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April 22, 2017

ルールの厳格な運用‥不正乗車の場合

日本では話題になっていないかもしれませんが、ここ数日、ウィーン周辺は季節外れの大雪に見舞われています。実際、近郊区間ではÖBBの列車が運休になったケースもありました。

友人の森野由みさんが、自宅で面白いビデオを撮影し、送ってくれましたので、まずはご紹介しましょう。


さて、今日は「ルール違反にまつわる話題」をお届けしましょう。

どこでも同じだと思いますが、ルール違反、不正を働く人は存在します。

Img_2016_04_1077

ご存じのように、ウィーンの地下鉄には改札口はありますが、日本のように自動改札はなく、駅構内には自由に出入りすることができます。日本人の感覚だと、無賃乗車のお客が増えて大変ではないか…と感じますが、その分、徹底した取り締まりが行われています。

あえて、日本でよく使う検札、臨時改札ではなく、取り締まりという言葉を使ったかと言うと、Wiener Linienの職員が担当しているものの、警察官の取り締まりに近い厳しさだからです。

このブログでも何回かご紹介していますが、地下鉄、路面電車の車内で行われる臨時検札は、私服の職員が担当します。

身分証明書を提示して、“乗車券を拝見します”と声をかけ、一人ひとりのお客さまが持っている乗車券をチェック。チェックするだけで、スタンプなどは押しません。

これが始まると、席や車両を移動するお客さまもいますが、これは怪しい。乗車券を持っていない、無効の乗車券しか所持していない場合は、その場で罰金が請求されます。

Img_2016_04_0957

罰金は高額なので、警察の反則金のように後日、支払うパターンもあるようです。以前、路面電車の車内で、係員がハンディーターミナルで請求書を発行している場面を目撃したことがありました。

路面電車の場合は、1人の係員がおこなっているケースもありますが、地下鉄では、複数の係員が一斉に行うケースが多いようです。

なお、この取り締まりでつかまった場合、“外国人で言葉がわからなかった”“小銭がなかったのでチケットを買えなかった”などの言い訳は一切通じません。

また、路面電車の場合、車内に設置されている券売機が故障している、チケットの刻印機が故障している‥というケースがあります。

前者の場合、車内でチケットの購入は不可能ですが、これでも車内検札に当たるとアウト。

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後者の場合、複数の刻印機が設置されているので、乗車したらすぐに稼働している刻印機で乗車日時を印字しないと、チケットを持っていても不正乗車と見なされます。要注意です。そのため、ある程度、自己防衛がしておく必要があります。

このように取り締まるに関しては、かなり厳格に運用されているようです。

一方、地下鉄駅で行われる臨時改札は、かなり大規模なものです。Feriも何回か目撃していますが、いつもは無人の改札口に大勢の係員が待機し、駅を出るお客さま全員をチェックします。さらに取り締まりを統括する係員が改札口の後ろで待機しています。

また、万が一、逃げ出したような乗客に関しては、遊撃隊の職員が追跡することもあるようです。

実は、Wiener Linienでは、取り締まりに当たる職員の「面が割れること」を警戒しているようで、写真撮影にも細心の注意を払っています。

Img_2013_06_6121

実は、以前、Schottentorで、たまたま臨時改札を行っていました。Feriが、小型のデジタルカメラを構えた瞬間、係員が飛んできて“写真撮影は禁止だ”と強い調子で言われました。

更に、職員が画像をチェックして、撮影していた場合は、データーを消去するように指示されました。この時は、撮影前だったので、データーの消去させられることはありませんでしたが、情報管理の徹底ぶりに当局の本気度を実感したものです。

当たり前ですが、平素、完全無人で、チケットの購入は本人の意思に任せている以上、「正直者がバカを見ること」がないように徹底した取り締まりをしているのでしょう。

このほかにもORFの視聴料徴収に関しても、かなり徹底しているという話を耳にしたことがあります。ただ、これに関しては、Feriは実際に自分で支払う立場にないため、経験したことはありません。

ところで、日本では、IC乗車券と自動改札機の普及によって、チケットを持たずに乗車することは、事実上、不可能になりましたが、Uターン不正乗車が行われているという話を耳にしたことがあります。

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これは、途中駅からでは座ることができないため、始発駅まで行って、折り返し列車に座って乗車するというパターンです。本来の乗車駅と始発駅間の定期券などがあれば、問題はありませんが、その間のチケットを持たずに乗車する人が多いとか‥

また、優等列車が止まらない駅の乗客が、優等列車停車駅まで行って、折り返して下車駅へ戻ってくるというパターンもあるそうです。これも、優等列車停車駅と下車駅間のチケットを持っていない場合、問題になります。

ただ、日本ではトラブルを避けるためか、臨時改札を行っているところを見たことがありません。最近は、駅職員の暴力を振るう乗客も増えているという話なので、あえて取り締まりを行っていないのだろうと思います。

しかし、このような状態を放置すると「正直者がバカを見る」ことになるので、Feri、個人としては、日本でも不正の取り締まりは徹底して欲しいと思うのですが‥
という訳で、この記事に関する直接的な写真はありません。あしからず‥

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