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April 16, 2017

“観光競争力ランキング”雑感

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日本の友人から「桜の便り」が届きました。今年は春先、寒い日が続いたため、桜の開花遅かった地区もあるようです。

今日はイースター(復活祭)ですが、当ブログでは「日本人が好きなランキングの話題」をお届けしましょう。

ダボス会議で知られている世界経済フォーラム(WEF)が隔年で公表している「観光競争力ランキング」の2017年版報告書(観光競争力レポート、Travel & Tourism Competitiveness Report)が発表されました。

日本では、日本の順位が、前回の2015年から5つ上げ、調査対象136カ国・地域の中で過去最高の4位に浮上したことが話題になっていると思います。

このレポートは、世界の旅行・観光業に関する報告書で、17年版は評価算出基準となる4領域14項目90指標に基づき、各種調査により算出しています。

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調査は各種統計データーと、世界各国の企業トップへのアンケート調査により、1から7点でスコア化して、評価しています。

ちなみに、2017年版では、4つのインデックスと、14のカテゴリーで評価が行われています。

観光政策・条件整備
―観光政策の優先度
-国際社会への開放性
-価格競争力
-環境の持続性

交通・観光インフラ
-航空インフラ
-道路交通・鉄道・港湾インフラ
-観光サービスインフラ
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自然・文化観光資源
-自然観光資源
-文化・娯楽観光資源

事業環境・社会環境整備
-事業環境
-治安
-医療・衛生
-人材・労働環境
-ICT環境


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総合ランキング首位はスペイン、2位フランス、3位ドイツと、ヨーロッパ諸国が前回同様上位に並んでいます。

日本で高く評価されたのは、交通インフラの至便さ、文化資源、ビジネス旅行などだそうです。また競争力を評価するスコアでは、安全・セキュリティ、健康・衛生、文化資源・ビジネスが高得点を得ているそうです。

ちなみに我がオーストリアは12位でした。

日本では、当たり前ですが、自国を中心に紹介されると思うので、当ブログではオーストリアの調査結果をご紹介します。

個別のインデックスでは、

○観光政策・条件整備:10位(1位はシンガポール、日本は11位)
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○交通・観光インフラ:12位(1位はアメリカ、日本は13位)

○自然・文化観光資源:24位(1位は中国、日本は7位)

○事業環境・社会環境整備:11位(1位は香港、日本は13位)

となっています。

サブカテゴリーの結果を見ると、オーストリアはTourist service infrastructure(観光サービスインフラ)は1位、Environmental sustainability(環境持続性)は2位、Health and hygiene(医療・衛生)は3位となっています。

逆に、ランキングが下位に低迷しているサブカテゴリーは、Price competitiveness(価格競争力、125位)、Business environment(事業環境、34位)、International Openness(国際社会への開放性、39位)などとなっています。

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まぁ、この手の結果に一喜一憂するのは日本の特長かもしれません。特に日本には、海外からの評価をありがたがる傾向が強いような気がするのですが‥ 

Feriも日本人ですから、日本のランキングが上がったのは、正直、嬉しいのですが、総合的に見て、オーストリアよりも観光という視点で競争力が高いのか‥というと、ちょっと肌実感できない面もあります。

例えば、外国人観光客向けの基本的な案内は、必ずしも十分とは言えないと思うことがあります。

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空港へ向かう鉄道でも、普通列車は英語の案内が不十分で、途中乗り換え駅で途方に暮れている外国人訪問者を見かけることがあります。

日本語での車内放送などはあるのですが、「空港へ向かうお客さまは、次に来る列車に乗ってください」程度の英語による案内は必要ではないかと思うことがあります。

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反面、一部の鉄道では、駅の表示に中国語やハングルの表示が出るようになり、かえって日本人利用者にはわかりにくくなったという声も耳にします。

日本が観光立国を目指すのであれば、特定の国にターゲットを絞るのではなく、世界標準絵対応を考える時期に来ているような気がします。

一方、オーストリアは、日本よりも順位は下ですが、観光立国として多くのお客さまが訪れているのは、皆さま、ご存じのとおりです。

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