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May 29, 2017

ウィーンで見かけるVHSとは?

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今日は「ウィーンで見かける施設の話題」です。

ウィーン市内を歩いていると「VHS」と書かれた看板を見かけることがあります。

Feriなどは、VHSと言えば、家庭用ビデオの規格「VHS」をすぐに思い出してしまいます。今ではビデオテープを使う人は激減してしまっていると思いますが、かつてはSONYが開発したβ方式と、VICTORが開発したVHSが家庭用ビデオのシェアを競い合っていましたね。

最終的にはVHSが主流になった訳ですが、今ではVHSのビデオデッキすら販売中止になっているという話を耳にしました。時代は変わるものです。

さて、話が横道に逸れましたが、ウィーンで見かけるVHSは、もちろん家庭用ビデオではありません。

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正確には「VHS Bildungstelefon - Die Wiener Volkshochschulen」という組織が運営している施設です。

この組織は、主に社会人を対象に、生涯学習を行うコミュニティカレッジを運営するNGOで、一般的な職業訓練ではなく、幅広い知識やスキルなどを修得することを目的にしている点が特長です。掲載した地図に用にウィーン市内にはかなり多くの施設があります。

また、企業内人材育成なども行っている他、各種の語学教育、サマースクールなど幅広い活動を有料で行っています。

多数のプログラムを提供していることもあり、プログラムについてのカウンセリングなども行っています。ウィーンには色々な国の人が生活しているため、カウンセリングについてもドイツ語の他、英語、ボスニア語、クロアチア語、セルビア語、スペイン語といった言語で対応しています。

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なお、最近では、難民を対象とした教育プログラムも行っているようです。

ところで、各スクールの運営に関してはボランティアも多数かかわっている他、コースを担当するトレーナーの養成も行っているようです。

自治体主導ではなく、民間のNGOが運営しているところが、オーストリアらしいプログラムのような気がします。

さて、5区のアパート近くにもVHSが運営に関わっている施設が三つあります。その一つはVHS polycollege Margareten Wiedenという施設で、デジタル写真や動画などの映像に関するワークショップを開催しています。

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また、以前、このブログでご紹介した「SCHLOSS QUADRAT」(詳しくは2016年11月12日の記事をご覧ください)にも「VHS KunstHandWerk Schlossgasse」という施設があります。

冒頭にご紹介した2枚の写真は5区ではなく、お隣の6区にあるVHS Mariahilfです。

ところで、気になるのは、どのような人たちが、いつ、VHSが主催するプログラムに参加しているか‥ということです。

プログラムは必ずしも夜間に実施されている訳でもなさそうなので‥ このあたりは残念ながらFeriにはわかりません。

日本でも「ワークタイムバランス」に関心が集まっていますが、ビジネスパーソンが、こういったコミュニティカレッジに参加するのは時間の制約が多く、大変だと思います。

善し悪しは別にして、オーストリアには日本にはない「ゆとり」があるような気がします。

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