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June 17, 2017

Zeta und Njegus(後編)

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今日も昨日に引き続きフォルクスオーパーに出演したZetaとNjegusにスポットライトを当てて、今まで観た公演を振り返ってみたいと思います。

公使館書記という役柄のNjegusは、旧演出、前演出、現演出で性格付けがずいぶんと異なっているように思います。

特に現演出では、Njegusが道化役から、お話の進行を司る重要な役(ストーリーテラー)になっているように思います。

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まぁ、これはダイレクターのRobert Meyerさんをプレミアで起用することになっていたことから、来ているのかも知れませんが‥裏読みしすぎですかね‥

ところでNjegusに起用される方は、「Die lustige Witwe」で他の役には出ない傾向が強いのですが、両方に出演していた方も存在します。

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その内、お一人が、名優Rudolf Wasserlofさん。Feriは、2001年9月、2004年6月(旧演出最終公演)の2回、Rudolf WasserlofさんのNjegusを観る機会に恵まれました。

ちなみに、Njegus にRudolf Wasserlofさんが起用された2回の公演では、Baron ZetaはSándor Némethさんでした。これも、ある種の世代交代だったのかもしれません。

このブログでも何回かご紹介しましたが、旧演出の最終公演では、ハンナとダニロが3組登場し、各幕が違うカップルで上演されました。前代未聞の公演スタイルでしたが、すばらしファンサービスだったと思っています。

しかし、お互いのやり取りを観ていると、気心の知れたお二人だけに、ユーモアに富んだお芝居が今でも印象に残っています。

そして、Sándor Némethさんも、実はNjegusで出演したことがあります。Feriが観たのは、2006年12月の1回だけでしたが‥

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写真は、その時のカーテンコール。ダニロは、まだ初々しいMorten Frank Larsenさんです(左の写真)。Njegusの3幕のコスチュームが、地味なところからも性格付けがわかるような気がします。

Sándor Némethさんですが、元々、お芝居には定評がある歌役者さんだけに、なかなか味のある演技だったと思います。

ちなみに、この時のBaron Zetaは、これまた個性的なCarlo Hartmannさんでした。ちょっと変わったコンビという印象でしたが、非常に楽しかったですね。

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興味深いのは、2006/07シーズン、一度、Njegusに起用されたSándor Némethさんが、2008/09シーズンでは、Baron Zetaに復帰していることです。このように二つの役を行ったりきたりするケースは珍しいと思います。

前演出時代、Njegusには、Feriが観た時はGerhard Ernstさんが起用されることが多かったです。

なお、Robert Meyerさんも、前演出時代、3回ほど観ています。ただ、現演出とは、性格付けが違うため、抑え気味の演技でしたが‥

ちなみに、前演出のプレミア(2005年6月)の時は、Martin Zaunerさんが起用されたのですが、Feriが観たのは、その時、1回だけ。その後はご縁がなくなりました。

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巡り合わせによっては、こういうケースもあるのですよね。

現演出になってからは、来日公演でもご存じのように、スタート時はRobert Meyerさんの独壇場。2012/13シーズンの途中からBoris Ederさんが入るようになり、現在は、Boris Ederさんが出演することが多いようです。

ところで、永年、フォルクスオーパーで「Die lustige Witwe」をご覧になっていたファンの方はご存じのように、同劇場では、Daniloで活躍していたオペレッタ歌手が、お歳を召してから、Baron Zetaに転身するケースが多いようです。

最近では、Kurt Schreibmayerさんが代表例と言えるでしょう。今後も、このパターンが続くのかどうかは、何とも言えませんが、Feriは「良き伝統」と思っています。

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せっかくなので、Feriが観た両者の組み合わせ一覧表をお目にかけましょう。意外と、9色々なNjegusと共演しているのがSándor Némethさんであることがわかります。

また、出演者がアンサンブルの場合、気心が知れている方が多いこともあり、オペレッタらしいアドリブで舞台を盛り上げることがあります。

しかし、こうやって振り返ってみると、わずか15年ほど前までは、かつての魅力的で個性的なかつての名優が脇役に回り、舞台に華を添えていたことがよくわかります。

それだけに、現在の層の厚さが、ちょっと心配な今日この頃です。

「Die lustige Witwe」(メリーウィドウ)は、新演出に切り替わる場合以外、上演打ち切りになることはないと思います。

それだけに、今後、誰がBaron ZetaやNjegusに起用されることになるのか、非常に興味があるところです。皆さまは、誰のBaron ZetaやNjegusをご覧になりたいですか?

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