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March 20, 2017

急速に増えている街頭AED(DEFIBRILLATOR)

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日本では3月20日は「春分の日」でお休みですね。三連休という方も多かったのではないでしょうか。そろそろ春らしくなってきたと思うので、戸外でのレジャーを楽しんでいる方も多いと思います。

さて、今日は「救命設備に関する話題」をお届けしましょう。

以前、このブログで旧市街Fryungに街頭AED(除細動器、ドイツ語ではDEFIBRILLATOR)が設置された話題をお伝えしたことがあります。

その記事でも、ウィーン市が今後、市内に街頭AEDを増設する計画をご紹介しましたが、その計画が実行段階に移りました。

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ウィーン市が設置している街頭AEDの特長は、いわゆる公共施設や駅内に設置するのではなく、完全に街頭(歩道上)に、広告装置に組み込まれたものを新設していることです。

ご存じのように歩行者優先が明確に打ち出されたMariahilfer Straßeなどには、道路改良と同時に、歩道上に液晶パネルを埋め込んだ新しい広告装置が設置されています。

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広告は液晶パネルに表示されるため、広告の更新もセンター側から一括で行うことが可能です。従来の紙ベースの広告(ポスター)に比べると、非常に効率的です。

現在、この広告装置の一部にAEDが取り付けられています。

公共施設に対するイタズラなどが多いウィーンで、管理者の目が行き届かない街頭にあるAEDが、ちゃんと機能するのかという疑問が残りますが、Feriが見た範囲では、破損している機械はないようです。

なお、この装置は使用すると、救急本部に自動的に連絡が入り、救急車などが出動する仕組みになっているようです。

さらに使用方法などを、電話でガイダンスしてくれる機能も備えられているそうです。

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公共施設にいたずら書きをするバカモノも、こと、人命に関することに関しては、冷静に対応しているのでしょうかね。

興味深いのは、普通の広告に加えてAEDの有用性を訴える公共広告も表示される点でしょう。

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AEDで一命を取り留めた人もいらっしゃる訳ですから、有用性を訴える広告は啓蒙活動という観点からも重要かもしれません。

ちなみにオーストリアでは、年間12000人の方(ウィーンでは3500人)の方が、心臓突然死でなくなっているそうです。

オーストリアの場合、「寄付の文化」が根付いているため、この街頭AEDも、ウィーン市の予算に加えて、スポンサーからの寄付で運営しているようです。

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恐らく本体の広告装置に掲出する広告料金も、一部は運営資金に宛てられているのでしょう。なお、実際の運営は、民間の団体が行っているようです。

現在の設置数は、残念ながら確認することはできませんでしたが、設置場所を紹介した地図を発見。

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コンパクトシティのウィーンですが、大量のAEDが設置されていることがわかります。

余談ですが、この広告装置ですが、「2001年宇宙の旅」に出てくる「モノリス」(monolith)を思わせる形状だと思いませんか? もちろん、それほど巨大ではありませんが‥

正直なところ、こういった装置のお世話にはなりたくありませんが、万が一の時に、近くにAED装置があれば、安心なのは言うまでもありません。

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