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July 02, 2017

「夏の音楽祭2017」に寄せて

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オペレッタのレギュラーシーズンが終わり、いよいよ各地で「夏の音楽祭」が始まります。

そこで、夏の音楽祭関連の情報を整理してみました。

Seefestspiele Mörbisch
最近、ゴタゴタ続きのメルビッシュですが、Seefestspiele Mörbischは予定どおり行われるようです。

演目はカール・ツェラーのオペレッタ「小鳥売り」(Vogelhändler)。屋外向けの作品かどうかは微妙ですが、比較的大人数が出演する作品だけに、演出如何ではメルビッシュの大舞台でも楽しめるでしょう。

プレミアは七夕の7月7日(金曜日)。今日の時点でカテゴリー4~9には、まだ空席があるのが気になります。やはりSerafinさんが抜けた穴は大きかったような気がします。

2017年は8月19日まで行われます。例年、終盤に出かけていたFeriですが、今年はどうなることやら‥

Oper im Steinbruch
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メルビッシュに隣接するSt.Margarethenで開催される野外オペラ。石切場という特殊な会場を使っているだけに、最適な作品を選ぶのが難しいような気がします。そのため、一時、中止になりましたが、現在はリニューアルして再スタートを切っています。

2017年の作品はヴェルディの「リゴレット」(Rigoletto)です。Feriは、2009年に同演目を観ていますが、やはり屋外向けの作品とは言えなかったような記憶があります。

やはり「アイーダ」の凱旋パレードように、大人数が出る場面がある作品の方がぴったりだと思います。ただ、そうすると作品が限られてしまい、集客が難しいという面もあるようです。

プレミアは7月12日で、8月19日まで、18回、上演されます。興味深いのは、集客に力を入れるためか、インターネットのチケット購入サイトに送迎バスとチケットがセットになったタイプが出たことです。バスの発着はウィーンとアイゼンシュタットです。

さらにステージツアー付きのチケットも販売されるようになりました。これらもリニューアルの一環なのでしょう。

Lehár Festivals
Bad Ischlで開催されるLehár Festivalsではオペレッタが上演されるケースが多いのですが、必ずしもレハールの作品とは限りません。このあたりの「あいまいさ」がオーストリアらしいところかも知れません。

しかし、今年は満を持して「メリーウィドウ」(Die lustige Witwe)が登場しました。ZetaにはSteven Schescharegさん、ValencienneにはVerena Barth-Jurcaさん、DaniloにはReinhard Alessandriさん、NjegusにはRobert Herzlさんの名前が挙がっています。プレミアは7月15日で、9月3日が千秋楽です。

この他、「Saison in Salzburg」というオペレッタも上演されます。Feriは詳しい内容は知りませんが、プレミアは7月22日です。また、カールマンの「Kaiserin Josephine」も上演されます。こちらは8月12日がプレミアですが、翌13日の2公演だけです。この作品はカールマン末期のオペレッタで、1936年にチューリヒで初演されたそうです。

なお、オペレッタは屋外ではなく、Kongress & Theaterhausで上演されるため、雨を心配する必要がないのが最大のメリットでしょう。

Schlossfestspiele Langenlois
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ニーダーエスターライヒ州の小さな街ランゲンロイスで開催される小規模なフェスティバルです。ただ、周囲はワインの産地だけあって、ワイン好きには人気のあるエリア。

2017年の演目は、こちらも「メリーウィドウ」(DIE LUSTIGE WITWE)です。ただ、街の規模が小さいこともあり、上演回数が少ないのが残念なところです。2017年は7月20日から8月12日まで上演されます。

実は、こちらでは8月15日のMariä Himmelfahrt(聖母マリアの被昇天)が、「夏の区切り」と考える傾向があるため、夏のフェスティバルも、この日までのところが多いような気がします。

ちなみにHannaはCornelia Horakさん、DaniloはErwin Belakowitschさん、ZetaはAndré Bauerさん、ValencienneはAlexandra Frances Floodさんが起用されることになっています。

最近は、フォルクスオーパーの歌手が参加しているケースが多かったのですが、今年は、Njegusにフォルクスオーパーのお偉いさんCh. Wagner-Trenkwitzさんが出演します。もともとテレビ出演などが多かった方ですが、最近は役者さんにも目覚めたのでしょうかね。

Musik Festival Steyr
例年、オペレッタが上演されるMusik Festival Steyrですが、今年はミュージカルの「West Side Story」になりました。ついにシュタイヤーにもミュージカルの波が‥これも時代の流れでしょうか‥

プレミアは7月27日で、8月12日まで9公演、上演されます。最近、フォルクスオーパーのアンサンブルが参加することが多いのですが、今年はAnitaにMartina Dorakさん、DocにJosef Luftensteinerさんが起用されるようです。

この他、バレエ作品の「Max & Moritz」も上演されます。

○オマケ Film Festival Wiener Rathausplatz
以前はクラシックのフィルム中心だった市庁舎前のフィルムフェスティバルですが、最近は多種多様なプログラムに変化しています。
オペレッタではフォルクスオーパーで昨シーズンにプレミアが行われた「Axel an der Himmelstüre」が上映されます。フォルクスオーパーの作品がフィルムフェスティバルで上映されるのは珍しいですね。また、国立歌劇場の「こうもり」も上映されます。

こういった「夏の音楽祭」もオーストリアの風物詩として定着した感がありますが、集客に色々と苦労があるような気もします。

規模が大きくなると、費用もそれなりにかかる訳ですから、有償観客がどれくらい入るかが勝負。上演作品やキャスティングも含めて、運営サイドの力量が問われると思います。

メルビッシュでインダントが頻繁に交代するようになったのも、こういった背景があるような気もします。


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音楽, in オペラ, in オペレッタ |

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