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July 24, 2017

Nockalmstraße を走る(下)

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今日は「国立公園を走る山岳道路Nockalmstraßeの後半」をお伝えしましょう。

Windeben Seeから更に道路を上っていくと、標高2024メートルのところにあるGlockenhütte Schiestlscharteに到着します。

ここには大規模な駐車場があり、景色も良いところから、絶好の休憩ポイントになっています。

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また、周辺には散歩ができるエリアがあり、手軽に高原の雰囲気を楽しむことができますが、ここを拠点に本格的なトレッキングを楽しむ人もいらっしゃいます。

Hütteなので食事ができるレストランもあり、昼食時は結構、お客さまで賑わっています。

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なお、この駐車場には、以前、ご紹介したことがあるバイカー用のロッカーが設置されています。

しかし、Nockalmstraßeの最高地点は、ここから少し先のEisentalhöhe

海抜2042メートルです。ここには小さな売店がありますが、駐車スペースが狭いため、大型バスなどは、基本的にGlockenhütte Schiestlscharteを使うケースが多いようです。

ところでオーストリアの高山にはアルプスマーモット(Marmota marmota)が生息しており、道路沿いのHütteには剥製が展示されています。

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しかし、Feriは、この道路沿いで生きているアルプスマーモットに出会ったことはありません。グロースグロックナーでは、見たことがあるのですが‥

95号線側から登ると、Eisentalhöheから先は下りになります。

ヘアピンカーブが続く道路を一気に下りていきます。ちなみに、こちら側の方が宿泊施設は多いようで、長期滞在をしている方も見かけます。

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実際、Biosphärenpark Nockbergeのパンフレットを見ると、ガイドが付く有料のハイキングやトレッキングツアーなども設定されています。

ところで写真をご覧になった方は、日本ではおなじみの「何か」が写っていないことにお気づきになりましたか? 

そう、山岳道路であるにもかかわらず、基本的にガードレールが設置されていないのです。

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牛が放牧地から道路に出てこないように、一部は木製の柵が設置されていますが、これは別の目的。そのため、運転を誤ると、一気に崖下へ転落という事態も想定されます。

このあたり、考え方の違いなのでしょうね。

また、ご存じのように、こちらの自動車は、現在でもマニュアル車が主流。

従って、ギアチェンジを頻繁に繰り返し、かつローギアで急勾配を登っていきます。そして、下るときはローギアによるエンジンブレーキが必須です。

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Feriは、日本の教習所で、早くシフトアップするように指導されましたが、こちらではセカンドギアに落とさないと勾配を登ることができません。

とくにカーブで速度が低下している場合、ローギアに入れることもあります。そういう意味では、退屈しませんね(笑)。

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ただ、これだけ勾配がきつく、かつヘアピンカーブが続く道路ながら、制限速度は、一部、70km/hのところはあるものの、一般道と同じ。

当然、こちらの皆さんは、ガンガン飛ばします。チンタラ走っているFeriは、良く抜かれてしまいます。

ヘアピンカーブが多いことから、ライダーの人気も高く、ツーリングを楽しんでいるグループもよく見かけます。そして、以前、このブログでもご紹介したように自転車で、この道路に挑戦している強者を見かけることも‥

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自動車でもキツいのですから、自転車だと‥その根性には脱帽です。

非常に景色の良いルートなので、皆さまにもお勧めしたいのですが、何しろ天気次第。Feriは、天気が良いときしか、このルートには入ったことがありません。

面白いのは、料金体系です。

日本では、通常、有料道路は車両単位ですが、Nockalmstraßeは、乗用車やバイクは日本と同じ車両単位(Tageskarteは乗用車18Euro、バイク11Euro)なのですが、バスは例外。

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乗客の数に合わせて料金を支払うシステムになっています。ちなみに現在、バスの場合、大人は1人当たり3.6Euro(子どもは1.8Euro)となっています。

現在、Nockalmstraßeの運営管理は、グロースグロックナー山岳道路の管理会社(Großglockner Hochalpenstraßen AG)が請け負っています。

また、最近ではSpittal発ツァーバスも運行されています。2017年は7月12日から10月25日まで、毎週水曜日に運行されており、料金は大人42Euroです。

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今回は2007年と2008年に訪問した時の写真を中心にご紹介していますが、当時は、Nockalmstraßeを利用すると料金所で、写真のようなステッカーのプレゼントがありました。

今も実施しているかどうかはわかりませんが、良い記念になりますね。

一般的なルートはら外れているため、どなたにもお勧めできる山岳道路ではありませんが、オーストリアらしい風景を満喫できるルートです。

機会があったら、ケルンテン州の訪問とかねて訪れてみてはいかがでしょうか。


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