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March 11, 2017

国民性の違いでしょうか‥

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今年も東日本大震災が発生した3月11日がやって来ました。

災害が集中した東北では、今年も、様々な行事が行われると思います。震災発生から6年が経過した今日でも、行方不明の方も多数いらっしゃる上に、避難生活をされている方が多いと思うと、正直、心が痛みます。

このブログを震災当時からご覧になっている方はご承知の通り、当日、Feriはウィーンにいました。そのため、震災の恐怖を実体験していません。

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ご存じのようにオーストリアでは、福島第一原発事故関連のニュースは、些細なことでも、大きく報道される傾向(日本人の自分から見ると針小棒大にうつります)にあります。

今年、オーストリアでは震災に関連して、どのような報道がなされるのでしょうか。

それにしても、日本では地震、津波、台風、洪水、土砂崩れなど、本当に自然災害が多い国です。とくに地震は事前に予想できないだけに、本当に心配です。

その点、オーストリアは、基本的に大規模地震は考えられないので、安心ですが‥最も100万年単位になるとわかりませんが‥

さて、今日は先日ご紹介したMiniatur Tirolerlandに関連して「国民性の違い」について、自分の思うところをご紹介したいと思います。

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詳しくはご紹介できないのですが、FeriにはMiniatur Tirolerlandのようなジオラマの製作を請け負っている会社に勤務している親友がいます。

この記事を見て、さっそく、個人的にメールをもらいました。商売として一般に公開するジオラマの製作請負(当然、製作後のメンテナンスも含みます)を行っているので、なかなか興味深い内容でした。

最近、Feriは、日本国内にオープンした商業ジオラマを見学したことがないので、知らなかったのですが、業者さんが制作したジオラマでもMiniatur Tirolerlandのように細部まで作り込んだものが増えているそうです。

一時期、“ハンブルクのMiniatur Wunderlanのようなジオラマができませんか”という企画依頼が急増したことがあるそうです。

それ以来、博物館などに設置される大規模ジオラマでも企画内容に変化が出てきたとか‥

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一例ですが、JR東海が運営している名古屋市にあるリニア・鉄道博物館のジオラマは、Miniatur Tirolerlandのような「見どころ」(ただし、日本の風土や文化に合わせたもの)が非常に沢山あります(これは、同館が提供している公式ビデオを見るとわかります)。

親友の話によると、コンサート会場も再現されているようです。

ただ、鉄道博物館のジオラマなので、あくまでも主役はジオラマを走る列車。「見どころ」はお客さまに自分で見つけ出してもらおうというコンセプトになっているようで、特に説明などはないそうです。

しかし、ほとんどのお客さまは、走っている列車を一通り見てジオラマを去ってしまい、「見どころを、自分で発見して、楽しむ」という企画サイドの思惑とは異なった行動をとっているとか‥

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この話を聴いて、ふと気づいたのは、日本は本当に各種のガイドブックが充実しており、国内、国外を問わず観光旅行でもガイドブック(最近はインターネット上の情報も含めて)に載っている内容をトレースして回る人が非常に多いような気がします。

もちろん、こちらでも市内観光のガイドブックは販売されていますが、日本のように詳細なものは少ないような気がします。これは、ある意味、国民性の違いも影響しているのかもしれません。

ウィーンに限らず、オーストリアの街に行くと、いわゆる名所・旧跡を色々な方法で紹介しています。ただ、詳細なガイドブックを使うよりも、建物に解説看板を取り付けてあるケースが多いような気がします。

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今日、最後にご紹介した写真は、Lungau地方の中心都市Tamswegで、伝統的な建物に掲げられている解説看板です。ただ、この看板が付いている建物を総括したガイドブックはありません。

つまり、「自分の足で歩いて、見どころを発見して、学んでください」という考え方が根底にあるような気がします。

日本人の場合、滞在時間が限られていることもあり、見どころを明確に把握し、それを手際よく回ることが、最も効率が良いので、やむを得ないのかもしれませんが‥

ここで気づいたのが、オペレッタやオペラのプログラムです。フォルクスオーパーや国立歌劇場で販売されているプログラムにも、当然「あらすじ」は掲載されていますが、本当に「あらすじ」で、いわゆる聴きどころや見どころに関する記述はほとんどありません。

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それに対して、日本で行われる公演、特に来日公演のプログラムでは、作品の詳細な「あらすじ」はもちろんのこと、見どころや聴きどころに関しても詳しく記載されているケースが大多数だと思います。

初心者向けのサービスという面もあるとは思いますが、正直、自分で発見する楽しみや喜びは少なくなってしまうような気もします。

こんなことを書いていながら、Feriは、オペレッタのプレミアレポートでは、ネタバレの作品紹介をしている訳ですから、人のことは言えません(笑)。

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最もオペレッタやオペラは、「生もの」ですから、実際に劇場で鑑賞すると、一人ひとり感じ方は違うので、観光地巡りとは違う側面もありますが‥

自分で探して、発見し、楽しむ」という考え方は、日本にはなじまないのでしょうかね。

今日はとりとめの無い話で失礼しました。皆さまは、どのようにお感じになっているか、奇譚の無いご意見やご感想をお寄せ頂けると幸いです。


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