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March 27, 2017

明るくなった地下鉄駅雑感

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3月も最終週に入りました。日本では「年度末」に当たるため、お忙しい日々を送っている方が多いことでしょう。

また、年度末となると「送迎会」のシーズン。駅などで花束を持った人を見かけることも多くなるような気がします。これも日本の風物詩でしょうか。

さて、今日は「ウィーンの地下駅にまつわる話題」をお届けしましょう。

このブログでも何回か紹介しえいるように、現在、ウィーンではU6とU4のリニューアル工事を行っています。

U6については、主にオットー・ワグナーが設計した駅舎の改修工事が中心です。伝統的なデザインを生かしつつ、現在のニーズに合ったように改修する訳ですから、担当者のご苦労が忍ばれます。

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駅舎内部はもちろん、プラットホームのデザインや照明も、基本的にオリジナルから大きく変えないようにしています。そのため、工事も時間がかかります。

リニューアルが完成した駅を見ると、本当にきれいになっていますが、工事前と大きく異なるのは、駅構内が非常に明るくなっていることです。

これは、残念なことですが、最近のウィーンでは、犯罪が増加する傾向にあります。特にU6に関しては、以前、営業中の列車内で女性に対する暴行事件が発生したこともあり、犯罪抑止の観点から、意図的に照明を明るくし、死角をなくすようにしているようです。

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確かに、暗がりがあると、犯罪が発生しやすくなるようです。

従来は大きなグローブに入った電球が天井からぶら下がっていて、風情があったのですが、現在では、それに加えて、壁上部にLED照明が増設されています。

ご存じのようにLED照明は、電球と異なり、非常に冷たい感じの光を発します。日本では、電球色のLEDなども開発されていますが、こちらでは、そういった工夫はなく、冷たい光のLEDを、そのまま使っています。

これは、完全にFeri個人の印象ですが、何となく風情がなくなった‥という気がしています。

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ただ、風情を優先するのか、乗客の安全を優先するのかと問われれば、当然、後者ということになります。

当然、照明の増強に交わせて、監視カメラも多数設置されるようになり、不審者に目を光らせています。

先日、ロンドンで再びテロが発生したように、物騒な世の中ですから、監視カメラの増設も含めて、暗がりを無くして、犯罪者の行動に制限を加えるようにするのは、世界的な流れなのかもしれません。

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なお、S45などにもオットー・ワグナーがデザインした駅がありますが、こちらについても、改修工事に当たって、LED照明の増設が行われています。

今回は、改修工事が完成したオットー・ワグナー設計の駅舎U6系統のWähringer Straße駅内部の写真をご紹介することにしました。

プラットホームは工事中ですが、明るくなった雰囲気は感じ取っていただけると思います。また、最後の写真は、S45のOttalring駅です。


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