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January 10, 2017

街中のゴミ箱雑感

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今日は「街中のゴミ箱にまつわる話題」をお届けしましょう。

最近、日本では大都市で公共ゴミ箱が激減しているという話を耳にしたことがあります。

確かに、言われてみれば鉄道駅の構内などにはゴミ箱はありますが、ウィーンのように街中でゴミ箱を見かけるケースは少なくなっているように思います。

一時期、テロ対策の名目でゴミ箱が撤去されたことがありましたが、ウィーンでは、そのような話は聞いたことがありません。

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今回ご紹介する写真のように、路面電車の停留所やバス停などには、必ず小振りなゴミ箱が設置されています。

日本の場合、最近、家庭ゴミを公共のゴミ箱に捨てる人がいるらしく、ゴミ箱を設置している自治体や企業が、ゴミ箱を撤去することで自己防衛しているという説もあります。

いずれにしても日本では、「街中のゴミ箱」が激減しているのは、事実のようです。

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そこで、ふと考えたのが、オーストリアと日本では、根本的に考え方の違いがあるのではないか‥という点です。

ウィーンでは、ご存じのようにMA48という市のセクションがゴミの回収や処理を担当しています。

このブログでも、たびたびご紹介していますが、MA48の活動範囲は多岐にわたり、家庭や企業から出るゴミの回収と処理、今回のテーマである街中のゴミ箱からのゴミ回収、道路の清掃、冬期の除雪作業(ただし公共道路や広場など)も担っています。

また、街中を見ていると、比較的小さい公共ゴミ箱が、ゴミであふれている光景は、余り見かけません。つまり、かなり頻繁にゴミの回収を行っているという訳です。

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当然、それなりの作業員を確保して、作業を行っていると思われるのですが、「ゴミの回収作業も立派な産業=雇用対策である」というスタンスをとっているような気がします。

Feriは、基本的に法令違反の仕事以外、仕事内容に違いはあっても社会的な意義があると思っていますので、ゴミの回収も立派な仕事です。

中には、こういった仕事の方が自分には向いていると考えている方もいらっしゃることでしょう。

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以前、雇用対策の一環として、公共職業安定所で、掃除をしていた作業員にコンピューターの教育をしても、結果として、また掃除の仕事に戻ってしまうことがあるという話を友人から聞いたことがあります。

そういった方々に安定的に仕事を提供することも、大切なのではないでしょうか。

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もちろん、街中にゴミ箱を設置し、ゴミの回収を行うのは、市当局なので、当然、税金が使われている訳です。

しかし、それが雇用対策の一つとなれば、一石二鳥という考え方もあるような気がします。

観光立国であるオーストリアの首都ウィーンは、多数のゴミ箱のおかげで、街中にゴミがポイ捨てされているケースは少ないように思います。

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また、ゴミ箱のゴミ回収に留まらず、街中の清掃もMA48の職員が行っているため、良い状態に保たれているのでしょう。

最近の日本では、大勢のお客さまが集まるイベント会場などでもゴミ箱を設置せず、家庭に持ち帰るように案内しているところが増えているという話を耳にしました。

どちらが良いのかは、何とも言えませんが、やはりゴミ箱がないと、ついその辺に捨てたくなるという衝動に駆られる人も多いような気がします。

Feriは、詳しく調べたわけではありませんが、ふと、ウィーンの街中に沢山、設置されているゴミ箱を見ると、そんなことが頭をよぎる今日この頃です。


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Posted by: voittime | August 14, 2017 at 03:52 PM

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