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August 11, 2017

介護タクシー雑感

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日本は、今年から8月11日が「山の日」という祝日になりましたので、この日から「お盆休み」に入るという人も多いのではないでしょうか。

ちなみに8月11日に設定した理由は、特にないそうです。由来のない祝日‥どうなのでしょうね。

さて、今日は「乗り物の話題」をお伝えしましょう。

先日、日本にいる私の友人が、家族を自宅から病院に搬送するため、介護タクシーを利用したという話をしてくれました。始めての利用だったようですが、安心して利用できたという感想を持ったようです。

この話を耳にして、こちらの介護タクシーについて、思い出しました。

さて、今の時期、常設の歌劇場は一部を除いて「夏休み中」ですが、シーズンが始まると、車いすでご来場になるよく見かけます。

皆さまもご存じのように、国立歌劇場、フォルクスオーパーとも、劇場内に車いす専用スペースが設置されており、車いすを使っている方が観劇をするのは、こちらでは決して特別なことではありません。

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ウィーンの地下鉄や路面電車、バスなどの公共交通機関は、基本的に車いすの利用に対応しています(古いタイプの路面電車は除きます)。

日本では、駅職員が介助するケースが多いようですが、こちらでは、路面電車やバスは運転士がランプを設定しますが、それ以外は車いすに乗った乗客が自力で対応できるようになっています。

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以前、ご紹介したように新しい地下鉄では、車いすスペースのある先頭車両の出入り口には、プラットホームとの隙間をなくす可動式プレートが自動的に出てきます。

そのため、公共交通機関を使って移動する方も多いのですが、やはりお住まいになっている場所によっては、不便な場合もあります。そこで登場するのが体の不自由な方の輸送に特化した会社(もしくは部門)です。

Feriは、あいにくウィーンでは利用経験がありませんが、街中でよく見かけます。

専門のスタッフが専用車両を使って輸送するのは日本と同じですが、法人組織になっているところが多いため、車両やスタッフの所有台数も多く、柔軟に対応してくれるようです。

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また、スポットの輸送に留まらず、毎日の通勤(この場合は、相乗りになるようです)にも応じるなど、日常的な交通機関として運営していることがわかります。

また、一部の会社では、特殊車両のレンタル(レンタカーですね)も行っています。

料金については、特殊車両を使うこと、専用のスタッフが対応することなどから、一般のタクシーよりは高めに設定されていますが、簡単に利用できるようになっていることには、正直、驚かされます。こちらでは、これが「当たり前」なのかもしれませんが‥

また、車いすを利用している方が、レジャーも含めて、積極的に社会に出て活動できるように行政も援助しているようです。

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日本の場合も、最近では介護タクシーが増えてきましたが、個人事業主の方が営業しているケースが多いため、車両の台数に制限があり、日常的に利用するのは難しいという話を耳にしたことがあります。

ただ、スタッフは高い志を持った優秀な方が多いようです。

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もちろん、日本でも、自宅から病院への送迎だけに特化している訳ではなく、レジャー対応もしていますが、複数の車両を擁する法人組織ではないため、かなり前から予約を入れないと、希望日に利用することができないといった事態もあるそうです。

ところで、こちらでも高齢化が進んでおり、地方の小さな街で、一人で暮らしているご年配の方も増えています。

こういった方が、距離の離れた病院へ通院する場合、赤十字をはじめとするNPO団体がサポートしてくれるという話を聞いたことがあります。

本来は日本と同じく、家族が付き添うのが原則だとは思うのですが、離れて暮らす家族がやってくるが大変なのは、いずこも同じ。そんな時、地元のNPO団体のサポートが受けられるのは、色々な意味で助かると思います。

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乗り物, 街角の話題 |

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