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August 2017

August 31, 2017

Zahnradbergbahnen in Österreich(番外編)

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3回に渡ってお伝えしたオーストリアの歯車式登山鉄道。ちょっとディープな内容でしたが、皆さま、いかがだったでしょうか。

まぁ、周辺知識がなくても登山鉄道を利用して山頂の登るのは、心がわくわくするものです。是非、皆さまもお出かけになったらいかがでしょうか。

さて、今日は番外編として、歯車式登山鉄道の周辺情報をお届けします。

○Kahlenberg Bahn
以前も、このブログで遺構を紹介したことがありましたが、かつてウィーンにも歯車式登山鉄道が存在しました。

これがKahlenberg Bahnです。この鉄道は、1873年に開催されたウィーン万国博覧会のアトラクションという位置づけで、スイスのVitznau-Rigi-Bahnをモデルに建設が計画されました。

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しかし、用地買収や建設費用の確保などが難航し、開業したのは万国博覧会が閉幕した翌年、1974年のことでした。

今回、ご紹介した登山鉄道が、いずれも狭軌鉄道であったのに対し、Kahlenbergbahnは標準軌(軌間1435mmを採用したのが、最大の特徴です。ラックシステムは、Achenseebahnと同じ、リッゲンバッハ式(Rigenbach)式が採用されました。

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この鉄道は、Kahlenberg A.G.という会社が運営していたもので、Nussdorf-Kahlenber間5.5km(途中にGrinzing、Krapfenwaldelという二つの駅がありました)を30分(下りは25分で結んでいました)。ちなみに列車の最高速度は、12km/hでした。

スイスのリギ鉄道をモデルとしていたこともあり、使用されていた蒸気機関車は、スイスSLMで6両が製造されています。

ただ、他の鉄道が、道路輸送が難しい山岳地帯にあるのに対し、Kahlenbergは標高も低く、自動車でも簡単に山頂まで行くことができます。

そのため、モータリゼーションの発達、第1次世界大戦敗戦などの影響により、1919年に定期運行を停止。最終的に1921年に廃止となりました。現在でもNussdorfには、当時の駅舎がレストランとなって残っているほか、沿線にも遺構が点在しています。

さて、国際的な観光地となった現在のウィーン。この鉄道が、今、残っていたら、もしかしたら人気を集めたかもしれません。

ただ、現在は住宅開発が進んでいることもあり、逆に沿線住民からの賛同が得られない可能性もありますが‥

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August 30, 2017

Zahnradbergbahnen in Österreich(その3)

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昨日に引き続き「オーストリアの登山鉄道」のご紹介です。今日は、ウィーンからほど近い場所にあるSchneebergbahnです。

Schneebergbahn
オーストリア東部のニーダーエスターライヒ州とシュタイアーマルク州の境となっているアルプス山脈に属していますが、Schneeberg(シュネーベルク)にも、歯車式の登山鉄道があります。

これがSchneebergbahnで、1897年に開業しました。1897年と言えば、日本では明治30年。この時代に本格的なリゾート鉄道が開業しているのですから、ある意味、驚きです。

ウィーン近郊のリゾート地として、古くから親しまれていた場所なので、観光鉄道としての要素が強いのが特徴です。

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この鉄道は1872年頃、建設が計画され、1895年に建設工事が開始されました。同時に接続路線であるWiener Neustadt -Puchberg間の建設も行われました。

建設計画は、Schafbergbahnよりも先だったので、「オーストリア最古の歯車式登山鉄道」と紹介される場合もあります。

路線が長いこともあり、営業開始は2段階に分けられ、Puchberg-Baumgartner間が、1897年6月1日、Baumgartner-Hochschneeberg間が、1897年9月1日に開業しました。

そして、この鉄道開業に合わせて建設が進められていた山頂のホテル1998年6月にオープンしました。余談になりますが、このホテルを設計したのは、ウィーンの環状道路リンクを設計したFerdinand FellnerとHermann Helmerだそうです。

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1899年からは、k.k.priv. Eisenbahn Wien - Aspang (EWA)という会社が、同鉄道と関連施設の運営を行うようになりました。

その後、オーストリアがドイツに併合された際、Schafbergbahnと同じくDeutsche Reichsbahnに買収され、国鉄路線になりました。そのため、戦後はÖBBに移管され、運転が続けられました。

しかし、地方路線合理化の一環として、1997年1月1日に運行NiederösterreichischeVerkehrsorganisation GmbH(NÖVOG)に移管されます。

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ただし、当時は、運行のみの委託で、施設はÖBBが保有していました。いわゆる「上下分割方式による列車が中心民営化」ですね。

そして、1997年、開業100周年を迎えました。Feriが、最初に訪問したのは、この頃です。

2012年には、NÖVOGが施設もÖBBから買い取り、上下一体となった運営が始まり、2017年、開業120周年を迎えました。

鉄道や車両の仕様は、基本的にSchafbergbahnと同じです(厳密には違うところもありますが)。そのため、かつえは、相互で車両の入れ替えや、テスト入線などが行われています。

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August 29, 2017

Zahnradbergbahnen in Österreich(その2)

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昨日に引き続き「オーストリアの登山鉄道」のご紹介です。今日は、3つの鉄道の中で、ある意味、最も華やかなSchafbergbahnです。

Schafbergbahn
ザルツカンマーグートで最も華やかで、昔から夏は観光客で賑わうウォルフガングゼーの湖畔から、Schafbergへ登る登山鉄道です。場所柄、観光客に人気の高い鉄道です。

映画「サウンドオブミュージック」でも、ちょっとだけ出てきますし、オペレッタ「白馬亭にて」では、昆虫学者のヒンゼルマン教授が、女将のヨゼファに、この鉄道を語る場面があります。

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ところで、Schafbergには、山頂にオーストリア最初の山岳ホテルHotel Schafbergspitzeがあります。

Schafbergbahnは、このホテルへのアクセスと、周辺の観光客を想定して、建設が計画されました。

しかし、金融危機などの影響もあり、建設計画が思うように進まず、最終的にはザルツカンマーグート周辺の輸送を担っていたに狭軌鉄道Salzkammergut Localbahn Actiengesellschaft (SKGLB)が、建設・運行を担当することになりました。

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工事は困難を極めましたが、1893年8月1日、開業にこぎ着けました。ただ、St. Wolfgangまで、SKGLB鉄道の乗り入れができなかったため、現在と同じく、Wolfgangseeの連絡船と一体となった運行です。

鉄道の概要ですが、湖畔のSt.Wolfgang Schafbergbf(標高542メートル)から、山頂のSchafbergspitze(標高1732メートル)を結ぶ5.85kmの路線で、軌間は1000mm、最急勾配は255‰というオーストリアで最も勾配が急な歯車式鉄道です。

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乗車していても「登山鉄道」にふさわしい急勾配を実感することができます。

他の2つの登山鉄道が、山麓駅、山頂駅がほぼ水平になっているのに対し、写真をご覧になるとわかるようにSchafbergbahnでは、山麓駅、山頂駅ともに勾配になっています。

もちろん山麓駅の車両基地は水平にする必要があるため、ちょっと変わった駅の構造になっています。全区間が勾配区間であるため、全線にラックレールが敷設されています。

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余談ですが、この周辺は州の境が入り組んでおり、麓のSt. Wolfgang Schafbergbfはオーバーエスターライヒ州で、途中から、本来のザルツブルク州に入ります。

この鉄道は短い距離で、一気に山頂を目指すため、途中で森林限界を超えるなど、変化に富んだ景色を楽しむことができ、非常に観光客にも人気があります。

山頂からはWolfgangseeはもちろん、Mondsee、atterseeも見ることができます。

また、山岳地帯であるところから、開業時からほとんど景観が変わっていないのが特徴です。

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ラックシステムは、日本でもおなじみのアプト式を採用しており、全線、単線です。途中にはSchafbergalpe駅が設置されている他、行き違いのための設備(信号所)が設けられています。

蒸気機関車の場合、途中駅だけでなく、信号所でも給水を行っていました。

輸送力を確保することから、列車は、上り、下りとも続行運転が基本で、列車を制御する信号はありません。現在は、無線によって、列車の運行を管理しています。

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続行運転なので、先行する列車の運転状況を見ながら、後続の列車は速度を制御する必要があります。

当然、これに失敗すると、追突という事態が発生します。このブログでも、ご紹介したことがありますが、Feriは、かつてSchafbergbahnでディーゼルカーの追突現場を目撃したことがあります。

この鉄道ですが、創業時から、何回か経営母体が変わっています。SKGLBは、自動車交通の発達や山頂ホテルの火災喪失などの影響もあり、経営が傾き、1932年、同鉄道はÖBBに譲渡されます。

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August 28, 2017

Zahnradbergbahnen in Österreich(その1)

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日本では、今年から8月11日が「山の日」の祝日になりました。

鉄道関連では、箱根登山鉄道や叡電など6社が参加している「全国登山鉄道‰(パーミル)会」が、「山の日」に合わせてグッズ販売などを行ったというニュースを耳にしました。

パーミルという単位は、一般の方には馴染みがありませんが、鉄道ファンの方はご存じのように千分率のこと。つまり、1000メートル進むと、何メートル昇降するかを表します。

パーミル会に所属する鉄道会社の中では、箱根登山鉄道が最急勾配80‰、一部区間に歯車を使うアプト式を採用している大井川鐵道が90‰です。

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さて、山岳国であるオーストリアには、現在、歯車式の登山鉄道が3箇所存在します。いずれも蒸気機関車が運行されているのが特徴で、今回は、この登山鉄道をご紹介することにしましょう。

Achenseebahn
最初はチロル州にある登山鉄道です。このブログでは、チロル州の話題はほとんど取り上げていませんが、実は、Feriが最初にオーストリアを訪問したとき、はまっていたのがチロルでした。

魅力的な鉄道が多かったこと、その理由ですが、何回か、訪問するうちに、お気に入りの街が増えてきて、毎年、夏には通っていたものです。ただ、オペレッタにはまってからは、ご無沙汰になっていますが‥

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さて、チロル州の州都Innsbruckにほど近いJenbach(標高560メートル)と高原の湖Achensee(駅名はSeespitz am Achensee、標高931メートル)を結ぶ、全長6.8kmの鉄道がAchenseebahnです。

軌間1000mmの狭軌鉄道で、最急勾配は160‰です。ラックシステムは、今回、ご紹介する鉄道の中では、唯一リッゲンバッハ式(Rigenbach)式を採用しています。

リッゲンバッハ式は、線路中央に敷設されているラックレールが「はしご型」になっているのが特徴で、スイスの技士ニクラウス・リッゲンバッハ氏により考案されました。

機関車を使った登山鉄道の場合、連結器破損によるリスクを軽減するため、山麓側に連列された機関車が、山頂側の客車を押し上げるスタイルです。Achenseebahnでは、通常、客車2両を押し上げます。

また、歯車式登山鉄道の場合、勾配がきついため、勾配区間でも蒸気機関車のボイラーを水平に保つため、斜めになっているのが特徴です。

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August 27, 2017

変わったお店シリーズ129 ブルスト君はバカンス中?

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最近、「手抜きの記事」が多くて、皆さまには申し訳ないと思っております。色々と身辺多忙なもので‥

オーストリアでは、9月から新学期が始まるなど、秋はバカンスを終えて、新生活がスタートする時期でもあります。

ご存じのように、ウィーンでは地下鉄U1が9月2日にOberlaaまで延長開業するのが、大きなニュースでしょうか。

今週になって、開業日当日のイベント内容もWiener Linienから発表され、Oberlaa開業に対する意気込みが感じられます。

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案内用リーフレットの表紙はU1と書かれたコーヒーカップ。Oberlaaに本店があるKonditorei Oberlaaをイメージしていることは明白と言いたいところですが、もちろん、Feriの冗談です。公共企業が個別の企業に肩入れすることはありませんので‥

Feriは、以前、U2の延長開業に立ち会ったことがありますが、あちらは新興住宅地。それに対して、今回はウィーンでも屈指の温泉保養施設がある場所なので、盛り上がり方も半端ではないような気がします。

今後は、しばらく地下鉄の延長開業はないので、ある意味、エポックメイキングな日になると言えるかも知れません。

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なお、現在、主要駅ではイベント案内を兼ねたチケットが配布されていますが、これは9月2日の9時から21時まで、Wiener Linien市内全線(地下鉄、路面電車、バス)が利用できます。もちろん、無料。Wiener Linienは太っ腹ですねぇ。

さて、今日の記事は地下鉄延伸とは関係のない話題です(笑)。

以前、宿泊しているLungauの某街を散策していたところ、写真のようなミニバンを見かけました。ブルストを擬人化したイラストが後部に描かれているのは、ご覧のとおり。

サングラスをかけて、椰子の木に寄りかかっているブルスト君。バカンス中なのでしょうか? よく見ると台詞が吹き出しで書かれています。“Mir iss Wurscht!”

ある意味、人を小馬鹿にしたような印象も受けますが、これは、こちらなりのジョークなのでしょう。

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August 26, 2017

短い合流アプローチ

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今日は「アウトバーンの話題」をお届けしましょう。

こちらのアウトバーンは、先日ご紹介したように長大トンネルなど特殊区間を除いて、料金所はありません。そのため、いわゆるインターチェンジが日本よりもコンパクトにまとまっているのが特徴です。

また、日本のサービスエリアに当たるRaststationenも、上下線で共有している場所も存在します。これも区間ごとに料金を支払うシステムになっていないことが背景にあると思います。

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もう一つ、始めてアウトバーンを走ったとき、戸惑ったのがRaststationenやRastplätze(日本のパーキングエリアに相当します)、インターチェンジから本線への合流アプローチが、意外と短いという点です。

急カーブを通過して本線の合流アプローチへ出ると、アプローチはあるものの、すぐに本線と合流します。

こちらでは、アウトバーンの制限速度は、一応、130km/h(一部は100km/h)と定められていますが、実際には、それを越えるスピードで走っている車が大多数。

もちろん、合流アプローチに車が走っている時は、走行車線から追越車線に車線変更して、進路を譲ってくれますが、それでも、のんびり走っているとアプローチがなくなってしまいます。また、低速度で本線に入ると、後続車が急接近してきてしまいます。

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August 25, 2017

写真特集 シュナップス売りのお姉様

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早いもので、来週の「金曜日」は9月です。

日本では、週末が「夏休み最後の日曜日」となるため、色々と賑わうことでしょう。ただ、暑さが戻ってきた地域もあり、過ごしやすいとは言えないかもしれませんが。

さて、皆さまは、どのような夏をお過ごしになりましたでしょうか。

今日はオーストリアのブラスバンドには欠かせない存在である「シュナップス売りのお姉様」の話題です。

夏だけではありませんが、オーストリアでは各地に地元のブラスバンドが存在します。

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各種のFestや記念行事に参加するのはもちろん、夏は広場で定期的にコンサートを実施しています。

こちらのブラスバンドの多くは、地元のMusikverein(楽友協会)が中心となって運営されているものが多く、メンバーも老若男女、多種多様です。

特に地方に行くと、その傾向が強いようです。ある意味、音楽大国らしさを感じる存在でもあります。

ところで、こちらのブラスバンドは、通常、演奏しながら行進し、会場に入ってくるのが一般的です。

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その際、行進の先頭に立つリーダーの両脇に必ず随伴しているのが「シュナップス売りのお姉様」。

実際、行進が終わってポジションに着き、バンドの演奏が始まると、周辺を巡回して観客にシュナップスを販売しています。

通常、2名一組ですが、場所によっては4名編成というバンドもあります。

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ご存じのようにシュナップス(Schnaps)は、ジャガイモや果実から造られるアルコール度数の強い蒸留酒の総称です。アルコール度数が高いため、結構、きついです。

気付け薬的な使い方をするケースもあるようですが、平素はBierの飲んでいる場合、口直しとしていただくケースが一般的です。

さて、販売方法が独自で、使い回しのカップ(金属製またはガラス製)に、肩から提げた樽(角型のものもあります)からシュナップスを入れて、お客さまに手渡します。

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August 24, 2017

写真特集 Seefestspielen Mörbisch2017“Vogelhändler”

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3回に渡ってお伝えした「世界一周旅行のお話」はお楽しみ頂けたでしょうか。

まぁ、余りにも世間離れした旅程に、呆れた方が多いかと思います。正直、今、自分で振り返ってみても、変なところばかりを狙って出かけているのがよくわかります。

さて、例年ですと、この時期、Mörbischのレポートをお届けしています。すでに最終公演が終わってしまってからのレポートで、正直、お役に立たない訳ですが‥

しかし、今年は、大変残念ですが、Feriはオペレッタであるにもかかわらず、“Vogelhändler”を観ることができませんでした。

本来はSeefestspielen Mörbisch60周年記念公演でしたから、オペレッタファンのFeriとしては、参加が必須だったのですが‥

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そのため、ネタバレ満載の観賞レポートをお届けすることはできません。実際に観た有人の話によると、非常にきれいな舞台で楽しい公演だったようです。

また、「小鳥売り」は、Tirolが舞台ですが、今回は主なキャストがオーストリア出身者で固められており、主役のアダムのBernhard Berchtoldさん、Paul SchweinesterさんともにTirol出身の方でした。そういう意味では、雰囲気も出ていたようです。

せっかくなので、主なキャストをご紹介しましょう。

-Christel:Sieglinde Feldhoferさん、Martina Fenderさん

-Kurfürstin Marie:Cornelia Zinkさん、Elena Pusztaさん

-Adelaide:Dagmar Schellenbergerさん

-von Scharrnagel:Peter Horakさん
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-Baron Weps:Horst Lamnekさん、Rupert Bergmannさん

-Graf Stanislaus:Maximilian Mayerさん、Philipp Kapellerさん

-Würmchen, Professor:Gerhard Ernstさん

-Süffle, Professor:Wolfgang Doschさん

-Jette, Kellnerin:Anú Anjuli Sifkovitsさん

-Frau Nebel, Wirtin:Franziska Stannerさん

-Schneck, Dorfschulze:Raimund Stanglさん

-Quendel, Hoflakai:Claudio Hillerさん

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August 23, 2017

Geburtstag Special Feriの世界一周旅行記(その3)

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昨日に引き続き、「世界一周旅行のレポート」をお届けします。いよいよFeriの「第二のふるさと」オーストリアへ到着です。

○7日目
大西洋を通過中に日付がかわり、フランクフルトには翌朝8時23分に到着しました。ここまでくれば、我が家に帰った気分(笑)。

ドイツ語が聞こえてくると安心するFeriでした。アメリカではほとんど見なかった、アラビック系の人が急に増えてように感じました。

到着が遅れたため、事前に機内放送で、接続時間の短い人は地上係員にコンタクトするように指示がありました。

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さっそく機内を出たところで、カウンターの係員に申し出たところ、ウィーン行きのLH427便は、すでにドアクローズをしており、接続はできない旨をはっきりと言われました。

そして、11時20分発のLH6334便(OS122便)に変更する旨の案内が‥

慌ててもしかたがないので、イミグレーションと、セキュリティを通過後、OS122便が出発するターミナルAへ再び戻りました。そこのコネクティングカウンターで、新しい搭乗券を受け取り、ルフトハンザのセネターラウンジで休憩です。

なお、LH427便から乗り継ぎでウィーンへ行くお客さまはFeriだけかと思ったのですが、もう一人いらっしゃいました。

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6レグは、オーストリア航空122便に変更となりました。遅延の結果、ここで故郷のエアラインに当たるのは「珍道中」らしいところ。

OS122便のシップはA320-211です。実は、この時、ヨーロッパ内にビジネスクラスは初搭乗なので、興味津々。ちょうど、昼食にあたるため、ホッとミールが提供されました。また、アルコール飲料も当然無料です。

OS122便は順調にフライトを続け、カーレンベルクの丘、上空を通過し、ウィーン・シュヴェヒャート空港には12時44分に到着しました。フライトタイムは1時間17分です。

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ここから先は、Feriの庭のような感じ。予約してあったレンタカーを借りて、さっそくRustへ向かいました。ちなみにこの時の車は、レンタカー会社の都合でスマートになりました。

1時間ほどのドライブでRustへ到着。さっそくオーストリアモード全開で、この晩はメルビッシュで「ルクセンブルク伯」を鑑賞。アメリカで蒸気機関車を撮影した人間が、翌日にはオーストリアでオペレッタ鑑賞‥こんな変なことをしているのはFeriくらいでしょう。

このメルビッシュの「ルクセンブルク伯」のレポートは、当ブログでもご紹介しているので、省略します。

なお、Rustからメルビッシュへの往復には臨時船を使ったのは言うまでもありません。

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August 22, 2017

Geburtstag Special Feriの世界一周旅行記(その2)

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昨日に引き続き、「世界一周旅行のレポート」をお届けします。

○3日目
Feriがデイトンに行きたかった理由は、ここに世界的にも有名な「National Museum of the US Air Forc(国立アメリカ空軍博物館)」があるためです。

ライトパターソン空軍基地に隣接した場所に設けられているアメリカ空軍博物館は、1909年にライト兄弟が開発したミリタリー・フライヤー号のレプリカをはじめ、400機以上の戦闘機やミサイルを展示されています。その規模、収蔵機材の豊富さなどから、航空ファンならば一度は見ておきたい場所です。

しかし、不便な場所にあるため、今回、あえて親友にリクエストして、スケジュールに加えてもらいました。

翌朝、親友はデイトンの営業拠点で仕事があるため、Feriをホテルから空軍博物館へ送ってくれたところで、一旦、別行動に。

9時の開館と同時に館内へ。実は、アメリカ空軍博物館での体験をご紹介するだけに、記事3本は書けるくらい充実している場所です。

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事前に情報を得ていましたが、想像以上に素晴らしい博物館でした。アメリカは歴史が浅い国なので、歴史を記録する博物館などに熱心だという話を耳にしたことがあります。

このアメリカ空軍博物館も、その一つでしょう。とにかく第1次世界大戦から現代に至まで、アメリカ軍が使用した軍用機のみならず、日本やドイツなどの軍用機が多数展示されています。しかも、大型の軍用機も原則として冷暖房が完備した屋内展示。

なお、日本人としては複雑なのは、長崎に原爆を投下したB29ボックスカーの実機が展示されていることでしょうか。

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ただ、展示機はいずれも、美術品のような扱いをされており、驚愕しました。しかも、入場は無料(アイマックスシアターは別料金)。

当時、ライトパターソン空軍基地内には別館があり、ここには大統領専用機や超音速爆撃機バリキュリー(ドイツ語だとワルキューレ)などが保存されていました。ここは空軍基地内に入るため、ガイドツアー方式になっていました。入館後、ガイドツアーに速攻で申し込んだのは言うまでもありません。

冷戦時代のセクションでは、ベルリンの壁崩壊の実物大ジオラマも展示されていました(壁は本物のようでした)。イギリスほどではありませんが、こういったジオラマ風の展示も随所に見られます。

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夕方、親友が迎えに来るまでの8時間は、あっという間に過ぎました。本当は1日で十分に見ることができない規模なのですが、旅程の関係で、最大1日。

とにかく総ての展示ホールを回ることを目標にしました。とにかく、“素晴らしい”の一言に尽きます。アメリカの底力を再認識した1日でした。

館内にはカフェテリアもありますが、アルコール飲料はなし。アメリカは、意外とアルコール飲料の販売に制約があることがわかります。

余談ですが、ヨーロッパではオーストリアに限らず、博物館のカフェでも平気でWineやBierを売っていますよね。

なお、カフェテリアにもバリキュリーのイラストが描かれており、同機が、博物館の象徴になっていることがわかります。

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August 21, 2017

Geburtstag Special Feriの世界一周旅行記(その1)

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今日は「Feriの○回目の誕生日」です。しかし、今年は、ホイリゲでの誕生会のような大きなイベントはありません。

という訳で、今から10年ほど前、誕生日の時期に合わせて挙行した「世界一周旅行のレポート」をお届けしましょう。

今は現役を引退して、日本への帰国を果たしていますが、当時Feriの親友が、アメリカのロサンゼルスに住んでいました。

日本法人のアメリカ駐在員として、ご家族とともにアメリカ滞在中。滞在も既に20年近くになっており、住んでいる場所も何箇所が変わっています。

時々、日本本社への出張に際して、友人一同が集まって、懇親会を開催していたのですが、いつも“私が現地に住んでいるうちに、一度、アメリカに来いよ”が彼の決め台詞でした。

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Feriは独立の際、アメリカに法人登記を行い、その日本法人という形で、会社を立ち上げました。そんなこともあり、一度、本店所在地を訪問したいと思っていたので、アメリカ行きを決めました。

しかし、仕事が減る8月以外にアメリカへ出かけるのは難しいため、毎年、恒例のオーストリアへの里帰りとアメリカ訪問をドッキングさせて、結果として、世界一周旅行にしました。

ご存じの方も多いと思いますが、スターアライアンス、ワンワールドという航空連合は、加盟各社の便を活用した世界一周運賃を設定しています。

運賃も比較的リーズナブルなので、この時はANAが加盟しているスターアライアンスのチケットを利用して、アメリカ経由、オーストリアと言う計画を立てました。

幸い、親友もアメリカ滞在中は全面的にサポーを約束してくれました。

○1日目

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第1レグは、成田発、ロサンゼルス行きの全日空6便(B777-381ER)。初めての太平洋横断です(笑)。

フライトタイムは10時間ほどですが、ロサンゼルスに到着して最初に驚いたのは、空がクリアなこと。正に「カリフォルニアの青い空」です(笑)。

しかし、成田空港周辺が雷雨に見舞われて、成田出発が1時間30分ほど遅れることになりました。最初から「珍道中の予感」が漂う旅立ちになりました。

そこで、成田からメールで親友に連絡し、ジャストタイミングで、空港に迎えに来てもらいました。

色々と歓迎プランを用意してくれていたのですが、到着時間2時間ほど遅れたこともあり、Feriが好きな鉄道と航空機に的を絞って、2箇所の博物館を案内してくれました。

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とくに郊外のチノにある私設の航空博物館(フェーム・オブ・フライト)では、日本では観ることができない第2次世界大戦時代の日本機を間近に見ることができ、初日からテンションが上がりっぱなし。

その後、片側5車線もあるフリーウェイを走り、親友の自宅へ。その晩は奥さま手作りのお料理で「歓迎の宴」と相成りました。

アメリカの個人宅を見るのも初めてだったので、宅内を案内してもらいましたが、とにかく広いのにびっくり。一室が彼のホビールームになっていて、アメリカ生活の一端を垣間見た思いでした。

○2日目
本来は、ロサンゼルス観光となる訳でしょうが、翌日はさっそく、ロサンゼルスを後に、友人とともにオハイオ州デイトンに向かいました。

まず、驚いたのはロサンゼルス空港の巨大なこと。何しろ駐車場からターミナルまで、シャトルバスに乗って移動する訳ですから‥しかも、ターミナルが沢山あり、Feriが乗るユナイテッド航空はターミナル7でした。

ただ、今回はシカゴ経由です。第2レグはロサンゼルス発シカゴ行きのユナイテッド航空106便

シップは日本でもおなじみのB767-322です。早朝、空港に到着しましたが、同時多発テロが発生した後あったこともあり、セキュリティチェックが厳しかったことをよく覚えています。

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August 20, 2017

Spaghetti Frutti di Mare

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今日は「スパゲティの話題」をお伝えしましょう。

Feriは、基本的に麺類が好きで、日本でも和洋中など織り交ぜてよく食べています。

ウィーンのアパートでもパスタは比較的簡単に作ることができるので、良く作っています。

夏の旅行中は外食になりますが、肉料理だけだと正直、もたれるので、パスタもよく食べます。オーストリアはイタリアに隣接していることもあり、本格的なPizzeriaが多く見られる国だと思います。

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特にアルプスよりも南側になると、その傾向が強いように感じます。まぁ、本場のイタリア人がバカンスでやってくる訳ですから、美味しくなければ商売が成り立たないことでしょう。実際、オーナシェフがイタリア人というケースも多いようです。

さて、Lungauの某街にある「Ristorante Pizzeria Toscana」というお店にフラリと立ち寄ったことがあります。

シュパイゼカルテを見せてもらうとスパゲティの欄には、Bolognese、Aglio Olio e Pepperoncini、Pomodoro e Basillico、Carbonaraなど、日本人のFeriにも馴染みが深い名前が並んでいます。

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その中で、Feriが始めて見たのが「Spaghetti Frutti di Mare」。説明を見ると、どうも海鮮スパゲティのようです。

山の中にあるPizzeriaで海鮮スパゲティというのは、山間の旅館で刺身を食べるようなもの‥正直、邪道かもしれませんが、試しにオーダーしてみました。

しばらくして出てきたのが、写真のお料理。だいたいFeriが予想したとおりのものです。

味付けはトマトベースですが、トマトソースを使っている訳ではなく、玉ねぎとニンニクを炒めて、唐辛子を使って味を調えているので、あっさりとした味です。

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August 19, 2017

Hier Bin ich Der BOSS!

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今日は、所要が重なってしまい時間がとれないため、短めの話題でご容赦ください(言い訳モード‥)。テーマは「ペットにまつわる話題」です。

ブルゲンラント州Rustは観光客で賑わっていますが、中心部以外は閑静な住宅地になっています。特に日中は暑いため、住宅も静まりかえっているような印象を受けます。

以前もご紹介したように窓にはシャッターが付いているため、余計にそのような印象を受けるのかも知れません。

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そんな街を歩いている時、あるご家庭の門(実際には門柱に取り付けられている郵便受けですが)に、写真のようなプレートがかかっていました。

きっとペットを飼っているご家庭なのでしょう。

手前は犬、奥は猫ですが、猫の方はイラストの横に「Hier Bin ich Der BOSS!」という文字が‥

きっと愛猫がボスのように振る舞っているのでしょうか。ぜひ、実際の愛猫を見てみたいところですね。どんな振る舞いをしているのか、関心がありますよね。

一方、手前の犬の方には「Hier Wache Ich!」。そして、下には「Betreten auf eigene Gefahr」の文字が‥日本の「猛犬注意」と相通じるものがありそうです。

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August 18, 2017

Playmobilの世界観

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今日は「おもちゃの話題」をお伝えしましょう。

最近は大手メーカーの統合が進みましたが、日本のおもちゃメーカーも高い実力を誇っていると思います。

ただ、伝統的におもちゃが強いのはオーストリアのお隣、ドイツ。古くから様々なおもちゃが開発され、独自の世界を築いています。

その中に、Playmobil(プレイモビル)というシリーズがあるのは、日本の皆さまもご存じのとおり。ドイツ・バイエルン州に本社を置くGeobra Brandstätter、Geobra Brandstätter GmbH & Co. KGという会社が製造・販売している「組み立て式のおもちゃ」で、統一された縮尺と、世界観によってジオラマを作ることができるものです。

Feriが子供の頃にはありませんでしたが、仮にFeriが子供の頃に出会っていたら、間違いなく「はまっていた」と思うような規格内容です。余談ですが、Feriの子供の頃は、レゴをはじめとするブロック玩具がやっと出てきた時代でした。

基本となる製品は、身長7.5cmの人形(子どもは5.5cm、赤ちゃんは3.5cm)で、手や足、頭などを動かしたり回転させたりすることができます。また、手に各種の道具を持たせることができるようになっています。

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人と建物、動植物、各種の道具などをセットにしたものが基本です。この基本セットですが、メーカー側で、ある程度、ストーリー性を持たせているのがポイントです。

小さい子供さんが興味関心を示しそうなシチュエーションが多く、鉄道や空港はもちろん、警察、消防、レスシュー、病院、農家、海賊、宇宙など、幅広いジャンルが設定されています。そして、セット内容によりCity Actionといったシリーズに分類されています。

オーストリアでもおもちゃ屋さんの店頭に飾ってあるケースが多いので、Feriも時々、眺めることがありますが、その世界観に発想の違いを感じることがあります。

例えば、今回お目にかけるCity Actionシリーズの「銀行」には、Bankomat(日本のATM)の模型が付いており、小さな紙幣などが出るようになっています。

これだけならば、日本人でも考えそうなことですが、ストーリーの基本は「拳銃を持った銀行強盗が行員に金を要求している」という場面なのです。犯人は黒いサングラスをかけ、いかにも怪しそうな感じ。そして、銀行強盗を想定しているのか、天井には監視カメラがしっかり付いています。

わざわざ犯罪シーンを再現しなくてもよさそうなものですが、子供の頃から「現実」を直視させる姿勢が反映しているのでしょうかね。

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August 17, 2017

バカンスも終わり‥さぁ、自宅へ‥

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日本では、夏は「お盆休み」が一般的ですが、長いところでも1週間程度でしょうか。また、最近では365日、24時間営業している業態もあるので、「お盆休みもお仕事」という方も大勢いらっしゃると思います。

さて、今日は「バカンスの話題」をお届けしましょう。このブログでも、何回か取り上げていますが、こちらの皆さまは、長期間の夏休みをとるのが一般的。

その昔、オーストリア各地を1泊程度で回っていた時、ザルツカンマーグートの某ロープウェイで一緒になったドイツ人親子に“私たちは、ここの1ヶ月滞在している。下の湖にはボートも持ってきているよ。君たち日本人は忙しいねぇ”と揶揄されたことがあります。

まぁ、貧乏性のFeriですから、ご指摘はごもっとも‥

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その後、だんだん、Feriも嗜好が変わり、同じ場所に1週間程度(といっても、こちらの方から見れば短期間)滞在するようになりました。

地方の小さなホテルでは、1週間も滞在すると朝食の時、いつも同じ顔ぶれ。お互いに、軽くあいさつを交わして、爽やかな1日が始まります。

ザルブルク州Lungau地方はタウェルン山脈の南側に展開しているエリアなので、イタリアからのお客さまが多いのが特徴です。

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もちろん、ドイツやスイスからのお客さまも見かけますが‥ いずれもアウトバーンA10を利用すれば、自家用車Sで簡単に来ることができます。

Feriから見れば、イタリアにも風光明媚な良い場所が沢山あると思うのですが、なぜか、イタリアの方はオーストリアがお好きなようです。

いくら「長いバカンス」と言っても、必ず「終わり」がある訳で、たまたまイタリア人のグループがバカンスを終えて、撤収する場面を目撃したことがあります。

このホテル、Feriは、いつも10号室という1階の部屋がアサインされるのですが、この時は、なぜか2階になりました。

実は、2階の部屋には湯船のある風呂がついていて、ご機嫌なのですが、シャワーでも十分なので、いつもは部屋を替えてもらうことはしません。

で、2階の窓から、イタリア人グループがお帰りになる様子を拝見‥

2組の家族だったので、車も2台。ご覧のように1台はミニバン、もう1台はハッチバックタイプの乗用車です。

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August 16, 2017

戦死者を弔う

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昨日、8月15日、オーストリアは「Mariä Himmelfahrt」(被昇天のマリア、聖母マリアの日)で、祝日になっています。

「聖母マリアが地上の生活を終え、死後3日して、霊魂も肉体もともに天に上げられた」‥この被昇天にあずかった日が、8月15日であると信じられているからです。カトリックの信者が多いオーストリアらしい祝日です。

一方、日本では祭日ではありませんが、8月15日は「終戦記念日」でしたね。

政府主催の全国戦没者追悼式が、天皇、皇后両陛下御臨席の下、日本武道館で開かれていると思います。

式典では、日中戦争と太平洋戦争で犠牲となった約310万人のご冥福を祈り、平和への誓いを新たにする行事ですが、戦後、72年を経過し、世代交代を迎えているという話を耳にしました。

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その昔、オーストリアを訪問して一つ、驚いたことがあります。それは、小さな街にも、必ず戦死した地元出身者の名前を刻んだ慰霊碑が建立されていることです。

場所については、教会の敷地内に建立されているケース、街の中心部にある広場に建立されているケースなど、様々です。

皆さまもご存じのようにオーストリアは、第1次世界大戦、第2次世界大戦ともに、いわゆる敗戦国になりました。

特に第1次世界大戦後、オーストリアはハンガリーとの二重帝国が解消され、ハプスブルク家が追放されるなど、厳しい結果になりました。

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August 15, 2017

アウトバーンの自動化ゲート

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日本では、お盆休みを終えた皆さまのUターンラッシュが始まっていると思います。当然、高速道路は大渋滞‥ ドライバーの皆さまは、本当にお疲れさまです。

さて、今日は「アウトバーンの自動化ゲート(Videomaut)の話題」をお伝えしましょう。

ご存じのように、こちらのアウトバーンは有料ですが、事前に定額制の料金を支払う方式(車両に料金支払を証明するステッカーを貼ります)のため、インターチェンジに料金所はありません。

そのため、レンタカーなどを使っていると「完全無料」のような錯覚に陥りますが、実は事前に料金を支払っているだけで、利用料金は支払っている訳です。

ちなみにお値段ですが、2017年の場合、「Österreich PKW Vignette 1 Jahr」(1年間有効)が、86.4Euroです(10日間は8.9Euro)。

さて、それとは別に、料金が必要な区間があります。主に峠をアンダーパスする長大トンネル区間です。これは、長大トンネルの維持管理に費用がかかるための措置のようです。

という訳で、長大トンネル区間の前後には料金所が開設されており、ピーク時には「渋滞の元」にもなっています。

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料金所も最近では近代化が進み、Feriが最初に利用した頃は係員がブースに待機しており、対面で通行料金を支払う方式でした。

その後、自動販売機方式に変わり、無人化され、レーンも増えました。この自動販売機は、現金はもちろん、クレジットカードも利用できるタイプです。

しかし、「一旦停止して、料金を支払うと、ゲートが上がる」というシステムには変わりありません。そのため、逆に自動販売機方式になってからの方が、通過に時間がかかるようになった気がします。

そこで、登場したのが「Videomaut」という自動化ゲートです。1991年から試験的に導入が始まりました。当初は年間パス所有者を対象としていましたが、現在では1回券での利用も可能です。

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日本電子料金収受システムETC(Electronic Toll Collection System)と似たようなシステムですが、ETCが専用機器とカードを搭載しないと使用できないのに対し、Videomautは「Video」という名前が象徴するように、画像認証システムが採用されているのです。

具体的には、利用前に高速道路運営会社ASFINAGのwebサイトで、料金を支払い、使用する自動車を登録します(国籍とナンバー)。なお、カードはガスステーションやサービスエリアなどでも購入が可能です(登録は必要ですが)。

登録が完了すると、利用する自動車事態には何も付属装置を付けることなく自動化ゲートを利用できます。

なぜなら、自動化ゲートでは、対象車のナンバープレートを読み取って認証しているためです。そのため、レンタカーや海外からの利用者も簡単に自動化ゲートを使うことが可能です。

ただし、ナンバープレートが汚れているとビデオ認証ができないため、きれいにしておくことが求められます。写真をご覧になるとわかるように、Videomaut専用ゲート通過時の速度は、30km/hに制限されています。

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August 14, 2017

変わったお店シリーズ128 小さな街のChina-Restaurant

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今日は変わったお店シリーズの一つとして「あるレストランの話題」をお届けしましょう。

日本では、ラーメンをはじめとする「独自の進化を遂げた中華料理」があるため、日本全国で中華レストラン(ラーメン店を含む)を見ることができますよね。

また、日本は「海外発祥の料理」が「家庭料理」として定着している「希有な国」なので、中華料理は、ある意味、日本人にとってポピュラーな料理の一つになっていると思います。

さて、オーストリアはどうでしょうか? 当たり前ですが、普通の「オーストリア人の家庭」では、中華料理が家庭料理として入り込んでいるケースはないようです。

しかし、中華料理店は比較的多く見かけます。日本食をはじめとするアジア料理全般を扱っているも「なんちゃって系の中華レストラン」もありますが、いわゆる本格的な中華レストランも多数、展開しています。

一般的に中国系の方が多く集まる都市に本格的な中華レストランが店を構えるというのは、理にかなっていると思うのですが、今日ご紹介するのは、そういったケースではありません。

今から30年ほど前、始めてザルツブルク州のイタリア側にあるLungau地方を訪ねた時のことです。

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この地域には大きな街は少なく、小さな街が点在しています。その中でも、行政機関や学校などが集まる比較的大きな街がTamswegです。

「比較的大きな街」と言っても、これは周囲の街と比べれば‥という話で、実際には典型的なオーストリアの地方で見かける「小さな街」です。

観光で訪問する人は、隣接するイタリア人やドイツ人が多く、Feriのようなアジア系の人はほとんど見かけません。

当然、地方の小さな街で、大きな企業がないため、住んでいる人の大多数はオーストリア人です。

そんな中、始めて訪問した時に見つけてビックリしたのが、立派な中華レストランです。

写真のようにオーストリア風の建物の1階に入っており、屋号は「China-Restaurant MANDARIN」。ごていねいに「呂家園」という漢字の表記も‥

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さすがにLungauまでやってきて、中華料理はないだろう‥という感じなので、利用することはありませんが、興味があったので、店頭に出ているMenüを見てみました。

すると日本人にも馴染みがある本格的な中華料理の名前が並んでいるではありませんか。つまり、「なんちゃって系」ではない本格的な中華レストランだったのです。

この付近に中国系の人が多く住むコミュニティや企業は存在しないので、恐らく利用者は地元のオーストリア人だろうと思われます。場所は、街の中心部にある広場の裏側で、人通りは決して多くはありません。近くには行政機関の事務所は警察署、学校はありますが‥

営業時間は、11時30分から14時30分、17時00分から23時00分までの2部制です。

30年前、初めて見たときは、正直、Feriは“場所柄、経営が厳しそうだな”と感じたのですが、何と、その後、30年間、閉店することなく、営業を続けているのです。

なお、建物の1階総てがレストランになっている訳ではなく、左側は別の店舗になっていますが、こちらは何回か、業態が変わっています。

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August 13, 2017

郷土料理「Bauernschmaus」を作ろう!!

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今日は「郷土料理の話題」をお伝えしましょう。

このブログを始めた直後の2005年8月に「Bauernschmaus」(バウワンシュマウス)という料理をご紹介したことがあります。

Feriは、これを親愛の情を込めて「農夫のご馳走」と名付けています(正確には「農家のご馳走」ですが‥)。

オーストリアの田舎で手軽に手に入る材料を使って、地元の皆さまがちょっと贅沢な食事をしよう‥そんなニュアンスが伝わってくる料理です。

主役はSpeck(ベーコン)、Schinken(ハム)、Wurst(ソーセージ)などの豚肉加工品。それにSauerkraut(サワークラウト)、Knödel(クネーデル)、Kartoffel(ジャガイモ)などが一皿に盛り付けられています。この「一皿に盛り付ける」というのが、田舎料理らしいところかもしれません。

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本来、地方の郷土料理ですが、ウィーンのバイスルや、庶民的なレストランなどでもメニューに載っていることがあります。

お値段の割のボリュームがあるので、Feriも、若かった頃は、旅行中に食べていたものです。

さて、以前、日本オーストリア食文化協会の世話役をしている方とお目にかかった際、“Feriさん、日本でも材料選びを間違えなければ「Bauernschmaus」は簡単に作れますよ”というアドバイスを頂きました。

そこで、教えて頂いた方の了解を得たので、「Bauernschmausの簡単な作り方」をご紹介しましょう。

まずは、材料集めから。ベーコンは、こちらではポピュラーな「田舎風皮付きのもの」がベストだそうですが、日本では入手が困難。そこで、一般的なものを「厚切り」で代用します。

ハムに関しては、ロース部分を使った「カスラーリッペン」がベストだそうです。なお、代用品はロース肉のローストポーク。

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August 12, 2017

内燃機関自動車の未来は?

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今日は「環境と自動車のお話」です。

皆さまもご存じのように、7月6日、フランスのユロ・エコロジー大臣(環境連帯移行大臣)が、2040年までに、二酸化炭素の排出削減のため、国内におけるガソリン車およびディーゼル車の販売を禁止すると発表しました。

また、26日には、イギリスも2040年までにガソリン・ディーゼル車の販売を禁止する方針を打ち出しました。

それに呼応するかのように日本でも、トヨタがマツダに出資し、関係を強化して電気自動車の開発を進めるというニュースも流れてきました。

こちらでも、現在、電気自動車は走っているものの、ごく少数です。そのため、20年後にガソリンエンジンやディーゼルエンジンを搭載した自動車を完全に排除できるのか疑問の声も上がっているようです。

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とくに電気自動車の走行距離やバッテリー寿命など技術的課題、さらに給電インフラ整備や、産業構造転換など経済的課題もあるため、実現は難しいとする見方が一般的です。

確かにドイツや日本など、自動車産業が基幹産業となっている国では、大変な構造転換になるので、難易度は高いと思います。

オーストリアの自動車産業は、Magna Steyr Fahrzeugtechnik AG & Co KG(マグナ・シュタイアー)が代表です。

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同社は100年以上続く車両生産と、幅広いサービス提供を行っていますが、独自ブランドを表に出さないエンジニアリングパートナー、かつOEMの製造パートナーです。

2002年にはダイムラー・クライスラー社のEurostar車両製造施設を買い取り、年間20万台の生産を行っています。

また、メルセデス・ベンツ車の四輪駆動方式(4MATIC)を開発し、メルセデス・ベンツ・Eクラス・4MATICの組み立てを全数担当しています。

仮に、ヨーロッパでガソリンエンジン車の販売が禁止されることになると、オーストリアでは、同社が最も影響を受けると思われます。

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August 11, 2017

介護タクシー雑感

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日本は、今年から8月11日が「山の日」という祝日になりましたので、この日から「お盆休み」に入るという人も多いのではないでしょうか。

ちなみに8月11日に設定した理由は、特にないそうです。由来のない祝日‥どうなのでしょうね。

さて、今日は「乗り物の話題」をお伝えしましょう。

先日、日本にいる私の友人が、家族を自宅から病院に搬送するため、介護タクシーを利用したという話をしてくれました。始めての利用だったようですが、安心して利用できたという感想を持ったようです。

この話を耳にして、こちらの介護タクシーについて、思い出しました。

さて、今の時期、常設の歌劇場は一部を除いて「夏休み中」ですが、シーズンが始まると、車いすでご来場になるよく見かけます。

皆さまもご存じのように、国立歌劇場、フォルクスオーパーとも、劇場内に車いす専用スペースが設置されており、車いすを使っている方が観劇をするのは、こちらでは決して特別なことではありません。

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ウィーンの地下鉄や路面電車、バスなどの公共交通機関は、基本的に車いすの利用に対応しています(古いタイプの路面電車は除きます)。

日本では、駅職員が介助するケースが多いようですが、こちらでは、路面電車やバスは運転士がランプを設定しますが、それ以外は車いすに乗った乗客が自力で対応できるようになっています。

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以前、ご紹介したように新しい地下鉄では、車いすスペースのある先頭車両の出入り口には、プラットホームとの隙間をなくす可動式プレートが自動的に出てきます。

そのため、公共交通機関を使って移動する方も多いのですが、やはりお住まいになっている場所によっては、不便な場合もあります。そこで登場するのが体の不自由な方の輸送に特化した会社(もしくは部門)です。

Feriは、あいにくウィーンでは利用経験がありませんが、街中でよく見かけます。

専門のスタッフが専用車両を使って輸送するのは日本と同じですが、法人組織になっているところが多いため、車両やスタッフの所有台数も多く、柔軟に対応してくれるようです。

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August 10, 2017

「断り言葉」に思う

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今日は、いつものテーマと趣を変えて「言葉遣いの話題」をお届けしましょう。

こちらでもレストランなどに入ると、従業員さんが、色々と勧めてくれるケースがあります。

例えば、食後だとカフェやデザートなどです。お願いする場合もありますが、その時の状況によっては、断る場合もありますよね。Feriの場合は、懐具合が寂しいので、お断りするケースが多いのですが(笑)。

そうそう、ホイリゲでも、Wineを飲み干すと、従業員さんが勧めてくれますね。いい気になって飲み続けると、後が大変ですが‥(失敗談あり‥)

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また、飛行機の機内サービスでも、客室乗務員さんが、色々と勧めてくれるケースがあります。とくにビジネスクラスになると、その傾向が強いですが‥ 

長距離線の機内では、基本的に料金は発生しないので、その時の調子に合わせて、お願いする場合もありますが、お断りする場合もあります。

その時、ドイツ語圏では“Nein Danke”という言葉を使うケースが多いと思います。英語圏では、“No Thanks”でしょうか。

比較的ていねいな「断り言葉」なので、日本語に置き換えると、多少ニュアンスは異なるのかもしれませんが、“結構です”が該当するような気がします。

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先日、日本でコンビニエンスストアを経営している友人と話をした時、最近は、言葉が雑なお客さまが増えているという話題になりました。

例えば、レシートや商品を入れる袋が不要な場合、“レシートは結構です”ではなく、いきなり“いらない”というケースです。

さらに、これを強い調子で言う、手で明確に拒絶する姿勢を示す(払いのけるなど)お客さまもいらっしゃるとか‥

実は、これには心理学的な背景があるようで、厳密にはお客さまは、“レシートはいらない”と言っている訳ですが、主語が抜けていること、明確な否定形の言葉であることなどから、言葉を受けとめる従業員さんは「あなたはいらない」というように感じてしまうことがあるそうです。

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August 09, 2017

変わったお店シリーズ127 消防署がBierPabに変身

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8月7日、日本では「バナナの日」だったそうですが、皆さまは、ご存じでしたか?

 輸入品のバナナには、特に旬がなく、1年中いつでも食べることができます。8月は夏バテで体力を消耗することから、バナナを食べて暑い夏を元気に乗り切ってもらいたいと「8(バ)7(ナナ)」の語呂合わせで、「日本バナナ輸入組合」が定めたそうです。

という訳で、冒頭の写真は「祝、バナナの日」記念。RustでFeriが食べたバナナです(笑)。

当たり前ですが、オーストリアでもバナナは完全な輸入品。そのため、お味は日本で食べたものと、ほとんど変わりはありませんでした。

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今日は「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。

日本でも、最近、地方の街などへ行くと、使われなくなった古い民家を商業施設などに転用して、「町興し」に活用している例が見られるようになりました。

外観は古い建物の趣を生かし、内部を飲食店や物販店にするというものです。日本は、今まで、どちらかというと「スクラップ」の傾向が強かったですから、街並みを維持する上でも、良いことだと思います。

さて、Feriはメルビッシュでオペレッタを観るとき、Rustに宿泊するのが好きです。

ここは、ご存じ、「Wineの産地」であると同時に、メルビッシュまでノイジードラーゼーを船で行くことができるので、雰囲気を盛り上げてくれます。

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そんなRustには、変わったお店が色々とありますが、その一つが、

今日、ご紹介するBierPabだと思います。52号線からRustの旧市街へ入る交差点に隣接する場所にあるので、ご覧になった方も多いと思います。

尖塔が立っている印象的な建物なので、1回見ると忘れられない建物です。普通のBierPabならば、こんな形にする訳はないのですが、この建物、実は以前は消防署(Feuerwehahaus)だったようです。

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ただ、消防署としては手狭になったため、現在は、湖に近い場所へ移転し、大きな建物に変わりました。
そこで、使われなくなった旧消防署を解体するのではなく、商業施設に転用したようです。

消防署時代の外観を生かしつつ、BierPabにしているところが、オーストリアらしいと思います。

消防車の車庫が客室に転用されているようで、片側の扉は、消防署時代のまま、残されています。尖塔に取り付けられている日時計も風情を感じますね。

かなり前に商業施設に転用されたようで、Feriの記憶だと、屋号が何回か変わっているような気がします。

本当は、利用して、内部もチェックしてからご紹介すべきなのですが、この時期、暑いので、どうしてもシャニガルテンがあるホイリゲやCaféに向かってしまうFeri。

どうも、このBierPabにはご縁がありません。という訳で、外観だけのご紹介で、ご容赦ください。

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August 08, 2017

交通標識の上に‥

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今日は「交通標識の話題」をお伝えしましょう。

通常、一般の道路にある交通標識は当局が設置するため、基本的には、どこでも同じ仕様になっていると思います。

若干、デザインが異なることはありますが、民間の広告とコラボレーションするケースというのは、まず考えられないと思います。

さて、2009年の夏、夏休みのドライブ中に立ち寄った「とある小さな街」。車を駐車場に止めて、街中を散策していると‥

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何とも不思議な交通標識に出くわしました。三角形の一時停止標識の上に、何とアイスクリームのオブジェが載っているではありませんか!!

今の世の中、画像編集ソフトを使えば、簡単に合成写真を作ることができますが、これは決してフェイク画像ではありません。ホンモノです。

その証拠に、色々な角度から撮影した写真(2009年と2011年)を掲載しました。

さて、この場所なのですが、小さな街の中心にある広場で、中央に噴水があります。ランドアバウトではないのですが、路地から道路に出る箇所にあたるため、一時停止標識が付いているのです。

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当然、狭い路地よりも道路に優先権があるため、路地から合流する際には、一時停止して、安全を確認する必要があります。

それにしても、公共的な案内が載っているのならば、納得できるのですが、「アイスクリームのオブジェ」というのは、正直、我が目を疑いました。

確かに、近くにアイスクリームショップがありますから、その宣伝なのでしょう。さすがに屋号はオブジェには書かれていませんでしたが、かなりインパクトがある標識には違いありません。

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August 07, 2017

ちょっと変わった小さな児童公園

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今日は「小さな街で見つけたちょっと変わった児童公園」の話題をお伝えしましょう。

こちらでは、色々な公園がありますが、基本的には地方自治体が開設しているのが一般的です。

以前、夏休みにニーダーエスターライヒ州の小さな街に住む友人夫婦を訪ねた時、その街で、ちょっと変わった公園を見つけました。

ウィーンなどでも見かける児童用の各種遊具を備えた公園なのですが、入り口のゲートにご注目。「Raiffeisen Spielpark」と書かれています。

オーストリア、特に地方を巡っていると「Raiffeisen」という看板を見かけることがありますが、Raiffeisenは、ちょっとユニークな共同組合銀行です。

この組織ですが、ドイツ人のFriedrich Wilhelm Raiffeisen(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ライファイゼン)という方が創設したものです。

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1860年代、Raiffeisenはドイツ・フランマースフェルト市長の時、農民が高利貸しに貪られる農民を見て、「協同組合による自助」をというアイデアを思いつき、協同組合銀行を創設します。

また、金融機関のみならず、信用組合の力を活用して学校の建設、道路の整備、農産物の販売ルート確保といった「ドイツでの村づくりの基礎」を創り上げたそうです。

さて、オーストリアのRaiffeisen Zentralbankも共同組合銀行で、創立当初は農家に対する融資が中心だったそうですが、現在は、商工業企業への融資が増えるなど、幅広い領域で活動をしています。

興味深いのはグループの構成です。各地にある個別のRaiffeisen Bank(477行、約1600拠点)が、8つのRaiffeisenlandesbank(州銀行)を所有し、それらの州銀行がRaiffeisen Zentralbank(中央銀行)の株式を所有しています。

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現在では、銀行の他、保険やリース、非金融事業の子会社も傘下に持つ巨大な金融グループRZB Groupを構成しています。

組合員数は170万人(人口の約20%)で、グループとしてはオーストリア国内最大規模の金融機関です。

日本のJAバンクに近い組織と言えるでしょう。そのため、地方の農業エリアに行くと、「Raiffeisenbank」という銀行をよく見かけます。

オーストリアのRaiffeisenは、メインの金融業だけでなく、日本のJAと同じく、農業関連資材の調達や販売、農産物の保管なども行っています。そのため、地方の街へ行くと、Raiffeisenのマークをよく見かけることがあります。

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August 06, 2017

変わったお店シリーズ126 「看板おじさま」が見守るCafé

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久しぶりに「変わったお店シリーズ」をお伝えしましょう。

このシリーズでは、「日本では余り見かけない変わった業態」、「業態はポピュラーなものの、お店の造りが変わっている」、「何か特徴がある」といったお店を色々と取り上げてきました。

まぁ、Feriの個人的な見解ですから、読者の方から見れば「普通のお店」も多々あるとは思いますが‥

今日は「お店のシンボルが変わっているお店」のご紹介です。

友人夫婦が住むニーダーエスターライヒ州の小さな街。街の中心部は、小規模ながら商店街を形成しており、日用生活に必要なものは、総て、この街で手に入るようになっています。ただ、昔の佇まいを残す、

街の中心部は土地が狭いこともあり、駐車場が必要な某大手スーパーマーケットは、街外れに店を構えています。このパターンは、地方の街では多いですね。

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小さな街は、Feri好み。街を散策すると、色々な発見もあり、楽しいものです。

街の中心を貫くとおりの面して営業しているCaféを見つけました。Café、そのものは普通のお店で、夜はアルコールを主体としたメニューに変わるお店のようでした。で、目に留まったのは、2階に設置されている「看板おじさま」です。

テンガロンハットをかぶり、サングラスをかけて、サックスを吹いている粋なおじさま(ジャズ奏者でしょうね)が、このお店のシンボルのようです。よく見ると、上半身だけでなく、下半身も作られており、つま先が壁から飛び出しています。

体全体を看板にするため、外側に出すのではなく、一部を壁に埋め込むという凝った造りです。Feriは利用しませんでしたが、夜はライブ演奏なども行うCaféなのでしょうかね。

近づいてみると、自慢のサックスがかなり傷んでいるところから、恐らく、このお店ができたときから設置されているのでしょう。何しろ、穴が空いていますから‥

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August 05, 2017

謎のピクトグラムシリーズ 触車注意

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今日は週末ですが、ちょっと多忙なので、「短めの話題」でご容赦願います。

日本でもプラットホームで、列車と乗客が接触する事故が時々ありますが、この問題はいずこも同じようです。

日本でも、以前は、プラットホームに駅職員が常駐し、乗客の様子を見守っていましたが、合理化により、ラッシュ時以外は、プラットホーム上は無人になっています。

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もちろん、監視カメラ等を設置して、プラットホームの状況は把握しているようですが、緊急時の対応には時間差が生じてしまうと思います。

さて、日本以上に鉄道の合理化が進んでいるオーストリア。ÖBBの地方路線にある駅は、ほとんどが無人駅です。もちろん、最初から無人駅だった訳ではないので、立派な駅舎(左の写真)が残っています。

しかし、実際には職員の姿はなく、チケットも自動販売機で購入するようになっています。

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ご存じのようにÖBBの駅は、基本的に改札口がありませんから、乗客以外の人がプラットホームへ上がることも容易です。そのように考えると触車事故の可能性は、日本よりも高いかも知れません。

そこで、駅を利用する人に、車両への接触を注意するピクトグラムが登場しました。以前、ドイツのものをご紹介しましたが、今回はÖBB編です。

日本でも「黄色い線の外側に出ないでください」といったアナウンスが流れる場合がありますが、こちらでもプラットホームには「白いライン」が引かれています。

鉄道当局としては、乗客は、列車が停車するまで、このラインの内側で待機してもらいたい訳です。

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August 04, 2017

Baumhausのあるお住まいを発見

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昨日、このブログでもお伝えした女子サッカー欧州選手権大会(UEFA Women's EURO 2017)の準決勝。現地時間、8月3日、18時からオーストリア対デンマーク戦が行われました。

オーストリアチームの快進撃を受けて、ウィーンでは市庁舎前のフィルムフェスティバル会場が、特設のパブリックビューイング会場になりました。

さて、試合の結果ですが、オーストリアチームは終始押し気味に試合を進め、スコアレスドローで試合を終了。最終的にPK戦にもつれ込みましたが、3対0でデンマークに敗退しました。残念無念。

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準決勝のもう一試合、オランダ対イングランド戦は、オランダが1対0でイングランドを下し、決勝はオランダ対デンマークに決まりました。

なお、左のマンガは、こちらの日刊紙kurierに掲載されたもの。男子選手団が女子選手を応援している‥という風刺画です。

さて、今日も「夏向きの話題」をお届けしましょう。

欧米で人気があるのが、木の上に小屋を建てる「ツリーハウス」(Baumhaus)。その昔は、実用性を重視していたそうですが、最近ではレジャーや観光を目的に建てられるようになってきました。

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ホテルのようなツリーハウスもありますが、個人が別荘やアトリエとして建てたり、子どもの遊び場として建てる場合もあります。

まぁ、「隠れ家の感覚」で楽しめるところが「ツリーハウスの魅力」だと思います。子供さんも、冒険心をくすぐるツリーハウスは好きだと思います。

最も、個人で建てる場合、ツリーハウスにふさわしい大きな木があること、庭が広いことなどが、条件なるのは言うまでもありません。

「裏山が自分の敷地」という方はベストでしょうが、そういう人は少数でしょうね。

森林大国のオーストリアなので、当然、ツリーハウスも人気があると思いますが、なかなか本物を見かけることはありません。

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以前、ニーダーエスターライヒ州をドライブしている時、偶然、休憩をとった街で写真のようなBaumhausを見かけました。

大きさや雰囲気からすると、大人用ではなく、子供さんの遊び場として作ったようです。個人宅の庭なので、あまり詳細に観察すると不審者と間違われる可能性もあるので、比較的離れた場所から、短時間だけ観察しました。

比較的低い場所にありますが、日常とは違った空間なので、きっと色々な楽しみ方があるのでしょう。よく見ると奥に固定式の階段が設置されていますが、バルコニーには「縄ばしご」がかかっています。

また、バルコニーには、旗らしきものが掲げられています。夢がありますね‥

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August 03, 2017

Feriにとってはご機嫌な「お休み処」

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日本では恐らくニュースになっていないと思いますが、現在、オランダで女子サッカー欧州選手権大会(UEFA Women's EURO 2017)が開催中です。

この大会で、オーストリアチームが大活躍。Group C(オーストリア、フランス、アイスランド、スイス)に属していましたが、グループ首位で決勝トーナメントに進出。

7月30日には、Group Dで2位のスペインと対決。試合は0対0のスコアレスドローでしたが、PK戦を5対3で制し、見事、準決勝に勝ち進みました。

準決勝の対戦相手は、ドイツを破ったデンマーク。準決勝は、現地時間の8月4日に行われます。ちなみにもう一組は開催国のオランダとイングランドの対決です。

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ちなみにオーストリアチームの女子サッカー欧州選手権大会本大会出場は、今回が初(それまでは予選敗退が続いていました。ちなみにワールドカップ、オリンピックとも本選出場は果たしていません)。

ご存じのように、男子ナショナルチームは、この数年強かったのですが、2016年フランス大会から負けが続いており、“frauen power炸裂”に国中がフィーバー中。ここまでkitanoですから、是非、決勝まで勝ち登ってもらいたいものです。

さて、今日の話題はサッカーとは全く無縁の「ゆるい話題」です。

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昨日、ニーダーエスターライヒ州にある友人夫婦宅を訪問した際のエピソードをご紹介しましたが、その続編です。Feriは、何回かご夫婦のご招待にあずかり、この街を訪問しています。

この街はWiener Neustadtに近い場所にあるのですが、ちょっと山側に奥まっているため、非常に自然が豊かで、かつ静かな街です。

いわゆるリゾートエリアではありませんが、自然が豊かな場所なので、サイクリングなどを楽しむことができ、立派なサイクリングロードが整備されています。

街の中心部にある駐車場に車を止めたところ、木造の小屋を見つけました。

最初は無料休憩所かと思ったのですが、Piestingerという地元Bierの看板が下がっているところから、Würstelstandであることがわかりました。

駐車場にWürstelstandがあるのは不思議な気がしますが、実は隣接して公園があるため、その利用者が食事をとる場所として開設されたようです。

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August 02, 2017

謎のペットボトル さて、その目的は?

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今日は「ペットボトルの話題」です。

Feriがオーストリアを始めて訪問した30年前には、こちらではペットボトルは、ほとんど見かけませんでした。ミネラルヴァッサーもデポジット制度を活用した瓶入りでした。

ただ、日本と同じく、重さがネックになっていたのか、その後、徐々にペットボトルが普及するようになり、ウィーン市内では「専用のゴミ箱」まで登場する時代になったのは、皆さまもご存じのとおりです。

ところで、以前、友人夫婦が住むニーダーエスターライヒ州の小さな街を訪ねた時、街中で写真のような自動車を見かけました。

なぜか自動車のボンネットや屋根に複数のペットボトルが載っています。誰かのイタズラなのか、それとも何らかの「意図」があるのか‥ この車の前でFeriは、しばらく考え込んでしまいました。

が、友人宅を訪問する時間が近づいたので、結論が出ないまま、その場を移動(笑)。

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その後、ふと思い出したののが、日本で一時期はやった「猫除けのペットボトル」です。

確か、日本のテレビ番組で「猫はキラキラ光るものを嫌がるので、ペットボトルに水を入れて並べておくと寄り付かない」という説(都市伝説ですね)を、盛んに流していた時期があったと思います。

これを見て、実際にチャレンジした方も多かったような気がします。しかし、猫好きな方に言わせると、猫はペットボトルは、全く意識せず、「路傍の石」と同じ程度の認識だとか。

そのため、猫除けには、まったく効果がなく、猫はそのペットボトルを踏んづけて通っていくそうです。

しかし、よく考えてみると「キラキラ光る」のは、太陽光がさんさんと降りそそいでいる時だけ。ましてや猫が活動する夜間は、照明でも当てない限り、全く光りません。そう考えると「都市伝説」だったのでしょうね。

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August 01, 2017

涼を求めて オーストリアの滝

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今日から8月になりましたね。

さて、7月、当ブログで最もアクセス数が多かった日は、7月25日でした。また、ページビューが最も多かったのは、Feriの予想どおり「速報 オーストリア航空 日本線が2018年5月に復活」でした。

あと、夏休みに入るためか、ご旅行に役立つと思われる過去の記事にもアクセスが集中していました。当ブログはリードオンリーのお客さまが多いですが、毎日、アクセスいただき、深く御礼申し上げます。

さて、Feriの誕生月である「8月最初の話題」ですが、皆さまへの暑中見舞いを兼ねて「滝の話題」をお伝えしましょう。

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2010年9月に、当ブログで「ケルンテン州の観光スポット・ベスト10、第一位、Kölnbreinダム」をご紹介したことがあります(詳しくは、こちらから)。

ケルンテン州とザルツブルク州の境にある巨大ダムで、Marta Hochalmstraßeという山岳道路(有料)の終点にあります。

今日、ご紹介するのは、Kölnbreinダムではなく、そのへ向かう途中に立ち寄った「Wasserfall(滝)の話題」です。

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山岳国家のオーストリアには、滝が多数存在するのですが、山の奥にあるケースが多く、軟弱もののFeriは、なかなか見ることができません。

Fallbach-Wasserfallは、ケルンテン州のGmünd in Kärntenという街からKölnbreinsperreへ向かう途中にありますが、何と道路沿いから見ることができる希有な滝なのです。

ちなみにMaltaという街から5キロほどの場所にあります。

が、FaLlbach-Wasserfallは道路沿いの駐車場に車を止めて、即、見ることができるという軟弱もののFeri向けのスポット(笑)。

Gmünd in KärntenからKölnbreinsperreへ向かうと、左右から山が迫ってきます。いわゆる谷を走ることになります。

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