州境も色々あります
今日は「州境の話題」をお届けしましょう。
日本も県境がありますが、通常、生活していると、ほとんど気にとめることはないと思います。
唯一、県境を実感するのは、日本のテレビで放送されている「路線バス乗り継ぎの旅系の番組」でしょうか。県境で路線バスが途切れてしまって、結局、徒歩で隣の県に移動する‥といったエピソードが時々紹介されていると思います。
こちらでも、アウトバーンや鉄道を利用している分には、州境をあまり意識することなく通過してしまいます。
しかし、一般道を通行していると、州境の標識を見かけることがあります。また、場所によっては州境にモニュメントが設置されているケースも‥
モニュメントがある州境は、一般的に州境が広場などになっているケースに限られますが‥
今回ご紹介するのはシュタイヤマルク州とケルンテン州の州境トゥラッハヘーエ(Turracher Höhe)にあるモニュメントです。
ここは、以前、このブログでお伝えした「謎の四重の塔」のあるHotel HOCHSCHOBE(ホテルはケルンテン州側にあります。詳しくは2016年8月31日の記事をご覧ください)のある場所です。
ちょうど、サミットの頂上に当たるため、TurrachSeeという湖に面して広場があり、その一角に州境を示すモニュメントが設置されているのです。
ちなみに州境はTurrachSeeを分断する形で設定されています。
州境には両州のエンブレムが取り付けられている他、州旗も立てられています。駐車スペースも完備しているので、休憩がてら、州境で記念撮影をする人も見られます。ちなみに道路は一般道の95号線です。
ところで、州境に設置されているエンブレムの大きさが異なるところが興味深いですね。
一方、もう一つは、以前もご紹介したことがあるザルツブルク州とシュタイヤマルク州の州境です。Murtalに沿ってを走る97号線にある州境です。
両州のエンブレムが大きく描かれていますが、駐車スペースがまったくないため、走りながら州境を意識するに留まります。
ただ、ここの面白いところは、州境で道路の舗装が変わることです。恐らく管轄が変わるため、舗装の仕様が異なるのでしょう。こういった例は面白いですね。
Feriは詳しくないのですが、日本でも県道など、地方自治体が管理する道路の場合は、県境で仕様が変わったりすることがあるのでしょうか。
なお、ウィーンもちょっと郊外へ出ると、ニーダーエスターライヒ州の州境を見ることができます。「WIEN」という標識が出ているので、すぐにわかります。
ただ、州境で大きく変化することはないようです(最も総ての州境をチェックした訳ではありませんので、違っていたら申し訳ございません)。
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