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June 03, 2017

Wiener Schnitzelよもやま話(下)

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凝りもせず、今日も一昨日、昨日に続いて「Wiener Schnitzelよもやま話」をお届けしましょう。

恐らくFeriがドイツ語圏で最も多く食べている料理がWiener Schnitzelだと思います。それだけに、色々な経験があります。

まず、Wiener Schnitzel本体は、肉の違いがあるだけで、どこでも、ほぼ同じです。今回、久しぶりにWiener Schnitzelの写真を揃えてみると、お店によって色々な盛り付けがあることがよくわかりました。

また、Wiener Schnitzelの多くは、いわゆる「衣」が波打っているケースが多いのですが、中には日本の豚カツのように、波打っていないものもありますね。

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これは調理方法の違いによるものなのかもしれません。今後、機会があったら日本オーストリア食文化協会の方に、「この違い」うをかがってみたい内容の一つです。

さて、こうやって写真で比べてみると、肉の大きさもさることながら、最も違うのは付け合わせ。

オリジナルは、「付け合わせなし」だったそうで、現在でも伝統的な様式のレストランでは、写真のように「本体」だけがお皿の上に鎮座しているケースもあります。唯一載っているのはレモンくらいでしょうか。

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さらに、定食(Menü)などでは、別にサラダが付いてくる場合もあります。地方に行くと、定食のサラダとは思えない量のものが出てくることも‥

ちなみに定食の場合、単品よりも肉が若干小さいケースもありますが、Tagesspppeなどが付いてくるので、結果としてリーズナブルです。

実際、ウィーンのバイスルなどでも定食として提供されているケースも多いですね。

さて、言葉は悪いですが、肉の量を少なくしてボリューム感を出そうとすると、付け合わせを工夫するのが一番。

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Feriが食べた中で、多かったのは茹でたジャガイモ(Petersilienkartoffeln)ですね。

また、日本でもおなじみのフライドポテト(Pommes frites)が付いている場合もありますが、最近は減っているような気がします。個人的にはPommes fritesの方が好きなので、これが付いていると、つい食べたくなってしまいます。

不思議なことに、CordonBleuの付け合わせは、Pommes fritesが圧倒的に多いことです。何か理由があるのかどうかは、知りませんが‥

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数は少ないですが、ライス(Reis)が添えられているWiener Schnitzelもありました。これは、Reisがブームになったことから、付け合わせに取り入れたようです。日本人の感覚では「カツライス」のような雰囲気になりますが、「これは邪道だ」という厳しいご意見もあります。

この他、オーストリアでは、昔から酸味のあるジャム(コケモモ、ラズベリー、スグリなど)を添えるケースがあります。現在でも地方へ行くと、その傾向が強いように感じます。ただ、Feri個人としては、どうもジャムを付けて食べる気がしないので、残してしまっています。

今回、ご紹介した写真の中にもジャムが添えられているものもありますね。

オーストリアで多く見かける鶏料理を中心としたレストランチェーン「Wienerwald」は、最近、創業60周年を迎えました。

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このレストランでは、昨日、ご紹介したHähnchenschnitzelnをWienerwaldschnitzelnという商品名で販売していました。ただ、最近ではGebackenes Schnitzelという名称になり、材料を選択(Hendl、Schwein、Pute)できるように変わりました。

こちらは、Feriも何回かお世話になっています。鶏肉の方がさっぱりしているような感じがします。

写真がないのが残念なのですが、Feriが始めてヨーロッパに行ったとき、スイスのチューリヒで、友人と2人で食べたWiener Schnitzelは、今でも語り草になっています。

当時、鉄道を利用してドイツ語圏を回っていたため、宿泊するホテルは駅の近くを選んでいました。夕食も駅の中にあるレストランを利用することが多かったですね。

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基本的に駅ナカのレストランは、気取らずに利用できるところが多いというのも、利用が増えた理由です(例外もありますが‥ これは後日‥)。

スイス連邦鉄道SBBのZürich駅構内にあったBahnhof Restaurantを利用した時のことです。料理を選ぶのも面倒だったので、定番のWiener Schnitzelをオーダーしました。

しばらくすると、カートに乗せられた巨大な銀皿が登場。皿の上には銀の蓋が乗っています。庶民的なWiener Schnitzelにもかかわらず、仰々しい登場の仕方に、まずは目が点。

ケルナーが、銀の蓋を開けると、そこには巨大なWiener Schnitzelが、何と4枚も。しかも、付け合わせとして豆が付いてきました。この豆の量が半端ではありません(つまり量が多い)。

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そして、ケルナーが、それぞれのお皿に盛り付けてくれました。盛り付けが終わったWiener Schnitzelを見ると、これだけで完全に一人前。が、実は、大皿にはもう一セット待機しているのです。

20代で食欲旺盛のFeriだったので、第1ラウンドは何とかクリア。すかさずケルナーが、第2ラウンドの準備に入ります。友人と顔を見合わせて苦笑したのは、何と、第2ラウンドの方が付け合わせも含めて、量が多いではありませんか。後半に山場が来るとか‥

Feri個人の感覚かもしれませんが、こちらの付け合わせは、基本的に味が単調なので、正直、食べてくると飽きてきます。ましてや豆なので、味が淡泊。

第2ラウンドは、流石に完食できず、残念ながら途中でリタイアしてしまいました。ちなみにWiener Schnitzelの付け合わせに豆が付いてきたのは、Feriの経験では、この時だけでした。

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スイス独自の風習なのか、それとも、このレストラン独自の工夫なのかは知る由もありませんが、写真をお目にかけることができないのが本当に残念です。

このWiener Schnitzelですが、とにかくコストパフォーマンスが高かった記憶があります(正確な記録をとっていなかったため、お値段は記憶の彼方に‥)。

その後、ウィーンでも巨大なWiener Schnitzelをウリにしているレストランを利用したことがありますが、付け合わせの絶対量でZürichを上まわることはありませんでした。

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今なら気軽に小型デジタルカメラで写真を撮ることができたと思うのですが、当時は、銀塩の一眼レフでしたから、カメラを持ってレストランに行くことはありませんでした。

なお、こちらでもWiener Schnitzelを完食できない人が意外と多いのですが、その場合、アルミホイルなどに包んで持ち帰りの用意をしてくれるところが、大多数です。そういう意味では、無駄が少ないですね。

ホテル滞在から、アパート生活に移行してから、経費削減のため、昼食はアパートでとることが圧倒的に増えたFeri。

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時々、肉料理が恋しくなると、冷凍のWiener SchnitzelやCordonBleuを電気オーブンで焼いて食べています。15分ほどかかりますが、言われなければ冷凍食品とは思えない仕上がりなので、Feriは満足。

ちなみに、1パックは500gで、Wiener Schnitzelの場合は4枚入っているのが一般的です。つまり、こちらの方は1人前が2枚(250g)のようです。

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CordonBleuも同じく1パック500gなのですが、こちらはチーズやハムが入っている関係で、重量が増えるため、枚数が3枚に減ります。3枚というのが微妙な数ですね。Feriの場合、1人で食べるので、全く問題はありませんが、2人で食べる場合、分けるのが難しそうです。

最近、食が細くなってしまったFeriの場合、冷凍食品も1枚で十分。このように自分の体調に合わせて量をコントロールできるところも自炊の良い点だと思っています。

最近は食が細くなっていることもあり、市内のレストランでWiener SchnitzelやCordonBleuを食べる機会が減っていますが、時々、無性に食べたくなることがあります。

Wiener Schnitzelは「庶民的な料理の代表」として、これからもオーストリアの皆さんに親しまれることでしょう。


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