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April 02, 2017

変わった形のバス車庫

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今日の話題は「Feriお得意の乗り物系」。「バス車庫の話題」をお届けしましょう。

ご存じのようにオーストリアでは、かつてPostBus(郵便バス)が国内全土をくまなく網羅していました。皆さま、ご存じのように、これは郵便馬車に端を発するもので、郵便物と乗客を同時に運ぶというもの。

郵便物も同時に運ぶ任務を担っていたため、街の郵便局前がターミナル(停留所)になっていました。

地方に行くと、Postという名称のホテルを多数見かけますが、これも郵便馬車や郵便バスで到着したお客さまに利用していただくため、郵便局に隣接する場所に作ったもの。

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ある意味、鉄道がない街では、遠距離輸送の中心であった訳です。

分割民営化前は、Post und Telekom Austria AGが、PostBusの運行を担当していました。

分割民営化後、経営母体がいつくか変わり、現在はÖBB-Postbus GmbHが運行を担当し、ネットワークを維持しています。

鉄道が通らない山の町や村を結ぶネットワークがあるので、非常に便利です。ただ、最近では、利用者減少から運行本数が削減される傾向にあるようです。

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地方都市へ行くと、バスの車庫を併設したバス営業所を見かけることがあります。今日、ご紹介するのも、そのような地方にある車庫です。

通常、バスの車庫は、シューボックス型(箱形)が一般的です。ところが、この車庫は扇形になっているのです。

鉄道の場合、蒸気機関車時代には機関車の方向転換をするためのターンテーブルが必要であったため、扇形車庫(扇型庫)が、日本でも数多く見られました。

扉の上には車庫の番号が振られており、この車庫では10番までありました。10番がちょっと離れているので、もしかすると、ここには検査用にピットなどがあるのかもしれません。

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ちなみに向かって左側には営業所の施設が併設されています。

扇形にするとシューボックス型に比べると、スペースをとるため、不利になります。バスの場合でもターンテーブルを使って方向転換する例はありますが、この車庫にはターンテーブルはなく、車庫前には広いスペースが広がっています。

なぜ、このような巨大な扇形車庫を採用したのかは、残念ながらわかりません。ここで、考えられるのは鉄道車庫を転用したのではないか‥という仮設です。

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実は、このバス車庫に隣接して狭軌鉄道MurtalbahnのTamsweg駅があるのです。

終点なので、鉄道の方にも小さな車庫がありますが、もしかしたら、その昔、現在、バス車庫になっているところをMurtalbahnが使っていたのかも知れません。

ただ、Murtalbahnは狭軌鉄道なので、これほど大きな車庫は必要がありません。そう考えると、転用という仮設も説得力がありませんね。

しかし、オーストリアの伝統的なデザインを採用した扇形車庫。屋根には出窓が設けられている点がポイントです。趣があって、Feriのお気に入りです。

このほか、車庫の敷地内には、写真のような給油施設があります。雪が降る場所なので、立派な上屋が付いているのがポイントです。

また、給油機の手前にあるのは、滑り止め用の砂を保管しておくホッパーです。雪国ならではの設備と言えるかも知れません。

ところで、バスターミナルは、かつて郵便局があった場所にあるので、この車庫からは少し離れています。

ちゃんと調べればわかるのかも知れませんが、根性がなくなっているFeriなので、このあたりでご容赦ください。

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