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July 30, 2017

家電業界七不思議? 日本では、なぜか普及しない食洗機

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2016年4月3日にFeriがアパートで使っている「食洗機の話題」をお伝えしたことがあります。今日は、その続編です。

最近、日本のインターネットで「なぜ、家電大国の日本で食洗機が普及しないのか」という話が話題に上っているという話を耳にしました。

確かに、エアコンをはじめ、冷蔵庫、洗濯機、電気掃除機、炊飯器、温水便座など、日本の家庭には様々な生活家電が普及しています。

しかし、食器洗い乾燥機(食洗機)に関しては、未だに普及率は低く、「家電業界の七不思議」とも言われているそうです。

ちなみに、ある調査によると食洗機の普及率は、アメリカが90%以上であるのに対し、日本は28%程度とか‥

かつては国内の色々なメーカーが参入していたそうですが、現在、積極的に販売しているのはパナソニックさんで、このほど累計販売台数が1000万台に達したそうです。

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実はFeriも日本では、食洗機は全く縁がありませんでしたが、ウィーンのアパートにお世話になってから、はじめて体験しました。

17区のアパートには、最初からビルトインされていました(確認した訳ではありませんが、備え付けだったのかもしれません)。

また、5区へ移ってからは、最初はシンクの下に食洗機設置用スペースはあったものの、本体は入っていませんでした。

しかし、家主さんが引っ越してから、2ヵ月後には新しい食洗機が入りました。当時、余り自分で料理をしない独身男性の家主さんなのに、食洗機をわざわざ買ったのは意外な気がしました。

そのことから考えても、食洗機は、冷蔵庫、洗濯機、オーブンと並んで、こちらではポピュラーな生活家電であることがわかります。

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Feriは説明書を見せてもらったことはありませんが、そこは「ピクトグラムの国」。コントロールパネルのピクトグラムを見れば、各モードが簡単に理解できるようになっています。

各種の食器を一気に洗うことができる汎用モードの他、鍋などを洗う温度が高めのモードなどがありました。

使い方は簡単です。扉を手前に倒して、食器類を入れるケージを引き出します。洗浄中に食器やカトラーが動かないように、細かく区切られています。

洗剤については家主さんからお借りしましたが、キューブ状のもので、扉の裏側に洗剤入れがあり、そこへ入れて、扉を閉めます。

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後は、モード設定後、スタートボタンを押せば、自動的に洗浄してくれます。

洗浄のコースについては、色々なモードがあります。汚れがひどい鍋やフライパンと行った金属製の調理器具を洗う専用のモードもあります。また、ガラス製品専用のモードもあります。

ご存じのように、鍋やフライパンなどの金属製品とガラス製品では、使用するお湯の温度が異なるのですが、同時に実施できる「お手軽コース」もあります。Feriは、基本的にEco-Modeというお手軽コースを使っています。

ただ、非常の時間がかかります。通常、2時間から3時間くらいはかかるので、Feriは、昼食後、まとめて食器類を入れて、洗浄をはじめて、外出。夜、戻ってくると洗浄が終了している‥というパターンでの利用が多かったですね。

使っての感想ですが、ガラス類は非常にきれいになります。ワイングラスやビアマグ、コップなどは、傷が付いていない限り新品同様。透明感も抜群です。正直、手洗いでは、絶対に、この輝きは手に入らないと思います。

もちろん、陶器製の皿、カトラー、プラスチック製の容器などもきれいになりますが、こちらは透明でないためか、手洗いと大きな差がないように感じました。ただ、手で触ってみると、キュキュという音がするので、油分はきれいにとれているようです。

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ただ、洗浄温度の関係なのか「ピーラーの歯」などにこびりついた「細かい汚れ」は、なかなか取れませんでした。

ちなみに日本での普及を妨げている要因について、正確な分析はできていないようですが、「音がうるさいこと」も要因の一つに挙げられています。

しかし、Feriの経験で申し上げると、音は非常に静かです。初めのうちは、動いているのかどうかがわからなかったくらいです。当然、技術開発に定評のある日本なので、現在のものは静音設計になっています。

このほか、以前のものは「ご飯の洗浄を想定されていない」と言われていましたが、これも改良されているので、普及を妨げている要因にはなりません。

さらに「大きさが普及を妨げている」という説もあります。写真をご覧になるとおわかりになると思いますが、ウィーンで使っているビルトインタイプはオーブンと同じくらいの大きさがあります。ビルトインタイプの場合、幅は45cmタイプと60cmタイプがあるそうです。

そこで、このシンクの横に載せることができるコンパクトタイプも開発されましたが、やはり調理器具も一気に洗うことができる標準サイズが、効率の面から考えても効果があると思います。ちなみに45cmタイプでも約7~9人分の食器を洗うことができるそうです。

実は標準サイズの場合、食洗機の扉を手前に倒すため、キッチンにある程度のスペースが必要です。

日本では、最近、対面キチンが流行になっていますが、リビングキッチンの面積が狭い中、対面キッチンを導入すると、キッチンの通路が狭くなり、標準サイズの食洗機では、扉を手前に開けることが困難になると思います。

日本では洗濯機を置く場所が予め洗面所などに設置されているため、搬入経路さえ確保できれば、通常の洗濯機を置くことができます。

日本の場合、現状ではビルトインタイプの食洗機の設置を前提にキッチンを設計しているケースが少ないため、標準サイズの食洗機が置けず、結果として中途半端なものになっているのが、普及を妨げている要因かもしれません。


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