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May 15, 2017

またまた架設水道の話題

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ネタに困ったときは工事現場(笑)ではありませんが、建設工事現場は、ピクトグラムから施工方法、建設機器に至まで、「話題の宝庫」かもしれません。

今日は、「架設水道の話題」をお届けしましょう。

Feriは、以前、日本で住宅関連業界の仕事に関わっていた時期がありました。その関係で、ハウスメーカーや工務店に所属する工事関係者から色々な話を聴くことができました。

日本でも、建設現場で問題になるのは水です。すでに水道管が敷設されている現場の場合は、架設水道を設置して、工事に使用する水を確保するのが一般的だそうです。

また、リフォームや補修工事の場合、施主の了解を得て、施主の水道を使うようですが‥

前者の場合、管轄の水道局の工事用水道使用許可を得た上で、地下に埋設されている水道管から分岐させて仮設水道を敷設するようです。

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ところで、ウィーンの工事現場でも水は必須。その際、日本と一番異なるのは、日本以上に設置数が多い消火栓から水を引いていることです(もちろん当局の許可を得て行っている訳ですが‥)。

ただ、いくら消火栓の数が多いとは言っても、現場の直近にあるとは限りません。そうなると、消火栓につないだパイプを現場まで引き回す必要があります。

その際、パイプを地面に這わせるのでは無く、電柱のようなポールを仮設して、空間にパイプを敷設しています。

正直、初めて見たときには、驚きました。何しろ仮設の電線ならばわかりますが、万が一にも漏水の可能性がある水道管を空中に仮設する訳ですから‥

写真はFeriがお借りしているアパート近くの工事現場で見かけた仮設水道の模様。何と、現場は消火栓がある場所から、道路を挟んだ反対側にあるのです。

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そのため、自動車や路線バスも走る道路上空を水道管が横断するという、信じられない光景でした(3枚目写真の右側に写っているのが工事現場事務所です)。もし、自動車が引っかけたら、付近は水浸しになること間違いありません。

写真で赤く写っているケーブルが架設水道管です。また、複数の場所へ給水する場合、消火栓の接続口にジョイントを取り付けて、ここで分岐させていることがわかりました。

なお、撮影したのが冬だったため、消火栓には防寒ジャケットが取り付けられています。なにしろウィーンは、それなりに寒い場所ですから‥

ちなみに、こちらでは、各種イベントで水道を使う場合も、消火栓から分岐させていますので、消火栓が仮設水道の接続口になっているようです。

考えてみると、通常の水道管から分岐させるのは、掘削工事に加えて、各種の工事が伴うので、かなりの手間がかかります。工事現場に水道の引き込みがあれば別ですが‥

そのように考えると消火栓を使うというアイデアは合理的かもしれません。また、消火栓ならば接続口の規格が決まっていますから、比較的容易に仮設水道を引くこともできますし、接続部部からの漏水は防ぐことができるような気もします。


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