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January 13, 2017

レールが欠けてしまいました

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今日は、路面電車の「軌道の話題」をお伝えしましょう。

このブログでもたびたびお伝えしているようにウィーンの路面電車は、原則として軌道敷き内は一般自動車の通行は禁止されています。

とは言っても、自動車が曲がる際に軌道敷きを横断する場合も多く、軌道にゴミが入ることも多々あります。そのため、ゴミが詰まった場合などは、水を吹き付けて洗浄する作業が行われています。

2枚目の写真は、線路内のゴミを自動車に搭載した高圧洗浄機を使って、撤去している場面です。こちらは線路の管理なので、Wiener Linienが担当しています。

このほか、路線が多いため、ポイントが多数設置されていますが、このポイントが自動転換しなくなるトラブルは比較的よく発生しています。

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これもゴミが関係しているようですが、この場合、暫定的に乗務員が下車して、専用の工具を使い手動でポイントを転換しています。

しかし、最もやっかいなトラブルは、線路自体に問題がある場合です。

ご存じのように、路面電車の場合、通常の鉄道と異なり、線路の上に敷石やコンクリートプレートが埋め込まれている関係で、これらを一時撤去しないと、線路本体の保守はできません。

そのため、問題を発見しても、作業は路面電車の運行が終了した夜間に行われるのが一般的なようです。

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先日、所要があって国会議事堂前を歩いていたら、路面電車の台車から大きな音がしました。電車が走り去った後、音がした場所を見ると、冒頭の写真のように、スプレーでマーキングがしてありました。

恐らく乗務員からの異常連絡を受けて、係員が点検した結果、判明したものでしょう。

どうもレールが欠けてしまったようです。レールの本体が折れている他、その関係で、保護軌道が弯曲しており、これが大きな音を出す要因だったようです。

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電車は最徐行で、この部分を通過していましたが、それでも結構大きな音がしていましたので、乗っているお客さまもびっくりしたことでしょう。

以前も、このブログでご紹介したことがありますが、ウィーンには路面電車用の軌道検測車が存在し、定期的に各路線の線路を点検しています(詳しくは2009年5月25日の記事をご覧ください)。

しかし、その点検でも、完全に問題点を事前に把握するのは困難なのでしょうね。


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