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May 2017

May 31, 2017

雹(ひょう)の被害

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5月も今日でおしまいですが、今日は「気象にまつわる話題」をお届けしましょう。

こちらでは、日本以上に雹(ひょう)が降ることがあります。

ちなみに、気象の世界では、積乱雲から降る直径5mm以上の氷の粒を雹と言い、直径5mm未満のものは霰(あられ)と区別されています。

今のところ、Feri自身はオーストリアで雹を経験したことはありませんが、オーストリアでは夏になると積乱雲が発達し、強いにわか雨が降ることがあります。

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とくに山が迫っている地域では積乱雲が発生しやすいことも要因になっているようです。

雹は積乱雲から降るのですが、地表付近の温度が高いと、氷が溶けてしまうため、5月から6月に多いと言われています。

降雹による被害を雹害(ひょうがい)と言いますが、直径が5cm以上もあるような巨大な雹の場合、落下速度が100km/hを超え、単独でも甚大な被害を出します。

最初にお目にかけた写真は、ウィーンで見かけた自動車。どうやら雹の直撃を受けたようで、ボンネットがかなり凹んでいます。

人間がこんな雹の直撃を受けたら、大変なことになりそうです。当然のことながら、家屋の屋根やガラス、農作物にも大きな被害をもたらすことでしょう。

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May 30, 2017

オーストリアのエアコンですが‥

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今日は「エアコンの話題」です。

ご存じのように緯度が高いオーストリアでは、以前はクーラーは特別な場所以外、導入されていませんでした。日本でも、以前、北海道は、暖房機器は充実していますが、クーラーを設置している家庭が極めて少なかったのと同じ理由です。

もちろん、オーストリアも夏は気温が日本と同じように上がりますが、湿度が低いため、日陰に入ると涼しく感じるという特長がありました。

そのため、高層ビルディングなど特殊な例を除いて、クーラーやエアコンを設置するという習慣はなかったと思います。

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少なくとも、Feriが35年前に始めてオーストリアを訪問した頃は、「クーラーとは無縁の世界」でした。

それだけに、夏にオーストリアでバカンスを過ごして、帰国すると、日本到着前の機内アナウンスで“成田の気温は38度云々”という情報にせっすると、ゲッソリしたものです。

さて、そんなオーストリアですが、温暖化の影響もあるのか、ウィーンをはじめとする低地地方では、一般家庭も含めてクーラーやエアコンを設置するところが増えてきました。

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特にウィーンでは、商店でクーラーを導入するところが非常に増えているように感じます。一つは、季候の変動もあるでしょうが、以前と異なり、OA機器の増加により室内温度が上がる傾向も影響しているのかもしれません。

流石にディスプレイはブラウン管方式から液晶方式に変わり廃熱量は大幅に軽減されていますが、タワー側のパソコンでは本体から結構、熱が出ますからね‥

さて、そんなクーラー事情ですが、Feriが興味を持ったのは、「どのメーカー製の製品が使われているか」という点です。

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May 29, 2017

ウィーンで見かけるVHSとは?

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今日は「ウィーンで見かける施設の話題」です。

ウィーン市内を歩いていると「VHS」と書かれた看板を見かけることがあります。

Feriなどは、VHSと言えば、家庭用ビデオの規格「VHS」をすぐに思い出してしまいます。今ではビデオテープを使う人は激減してしまっていると思いますが、かつてはSONYが開発したβ方式と、VICTORが開発したVHSが家庭用ビデオのシェアを競い合っていましたね。

最終的にはVHSが主流になった訳ですが、今ではVHSのビデオデッキすら販売中止になっているという話を耳にしました。時代は変わるものです。

さて、話が横道に逸れましたが、ウィーンで見かけるVHSは、もちろん家庭用ビデオではありません。

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正確には「VHS Bildungstelefon - Die Wiener Volkshochschulen」という組織が運営している施設です。

この組織は、主に社会人を対象に、生涯学習を行うコミュニティカレッジを運営するNGOで、一般的な職業訓練ではなく、幅広い知識やスキルなどを修得することを目的にしている点が特長です。掲載した地図に用にウィーン市内にはかなり多くの施設があります。

また、企業内人材育成なども行っている他、各種の語学教育、サマースクールなど幅広い活動を有料で行っています。

多数のプログラムを提供していることもあり、プログラムについてのカウンセリングなども行っています。ウィーンには色々な国の人が生活しているため、カウンセリングについてもドイツ語の他、英語、ボスニア語、クロアチア語、セルビア語、スペイン語といった言語で対応しています。

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May 28, 2017

ホイリゲのバックルームで‥

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早いもので、5月も最終週に入りますね。日本では給料日後の週末なので、街中は賑わうことでしょう。

最近、「ホイリゲの話題」から遠ざかってしまっているので、今日は久しぶりにホイリゲ登場です。

2016年10月、このブログでもご紹介したことがありますが、オーストリアでは飲食店で売上の厳密な管理が要求されるようになりました。

これは脱税を防ぐための施策だそうです。まぁ、どこの国でも、実際に商品の受け渡しが行われない飲食店の場合、売上をごまかす輩がいる訳で、それを防止することで、納税に対する不公平感をなくそうという話です。

以前は小さなホイリゲやCaféなどの場合、レジスターなどがないところも多かったのですが、法令により、現在は、設置と売上の登録に加えて、お客さまに対してRechnung(レシート)を渡すことも義務づけられました。

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その関係でしょうか、最近はホイリゲの中には、PDAを使ってオーダーの段階で売上登録をするところも増えてきました。この他、確かに手間は省けますからね。

さらにオーダーがバックルームに伝わるシステムになっているところもあり、効率的な店舗運営を行っているところもあります。

もちろん、従来のように手書きでオーダーをとってから、バックルームに戻って入力するスタイルも健在です。

ホイリゲの多くは、お料理はビュフェで購入し、その場で会計を済ますのに対し、Wineを始めとする飲み物は最後に会計を行います。

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May 27, 2017

番外編 実用化に至らなかった「幻のジェット旅客機」

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今日は番外編として、「開発に成功しながらも、実用化に至らなかったジェット旅客機の話題」をお届けしましょう。

現在、日本では三菱がMRJという小型旅客機を開発しています。

現在、航空会社へ引渡の前提となる型式証明取得に向けて、過酷なテスト中ですが、「旅客機の実用化」というのは、本当に大変なようです。しかも、実績が乏しいメーカーの場合、仮に型式証明が下りても、売れる保証はありませんので‥

さて、今は無くなってしまった東ドイツ(ドイツ民主共和国、DDR)ですが、社会主義国家の時代は、一応、技術大国でした。

そんな東ドイツが、1950年代にジェット旅客機の開発に取り組んでいたことがあります。

ジェット旅客機の名称は「Baade 152(バーデ 152)」(BB-152、ドレスデン 152、VL-DDR 152、単に152と呼ばれることもあります)。

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ちなみにBaadeという名称は、同機の主任設計者であるBrunolf Baade(ブルノルフ・バーデ)氏の名前に由来するものです。152という数字は、戦前のユンカース社の開発プロジェクト番号から引き継がれていると言う話です。

Baad152は、ドレスデンにあったVEB Flugzeugwerke Dresden(VEBフルクツォイヴェルケ ドレスデン)というメーカーで1956年に製造され、1961年までテストが続けられました。

1956年と言えば、昭和31年。この頃、ジェット旅客機を自力で製造できたというのは、正直、驚きです。

最もドイツは第二次世界大戦中にジェット戦闘機を独自に開発した実績がありますから、技術の蓄積があった訳です。そう考えると、ジェット旅客機の開発も頷けるものがあります。

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この旅客機ですが、翼が胴体の上(高翼)がある上に、車輪が前後に並ぶタンデム式という、かなり変わった格好をしています。

それもそのはず。実はドイツの名門航空機メーカーであるユンカースの技術者が、ソビエト連邦で設計したジェット爆撃機をベースにしているからです。なお、エンジンは、4機(2機をまとめてパイロンで吊す方式)搭載されています。

しかしタンデム式は安定が良くないため、翼端に引き出し式の補助輪を取り付けていました。

同機は、全長31.4メートル、全幅26.3メートル、全高9.0メートルで、ナローボディで通路は中央に1本、座席数は48名~72名、航続距離は2000km程度だったようです。

機体サイズに関しては、現在、三菱が開発中のMRJとよく似ています。

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May 26, 2017

万国共通「列車ダイヤ」

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今日は「列車ダイヤの話題」をお届けしましょう。

よく、日本では“台風により列車ダイヤが乱れました”“ダイヤ改正”といった報道を目にします。

このダイヤという言葉ですが、略称で、正確にはダイヤグラム(diagram)と言い、運行計画を表現した線図のことです。

一般的に鉄道ダイヤグラムは、横軸に時間、縦軸に距離をとり、駅を縦軸上に配置したグラフ状の資料です。お客さまには馴染みがありませんが、運行に携わる鉄道職員にとっては必携の業務ツールです。

また、列車の運行計画は、このダイヤグラム作成から始まります。一般の時刻表は、このダイヤグラムから各駅の停車時刻を抜き出してまとめたものです。

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日本でも鉄道ファン向けの雑誌などに、時々、特定路線のダイヤグラムが掲載されていることがあります。

これは、列車の撮影をする際、どこで追い抜きがあるか、単線の場合、どこで列車の交換が行われるかなどが一目でわかるためです。使い方に慣れると非常に便利なツールです。

さて、以前、Karlsplatzにあるウィーン博物館で「GROSSER BAHNHOF」という特別展を実施していたことがあります。

博物館前に小型蒸気機関車を展示する力の入れようで、駅に関する様々な資料を展示していました。

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その中には、現在完成しているWestbahnhofの完成予想図、現在はビルディングの中に入ってしまったフランツ・Franz-Josefs-Bahnhofのオリジナル写真なども見られました。

その中でFeriの興味を引いたのはÖBBの列車ダイヤグラム(南鉄道のようでした)。横軸に時間、縦軸に駅を配置しており、基本的に日本で使用されているものと同じ仕様です。

これを見ると優等列車が普通列車を追い抜く様子などが、よくわかります。また、南鉄道の場合、セメリング峠があるため、ここへさしかかると列車速度が急速に低下し、列車を描いた線の角度が緩くなるのがわかります。

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May 25, 2017

Gasthausbrauereien(ガストハウス醸造所)

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先日、「Bierの銘柄」についてご紹介しましたが、基本的にはBierの製造販売を専門に行っている会社に関する話題でした。

実は、オーストリアにはGasthausbrauereien(ガストハウス醸造所)と呼ばれる小さな醸造所があります。

この話ですが、Feriは、以前、日本オーストリリア食文化協会の方から、色々と教えて頂いたことで、知りしました。

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このブログでも何回かご紹介していますが、ガストハウスとは、レストランよりも庶民的なお食事処です。地方では宿泊設備を備えたところもあり、Feriも夏の旅行では、よく利用しています。

このガストハウスの中には、自家製のBierを利用するお客さまに提供しているところがあるのです。日本で言うところの「造り酒屋」といった趣でしょうか。

オーストリア全土では、その数、何と100以上あるそうで、これを全部回ることを考えたら、気が遠くなりますね。

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例えば、Feriも実際に行ったことがあり、このブログでも紹介したことのある19区にあるFischerbrau 1. Wiener Gasthof-Bräuerei(詳しくはこちらから)、や、14区のMedl-Bräu 1. Penzinger Gasthofbrauerei(詳しくはこちらから)も、このカテゴリーです。

ガストホフ醸造所の特長は、自店内で消費するBierを自家醸造しているという点です。Bierは、比較的小規模な設備でも製造が可能なので、このような形態が生まれたようです。

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May 24, 2017

使用済み乾電池の回収

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今日は「ゴミ回収の話題」です。

日本でも、処理が比較的手間が掛かるのが使用済み乾電池の処理かと思います。

最近では、水銀を含まない乾電池が主流になっていますから、比較的、処理がしやすいとは言え、通常のゴミと一緒に処分するのは、本来、禁止されていると思います。

日本の場合、地域によって異なるようですが、自治体が公共施設に、蛍光灯なども含めた回収ステーションを設置しているケールもあるようですね。

余談ですが、コンビニエンスストアで困るのが、お客さまが持ち込んだ使用済みの乾電池。実際、店舗では電池を販売していますから、店内で交換して、古い電池の処分を依頼されることも多いそうです。

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店舗なので、ゴミ処理は「事業系のゴミ」として専門業者に委託しているそうですが、乾電池に関しては、含まれていないようで、頭が痛い問題の一つとか‥

さて、分別収集が徹底しているウィーンでは、使用済み乾電池の処理は、どうするかというと、いくつかのパターンがあります。

一つはスーパーマーケットの店頭に設置されている回収ボックスへ廃棄するパターン。これが一般的だと思います。だいたい会計が終わって、買い物した商品を持参した買い物袋に詰める台付近に回収ボックスが置かれています。

なお、店舗によっては、乾電池だけでなく小型蛍光灯の回収ボックスを設置しているところもあります(左の写真は、その例です)。

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May 23, 2017

ちょっと変わった信号機

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先日「トランジットモールの話題」をご紹介しましたが、今日は、それに関連する話題です。

トランジットモールは、原則として歩行者用の信号機はなく、歩行者は自由に道路を横断することができます。逆に路面電車や路線バスは、歩行者に細心の注意を払って走行することが求められます。まさしく「歩行者優先」という訳です。

ウィーンでは、路面電車を中心とした本格的なトランジットモールはありませんが、一部区間で路線バスが運行されているMariahilfer Straßeは、最もトランジットモールに雰囲気が近い道路だと思います。

ただ、Mariahilfer Straßeの場合、Neubaugasseなどの主要道路との交差点には、信号機が設置されています。これは、歩行者の安全確保と、路線バスの運行をスムーズにすることが目的だと思われます。

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そんな中、歩行者優先ゾーンにも、実は変わった信号機が設置されています。これが冒頭の写真です。

一見すると歩行者用信号機のようですが、信号機が立っている向きが車道側。そして、信号機の上部には、おなじみに「ピクトグラム」が‥

左側は目の不自由な方、中央は「注意」、右側は車いす。

このピクトグラムからおわかりのように、この信号機は歩行者用ではなく、目の不自由な方や車いすを利用している方が、道路を横断する際、路線バスや自動車、自転車などの「車両」を一時停止させるためのもの。

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May 22, 2017

謎のピクトグラムシリーズ 不気味なマーク これは何?

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今日は「謎のピクトグラムシリーズ 鉄道編」です。

鉄道の世界も「謎のピクトグラム」の宝庫です(笑)。何と言っても、外国人の方も含めて多くのお客さまが集まる駅の案内は基本的にピクトグラムが基本。

また、オーストリアでは列車内の表示もピクトグラムが基本です。ただ、今日は一般のお客さまとは、あまり関係の無いピクトグラムのご紹介です。

さて、トップ写真のピクトグラムですが、ちょっと不気味ですよね。「枯れた木とひっくり返った魚」がモチーフになっているようです。

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少なくとも「好ましくない状態」であることは間違いなさそうです。さて、このピクトグラムは、どこに掲出されていたのか‥ 実はオーストリアを代表する狭軌鉄道MURTALBAHNのタンク車に張り出されていたもの。

タンク車に搭載されている液体は、ガソリンなどの燃料のようでした。つまりガソリンなどを川などに流すと環境汚染を引き起こすので、「作業員に注意を促すピクトグラム」ということでしょう。

実際に意図的に流すような作業員はいませんが、タンクローリーに移し替える際、誤って燃料をあふれさせてしまうことは考えられます。

そこで、内容物に関して注意を促すために、このようなピクトグラムが表示されているのでしょう。

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May 21, 2017

スタイリッシュな四輪自転車

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今日は「乗り物の話題」をお伝えしましょう。

今日は日曜日なので、休日向けの話題を選んでみました。以前、フォルクスオーパーへ観劇に出かけた際、おなじみCafé Weimarの前を通りかかった際、写真のような自転車が駐輪していました。

恐らく、この自転車のオーナーさんはCafé Weimarでご休憩中かと思います。写真をご覧になるとおわかりのように、四輪タイプの2人乗り(サイド・バイ・サイド)自転車です。

よく旧市街で、ベロタクシーを見かけますが、あちらはドライバーさんを含めて、3人乗りで、かつ電動アシスト付き。

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こちらは、ちょっと見た限りでは電動アシストのない人力専用車のようですが、写真を拡大して見たところ、前部にあるペダルにモーターが取り付けられており、やはり電動アシスト自転車(こちらではE-Bikeと言いますが)でした。しかし、なかなかスタイリッシュですね。

以前、体の不自由な方向けの三輪自転車を見かけたことがありますが、それに似たデザインです。

こんな自転車でウィーンの街を走ったら、さぞ、気持ち良いことでしょう。どんな方がオーナーさんなのか、興味がありましたが、Caféから出てくるまで張り込むほどFeriも暇ではないので、写真だけ撮影して、その場を去りました。

後日、調べたところPacific Cyclesという台湾に本社・工場がある自転車メーカー製であることがわかりました。日本にもPacific Cycles Japanという法人があり、折りたたみ式自転車など、なかなかユニークな製品を発売しているようです。

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May 20, 2017

Bierの銘柄

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今日は「Bierの話題」をお伝えしましょう。

気温が上がってくると、黄昏時にホイリゲのシャニガルテンで味わうWineも美味しいですが、炎天下に飲むBierも、また格別です。特に汗をかいた後のBierは最高ですね。

オーストリアでもドイツのように地域未着の醸造所が沢山あります。実際、規模の小さい醸造所が多数、存在し、美味しいBierを地元に提供しています。

ただ、ドイツと異なり本社は地方にあってもナショナルブランドに成長したBierもあります。

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例えばシュタイヤマルク州のGösser、オーバーエスターライヒ州のZipfer、ザルツブルク州のStiegl Kaiser Bier、シュタイヤマルク州のMurauer Bierなどは比較的オーストリア各地で見ることがあります。

上記のBierは、スーパーマーケットに行くと並んでいます。

さらにWienをはじめとする大都市では、各社の営業さんが活動しているため、レストランやバイスルによって入っているBierが異なります。

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一方、地方に行くと、基本的に自州の醸造所が幅をきかせているような気がします。もちろん、例外もあるのですが‥

ところで、Lungauはザルツブルク州に所属していますが、実際はタウェルン山脈のイタリア側にあるため、住民はザルツブルク州への帰属意識は高いものの、商品などはシュタイヤマルク州やケルンテン州の方が近いこともあり、そちらから入ってくるケースが多いようです。

Lungauの中心となっている街Tamswegはザルツブルク州の外れにあり、シュタイヤマルク州に続くMurtalの入り口(出口かもしれませんが)に当たる場所にあります。

そのため、飲食店では提供されるBierはシュタイヤマルク州Murauに本社・工場があるMurauer Bierが圧倒的なシェアを占めています。

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May 19, 2017

トランジットモール

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今日は「都市交通の話題」をお届けしましょう。

ヨーロッパを中心に、最近では都市中心部への自動車乗り入れを制限する動きがあります。その一つが「トランジットモール」と呼ばれる施策です。

「トランジットモール」とは、「公共交通と歩行者だけの通行を許した街路」のことで、公共交通(路面電車やバス)をスムーズに通すことに加えて、歩行者が自由に街路の向こう側にわたれることを狙っています。

そのため、トランジットモール内は、歩行者は自由に歩くことができますので、原則として、信号機はありません。もっとも最近では、例外も出てきているようですが‥

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では、路面電車が発達しているウィーンで、トランジットモールは存在するのか? 実は一部に、路面電車と歩行者だけが通行できるエリアがありますが、本格的なトランジットモールと呼べる場所は存在しません。

Feriの知る限り、現在、2系統の終点近くのOttakringにあるJohannes-Krawarik-Gasse停留所付近については、自動車の乗り入れが禁止されており、トランジットモールのような雰囲気になっています(左の写真が、その現場です)。

Katholische Kirche Altottakringの前に当たります。ただ、トランジットモールと言うより、広場のような雰囲気ですが‥

ただ、Feriは、黄昏時のJohannes-Krawarik-Gasse停留所付近の雰囲気は非常に好きです。

また、路面電車ではありませんが、歩行者優先の施策が打ち出され、抜本的な改良が行われたMariahilfer Straßeについても路線バス13Aが走っている区間が、トランジットモールのような雰囲気になっています。

ただし、ここは一般車両(自動車)の通行が完全にシャットアウトされている訳ではないので、厳密にはトランジットモールの定義からは外れると思います。

Kärntner StraßeやGrabenも基本的に歩行者優先ですが、時間帯によっては、荷物を搬入する自動車なども乗り入れますから、こちらもトランジットモールとは言えないと思います。

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May 18, 2017

オーストリアの国花と国鳥は?

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今日は「オーストリアのシンボル」にまつわる話題をお届けしましょう。

日本でも制定されていますが、オーストリアでも国花、国鳥が制定されています。皆さんは、オーストリアの国花、国鳥は何だかご存じですか?

「国花」はエーデルヴァイス(Edelweiss)です(非公式と)。ちなみにスイス連邦も同じです。

2000メートルから2900メートルの高山地帯に咲く可憐な花ですね。ただし、実物は開花中でも、とても地味で目立たないため、現地を散策していても野生のエーデルヴァイスを発見するのは難しいようです。

実際、Feriも野生のエーデルヴァイスは見たことがありません。

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ところで、日本では、花の名称よりも映画「サウンド・オブ・ミュージック」で使われた歌の方が有名かも知れません。

日本では、映画の中で使われた曲が「オーストリアの民謡」(実際、映画の中では、そのような使われ方をされていますので‥)と思っている人が多いようですが、こちらはオスカー・ハマーシュタインが書き下ろしたもの。つまり架空の「オーストリア民謡」という訳です。

実際、日本にあるドイツ風ビアホールでも演奏されていましたので、日本ではオーストリア民謡と勘違いしてしまうのも無理もありません。ちなみにFeriも、昔は騙されていました(笑)。

なお、オーストリアでもエーデルヴァイスを歌った歌がありますが、こちらは「Es war ein Edelweiss」という作品で、第二次世界大戦中、ドイツ軍山岳部隊の兵士を中心に歌われていた軍歌です。

曲は軍歌なのでマーチ調ですが、戦争に関わる歌詞ではなく、エーデルヴァイスを見て恋人を想うという内容です。

YouTubeに楽曲がアップされていたので、ご紹介することにしましょう。

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May 17, 2017

番外編 零ICHI(ゼロイチ)とは?

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今日は番外編でご容赦下さい。

友人から先日、日本で「ゼロイチが発売されているよ」という連絡をもらいました。

ゼロイチとは? 実は日本のキリンが発売したノンアルコール・ビアテイスト飲料「零ICHI」のことだったのです。

日本では、最近、各ビール会社がノンアルコール・ビアテイスト飲料に力を入れるようになりました。これは飲酒運転による重大事故なども影響しているのでしょう。

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こちらでは、一度ビアを製造してからアルコール分を除去する方法で製造されるものが一般的ですが、日本では法律の関係で、この製法は採用が難しいそうです。

キリンのゼロイチですが、“味は落ちるが、気分だけは味わえる妥協の産物”という汚名を払拭するため、主力商品である一番搾りと同じ「一番搾り製法」を採用したそうです(ちなみに同社ではキリンフリーという製品もありましたね)。

ところで、気になるのがお値段。日本では、ビールは「大人の事情」から酒税が高く設定されています(350ミリリットル缶でビールが77円だそうです)。国会で麻生財務大臣が、“外税にしたらビールを飲まんよ”と発言した位ですから‥

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May 16, 2017

チケット転売に思う

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2016/17シーズンのオペレッタ、オペラもまもなくお開きとなりますが、今日は「チケット転売の話題」をお届けしましょう。

日本では、インターネットの普及にともなって有名アーティストの公演チケット転売が問題になっているという話を耳にしました。

“正規の値段で購入できない”と、ファンから主催者側に苦情が来ているのでしょう。日本の場合、会場近くでチケットを転売する行為は「ダフ行為」として、各自治体の迷惑防止条例で規制されているため、万が一、当局に見つかれば身柄を確保される可能性があります。

ちなみに日本では以下の項目のうち、一つでも当てはまればダフ行為に該当するそうです。

-転売目的でチケットや券を購入すること

-公衆の場で、チケットを他者に転売すること

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そのため、古物商の免許を取得しているチケット古物商が、チケットを自社店舗で販売する場合は、該当しないそうです(私有地内だから)。

ただし、厳密には、チケット古物商であっても、転売目的で一般ルートからチケットを入手すると、ダフ行為に該当する可能性が高いそうです。かなりグレーゾーンですね。

ところで、こちらでは高い人気を誇るアンナ・ネトレプコが出演するオペラのチケットなどは、公式販売サイト(Culturall)では、まず、購入は不可能でしょう。

事前にチケット業者さんなどに流れてしまい、一般枠はチケット販売当日には事実上、ゼロとなっています。さらに、こちらのチケット業者さんに事前にオーダーを入れておかないと、高額な値段になっても入手できないこともあります。

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Feriは、ネトレプコのファンではありませんが、2回だけ国立歌劇場で、彼女が出演するオペラを観たことがあります。

1回は2009年3月の「ランメルモールのルチア」(出産後の復帰戦でした)、2回目は2010年4月の「ラ・ボエーム」です。

「ランメルモールのルチア」は、グルベローヴァさんと比べたいという思いがあったので、事前にチケットエージェントさんに依頼して入手してもらいました。かなりお値段が張りましたが‥

2回目の「ラ・ボエーム」については笑い話があって、たまたま某チケット業者さんのサイトを見ていたら、Feriでも手の出る値段で「空席あり」となっている席があったため、さっそく申し込みました。

ところが、チケット業者さん側の不手際で、実際には手持ちのチケットが完売していたにもかかわらず、インターネット上には「空席あり」と表示が出てしまった‥というのです。

ただ、そこはプロ。“ダメでした。ゴメンナサイ”ではなく、不手際を詫びた上で、何とかチケットを確保してきました。流石です。

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May 15, 2017

またまた架設水道の話題

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ネタに困ったときは工事現場(笑)ではありませんが、建設工事現場は、ピクトグラムから施工方法、建設機器に至まで、「話題の宝庫」かもしれません。

今日は、「架設水道の話題」をお届けしましょう。

Feriは、以前、日本で住宅関連業界の仕事に関わっていた時期がありました。その関係で、ハウスメーカーや工務店に所属する工事関係者から色々な話を聴くことができました。

日本でも、建設現場で問題になるのは水です。すでに水道管が敷設されている現場の場合は、架設水道を設置して、工事に使用する水を確保するのが一般的だそうです。

また、リフォームや補修工事の場合、施主の了解を得て、施主の水道を使うようですが‥

前者の場合、管轄の水道局の工事用水道使用許可を得た上で、地下に埋設されている水道管から分岐させて仮設水道を敷設するようです。

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ところで、ウィーンの工事現場でも水は必須。その際、日本と一番異なるのは、日本以上に設置数が多い消火栓から水を引いていることです(もちろん当局の許可を得て行っている訳ですが‥)。

ただ、いくら消火栓の数が多いとは言っても、現場の直近にあるとは限りません。そうなると、消火栓につないだパイプを現場まで引き回す必要があります。

その際、パイプを地面に這わせるのでは無く、電柱のようなポールを仮設して、空間にパイプを敷設しています。

正直、初めて見たときには、驚きました。何しろ仮設の電線ならばわかりますが、万が一にも漏水の可能性がある水道管を空中に仮設する訳ですから‥

写真はFeriがお借りしているアパート近くの工事現場で見かけた仮設水道の模様。何と、現場は消火栓がある場所から、道路を挟んだ反対側にあるのです。

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May 14, 2017

「Kiss & ○○」雑感

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このところ、「手抜きの記事」が多く、貴重な読者の皆さまの期待を裏切っているようで、心苦しい限りです。

長い間ご愛読の方はご存じかも知れませんが、「謎のピクトグラムシリーズ」連載するきっかけとなったのがÖBBの駅に掲出されていた「Kiss & Ride」(詳しくは2007年の記事をご覧ください)。

当初は見当違いの推察をしてしまい、大恥をかいてしまいました。その後、列車に乗降するお客さまの送迎用駐車スペースであることが判明した訳です。

こちらでは、送迎用駐車スペースを鉄道駅では「Kiss & Ride」、空港では「kiss & Fly」という気がきいた名称で呼んでいます。

日本の場合は、実用一点張りで「送迎用乗降場」などといった表記だったように記憶しています。

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このあたり「文化の違い」が反映されていて面白いですね。しかし、実際にはオーストリアの駅や空港で、別れ際、大胆にKissをしているカップルは、あまり見かけません。

先日、「究極の選択」と言われた大統領選挙で盛り上がったフランスあたりならば事情は違うのかも知れませんが‥

ピクトグラムもÖBBが「唇」と「+」を配した抽象的なデザインであるのに対し、空港(写真はSalzburgですが)の場合は、手を上げて出発するご家族(かな)を見送っている「わかりやすい」デザインで、Kissシーンはありません(笑)。Salzburg空港では10分間は無料となっているようです。

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May 13, 2017

無人自動運転ミニバスの試験が始まります

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今日はウィーンで実験が始まる「新しい交通システムの話題」をお届けしましょう。

日本でも人口減少、超高齢化にともなって、自家用車に頼らずに生活ができるコンパクトシティ化の検討が進められるようになってきました。市内の交通機関として注目を集めているのが、ご存じ、無人運転のバスです。すでに実験も始まっているようですね。

さて、ウィーンは、元々、コンパクトシティで、かつ地下鉄、路面電車、バスなどの公共交通機関が充実しているため、今でも市内の移動は非常に楽です。

また、徒歩で移動できる範囲も広い点が特長です。実際、バスなどは一方通行の関係で、迂回するため、歩いた方が早いケースもあります。

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こんなウィーンですが、将来を見据えてWiener Linienが中心となって自動運転バスの実験プロジェクトが始まりました。

このプロジェクトは、オーストリア運輸省が資金を提供して進められているもので、Wiener Linienほか、AIT Austrian Institute of Technology、KFV(Kuratorium für Verkehrssicherheit、オーストリア交通安全委員会)、TÜV AUSTRIA、SIEMENS AG Österreich、 NAVYA(フランスのバスメーカー)が参加しています。

本プロジェクトは、無人自動運転バスの自律走行の効率と信頼性を高めることを目的としており、ウィーンで最も新しい街Seestadtで実証実験が行われることになっています。

実証実験に使われる無人自動運転バスは電気式で、定員は11名と発表されています。

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May 12, 2017

タバコ販売雑感

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今日は「タバコの販売」についてのお話です。

日本では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えて受動喫煙防止に関する法律を強化する動きがあり、色々な議論が繰り広げられているようです。

Feriは、タバコは吸わないので、禁煙の方がありがたいのですが、タバコを公式に販売している以上、何らかの形で、吸える場所を設定しないと変な気もします。

ところで、日本では純粋なタバコ屋さんはずいぶんと減っているようですが、逆にコンビニエンスストアなどでタバコを販売するところが増えているため、買う分には便利になっているのではないでしょうか。

ただ、自動販売機王国の日本では、タバコやアルコール飲料の自動販売機が最近は見かけなくなってきているような気がします。

これは、日本では成人でないとタバコやアルコール飲料は購入できない法律があるため、年齢確認が必要になったことが影響しているのでしょう。

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タバコに関しては、成人識別ICカード「TASPO」を自動販売機のカードリーダーにタッチにしないと購入できないため、カードの発行が面倒な方を中心に対面販売のコンビニエンスストアの利用が増えているようです。

コンビニエンスストアでは、チェーンにより年齢確認のシステムが異なり、レジ画面でお客さまに年齢確認のボタンを押してもらうところと、従業員が目視で確認する方法が一般的なようです。

年齢確認ボタン方式の場合、明らかに成人であることが明白なご年配のお客さまにも、操作を要求するため、不愉快になるお客さまも多いという話を耳にしたことがあります。

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このほか、コンビニエンスストアで働いている従業員には未成年の人も多く、ちょっと厳ついお客さまに対して、年齢確認資料の提示を要求するのは、かなりハードルが高いという話を耳にしたことがあります。

反面、外見だけでは判断が難しいケースも多く、年齢確認は頭の痛い問題のようです。本当は、対面販売でも、成人識別ICカードの提示を法令で義務づければ、良いのかもしれませんが‥まぁ、大人の事情がありそうです。

一方、“あの店は未成年でも簡単にタバコを売ってくれる”というアングラ情報が流れると、その店に未成年が集中する傾向があるそうです。

日本でも未成年にタバコを販売したことが当局に露見すると、未成年者喫煙防止法により、販売者が罰せられる仕組みになっていますが、悪質なケース以外は実際に書類送検されるケースは少ないとか‥

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May 11, 2017

「Tramwaytag 2017」の模様をちょっとだけ‥

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このブログで予告したWiener Linienのオープンハウス「Tramwaytag 2017」が、予定どおり、先週末の5月6日に開催されました。

当日は晴天に恵まれて、大変な賑わいだったようです。何しろ基本的には屋外のイベントですから、天気に左右されるのは言うまでもありません。

Feriが参戦していれば、色々な写真を交えてレポートができたのですが、諸般の事情で、今回はお休み‥

やはりSchottentorの地下停留所(38系統、37系統、40系統、41系統、42系統)にオールドタイマーが入るのは珍しいようで、大勢のファンが記録しているようです。

そこで、YouTubeなどにアップされていた動画をご紹介することで、雰囲気を味わっていただければ幸いです。

ところで、日本では、この手のイベントがあると新聞やテレビなどで、その模様が紹介されることが多いのですが、こちらでは、余り出ませんね。これもお国柄なのでしょうか。

しかし、YouTuberにアップされている動画を見ると、日本の鉄道イベントのように「荒れていない感じ」がいいですね。皆さんが、それぞれの立場で楽しんでいるようです。

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May 10, 2017

タワークレーン撤収中

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日本ではゴールデンウィークも終わって、平常モードに戻っていると思いますが、皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

2017年の場合、次の3連休は、7月15日~17日までお預けなのでガッカリ‥という人もいらっしゃるかもしれません。

今日は「工事現場の話題」をお伝えしましょう。Feriは建築や土木の専門家ではありませんが、街中を歩いていると、工事現場が気になります。

というのは、工事現場には、その国の習慣が色濃く反映されているからです。

さて、本題ですが、日本の場合、工事現場ではクレーン車を使うことが多いような気がします。

もちろん、高層ビルディングをはじめとする大規模な現場では、タワークレーンを建設して、工事期間中、使用するケースがありますが、工事期間が短い場合や、改修工事などでは、設置が簡単なクレーン車をよく見かけます。

反面、こちらではクレーン車も存在しますが、工事現場で圧倒的に多いのは、仮設のタワークレーンです。

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なぜ、タワークレーンがよく使われるのか、残念ながら専門家ではないFeriには、その理由がよくわかりません。何か理由があるとは思うのですが‥

今日、お目にかけるのは、最寄りの銀行に出かけた際に見かけた工事現場です。

工事対象となっているのは、ウィーンらしい石造りの建物。周囲に足場を組んでいるところから、補修工事を行っているようです。

ただ、現場を見ると、どうも工事が終わり足場を解体しているように見えました。そう言えば、足場の間から見る外壁がきれいになっているように見えます。

足場を組むこと自体は、日本と一緒なので、別に珍しいことではありませんが、気になったのは道路で大型トラックが停車して、何やら作業を行っていること(こういう、普通の人が気を止めないことが気になるFeri‥)。

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May 09, 2017

卵のばら売り

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今日は「ウィーンのキッチンから」、「卵の販売に関する話題」をお届けしましょう。

このブログでも時々、ご紹介していますが、オーストリアでは、玉子の等級付けが非常にしっかりしている上に、各玉子に識別ナンバーが印字されており、購入した消費者がインターネットを通じて、トレーサビリティできるようになっています。

基本的に「自然飼育の鶏から生まれた卵」はお値段が高いですが、人気があるようです。


日本と同じくスーパーマーケットなどでは、パックに入った形で販売されています(左の写真)。

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ただ、日本と異なり4個入りパックは見たことがありません。Feriの知る限りでは、6個入りが最低単位のようです。やはり日本以上に消費する人が多いのでしょうね。

「卵も鮮度が命」ですから、できれば少量を購入して、早く食べた方が良いのはわかっていますが、1日一個だと、約1週間は持つ形になってしまいます。

目玉焼きを作る場合、鮮度が下がってくると、どうしても黄身が崩れやすくなり、きれいな形にはなりません。自然飼育の生まれた卵は、加熱調理が必須なので、食べる分には1週間程度は、全く問題ありません。

ただ、見た目は食欲に関係しますから‥(笑)。

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May 08, 2017

40周年を迎えたガラス瓶リサイクル事業

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今日は「ガラス瓶リサイクルの話題」をお届けしましょう。

このブログで、時々、取り上げているオーストリアのゴミ処理方法。分別が徹底していると同時に、缶類やガラス瓶類、ペットボトルに関しては、街頭に大型のゴミ箱が設置されており、常時、ここへ捨てることができます。

個別回収ではないので、自宅で対象となるゴミがたまれば、ステーションへ持っていって捨てることができるので、非常に便利です。

これらステーションで回収されるゴミは、いずれもリサイクル対象となっているため、こういった専用の大型ゴミ箱で収集している訳です。

ただ、リサイクルを行うとなると、異なったゴミが、専用ゴミ箱に入れられるのが問題になります。

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そこで、ステーションのゴミ箱には、細かい分類が、お得意のピクトグラムで明記されています。トップの写真は「BUNTGLAS」つまり、瓶類回収用ゴミ箱です。

瓶については、ビア、ワインに代表される食料品の瓶に加えて、化粧品の瓶も対象になっているようです。

回収の対象外となっているのは、電球や板ガラス、そしてワイングラスやガラス製のカップです。

電球や板ガラスはわかりますが、意外なのはワイングラスです。電球などはガラス以外の物質が含まれているので、リサイクルは難しいと思います。反面、素人考えだと、グラスやカップは、ガラス瓶と一緒にリサイクルできそうな気がするのですが‥

これは、恐らくリサイクル用瓶の材質に関係しているような気がします。また、もしかしたら対象となっている瓶類には、予めリサイクル費用が含まれており、メーカーが負担している可能性もありますね。

実際、回収したガラス瓶は粉砕されて、原材料になり、再びガラス瓶に再生されます。もちろん、リサイクルの途中で、異物混入などにより廃棄される材料もありますが、非常に少ないようです。

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このシステムを運営しているのはウィーンに本社があるAustria Glas Recycling GmbHという会社で、今年、ガラスリサイクル事業が40年周年を迎えました。

この間、色々とブラッシュアップしてきたようで、EU内でも高く評価されているシステムです。

街中の回収は専用の自動車を使っていますが、オーストリア全土をネットワークしているため、拠点間の輸送にはエネルギー効率の良い鉄道を活用しているようです。

ガラス瓶については専用コンテナ、原材料に戻したものはホッパ車で運んでいる写真が、同社のホームページに掲載されていました。

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May 07, 2017

楽しい地域案内イラストマップですが‥

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日本では、ビジネスパーソンを中心に今日までゴールデンウィークの「続き」だった方もいらっしゃると思いますが、どのようにお過ごしだったでしょうか。

さて、今日は街角に設置されている「地域案内イラストマップの話題」をお届けしましょう。

ご存じのようにウィーンには23の区があり、それぞれ独自の自治活動を行っています。ハイキングコースなどのようにウィーン市が主導して、共通のデザインによる案内看板もありますが、区が独自に制作している案内もあります。

今日、ご紹介するのはFavoriten(10区、ファボリーテン)の看板です。Hauptbahnhofの開業と駅周辺の再開発、2017年9月の地下鉄Oberlaa延長など、話題に事欠かない区です。

HauptbahnhofからReumannplatzに至るFavoriten Straßeは10区で最大の繁華街です。

飲食店や色々なお店が並んでおり、いつも大勢の人で賑わっています。この地下をU1が走っているのは、皆さまもご存じのとおりです。

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このFavoriten Straßeで見かけたのが、写真の案内看板です。3Dスタイルのイラストマップになっており、名所旧跡は番号入りで紹介されています。

10区の名所である浄水所の給水塔(WASSERTURM)が1番、Favoriten Straße沿いにあるANTONUSKIRCHE、このブログでもご紹介したことがあるBÖHMISCHER PRATERが3番、そしてHAUPTBAHNHOF WIENが4番です。

せっかくなので、3Dイラストマップをしばらく眺めていると、上の方にある駅が目に留まりました。

ここを見てびっくり仰天。何と、今は跡形も無いWien Südbahnhofが描かれているではありませんか。

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May 06, 2017

変わったデザインの歯科医院

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日本のゴールデンウィークも、いわゆる「Uターンラッシュ」が始まったようですね。「短期間に大量の人が移動する」というある意味、日本らしい光景なのかも知れません。

ところで、Feriの親戚(父親の兄)には歯科医がおり、子供の頃は、歯に問題があると、半ば強制的にそこへ通っていました。子供の頃は、ドリルが今のようなタービン方式ではなく、機械式だったので、振動が激しく、恐怖心からビービー泣いていました。

また、Feriは、変則的な歯並びで、矯正が困難だったこともあり、他の歯科医院に通院すると説明が面倒なので、長年、親戚の歯科医院に通院していました。

ちなみに、親戚は「父の兄」なので、同じ名字です(歯科医院の名称もFeriの名字と同じでした―笑―)。その親戚はドクター一家で、長男は脳外科医、次男と三男は歯科医でした。

さて、今日はウィーンで見かけた「歯科医院の話題」です。とは言っても実際に通院した訳ではありません。「歯科医院の建物のお話」です。

日本と同じく、こちらでも歯科医院は、小規模なところが多く、自宅を兼ねた建物やビルディングの中で開業しているところが多いようです。

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以前、Feriがお世話になっていた17区にちょっと変わった建物の歯科医院があります。

それが写真の医院。以前、このブログでご紹介した他の歯科医院でも、建物に「歯のイラスト」を描いていましたが、こちらも同様。ただし、窓ではなく、建物本体にしっかりと描かれています。

ただ、正直、最初に見かけた時は、「バカモノが、スプレーでいたずら書きをしたのでは?」と勘違いしてしまったほど、変わったデザインです。

「しっかりデザインされている」というよりも、言葉は悪いですが、「思いつきで描いた」ような雰囲気が伝わってくるからです。

しかも、歯を結ぶ金色のラインが、これまた特長。しかし、建物をちょっと離れて見てみると、一応、建物全体に「歯のイラスト」が描かれていることから、医院側が何らかの意図をもって施工したようです。

通常、窓だけにイラスト(ステッカーを含む)を描くケースが多いのですが、このように同じデザインのイラストを窓と壁に描いているケースは珍しいと思います。

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May 05, 2017

戦う天使

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日本では、5月3日が「憲法記念日」でしたが、現在の憲法が公布されて70年ということで、改憲の是非を含めて、色々な議論が出てきていると思います。

さて、今日は「天使のお話」です。

ウィーンの旧市街にあるAmHofの中心には「マリアの柱 (Mariensaeule )」が建立されています。Mariensaeuleについては、色々な歴史的経緯がありますが、由緒ある遺産の一つです。

このモニュメントで興味深いのは、柱を支える土台に「鎧兜に身を固めたファイティングポーズの天使」が直立し、蛇、竜、バシリスク、ライオンを踏みつけています。これらの動物は、ペスト、戦争、飢餓、異端(信仰)との戦いを象徴しているそうです。

「天使が武器を持って、ファイティングポーズをとっている」‥一般的な日本人には、天使というと、ほのぼのとしていて、やさしいイメージがあるため、「戦う天使」は奇妙に映るかも知れません。実は、これには興味深い背景があるようです。

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以前、友人の森野由みさんとホイリゲで雑談をしている時、「天使」について、色々と教えてもらいました。

ちなみに、森野由みさんは声楽家(芸術家)なので、凡人のFeriとは違う感受性を持っており、お話をすると、色々と新しい発見があります。

皆さまもご存じのように、キリスト教の教会をはじめ、絵画や彫刻でも目にする機会が多く、キリスト教には欠かせない存在です。

もともと、こちらでは「Schutzengel」という言葉があり、「その人を守っている天使」を誰でも持っていると言われているそうです。

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そのため、こちらでは、何かあって大事に至らずに済んだすんだ時、よく、“この「Schutzengel」が守ってくれた”というような表現をすることがあるとか‥

さて、天使(ENGEL、ドイツ語でエンゲル)は、ギリシャ語の「ANGELOS」から来ているのですが、本来は「使いの者」という意味だそうです。

キリスト教では、「創造主の神様からの依頼、任務を携えて遣わされてくる」というニュアンスになります。

さらに、「Schutzengel」には、何かを告げようとやってくるだけでなく、「その人の人生を共に歩む同伴者」という意味があるそうです。

旧約聖書の中では、天使は神様を讃える役割のほかに、「人を危険から守る」という役割が与えられています。

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May 04, 2017

ゴールデンウィーク雑感

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日本は昨日から、今年のゴールデンウィーク後半戦に入ったので、テレビのニュースでは、行楽のお客さまで混雑する空港や駅、高速道路の渋滞などを流していると思います。

口の悪い友人は、“毎年、同じような絵を流しているのだから、天気が大きく変わらなければ、昨年の映像を使い回しても大丈夫だよね。どうせ、こういった季節のニュースは覚えている人は少ないから‥”と言っています。

確かに、空港や駅はいつもよりも混雑しますし、自家用車で高速道路は渋滞するので、それなりに連休を楽しんでいる人も多いのでしょう。

Feriが、子供の頃は、今ほど祝日は多くありませんでしたが、祝日は食材や食料品を扱う個人商店などは休みにしてしまうところが多かったように記憶しています。

そのため、ゴールデンウィークをはじめとする祝日に仕事をしているのは、飲食店、警察、消防、鉄道などの運輸関係などに限られていたような気がします。

もちろん、大手デパートなど一部の流通業は営業していましたが‥

それから半世紀。サービス業が産業の中心となった日本では、ゴールデンウィークだからと言って、休んでいるお店は皆無だと思います。

とくに365日、24時間営業をウリにしているコンビニエンスストアは、日本に5万店以上あるようです。深夜は閉店する店はありますが、365日営業しているので、コンビニエンスストアだけでも20万人以上の人が連休中も働いていることになります。

もちろん、シフト制なので、通常の休みをとっている従業員さんはいらっしゃるでしょうが、せいぜい、1日程度で、特別に連休をとっている人は少ないでしょうね。

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コンビニエンスストアの場合、毎日、お弁当やサンドイッチ、各種総菜は毎日(しかも何回か)納品されるので、製造している工場も365日営業のはずです。

特にゴールデンウィーク中は、行楽に出かけるお客さまがコンビニエンスストアを利用するケースも多く、お弁当やサンドイッチ、パンなどの需要が上がるので、当然、工場の生産体制も高めていると思います。

Feriは、ベンダーと呼ばれる食品工場でどれくらいの人が働いているのかは知りませんが、かなりの人が働いていることは間違いないと思います。当然、できあがった商品を各店に運ぶドライバーさんも、世間並みの連休はないでしょう。

この他、365日営業しているのが、最近、通販の影響で疲弊している宅配便。こちらもゴールデンウィーク中でもトラックを街中で見かけます。

そうそう、通販大手の密林さんも365日営業でしたね。きっと流通倉庫では、非正規の社員さんが24時間体制で働いているのでしょう。

他にも年中無休のファストフード店をはじめとする飲食店も増えていると思うので、昔と違ってかなりの人がゴールデンウィークの連休とは無縁の世界を送っているのではないでしょうか。

それに加えて、最近は各種イベント流行。イベントには警備が不可欠ですが、イベントの警備員さんも民間ですから、ここでも大量の人が働いているような気がします。

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May 03, 2017

Theater an der Wien2017/18シーズン・プログラム

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今日からゴールデンウィークの「後半6連休」が始まりますね。

日本周辺では、きな臭い話も出ているので、心配ですが、皆さまは、どのようにお過ごしでしょうか。

今日は劇場の発表から、若干、時間がたってしまいましたが、「Theater an der Wien2017/18シーズン・プログラム」をご紹介しましょう。

ちなみに、当劇場は5区のアパートから最も近い歌劇場です。

ご存じのようにTheater an der Wienは、月替わりで1作品のオペラを上演するという方式をとっています。

オペラ
Die Zauberflöte(魔笛)
モーツァルトの定番オペラ「魔笛」がシーズン始めに上演されます。プレミアは2017年9月17日です。9月19日、21日、23日、28日に上演されます。さて、どんな演出になるでしょうね。

Wozzeck(ヴォツェック)
ビューヒナーの戯曲を元に、アルバン・ベルクが作曲したオペラです。貧しい床屋上がりの兵士が、鼓手長と通じた内縁の妻を殺害するという陰惨な物語。1925年に初演されました。Theater an der Wienらしいプログラムと言えるかもしれません。
プレミアは2017年10月15日。10月17日、19日、21日、23日、27日に上演されます。

Hagen(ハーゲン)Die Ring-Trilogie
ご存じ、リヒャルト・ワーグナーのリング三部作です。ただ、通常の公演名を見てもわかるように通常のリングとは異なり、新しくアン・ディア・ウィーン劇場向けに構成された作品です。プレミアは2017年12月1日。12月7日、17日、29日に上演されます。

Siegfried (ジークリート)Die Ring-Trilogie
同じく12月には「Siegfried」が上演されます。プレミアは12月2日。12月9日、18日、30日に上演されます。
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Brünnhilde(ブリュンヒルデ)Die Ring-Trilogie
更に12月には「Brünnhilde」が上演されます。プレミアは12月3日。12月10日、19日、31日に上演されます。
三部作を三日連続で見ることができるという趣向です。しかし、シルヴェスターが「Brünnhilde」というのはTheater an der Wienらしいところ。

Maria Stuarda(マリア・スチュアルダ)
ドニゼッティ作曲のオペラ。「女王三部作」の一つで、テューダー朝とその女性たちを主役としたオペラです。プレミアは1月19日。1月21日、23日、26日、28日、30日に上演されます。

Saul(ソール)
Theater an der Wienが得意とするヘンデルの作品。3幕の「Trauermarsch」(葬送行進曲)は有名かと思います。プレミアは2月16日。2月18日、20日、23日、25日、27日に上演されます。

Der Besuch der alten Dame(老婦人の訪問)
オーストリアの作曲家ゴットフリート・フォン・アイネムの作品です。この作品もTheater an der Wienらしい気がします。
プレミアは3月16日。3月18日、20日、23日、26日、30日に上演されます。

A Midsummer Night´s Dream(真夏の夜の夢)
ベンジャミン・ブリテンの作品。シェイクスピアの戯曲が基になっているのはご存じのとおり。
プレミアは4月15日。4月17日、19日、21日、23日、25日に上演されます。

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May 02, 2017

考え方の違い‥デポジット制

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今日は「デポジット制の話題」をお届けしましょう。

シュベヒャート空港へ到着したお客さまの中には、荷物用のカートを利用する際、コインが必要で困ったことがある方はいらっしゃいませんか?

カートの取っ手部分にコインを挿入しないと、カートを置き場から取り出すことができないシステムです。もちろん、指定の返却場所へ返して、カートに付いている鍵を挿入するとコインは戻ってきますので、実際には利用料金はかかりません。

いわゆる「デポジット制」というシステですね。こちらでは、スーパーマーケットのカートも、同じシステムを採用しており、指定のコインがないとカートは利用することができません。

なぜ、このようなシステムが一般的になっているかと言えば、それはカートの整理をお客さま自身にやっていただくことで、人員の削減(実際は費用の削減)を図っているからです。

当たり前ですが、自分が使ったカートを指定の返却場所に戻さず、適当な場所へ放置した場合、コインは戻ってきません。カートに入っているコインが整理料金という訳です。

そのため、カートを適当な場所へ放置する人は、非常に少なく、駐車場までカートを持っていっても、使用後は、返却場所まで戻しています。

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一方、日本では、この手のカートをデポジット制で運用しているところを、Feriは見たことがありません(知らないだけで、やっている施設があるのかもしれませんが‥)。

システムとしては、カート置き場からカートを借りて、使用後は、返却するようになっていますが、実際には適当な場所に放置しているケースも見かけます。

そのため、スーパーマーケットなどでも、カートを整理する社員さんの姿をよく見かけます。日本の場合、恐らくお客さまの利便性を最優先に考えて、自由に使えるシステムにしているのでしょう。

反面、整理する社員が必要なので、どうしても店舗の生産性という面では、問題が発生します。

現在の日本では、「サービス=無料」という困った考え方が浸透してしまっているため、これからカートにデポジット制を採用したら、必ず「クレームの嵐」になるでしょう(特に最初に始めた企業)。

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そう言えば、デポジット制ではありませんが、日本でも「スーパーマーケットのレジ袋有料化」も、やっと定着しましたが、あの安い料金では、買ったレジ袋を再使用しようと考える人は少数だと思います。

こちらでは、レジ袋に相当する袋(数種類ありますが‥)それなりの金額を支払いますから、破れるまで使い倒すのが一般的です。そういう意味では、中途半端な気もします。

また、基本的に「買い物袋は持ってくるもの」という考え方が基本なので、買い物袋持参の有無はチェッカーさんは確認しません。

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May 01, 2017

変わったお店シリーズ122 移動アイスクリーム屋さん

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今日から5月。5月1日、オーストリアは「メーデー」が祝日なので、お休みです。

このブログでもご紹介したことがありますが、ウィーンではリンクが閉鎖され、メーデーのパレード(デモ行進という雰囲気ではありませんね)が大々的に行われます。

中央会場は市庁舎前の広場。向かいにあるSPÖ本部前には、例年、大きなテントが立ち、中はビアホール状態。メーデーの行事に参加した皆さんが、ここで飲食を楽しんでいます。

また、プラーターでも様々な行事が行われます。

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しかし、日本は、何故か「メーデー」は祝日になりませんね。「労働者の味方」である左派政党が「メーデーを祝日にする法案」でも提出しそうな気がするのですが‥

さて、5月最初の話題は、変わったお店シリーズ「移動販売」です。

最近は、日本でもワゴン車などを改造した移動キッチン車を使って、イベント会場や街角で飲食物を販売しているところを見かけます。ビジネス街などでは、弁当の移動販売車も見かけますね。

日本の場合、保健所や自治体の許可が必要なようで、色々と制約も多いようです。さて、ウィーンでも各種の移動販売車を見かけます。

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とくに定期的に市が立つような広場には、移動販売車が定期的にやって来て営業するケースが多いようです。

また、このブログでもご紹介したことがありますが、最近は小型の三輪自動車を改造した移動Caféが急速に増えています。小型なので、小回りがきき、色々なイベント会場や街中に進出しています。

今日、皆さまにご紹介するのは「移動アイスクリーム屋さん」です。こちらでは、暖かくなるとアイスクリームを召し上がる人が、日本以上に増えてきます。

コーンに盛り付けたタイプのアイスクリームを召し上がりながら歩いているビジネスパーソンも、よく見かけます。

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