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January 05, 2017

国会議事堂の改修工事が始まります

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今日はウィーンの観光名所にもなっている「国会議事堂(パーラメント Parlament)の話題」をお伝えしましょう。

Ringstrasseにある古代ギリシャ風の国会議事堂前は、いつも観光客で賑わっていますね。正面にある「アテネの泉」絶好の記念撮影スポットだと思います。

ちなみにギリシャ風のデザインが採用されたのは、民主主義発祥の地アテネにちなんだものと言われています。

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この議事堂は、オーストリア=ハンガリー帝国の帝国議会議事堂として、テオフィル・フォン・ハンセンが設計したもので、1873年に着工し、1883年に完成しました。

Feriは、内部を見学したことはありませんが、ガイドツアーなども実施されており、なかなか立派な施設だそうです。

完成後、100年以上も経過していますから、当然、改装や近代化改修などは行われているようですが、最近、老朽化が目立つようになり、使用に支障が出るようになっているそうです。一説によると雨漏りがするとか‥

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そこで、2年ほど前から、本格的な改修工事を行う計画が持ち上がったのですが、一時的に現在の国会議事堂が使えなくなるため、代替となる仮設施設建設が必要になりました。

仮設施設はヘルデンプラッツに建設されることに決まったのですが、建設場所が歴史的な地域であるため、各種の発掘調査を行う関係から、建設工事が遅れていました。実際、発掘調査の結果、遺骨も発見されているそうです。

発掘調査も終わり、2016年秋から、ヘルデンプラッツの一部に国会議事堂の代替仮設施設建設が始まりました。

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現在は、まだ建物の骨格が一部できあがっている程度ですが、最終的にはカール大公像の左右に、二棟の建物が建設される予定になっています(完成予想イラストをご覧下さい)。

仮囲いには国会議事堂改修に関する情報がパネル展示されており、よく見るとなかなか興味深い内容です(まぁ、ちゃんと見ている人は少ないですが‥)。

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仮設施設は、プレハブ方式で3階建てになるようです。そして、国会議事堂の機能を一部(議会関連のオフィス)、こちらに移して、議事堂の本格的な改修工事を行う予定になっています。

今回は国会議事堂の中心施設である議場の改修も行われることになっています。

昨年のナショナルデーでは、今までヘルデンプラッツで行われていた連邦軍の展示が旧市街各地に分散開催されましたが、それは、この仮設施設建設を踏まえたものだったようです。

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なお、仮設施設に総ての機能を集中させる訳ではなく、国会の昨日はHofburgに移し、不足するスペースを仮設施設で補うようです。

改修工事は仮設施設の完成を待って、2017年から始まり、完成は2020年の予定となっています。3年間もついやす訳ですから、本格的な改修工事であることがうかがわれますね。


ところで、国会議事堂関連の工事で思い出すのは、このブログでも2004年12月(詳しくはこちら)にお伝えした地下駐車場(PKW Garage Schmerlingplatz)建設です。

工事期間は2004年7月から2005年10月までで、この期間は国家議事堂周辺を完全に仮囲いで覆って、工事が行われました。

この時、同時に国会議事堂の改修工事も行えば良かったような気もするのですが、難しかったのでしょうかね。

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