« やっぱり地下駐車場でした | Main | 変わったお店シリーズ131回 Cafe168 »

October 04, 2017

謎のピクトグラムシリーズ Kurpark Oberlaa編

Img_2017_09_0065

今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。

最近は、ウィーンでも公共施設での注意書き(禁止事項)が増えてきました。それだけ、マナーを守らない人が増えてきている‥ということなのでしょうか。残念なことです。

一般的に、禁止事項が増えるのは、「実際に、禁止事項に該当する、とんでもない行動をとった人物がいた」という証ではないかと思っています。

今日、ご紹介するのは地下鉄U1の延長開業で便利になった「Kurpark Oberlaa編」です。

Kurpark Oberlaaは、約86万平方メートルの敷地面積を誇る広大な公園で、大きな池が園内に点在していることでも有名。また、園内では季候の良い時期は日光浴などが楽しめるようになっています。

また、公園全体がフェンスに囲まれており、開閉式の門扉で利用時間が決められています。

開園時間は、冬期が6時から18時、夏期が6時から22時ですが、通常の公園よりも、季節ごとの開園時間が細かくコントロールされているのもポイント。閉園時間が2月は19時、3月と10月は20時、4月と9月は21時となっています。

Img_2017_09_0062

さて、ピクトグラムですが、公園内の案内板と、門扉周辺に取り付けられています。

上段の左から5番目までは、どの公園でもみかけるポピュラーなものですね。「転倒注意」と「悪天候時の避難」は、ほぼ総ての公園で見ることができます。


上段、左から6番目から8番目までは、「愛犬の散歩」に関するピクトグラム。

散歩で訪れる方が多いことから、愛犬の入園も可能ですが、「リートをつける」ことが義務づけられています。「リートを外すことは禁止」、「犬の排便禁止」と続きます。「犬の糞は飼い主が片づける」という案内は多く見かけますが、「犬の排便禁止」というピクトグラムは、余り見かけません。

Img_2017_09_0061_b

上段、一番右側は「自転車の走行禁止」。広大な公園なので、どうしても自転車でやって来て、そのまま乗り入れたくなる人も多いと思いますが、園外の駐輪場に止めて、公園を利用することになります。

下段、左から4つは、園内でのスポーツ禁止に関するピクトグラム。「サッカー禁止」、「スケートボード禁止」、「スケート禁止」、「遊泳禁止」です。

多くの池が配されている公園だけに、池に関する禁止事項が表示されているのが特徴でしょうか。温泉保養施設付属の公園であるため、スポーツ全般が禁止されているのが特徴です。

なお、「サッカーは駄目だけれども、キャッチボールは良いのか」という突っ込みはなし‥球技全般が禁止されていると考えるのが妥当でしょう。

こちらではレジャーの1つとしてバーベキューが定着していますが、園内ではもちろん禁止です。恐らくチャレンジした人がいたのでしょうね。

左から6番目からは、園内の自然に関連する禁止事項。「草花を持ち帰らないでください」も一般的なピクトグラムです。いるのでしょうねぇ‥持ち帰る人が‥

Img_2017_09_0064

その隣は「鳥やネズミに禁止マーク」というピクトグラムです。「Wer Tauben Füttert、Füttert Ratten」という説明がついています。直訳すると「鳩やネズミを飼う」ですが‥

餌付け禁止なのか、自然動物の園外持ち出し禁止なのかがはっきりしませんが、園内の鳩やネズミには、関わってはいけないことは間違いなさそうです。

その隣は「水鳥への給餌禁止」です。池が多く、水鳥が生息している公園らしいピクトグラムです。

なお、これらのピクトグラムは、園内全体の注意で、公園内は特定の目的を持ったゾーンに別れています。

例えば、「Universum Spielplatz」、「Skateland」、「Tischlennis、Tischfußball」など、様々な施設がありますゾーニングが徹底しているのが、こちらの公園の特徴ですが、それに加えて、細かいルールが設定されていることで、温泉施設に隣接した公園で、ゆっくりとリラックスすることができるのでしょう。

Img_2017_09_0059

ところで、ウィーン市内には色々な公園がありますが、Kurpark Oberlaaは、伝統的な様式ではなく、近代的なデザインです。

そこで、ちょっと調べたところ、意外と新しくできたことがわかりました。

ウィーンでは、1964年に22区のDonauparkで、 「Wiener International Gartenschau 1964」(WIG 64)を開催し、大成功を収めました。この成功を踏まえて、ウィーン市では、国際庭園ショーを企画。その会場として白羽の矢が立ったのが、現在、Kurpark Oberlaaだったのです。

当時、この場所は、ワイン用のブドウ畑が広がり、映画のロケーションなどにも利用される「のどかな場所」だったそうです。

会場のデザインは、ドイツのガーデンプランナーErich Hanke氏に依頼し、1974年に「Wiener International Gartenschau 1974」(WIG 74)が開催され、延べ260万人の観客が訪れたそうです。期間中には、会場内にはウィーンでは珍しいモノレールも運行されていました。

会期終了後、ウィーン市では、会場跡地を公立公園に転用することを決定し、Kurpark Oberlaaが誕生した‥という訳です。ウィーン通の皆さまには、よく知られた話題かもしれませんが、Feriは、今回、始めて知りました。

この話を耳にして、1990年大阪府で開催された「国際花と緑の博覧会」(The International Garden and Greenery Exposition,Osaka,Japan,1990)を思い出しました。

こちらの会場跡地も、花博記念公園鶴見緑地として整備され、現在は「市民の憩いの場」として親しまれていますね。


※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります delicious

Br_decobanner_201105_b_3

ピクトグラム, 街角の話題 |

« やっぱり地下駐車場でした | Main | 変わったお店シリーズ131回 Cafe168 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« やっぱり地下駐車場でした | Main | 変わったお店シリーズ131回 Cafe168 »