Feriにとってはご機嫌な「お休み処」
日本では恐らくニュースになっていないと思いますが、現在、オランダで女子サッカー欧州選手権大会(UEFA Women's EURO 2017)が開催中です。
この大会で、オーストリアチームが大活躍。Group C(オーストリア、フランス、アイスランド、スイス)に属していましたが、グループ首位で決勝トーナメントに進出。
7月30日には、Group Dで2位のスペインと対決。試合は0対0のスコアレスドローでしたが、PK戦を5対3で制し、見事、準決勝に勝ち進みました。
準決勝の対戦相手は、ドイツを破ったデンマーク。準決勝は、現地時間の8月4日に行われます。ちなみにもう一組は開催国のオランダとイングランドの対決です。
ちなみにオーストリアチームの女子サッカー欧州選手権大会本大会出場は、今回が初(それまでは予選敗退が続いていました。ちなみにワールドカップ、オリンピックとも本選出場は果たしていません)。
ご存じのように、男子ナショナルチームは、この数年強かったのですが、2016年フランス大会から負けが続いており、“frauen power炸裂”に国中がフィーバー中。ここまでkitanoですから、是非、決勝まで勝ち登ってもらいたいものです。
さて、今日の話題はサッカーとは全く無縁の「ゆるい話題」です。
昨日、ニーダーエスターライヒ州にある友人夫婦宅を訪問した際のエピソードをご紹介しましたが、その続編です。Feriは、何回かご夫婦のご招待にあずかり、この街を訪問しています。
この街はWiener Neustadtに近い場所にあるのですが、ちょっと山側に奥まっているため、非常に自然が豊かで、かつ静かな街です。
いわゆるリゾートエリアではありませんが、自然が豊かな場所なので、サイクリングなどを楽しむことができ、立派なサイクリングロードが整備されています。
街の中心部にある駐車場に車を止めたところ、木造の小屋を見つけました。
最初は無料休憩所かと思ったのですが、Piestingerという地元Bierの看板が下がっているところから、Würstelstandであることがわかりました。
駐車場にWürstelstandがあるのは不思議な気がしますが、実は隣接して公園があるため、その利用者が食事をとる場所として開設されたようです。
また、サイクリングロード(Radwanderweg)も近くを通っているため、サイクリングの途中の休憩場所としてもベストというロケーションです。
友人との約束の時間まで、余裕があったので、このお店に立ち寄ってみました。店内も木造の渋い造り。もちろん、夏期は小さいながらもシャニガルテンがあります。
店外にはテントを備えたカウンターもあり、小さい割には、多様なニーズに対応できるようになっています。写真をご覧になるとおわかりのように、表に取り付けられているカウンターの下には、「愛犬の水飲み場」がありました。
面白いのは、建物に隣接してシャニガルテンがあるのではなく、ちょっと離れたところに開設されています。雰囲気としては、公園利用者の無料休憩所といったニュアンスでしたね。
また、屋根も固定式のもので、軒下にはきれいな花が下がっていました(左下の写真)。
目的地まで到着したので、ここは当然、地元産のBier。ただ、Fassではなく、瓶に入ったものでした。しかし、さすがは地元。ビアグラスは、Piestingerのロゴが入ったもの。これはご機嫌です。
ところで、小さなWürstelstandなので、屋号はないのかと思っていたのですが、この広場の一角に設けられていた案内図を見たところ、 「Würsteldirektor」という屋号であることがわかりました。
また、この広場には、もう一つ、木造の四阿があります。こちらは休憩所になっているようですが、彫刻が施してある渋い造りで、なかなか風情があります。
この街は、いわゆる観光地ではありませんが、何となく、この街の良さが表現されているような施設で、Feriは一発で気に入ってしまいました。
こんな街で、のんびりと暮らす友人ご夫婦がうらやましく感じる今日この頃です。
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