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August 15, 2017

アウトバーンの自動化ゲート

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日本では、お盆休みを終えた皆さまのUターンラッシュが始まっていると思います。当然、高速道路は大渋滞‥ ドライバーの皆さまは、本当にお疲れさまです。

さて、今日は「アウトバーンの自動化ゲート(Videomaut)の話題」をお伝えしましょう。

ご存じのように、こちらのアウトバーンは有料ですが、事前に定額制の料金を支払う方式(車両に料金支払を証明するステッカーを貼ります)のため、インターチェンジに料金所はありません。

そのため、レンタカーなどを使っていると「完全無料」のような錯覚に陥りますが、実は事前に料金を支払っているだけで、利用料金は支払っている訳です。

ちなみにお値段ですが、2017年の場合、「Österreich PKW Vignette 1 Jahr」(1年間有効)が、86.4Euroです(10日間は8.9Euro)。

さて、それとは別に、料金が必要な区間があります。主に峠をアンダーパスする長大トンネル区間です。これは、長大トンネルの維持管理に費用がかかるための措置のようです。

という訳で、長大トンネル区間の前後には料金所が開設されており、ピーク時には「渋滞の元」にもなっています。

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料金所も最近では近代化が進み、Feriが最初に利用した頃は係員がブースに待機しており、対面で通行料金を支払う方式でした。

その後、自動販売機方式に変わり、無人化され、レーンも増えました。この自動販売機は、現金はもちろん、クレジットカードも利用できるタイプです。

しかし、「一旦停止して、料金を支払うと、ゲートが上がる」というシステムには変わりありません。そのため、逆に自動販売機方式になってからの方が、通過に時間がかかるようになった気がします。

そこで、登場したのが「Videomaut」という自動化ゲートです。1991年から試験的に導入が始まりました。当初は年間パス所有者を対象としていましたが、現在では1回券での利用も可能です。

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日本電子料金収受システムETC(Electronic Toll Collection System)と似たようなシステムですが、ETCが専用機器とカードを搭載しないと使用できないのに対し、Videomautは「Video」という名前が象徴するように、画像認証システムが採用されているのです。

具体的には、利用前に高速道路運営会社ASFINAGのwebサイトで、料金を支払い、使用する自動車を登録します(国籍とナンバー)。なお、カードはガスステーションやサービスエリアなどでも購入が可能です(登録は必要ですが)。

登録が完了すると、利用する自動車事態には何も付属装置を付けることなく自動化ゲートを利用できます。

なぜなら、自動化ゲートでは、対象車のナンバープレートを読み取って認証しているためです。そのため、レンタカーや海外からの利用者も簡単に自動化ゲートを使うことが可能です。

ただし、ナンバープレートが汚れているとビデオ認証ができないため、きれいにしておくことが求められます。写真をご覧になるとわかるように、Videomaut専用ゲート通過時の速度は、30km/hに制限されています。

料金システムは、1回券(発行から1年間有効)と年間パスの両方が設定されており、こちらのプリペイド式の携帯電話に似たシステムと言えそうです。なお、料金は通常のゲート利用の場合と同一で、特に割引などは設定されていません。

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現在、別途料金を支払う必要がある区間は下記のとおりですが、プリペイド方式であること、区間ごとに料金が異なることなどから、区間ごとにカードを購入する必要があります。この点がETCと異なるところでしょうか。

-A 9 Pyhrn Autobahn (Bosruck)

-A 9 Pyhrn Autobahn (Gleinalm)

-A 10 Tauern Autobahn (nur Hauptmautstelle)

-A 13 Brenner Autobahn (Stubai-Teilstrecke)

-A 13 Brenner Autobahn (Gesamtstrecke)

-S 16 Arlberg-Straßentunnel

-A 11 Karawankentunnel

鉄道の乗車券や航空機の搭乗券も同じですが、日本は非接触式ICカードシステムが主流ですが、こちらは画像認証方式が主流になっています。このあたり、考え方の違いが出ていて興味深いですね。

何でも興味のあるFeriですが、さすがに、このビデオカードは、まだ、使ったことがないので、YouTubeに投稿されていた動画で、スムーズな運用をご紹介しましょう。

また、ゲートへのアプローチが長いため、万が一、カード登録をしていない車がVideomaut専用レーンに入ってしまった場合、通常のレーンへ抜ける通路が設定されていることもわかります。


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