« 歴史とともに‥街頭体重計(下) | Main | 速報 Baden2017/18シーズン プログラム »

June 08, 2017

有償イベントに思う‥

20170606ss00002

オーストリアの飲料メーカーRedBullが主催する「Red Bull Air Race2017」第3戦が、先週末、日本の千葉県・幕張市でが行われ、日本の室屋義秀選手が、第2戦サンディエゴに続く2連勝、昨年の千葉戦に続く3連覇を達成し、2017シーズンのポイントリーダーにも躍り出ました。

ちなみに、今回、2位はペトル・コプシュタイン選手、3位はマルティン・ソンカ選手でしたが、いずれもチェコから参戦しているパイロットです。

最近、日本ではNHKが、海外のレースを中継していることもあり、大変盛り上がったようです。

今年は、レースの合間に会場を盛り上げるサイドアクトに、アメリカで飛行可能に復元された零戦、ワールドツアーのブライトリングDC-3Aなどが参加したこともあり、多くの航空ファンで賑わったようです。

20170606ss00004

インターネット上には、レースの模様と同時に会場を優雅に飛行する零戦やDC-3Aの写真が多数掲載されており、会場に出向けなかったFeriも、当日の雰囲気を知ることができました。

ただ、その中で気になったのは、有料の観覧エリアに入場せずに、場外から撮影している方が多いということです。

日本で行われる航空ショーの多くは自衛隊や在日米軍などが主催するため、入場無料が一般的です。それに対して、Red Bull Air Raceは、自動車のF-1などと同じく、高額な入場料を支払って見学するようになっています。

また、様々なサービスが提供される高額な観覧席もあります。

日本では、非常に高いという評価が定着しているのですが、こちらでは、ゼクトをかたむけながらレースを観戦するというのは、一般的な行為です。ある意味、対象は全く異なりますが、オペラ鑑賞と一緒です。

ただ、鑑賞する対象が空を飛んでいるため、結果的に観覧エリア外からも見えてしまう‥というだけの話。

20170606ss00003

当然、主催者側は、有料で入場したお客さまに配慮して、フェンスに目張りをするなどの対策を施しています。ただ、日本では、それを「セコい」と評する方も‥

実際、零戦に関しては、純粋な民間団体が飛ばしているため、費用負担が厳しいようで、今回はRedBullがスポンサーになっていたようです。

確かに、見せても減るものではないのだから‥という気持ちはわかりますが、ウィーンでオペレッタやオペラを、どこかからのぞき見することは、考えられません(そもそも、インドアですから不可能ですよね)。

国立歌劇場の場合、夏期は一部の公演をカラヤン広場で映像としてライブ中継していますが、これは例外中の例外でしょう。

Img_2015_09_5069

もっとも、これは国立歌劇場側が、劇場へ足を運んでもらうファンを増やそうという戦略の一環として実施しているもので、実際、映像と劇場内で見る本物では、そのすばらしさは格段に違うのは言うまでもありません。

Img_2016_09_0280

また、アウトドアのイベントでも有償のものは、主催者側が気をきかしたエキシビション以外はチケットを持たないと入れません。さらに、馬術競技会などでも、VIP席と一般席では、サービスレベルが圧倒的に違います。

そう考えると、例えレースに付随するサイドアクトとは言え、お金を払って見学するのが、こういったレースやイベントを日本に定着させることにつながると思うのですが、皆さまは、どのようにお考えになりますか?

ところで、Red Bull Air Raceには、現在、Master Classにはオーストリア出身のパイロットが加わっていません。

実は、オーストリア出身のRed Bull Air Raceパイロットに優秀な成績を残したハンネス・アルヒ選手がいたのですが、2016年9月、地元オーストリアのアルプスでヘリコプターの墜落事故に遭い、帰らぬ人となってしまいました。


※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります delicious

Br_decobanner_201105_b_3

日記・コラム・つぶやき, 飛行機のお話 |

« 歴史とともに‥街頭体重計(下) | Main | 速報 Baden2017/18シーズン プログラム »

Comments

Feriさん、こんにちは。

同じ空を見上げて観るもので、花火がありますね。
昨今は観覧席を設けて、その席を購入する=花火大会の資金の一部になる、ようですが、庶民は、ふらふらと川沿いを歩いて、タダで観るものという感覚が昔からあって、それが当たり前=お金を払うという発想がない、になっていると思います。
それから、新聞のセールスなどで、野球やその新聞社が主催する展覧会などの切符をタダで配るという商習慣があって、「タダなら行く」という動機も日本固有なのかもしれません。歌舞伎もしかりで、企業が販促の一環として団体切符あるいは貸切で買い上げて、観る人はご招待、つまり「タダだから行く」というのは定着しています。
つまり、「お金を払ってまで行かない」というのが、日本の有償イベントの高き厚き壁なのではと思う次第です。


Posted by: ぷいい | June 08, 2017 at 10:24 AM

ぷいい様

コメントありがとうございます。確かに日本特有の「文化」が影響しているところはありますね。

いずれ別の角度から考察してみたいと思っています。

Posted by: Feri | June 09, 2017 at 09:04 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« 歴史とともに‥街頭体重計(下) | Main | 速報 Baden2017/18シーズン プログラム »