今も残る旧ロゴ
今日からゴールデンウィークが始まりますね。今年は前半が連休、後半が5連休という方が多いのではないでしょうか。
こちらのようにメーデーがお休みになると、更に連休が続くのですが‥
さて、最初にお断りから‥今日は「短めの話題」でご容赦ください。テーマは「ÖBBのロゴマーク」です。
ÖBBは、民営化を機にロゴマークを変更したのは、皆さまもご存じかと思います。
ロゴマークのデザインを、言葉で説明するのは難しいので、写真をご覧頂くのが手っ取り早いですね。
今回、トップに掲載したのが、古いタイプ(一つ前)のロゴマークです。これはFeriが、30年前にオーストリアを訪問した頃、採用が始まったタイプだったと思います。
ちなみに、その前はÖBBの文字をアレンジしたものですが、羽が生えたようなデザインで、これはなかなか見事なものでした。現在、保存車両などで、このロゴを見ることができます。
現在は、ÖBBの文字をアレンジしたロゴになっています。わかりやすいと言えば、わかりやすいのですが、デザイン的にはどうなのか‥個人的にはちょっと疑問が残りますが‥
こちらでは、日本ほど、ロゴや表示の更新が徹底されておらず、車両に関しても、検査時の塗替に合わせてロゴの変更を行っているようです。
とは、言ってもロゴの変更から、かなりの歳月が経過しているため、現役の車両に関しては、ほぼ新しいロゴに更新されているようです。
また、左の写真はHauptbahnhof前にあるÖBB本社ですが、当然、新しい建物や駅には最初から現在のロゴが付いています。
なお、一部の車両は、旧ロゴを完全に消している訳ではなく、オーバーペイントをして、新しいロゴを別の場所に貼り付けるといった対応をしているケースもありますが‥
右の写真はS-Bahnの電車ですが、塗装は前のまま。ただし、ロゴだけはオーバーペイントしているのがわかると思います。
ところが駅構内の表示(ピクトグラム)に関しては、依然として旧ロゴを使っている場所があります。今回、お目にかけるのはHeiligenstadt駅の構内。ÖBBの旧ロゴが燦然と輝いています。そして、右側のS-Bahnのロゴも旧タイプ。
興味深いのは同じHeiligenstadt駅の表示でも、地下鉄駅構内のピクトグラムは、S-Bahnのロゴも含めて更新されています。
ちなみに地下鉄駅構内では、ÖBBお案内は「ÖBB新ロゴ」ではなく、電車のピクトグラムを使っています。こちらの方がわかりやすいのは言うまでもありません。
Wiener Linienに関しては守備範囲が狭いため、比較的ロゴやピクトグラムの変更が早いのかも知れません。
それに対して、ÖBBは組織が大きいこともあり、徹底するのに時間がかかるのでしょう。
良い意味で、総てにのんびりとしているオーストリアらしい話題でした。
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