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July 04, 2017

趣味雑感(下) 鉄道模型クラブ

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昨日に引き続いて、「趣味に関するFeriの勝手な考察」です。

昨日ご紹介したTaurachbahnを運営しているClub760ですが、狭軌鉄道の愛好家が集まっている団体です。760という「謎の数字」は、「線路の幅(ゲージ)」を示しています。

ÖBBなどの本線の線路幅は日本の新幹線と同じ1435mmですが、狭軌鉄道は、それよりも狭い鉄道を指します。線路幅は様々なのですが、760mmを採用している鉄道が比較的多いようです。Murtalbahnも当然、760mmです。

Club760は、狭軌鉄道が中心なので、地方中心で、ウィーンにはご縁がありません。が、「Clubabende in Wien」という行事が、存在するのです。

「FALKENSTEINER STÜBERL」(Wien 3., Kleistgasse 28)で行われる「クラブの例会」です。

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2017年はTaurachbahnの運転が終了する9月から12月に、毎月1回、月曜日に開催されます。

Club760のホームページに掲載されている案内によるとメンバー以外のビジターも参加できるようですが、ビジネスが始まる週初めというのがオーストリアらしいですね。

例会では、写真の紹介や映画の上映、様々な情報提供が行われるようです。

Feriは参加したことがないので、明確なことは言えませんが、「FALKENSTEINER STÜBERL」はClub760の関係者が経営している可能性がありますね。いずれにしても、オフシーズンでも楽しい一時を過ごしているようです。

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さて、もう一つご紹介するのは、鉄道模型クラブです。こちらの鉄道模型クラブは、クラブハウスを所有しているところが多く、ここが活動の拠点になります。

以前、Wiener Linienの「Sektion Modellbau」です。以前もご紹介したことがありますが、場所はフォルクスオーパーの最寄り駅であるU6のWähringer Straße駅の構内です。

以前、一般公開が行われていた際に訪問したことがありますが、駅舎の余剰スペースを使っているため、狭いものの2フロアーを使用しており、いわゆるジオラマ(鉄道模型の世界ではレイアウトと言いますが…)が設置されています。

こちらでは一般的なHOスケール(1/87)のジオラマは、オーストリアの地方が舞台。非常に作り込まれており、現在も作り込みが行われていました。

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上のフロアーには一回り大きいOスケール(1/45)のジオラマが設置されていました。サイズが大きいため、ジオラマはコンパクトですが、スケールが大きい分、細かい部分まで作り込まれていました。

余暇に、このクラブハウスに集まって、ジオラマの製作や列車の運転を楽しんでいるのでしょう。

やはり鉄道会社なので、鉄道ファンも多いのでしょうかね。しかし、Feriが一番、感動したのはOスケールのジオラマがあるフロアに設置されていたバーコーナーです。

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正にクラブハウスにふさわしい施設。もちろん、ダミーではありません。営業用の施設ではないので、ホームバーのような雰囲気ですが、ここで仲間が集い、語り合う‥正に「趣味の醍醐味」というような気がします。

このほか、以前、Pädagogische Hochschule Wienの構内にある鉄道模型クラブの専用ルームを見学したことがあります。

こちらは地下を使っているため、かなり広く、巨大なジオラマを製作中でした。どうもÖBB関連のクラブらしく、ルーム内にはÖBBの鉄道部品なども展示されていました。

ここにはバーコーナーはありませんでしたが、メンバーが楽しそうにビジターに応対している姿が印象的でした。

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鉄道模型クラブも、やはり大人が中心ですが、オープンハウスの際には、ご家族も参加しているシーンが印象的でした。恐らく通常の活動中もご家族が加わることもあるのでしょう。

それにしても、このような常設のクラブハウスを所有しているところが、すごいですね。まさしく趣味が市民権を得ている証なのかもしれません。

こういったクラブハウスを見学すると、こちらもClub760同様、鉄道模型を媒体に、メンバーが深い絆で結ばれているような気がします。

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今回は鉄道関係の趣味活動をお伝えしましたが、その他のジャンルでも同じような活動が繰り広げられていることでしょう。

本来、趣味の良いところは、仕事などのしがらみがある付き合いではなく、比較的自由な人間関係ができることだと思っています。

実は、Feriにも趣味を通じた40年来の友人が多数います。面白いのは出身学校、職業・職種は、皆別々ですが、年に数回、集まることがあります。

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仕事の関係で、全員が一堂に会することは希ですが、それでも集まると、趣味の話以外にも話題が広がり、楽しい一時を過ごすことができます。

ただ、私たちのグループには、残念ながらクラブハウスはありませんので、ビアホールや居酒屋が会場になっていますが‥

オーストリアは、G7に入るような経済大国ではありませんが、こういった趣味の活動を通じて、友人を作り、楽しい一時を過ごす‥オーストリアも全てが良いことばかりではありませんが、趣味を通じて豊かな人生を送ることができる国なのかもしれません。

さて、日本では、今後、趣味を通じて、豊かな人間関係を築くことができる国になるのでしょうか。ちょっと最近、気になってきました。


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