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May 08, 2017

40周年を迎えたガラス瓶リサイクル事業

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今日は「ガラス瓶リサイクルの話題」をお届けしましょう。

このブログで、時々、取り上げているオーストリアのゴミ処理方法。分別が徹底していると同時に、缶類やガラス瓶類、ペットボトルに関しては、街頭に大型のゴミ箱が設置されており、常時、ここへ捨てることができます。

個別回収ではないので、自宅で対象となるゴミがたまれば、ステーションへ持っていって捨てることができるので、非常に便利です。

これらステーションで回収されるゴミは、いずれもリサイクル対象となっているため、こういった専用の大型ゴミ箱で収集している訳です。

ただ、リサイクルを行うとなると、異なったゴミが、専用ゴミ箱に入れられるのが問題になります。

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そこで、ステーションのゴミ箱には、細かい分類が、お得意のピクトグラムで明記されています。トップの写真は「BUNTGLAS」つまり、瓶類回収用ゴミ箱です。

瓶については、ビア、ワインに代表される食料品の瓶に加えて、化粧品の瓶も対象になっているようです。

回収の対象外となっているのは、電球や板ガラス、そしてワイングラスやガラス製のカップです。

電球や板ガラスはわかりますが、意外なのはワイングラスです。電球などはガラス以外の物質が含まれているので、リサイクルは難しいと思います。反面、素人考えだと、グラスやカップは、ガラス瓶と一緒にリサイクルできそうな気がするのですが‥

これは、恐らくリサイクル用瓶の材質に関係しているような気がします。また、もしかしたら対象となっている瓶類には、予めリサイクル費用が含まれており、メーカーが負担している可能性もありますね。

実際、回収したガラス瓶は粉砕されて、原材料になり、再びガラス瓶に再生されます。もちろん、リサイクルの途中で、異物混入などにより廃棄される材料もありますが、非常に少ないようです。

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このシステムを運営しているのはウィーンに本社があるAustria Glas Recycling GmbHという会社で、今年、ガラスリサイクル事業が40年周年を迎えました。

この間、色々とブラッシュアップしてきたようで、EU内でも高く評価されているシステムです。

街中の回収は専用の自動車を使っていますが、オーストリア全土をネットワークしているため、拠点間の輸送にはエネルギー効率の良い鉄道を活用しているようです。

ガラス瓶については専用コンテナ、原材料に戻したものはホッパ車で運んでいる写真が、同社のホームページに掲載されていました。

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ちなみに、直近では、回収した廃ガラスの総量は235000トンで、国民1人当たりに換算すると26kg/人になるそうです。

ガラス材料の無駄を省くだけでなく、エネルギーや資源の節約に貢献しています。

ただ、このシステムがうまく回る前提は、住民が積極的に分別収集に協力することにあります。仮に、分別を無視して大型ゴミ箱に投入してしまえば、システムは崩壊してしまうでしょう。

デポジット制で、スーパーマーケットなどで回収するのとは異なり、自由に捨てることができる訳ですから、ある意味、意識が高いのかも知れません。

なお、ガラスのリサイクルですが、ガラスの材料は砂と石でコストがかからず、一から作れるため、日本ではガラスのリサイクルに積極的な業者は少ないと言われています。

また、リサイクルをしている場合も、ガラス以外の製品に再生しており、オーストリアのようにガラス瓶に再生させているケースは空く兄用です。

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