksoper tierisch」(フォルクスオーパーの動物)というコンサートが上演されたシーズンがありました。

ただ、Feriの知る範囲では、猫にまつわるクラシックの曲というのは、意外と少ないような気がします。

今回、猫にまつわるクラシックの楽曲を集めた「【猫の絵のCDブック】吾輩はピアノを聴く猫である/あなたの猫と一緒に聴く画集」というユニークなCDが、カメラータ・トウキョウから発売されました。

同社は、オーストリアでレコーディング活動を積極的に進めているレコーディングプロデューサーでもある井阪 紘さんが社長を務める会社です。

Feriも友人の紹介で、何回かお目にかかったことがありますが、非常にエネルギッシュな方で、レコード(今はCDですが)制作にかける熱い想いを持っていらっしゃいます。

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今回のCDブックですが、猫をこよなく愛する3人のピアニスト(フジコ・ヘミングさん、高橋アキさん、岡田博美さん)が、猫にちなんだクラシック曲を演奏したアルバムです。

しかも、普通のCDではなく、「猫の絵本」が付いているのがポイント。絵を描いたのは、フジコ・ヘミングと、クロアチアの8人の画家だそうです。もちろん、日本で初めて出版される貴重な絵が大多数。

井坂さん自身がプロデュースに関わっているだけに、その「こだわり」は半端ではありません。

具体的には、収録曲は、猫のピアノ曲集のために、セッション・レコーディングで準備されたものが大多数で、収録期間は2002年から2016年までに渡っているとか。

井坂社長は、 “生演奏とレコードは別の芸術である”という「レコード芸術」という考え方を持っており、録音でなければ不可能な奏者の「最高の演奏」を届けることに情熱を燃やしています。

もちろん、この考え方に異論を持つ音楽ファンがいらっしゃるのも事実ですが、Feriは「ある種の見識である」と思っています。

そのため、3人のピアニストのベストを選曲するために、これだけの期間が必要だったと思われます。

なお、この作品には、3人のピアニスト以外にも、以下の方々が参加しています。

-マリア・グラツィア・ピッタヴィーニ(ソプラノ)
-ウィーン・ビーダーマイヤー・ゾリステン
 ハンス・グレッツアー(第1ヴァイオリン)
 ヤン・エッカルト(第2ヴァイオリン)
 ヴォルフガング・イェリネック(ヴィオラ)
 マリオ・ショット(コントラバス)
-ペーター・トッツァウアー(パーカッション)
-ゲリンデ・イェリネック(ソプラノ)
-スザンヌ・ラウブ(ソプラノ)
-ハリーナ・ピスコルスキー(ソプラノ)

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January 14, 2017

まもなく完成 19区の高級アパート

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今日は定点観測でお伝えしている「19区の高級アパート続報」です。

別にプロジェクトを推進している会社から、何ももらっていません。まぁ、Feriの「散歩コースの一つ」になっているためなのですが‥

BUWOG groupが19区に建設を進めている、高級アパート「Pfarrwiesengasse 23」は、2017年春に竣工が予定されています。

前回、2016年10月、このブログでお伝えした際は、9階建ての高層棟(Apartment)の躯体がほぼ完成したところでした。

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2016年12月中旬の段階で、写真をご覧になるとわかるように、建設現場のシンボルである大型クレーンの姿が見えなくなりました。

高層棟については、足場は付いているものの、本体は完成しているようです。

内部の工事については、外からはうかがい知ることはできませんが、窓ガラスが入っているところから、恐らく設備や内装工事に入っているものと思われます。

こちらでは、設置が義務づけられている煙突も屋上に見えるようになりました。

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当たり前ですが、建設工事は「冬期が鬼門」です。極端に気温が低くなると、コンクリートの強度が確保できなくなる可能性があるため、特殊な工法を用いるそうです。

そのため、本格的な冬を迎える前に、建物本体の工事を完了させたかったのでしょう。

内装工事に写ってしまえば、厳寒になっても、工事を継続することができます。

また、10月の時点では、まだ建設途中だった2階建てもしくは3階建てのスクエアタイプのTown Hause(7戸)についても躯体が完成し、Strauß-Lanner-Parkから外観が見えるようになりました。こちらも、恐らく設備や内装工事に入っているものと思われます。

アパートの公式パンフレット(ホームページからダウンロードできますが)を見ると、かなり充実した設備になっているので、内装工事も、それなりの時間がかかりそうです。

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January 13, 2017

レールが欠けてしまいました

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今日は、路面電車の「軌道の話題」をお伝えしましょう。

このブログでもたびたびお伝えしているようにウィーンの路面電車は、原則として軌道敷き内は一般自動車の通行は禁止されています。

とは言っても、自動車が曲がる際に軌道敷きを横断する場合も多く、軌道にゴミが入ることも多々あります。そのため、ゴミが詰まった場合などは、水を吹き付けて洗浄する作業が行われています。

2枚目の写真は、線路内のゴミを自動車に搭載した高圧洗浄機を使って、撤去している場面です。こちらは線路の管理なので、Wiener Linienが担当しています。

このほか、路線が多いため、ポイントが多数設置されていますが、このポイントが自動転換しなくなるトラブルは比較的よく発生しています。

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これもゴミが関係しているようですが、この場合、暫定的に乗務員が下車して、専用の工具を使い手動でポイントを転換しています。

しかし、最もやっかいなトラブルは、線路自体に問題がある場合です。

ご存じのように、路面電車の場合、通常の鉄道と異なり、線路の上に敷石やコンクリートプレートが埋め込まれている関係で、これらを一時撤去しないと、線路本体の保守はできません。

そのため、問題を発見しても、作業は路面電車の運行が終了した夜間に行われるのが一般的なようです。

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January 12, 2017

工事現場の「イイネ」

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今日は「建設工事現場の話題」をお伝えしましょう。

日本も同じですが、建設工事現場では、労災事故防止のため、各種の注意書きが掲出されているのが一般的です。

また、万が一、事故が発生した場合に対処するため、保険加入の表示がなされている場合もあります。

注意書きが多いという観点では、ある意味、「工事現場はピクトグラムの宝庫」の一つと言えるかも知れません。

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実際、工事現場のフェンスや仮囲いには、様々なピクトグラムが掲出されています。

工事現場ならではのものとしては、「イヤーマフ装着」「安全眼鏡装着」「安全靴着用」「手袋着用」「作業着着用」「ヘルメット着用」「高所作業では安全帯着用」などがありますね。

工事現場には危険が一杯なので、「躓き注意」「転倒注意」「感電注意」「頭上注意」「火気注意」などもあります。

さて、先日、日曜日のミサの帰りに、アパート近くの建設工事現場前を通りかかった際、興味深い表示を見かけました。

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日曜日なので、工事は行われていないので、ゆっくりと見学することができました(笑)。

今回はピクトグラムではなく、より具体的な注意事項です。

最初にお目にかけるのは、「安全な作業」と「危険な作業」をイラストで対比させた表示です。Facebookでおなじみに「イイネマーク」(Like、Richtig)と「ひどいねマーク」(Dislike、Falsch)が付いている点です。

若い作業員さんの注意を引こうと考えたのだと思いますが、なかなかよく考えられています。

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January 11, 2017

「ソース焼きそば」が食べたい!

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今日は「ウィーンのキッチンから」をお届けしましょう。といっても「B級グルメ」のお話です(笑)。

以前、ウィーンに住む友人とホイリゲで話をしているときに、“無性にソース焼きそばが食べたくなることがありませんか?”という話になりました。

このブログでも、何度も取り上げているように、今、ウィーンは空前の「焼きそばブーム」。

焼きそば専門の屋台や小型店舗が多数生まれているだけでなく、ブルストやケバブの屋台でも焼きそばを併売するところが、急速に増えています。

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店によって味は若干異なりますが、中国系の人が広めたため、味は、醤油ベースの「中華風」です。もちろん日本人が食べても、出来たては美味しく感じられます。

お値段もトッピングがなければ3Euro程度ですから、軽食として最適かもしれません。

街中でも、美味しそうに食べているオーストリアの方を沢山見かけるようになりました。

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ただ、日本人にとって「焼きそば」というと中華風よりも、日本独自の進化を遂げた「ソース焼きそば」を連想される方も多いのではないでしょうか。

Feriも、ソース焼きそばは大好きです(笑)。オーストリアでは、基本的に日本で一般的な中濃ソースや豚カツソース、お好み焼きソースに該当する調味料を使う習慣がないので、こちらで生活していると「ソースの味」に懐かしさを覚える‥という訳です。

麺に関しては中華麺ですから、比較的簡単に手に入ります。もちろん、「日本のソース」についても、日本の食材を扱っているスーパーマーケットに行けば、入手可能です。もちろん、お値段は高いですが‥

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January 10, 2017

街中のゴミ箱雑感

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今日は「街中のゴミ箱にまつわる話題」をお届けしましょう。

最近、日本では大都市で公共ゴミ箱が激減しているという話を耳にしたことがあります。

確かに、言われてみれば鉄道駅の構内などにはゴミ箱はありますが、ウィーンのように街中でゴミ箱を見かけるケースは少なくなっているように思います。

一時期、テロ対策の名目でゴミ箱が撤去されたことがありましたが、ウィーンでは、そのような話は聞いたことがありません。

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今回ご紹介する写真のように、路面電車の停留所やバス停などには、必ず小振りなゴミ箱が設置されています。

日本の場合、最近、家庭ゴミを公共のゴミ箱に捨てる人がいるらしく、ゴミ箱を設置している自治体や企業が、ゴミ箱を撤去することで自己防衛しているという説もあります。

いずれにしても日本では、「街中のゴミ箱」が激減しているのは、事実のようです。

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そこで、ふと考えたのが、オーストリアと日本では、根本的に考え方の違いがあるのではないか‥という点です。

ウィーンでは、ご存じのようにMA48という市のセクションがゴミの回収や処理を担当しています。

このブログでも、たびたびご紹介していますが、MA48の活動範囲は多岐にわたり、家庭や企業から出るゴミの回収と処理、今回のテーマである街中のゴミ箱からのゴミ回収、道路の清掃、冬期の除雪作業(ただし公共道路や広場など)も担っています。

また、街中を見ていると、比較的小さい公共ゴミ箱が、ゴミであふれている光景は、余り見かけません。つまり、かなり頻繁にゴミの回収を行っているという訳です。

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January 09, 2017

急病人発生 その時、路面電車は‥

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1月8日、ウィーンは、2017年初の雪に見舞われました。

さて、今日は「急病人の搬送にまつわる話題」をお届けしましょう。

以前、このブログでもご紹介したことがありますが、ウィーンの場合、原則、路面電車の軌道敷きは自動車の通行が禁止されています。

ただ、フォルクスオーパーに近いWähringer Straßeのように道幅が狭く、軌道敷き内に入らないと自動車の通行ができない場合は別ですが‥

ただし、緊急自動車(現場へ向かうパトロールカーや救急車など)は例外で、軌道敷き内に入って猛スピードで現場へ急行します。

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もちろん、路面電車が走っている訳ですから、移動中に路面電車と鉢合わせした場合は、緊急自動車が進路を変えて一般の車線に入ります。その後、再び、軌道敷き内に入るというパターンのようです。

昨年のアドベントに市庁舎前のクリスマス市に写真撮影に出かけた際、急病人が発生したようで、突然、救急車がやって来ました。

やはり外回りの軌道敷き内を走ってきました。その後、市庁舎前広場に入るかと思っていたら、何と市庁舎前の停留所に停車。後部ドアを開けて、救護員が要救助者を収容しに向かっていきました。

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January 08, 2017

教会のミサに参列して‥

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「三聖王の日」が過ぎて、ウィーンも「冬本番」となりました。

郊外にする友人から、自宅周辺は雪が積もっているという連絡も入りました。クリスマスが終わると電飾も姿を消すので、寒々しい感じになるのはやむを得ないところです。

もちろん、劇場や美術館の中は暖かいので、芸術鑑賞には最適の時期と言えますが‥

さて、今日は「教会のミサ」にまつわるお話をお届けしましょう。

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Feriの両親と兄はプロテスタントの信者で、洗礼を受けています。

Feriは、幼児洗礼までは受けていますが、父の“自分で判断できるようになってから、自分の意思で決めなさい”という意向を受けて、そのまま成人してしまいました。

所属している教会の場所が自宅から離れていたこともあり、何となく疎遠になってしまいました。

その後、オーストリアへ頻繁に来るようになって、カトリックの教会へ顔を出すようになりました。

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洗礼を受けた正式な信者ではありませんが、カトリックの場合、「来るものは拒まず、去る者は追わず」といったスタンスで迎えてくれるため、ある意味、一見さんもミサに参列しやすい傾向があります。

ちなみに、Feriが所属していた日本の教会は、信者のフォローに熱心で、一応名前が登録してある私などが行くと、役員の皆さんが、寄って来て、色々とサポートしてくれます。

逆に、それがちょっと苦手で、疎遠になってしまったという面もありますね。

ある本で、「信者ではなくてもミサに参列して、教会音楽に耳を傾けるのは素晴らしい経験である」という話に接したのが、ミサに顔を出すようになったきっかけです。

不謹慎ですが、まぁ、静かに座っている分には問題はないでしょう。

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January 07, 2017

謎のピクトグラムシリーズ ÖBB編

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最初に皆さまへの御礼から。昨日、累計のアクセス数が200万を突破しました。毎日ご覧頂き、本当にありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。

日本ではお正月休みも終わり、仕事始めになったとたん、今週末から三連休という、不思議なモードですが、皆さまは、いかがお過ごしですか?

しかし、「成人の日」が移動祝日になって、どうもピンとこないFeriです。

さて、今日は2017年初の「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。ピクトグラムの出所はÖBB(オーストリア連邦鉄道)です。

日本も含めて鐵道はピクトグラムの宝庫。しかし、日本ではピクトグラムに加えて、ごていねいに文字で詳細な説明を付けているケースがありますが、こちらでは、基本的にピクトグラム一本です。

ただ、今日、ご紹介するものは、ピクトグラムに詳細な説明がついているという珍しいケースです。なぜなら、「禁止事項の解説」だから‥

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上から「禁煙」、「自転車、スクーター等の搭載制限」、「立ち入り禁止」、「プラットホーム端と安全ラインの間に危険ゾーン有」、「ペイントによる落書き禁止」、「野鳥への餌やり禁止」、「車内での騒音発生と演奏禁止」、「駐輪場以外での駐輪禁止」、「ペットはリートと口輪を付けて」といった内容です。

「プラットホーム端と安全ラインの間に危険ゾーン有」については、最近、比較的多く見かけるようになりました。これは、車両と接触する事故が増えている背景があるのかもしれません。

ところで、車掌による車内巡回が甘いS Bahnなどに乗っていると、時々、勝手に演奏して乗客からカンパを募る演奏家がいますので、こういった禁止標識があるのでしょう。

しかし、このピクトグラム、Feriは実際に車内で見た記憶はありません。

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January 06, 2017

セルフレジが登場

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オーストリアでは、1月6日は「三聖王の日」(Heilige Drei Koenige)でお休みです。

イエス・キリストの誕生を祝福するため、東方三博士が光輝く星の方角に向かって歩き、キリストのいる馬小屋を来訪したことに由来します。

この祭日では、Sternsingen(シュテルン・ジンゲン=星を歌う)という風習があり、子供たちは3人一組となって冠をかぶり、マントを羽織って東方の三聖王に扮します。

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そして歌を歌いながら近所の家々を回り、お菓子をもらうのです。さすがにウィーンでは見かけなくなったようですが、地方の町や村では、今でも行っているところがあるようです。

また、劇場のロビーで「三聖王」に扮した子供達が歌を歌っていることもあります。なお、この日をもってクリスマスの行事は終わりを告げ、クリスマスツリーが姿を消していきます。

また、クリスマスの電飾も徐々に撤去され、普段の静かなウィーンに戻ります。

さて、今日は「スーパーマーケットの話題」をお伝えしましょう。

日本では多くのスーパーマーケットでセルフレジが導入されていますが、ウィーンでも導入が始まったようです。

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Mariahilfer Straßeのショッピングセンター内にあるSPARは、ショッピングセンターの改装に合わせて、リニューアルが行われていました。

先日、銀行の支店に出かけた帰り、買い物のため新装なったMariahilfer StraßeのSPARに立ち寄りました。

日中だったので、店内は空いていました。この時、新しい発見。同じナショナルブランドの商品でも、BILLAとSPARでは値段が違うことがあるのですね。

さて、買い物を済ませて、出口に向かうと通常のレジに加えて、セルフレジがあるではありませんか。有人レジも空いていたのですが、「ものは試し」と、セルフレジを使ってみることにしました。

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January 05, 2017

国会議事堂の改修工事が始まります

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今日はウィーンの観光名所にもなっている「国会議事堂(パーラメント Parlament)の話題」をお伝えしましょう。

Ringstrasseにある古代ギリシャ風の国会議事堂前は、いつも観光客で賑わっていますね。正面にある「アテネの泉」絶好の記念撮影スポットだと思います。

ちなみにギリシャ風のデザインが採用されたのは、民主主義発祥の地アテネにちなんだものと言われています。

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この議事堂は、オーストリア=ハンガリー帝国の帝国議会議事堂として、テオフィル・フォン・ハンセンが設計したもので、1873年に着工し、1883年に完成しました。

Feriは、内部を見学したことはありませんが、ガイドツアーなども実施されており、なかなか立派な施設だそうです。

完成後、100年以上も経過していますから、当然、改装や近代化改修などは行われているようですが、最近、老朽化が目立つようになり、使用に支障が出るようになっているそうです。一説によると雨漏りがするとか‥

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そこで、2年ほど前から、本格的な改修工事を行う計画が持ち上がったのですが、一時的に現在の国会議事堂が使えなくなるため、代替となる仮設施設建設が必要になりました。

仮設施設はヘルデンプラッツに建設されることに決まったのですが、建設場所が歴史的な地域であるため、各種の発掘調査を行う関係から、建設工事が遅れていました。実際、発掘調査の結果、遺骨も発見されているそうです。

発掘調査も終わり、2016年秋から、ヘルデンプラッツの一部に国会議事堂の代替仮設施設建設が始まりました。

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January 04, 2017

萌え系イラストをまとった路面電車

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今日は「サブカルチャー系の話題」をお届けしましょう。

このブログでも、時々ご紹介していますが、こちらでも日本の漫画やアニメーションは大変人気があります。いわゆるアメリカンコミックと人気を二分すると言っても過言ではないでしょう。

ウィーン市内にも、コミック関連の商品を専門に取り扱っているお店が何軒も営業しており、熱心なファンが訪れています。

また、年に何回か、日本のコミケにあたるようなイベントも開催されています。日本のサブカルチャーが最も高い人気を誇るのはフランスだそうですが、オーストリアも侮れません。

先日、夕方、市内を歩いているとちょっと変わった塗装のULFがやって来ました。いわゆるULFの広告電車です。

ULFは側面が広いため、広告電車には最適。最近では、全面以外は広告にしてしまっているケースも増えてきました。最も塗装ではなく、模様替えが楽なステッカーのようです。

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さて、先日、夕方、ウィーン市内を歩いていると車体側面に全面広告を施したULFがやってきまいた。

で、そのイラストを見て、Feriは目が点に‥

何と日本のコミックなどで見かけるような萌え系デザインの若い女性が大きく描かれているではありませんか。

突然、出現した広告電車だったので、しっかりと写真撮影ができずに、中途半端な写真を皆さまにお目にかけることになってしまいましたが、バレーボールのレシーブをしている姿のようです。

車体上部には、このブログにも頻繁に登場する大手ベッカライチェーンStröckのロゴが大々的に描かれているところから、ここと関係のある広告のようです。

また、「Aus Liebe zum Handwerk」というキャッチフレーズも車体に描かれています。

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January 03, 2017

TANジェネレーター顛末記

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1月2日のウィーンですが、日中はまずまずの天気に恵まれました。は、こちらは祝日が1月1日だけなので、2日から平常モードです。

さて、今日は「インターネットバンキングの話題」をお知らせしましょう。

最近、日本も含めてインターネットバンキングが犯罪の被害に遭うケースが増えているため、各銀行ともに不正アクセス防止の対策を取っているのは、皆さま、ご存じのとおりです。

今までは、自分のインターネットバンキングに入るためには、ユーザーIDと登録した固定パスワードを入力するだけでした。そして、振込などの場合は、予め銀行から送られてきた乱数表から4桁のTANコードを入力します。

ちなみに4桁のTANコードは、乱数表の2桁の番号で画面上から指示されます。

新しい認証方式は、「ワンタイムパスワード」により、パスワードを変化させる方式です。

問題はワンタイムパスワードを、どのように提供するかという点です。

こちらでは、携帯電話のショートメールサービス(SMS)を使う方式が一般的で、予め登録してある携帯電話の番号に、ワンタイムパスワードが送られてきます。

このワンタイムパスワードが使える時間は限定されているのですが、これをパソコンでアクセスしたインターネットバンキングのサイトに入力すると、各種の手続きができます。

唯一の欠点は、アクセスする場所が「携帯電話の圏外」の場合は、お手上げという点です。

例えば、Feriが日本に戻っている際、オーストリアの銀行から振り込み手続きを行う場合、「携帯電話の圏外」なので、ワンタイムパスワードを入手することは困難です。つまり、振込ができない訳ですね。

これを補う手段がワンタイムパスワードを発生させる「TANジェネレーター」という小型の端末機です。

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January 02, 2017

Infocenter U2/U5を見学してきました

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シルベスターは大きな事件もなく、無事に過ぎました。ウィーンは天候にも恵まれて、多くの人で賑わったようです。

さて、昨年、このブログでもご紹介した「Infocenter U2/U5」を見学してきましたので、その模様をご紹介しましょう。

場所は地下鉄U2/U3のVolksTheater駅のMQ側改札口に隣接している場所(地下1階)です。地上には一切案内はないので、最初、探すのにちょっと苦労しました。

以前、何があったところなのかは、存じませんが、意外と広いという印象です。

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入り口の周囲にはU2/U5のRathaus駅断面イラストが描かれており、どのような施設なのかを強烈にアピールしています。

火曜と木曜の16時から19時までオープンという変則的な展示施設ですが、Feriが訪問した時は、予想外にお客さまが来場しており、関心の高さがうかがわれます。

入場無料なので、入り口からセンター内へ。700平方メートルのセンターは、大きく二つの展示室に別れています。

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まず、メインの展示室に入ると、向かって左側にある巨大なイラストボードがお出迎え。

ウィーン地下鉄のトリビアをまとめたような感じです。例えばKarlsplatzには26基のRolltreppen(エスカレーター)があり、その速度は2.34km/hといった情報が入手できます。

副市長さんもイラストで登場して、お客さまをお出迎えです。

その奥には、目玉の一つであるU5のプラットホームのモックアップが展示されています。

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January 01, 2017

名曲「ウィーン、わが夢の街」に思う

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“Prosit Neujahr!” 

皆さま、新年あけましておめでとうございます。もっとも、この記事をアップした段階では、ウィーン時間は、まだ2016年12月31日ですが‥

さて、2017年最初の話題は、名曲“Wien、du Stadt meiner Träume”(ウィーン、わが夢の街)にまつわるお話です。

Rudolf Sieczyński氏は、ウィーンの作曲家ですが、ご存じのように、その経歴は変わっており、本業はウィーン市の職員(公務員)でした。

つまり作詞・作曲は、趣味で嗜む程度だった訳ですが、1941年頃、ウィーンを賛美する“Wien、du Stadt meiner Träume”(ウィーン、わが夢の街)が誕生します。

Feriの友人の一人である森野由みさんもご自身のリサイタルなどでも、よく歌っています。

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ウィーンの魅力を伝えた名曲で、今で言うところの「ご当地ソング」の走りかもしれません。もちろん、ご本人に、そのような意図があったかどうかは知る由もありませんが‥

この曲が発表された頃、オーストリアは第一次世界大戦の最中。ある意味、戦時に、このような優雅な楽曲が生まれたというところにオーストリアらしさを感じます。

通常、リサイタルなどでは、1番が歌われることが多いようですが、実は2番の歌詞がウィーン子の心情を表現した興味深い内容になっています。

まず、ウィーンを語る上で欠かすことのできない、シュテファン、恋、ワインが出てきます。しかし、自分が死んだ後の情景を描くという、ちょっと変わった歌詞になっています。

この世を去れば、恋やワインともお別れ。しかし、天国からウィーンを見おろすとシュテファンの塔が挨拶してくれるだろう。その時、遠くから歌が聞こえてくる‥といったニュアンスの内容だそうです。

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