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July 12, 2017

変わったお店シリーズ124 お店の看板は「三猿」

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昨日、7月11日、日本では「セブンイレブンの日」という記事をインターネットで見かけました。

Feriは、「企業が自社の宣伝用に勝手に設定した日」という認識でしたが、一般社団法人日本記念日協会も認定している「記念日」なのですね。まぁ、こういった私的な記念日、日本には沢山ありますが‥

さて、今日は不思議な看板の話題です。

Feriが夏に訪れていたLungauの中心都市Tamswegには、変わった看板を掲げているお店があります。そのため、今日は変わったお店シリーズの一つとして紹介することにしました。

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業種は、どこの街でも見かける眼鏡屋さんです。別に特殊なメガネなどを扱っているお店ではありません。

が、Feriは、その看板を最初に見たとき、思わず立ち止まってしまいました。写真をご覧になるとわかるように、猿が三匹並んでおり、左は目を隠しています。中央は両側の猿から耳を塞がれています。そして右側の猿は、なぜか左手でメガネを掲げています。

このデザインを見て、日本の皆さまならば、すぐに思い浮かぶのは日光東照宮の三猿でしょう。

三匹の猿が、両手で、それぞれ目、耳、口を隠しているところから、「見ざる、聞かざる、言わざる」と言われることもありますね。その解釈については色々あるようですが、「叡智の3つの秘密」を示しているとされています。

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具体的には、「自分に都合の悪いこと、人の欠点や過ちなどは、見ない、聞かない、言わないのが良い」という意味があるとか‥

Feriは、この方面には詳しくないのですが、一説によると、『論語』の「非礼勿視、非礼勿聴、非礼勿言、 非礼勿動」という一節が期限であると言われています。

Feriは、日光東照宮を訪れたのは、子供の頃だったので、明確な記憶がなかったので、日光東照宮のホームページで確認してみました。

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三猿が彫られているのは神厩舎(しんきゅうしゃ)と呼ばれる建物で、重要文化財に指定されています。

東照宮の解説では「神厩舎は、ご神馬をつなぐ厩(うまや)です。昔から猿が馬を守るとされているところから、長押上には猿の彫刻が8面あり、人間の一生が風刺されています。中でも「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻が有名です。」

なお、日光東照宮では、「平成の大修理」が各建物で行われており、三猿についても、2017年3月30日に、美装化修理が完了し、神厩舎に取り付けられました。

日本では、日光東照宮のものが最も有名ですが、それ以外にもあるようです。

また、アメリカやヨーロッパ、アジア、アフリカなど、世界各地に三猿に似た表現があるそうですが、その起源はまだ解明されていないとか‥

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なお、英語で三猿は「Three wise monkeys」と表現されるようで、「三匹の賢い猿」という意味になります。

さて、話を、このお店の看板に戻すと、どういった理由で、この三猿をモチーフにした看板を製作したのか‥ということです。通常、メガネ屋さんでは、補聴器も扱っていますから、「見る」「聞く」とは深い関係があります。また、猿が掲げているメガネですが、これはレンズを簡単に交換できる検眼用のものですね。

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可能性が高いのは、このお店のご主人が、何らかのきっかっけで三猿の存在を知り、それを変形してお店の看板にしようと考えたのでしょう。恐らくこちらで普及している「賢い」というキーワードが、お店のコンセプトに合致したのかもしれませんね。

ところで、写真をご覧になるとわかるように、お店の外壁ですが、色が変わっています。以前は白ベースでした。しかし、「伝統の看板」は、全く変わっていません。


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