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May 02, 2017

考え方の違い‥デポジット制

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今日は「デポジット制の話題」をお届けしましょう。

シュベヒャート空港へ到着したお客さまの中には、荷物用のカートを利用する際、コインが必要で困ったことがある方はいらっしゃいませんか?

カートの取っ手部分にコインを挿入しないと、カートを置き場から取り出すことができないシステムです。もちろん、指定の返却場所へ返して、カートに付いている鍵を挿入するとコインは戻ってきますので、実際には利用料金はかかりません。

いわゆる「デポジット制」というシステですね。こちらでは、スーパーマーケットのカートも、同じシステムを採用しており、指定のコインがないとカートは利用することができません。

なぜ、このようなシステムが一般的になっているかと言えば、それはカートの整理をお客さま自身にやっていただくことで、人員の削減(実際は費用の削減)を図っているからです。

当たり前ですが、自分が使ったカートを指定の返却場所に戻さず、適当な場所へ放置した場合、コインは戻ってきません。カートに入っているコインが整理料金という訳です。

そのため、カートを適当な場所へ放置する人は、非常に少なく、駐車場までカートを持っていっても、使用後は、返却場所まで戻しています。

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一方、日本では、この手のカートをデポジット制で運用しているところを、Feriは見たことがありません(知らないだけで、やっている施設があるのかもしれませんが‥)。

システムとしては、カート置き場からカートを借りて、使用後は、返却するようになっていますが、実際には適当な場所に放置しているケースも見かけます。

そのため、スーパーマーケットなどでも、カートを整理する社員さんの姿をよく見かけます。日本の場合、恐らくお客さまの利便性を最優先に考えて、自由に使えるシステムにしているのでしょう。

反面、整理する社員が必要なので、どうしても店舗の生産性という面では、問題が発生します。

現在の日本では、「サービス=無料」という困った考え方が浸透してしまっているため、これからカートにデポジット制を採用したら、必ず「クレームの嵐」になるでしょう(特に最初に始めた企業)。

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そう言えば、デポジット制ではありませんが、日本でも「スーパーマーケットのレジ袋有料化」も、やっと定着しましたが、あの安い料金では、買ったレジ袋を再使用しようと考える人は少数だと思います。

こちらでは、レジ袋に相当する袋(数種類ありますが‥)それなりの金額を支払いますから、破れるまで使い倒すのが一般的です。そういう意味では、中途半端な気もします。

また、基本的に「買い物袋は持ってくるもの」という考え方が基本なので、買い物袋持参の有無はチェッカーさんは確認しません。

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デポジット制に関しては、日本でも、以前は瓶に入った飲料に採用されていましたが、流通業者の負担軽減を目的に缶やペットボトル化が急速に進み、今ではほとんど見かけなくなりましたね。

Feriが、子どものころは、小さい瓶入りコーラもデポジット制だったので、瓶を持ってお店に行ってお金を返してもらった記憶があります。中には、街中に捨ててあるコーラ瓶を集めて、小遣いにしているちゃっかりしている友人もいました。

最も、こちらでも瓶のデポジットに関しては、現在も継続しているものの、ミネラルヴァッサーなどは、使い捨てのペットボトルが幅をきかせるようになりました。

また、ワインの中にも、1リットルを越える瓶ではデポジット制を採用している商品もあったのですが、最近、デポジット制が廃止されてしまったケースもあります。

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そのため、Feriがアパートで集めておいた瓶が無駄になってしまいました。買うときはデポジット料金を支払っていたのに‥トホホ‥

ところで、最初の写真で紹介したシュベヒャート空港のカートですが、実は、「ある仕掛け」があります。

それは、複数国のコインに対応していること。さすが国際空港です。到着後、Euroのコインを持っていなくても使うことができるという訳です。Euroは1と0.5ですが、それ以外にもCZK(チェココルナ)5、HUF(ハンガリーフォリント)100、sfr(スイスフラン)1、US-Cent(アメリカドル)25に対応しています。

複数国のコインに対応すると、偽コインの被害に遭う可能性がありますが、元々、料金を徴収する目的ではないので、これでかまわないのでしょう。

このデポジット制というのは、やはり「考え方」や「文化の違い」が色濃く反映しているような気がします。

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