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February 18, 2017

In memoriam Prof. Rudolf Bibl「Die Fledermaus」

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2017年1月に急死されたProf. Rudolf Biblさん追悼記念公演「Die Fledermaus」が、2017年2月17日、フォルクスオーパーで行われました。

すでにお亡くなりになっているので、ご本人が出演する訳ではありませんが、永年、素晴らしいオペレッタを提供してくれたProf. Rudolf Biblさんを忍ぶため、Feriは予定をちゃぶ台返しして馳せ参じました。

指揮はGerrit Prießnitzさん。主なキャストは、以下のとおりです。

-Gabriel von Eisenstein:Mehrzad Montazeriさん

-Rosalinde:Ulrike Steinskyさん

-Adele:Anita Götzさん
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-Ida:Klaudia Nagyさん

-Dr. Falke:Günter Haumerさん

-Prinz Orlofsky:Annely Peeboさん

-Alfred:Alexander Pinderakさん

-Iwan: Stefan Tanzerさん

-Frank:Kurt Schreibmayerさん

-Frosch:Gerhard Ernstさん
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-Dr. Blind:Roman Martinさん

以前、ブログでご案内したキャストから、若干、変更がありました。

指揮はてっきりAlfred Eschwéさんあたりが務めると思っていただけに、若手のGerrit Prießnitzさんというのは、ちょっと意外な起用でした。

ちなみにGerrit Prießnitzさんは、昨年の来日公演でも「Die Fledermaus」を振っていたので、皆さまもおなじみかと思います。本公演後は「Limonen aus Sizilien」をもっぱら振るようです。

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自然体のBiblさんとは対照的に、若手らしくメリハリの付いた指揮が特長です。オーケストラの演奏ですが、Biblさんの魂が乗り移ったかのような見事なものでした。

今日のアイゼンシュタインはMehrzad Montazeriさん。フォルクスオーパーのトレーラーにも出ているので、アイゼンシュタインに起用されているのですが、Feriは初めてです。

いつもと異なり、白髪交じりのカツラを始め、お歳を召したメイクで登場。もともとお茶目なオペレッタ歌手なので、彼らしいアイゼンシュタインを演じていました。

Feriが予想していたよりも、良い仕上がりでした。アンサンブルのUlrike SteinskyさんやKurt Schreibmayerさんとのやり取りも魅せるものがありました。

ロザリンデは、Feriお気に入りのUlrike Steinskyさん。歌、演技ともに見事な仕上がりで、追悼公演にふさわしい仕上がりでした。

アデーレのAnita Götzさんも、見事な仕上がりでした。彼女は歌がうまいので、アリアは聴かせますね。

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イーダはKlaudia Nagyさんになりましたが、期待通りの怪演。いつもながら見事なお芝居と踊りには脱帽です。

ファルケのGünter Haumerさんは、いい男なので、2幕でも、群衆の中に埋もれることなく、存在感を発揮していました。

フランクのKurt Schreibmayerさんは、いつもながら、見事な演技。特に3幕の一人芝居はさすがです。

当日、アドリブ爆発だったのがフロッシュのGerhard Ernstさん。Robert Meyerさん以上の怪演ぶり。ノリノリで演技をしていたようです。実際、カーテンコールでも大変な人気でした。

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その他の出演者の皆さまも、それぞれ、個性を生かした素晴らしい仕上がりで、「Die Fledermaus」の奥深さを再認識させられました。

舞台上の公演は通常どおりだったのですが、サプライズはオーケストラピットに潜んでいました。

何とコンサートマスターの席にいたのが、元ウィーンフィルのコンサートマスターRainer Küchlさん。

昨年9月にウィーン国立歌劇場管弦楽団とウィーン・フィルハーモニーを定年退職されてからフリーになっている訳ですが、まさかRainer Küchlさんの姿をフォルクスオーパーのオーケストラで見るとは。Feriもびっくり仰天。

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正に追悼記念公演にふさわしいサプライズでした。Feriは、これだけでテンションが上がってしまいました。

どういった経緯で、当日、コンサートマスターとして登板したのか、部外者のFeriには知る由もありませんが、ちょっと感動。

最も、それがわかっていたお客さまが、どの程度いらっしゃったかはわかりませんが‥

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フォルクスオーパーの「Die Fledermaus」が珍しいのか、演奏しない時は終始舞台を観ている姿が印象的でした。

なお、当日のポスターにはIn memoriam Prof. Rudolf Biblの文字は印刷されていませんでしたが、故Rudolf Biblさん略歴とフォルクスオーパーでの出演記録をまとめた恒例のリーフレットが無料配布されました。

これによると、「Die Fledermaus」の出演回数は、1972年から2017年1月1日まで248回に及びます。200回以上、振っているのは「Die Fledermaus」だけで、以下、「Die Csárdástürstein」(199回)、「Die lustige Witwe」(187回)、「Im Weißen Rössl」(172回)と続きます。

追悼記念公演にふさわしい見事な仕上がりでした。Rudolf Biblさんも天国から、後輩達が演じた本公演を眺めていたかもしれませんね。

なお、伝聞ですが、葬儀は2月13日に行われたようです。改めてRudolf Biblさんのご冥福をお祈りいたします。

また、リーフレットが数部、手元にありますので、ご希望の方はメールでご連絡いただければ、後日、お送りいたします。アドレスはHAE06305アットマークnifty.comです。

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