謎のピクトグラムシリーズ 触車注意
今日は週末ですが、ちょっと多忙なので、「短めの話題」でご容赦願います。
日本でもプラットホームで、列車と乗客が接触する事故が時々ありますが、この問題はいずこも同じようです。
日本でも、以前は、プラットホームに駅職員が常駐し、乗客の様子を見守っていましたが、合理化により、ラッシュ時以外は、プラットホーム上は無人になっています。
もちろん、監視カメラ等を設置して、プラットホームの状況は把握しているようですが、緊急時の対応には時間差が生じてしまうと思います。
さて、日本以上に鉄道の合理化が進んでいるオーストリア。ÖBBの地方路線にある駅は、ほとんどが無人駅です。もちろん、最初から無人駅だった訳ではないので、立派な駅舎(左の写真)が残っています。
しかし、実際には職員の姿はなく、チケットも自動販売機で購入するようになっています。
ご存じのようにÖBBの駅は、基本的に改札口がありませんから、乗客以外の人がプラットホームへ上がることも容易です。そのように考えると触車事故の可能性は、日本よりも高いかも知れません。
そこで、駅を利用する人に、車両への接触を注意するピクトグラムが登場しました。以前、ドイツのものをご紹介しましたが、今回はÖBB編です。
日本でも「黄色い線の外側に出ないでください」といったアナウンスが流れる場合がありますが、こちらでもプラットホームには「白いライン」が引かれています。
鉄道当局としては、乗客は、列車が停車するまで、このラインの内側で待機してもらいたい訳です。
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