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October 06, 2017

Wiener LinienがÖBBと連携して警備強化

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日本も、衆議院の解散に伴って、選挙モードに突入ですが、オーストリアでは、10月15日に国民議会選挙(定数183名)があるため、一足お先に選挙モードに入っています。

国民議会の任期は5年ですが、今回は5月に議会が解散され、10月15日に投開票となったものです。

連立与党の社会民主党(SPÖ)と国民党(ÖVP)の間でも亀裂が生じているため、選挙は終盤戦を迎えて、政策論争ではなく、対立政党に対するネガティブキャンペーンが連発されています。

移民反対政策を掲げる自由党(FPÖ)が、躍進するのかどうかも注目されています。

さて、先日、非常通報装置の話題をお届けしましたが、今日は「公共交通機関の保安体制」にまつわる話題をお届けしましょう。

日本でも、最近は鉄道駅でのトラブルが増えているようですが、ウィーンでも数年前、営業中の地下鉄U6の車内で女性に対する暴行事件が発生し、住民に大変なショックを与えました。

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それがきっかけになって、Wiener Linienでは、地下鉄、路面電車、バスなどの保安体制強化に乗り出しました。

具体的には車内や駅構内への監視カメラ設置です。現在、Wiener Linienが設置している監視カメラは約11000台。これらのビデオ映像が、警察の事件解決に大きく寄与しています。その関係もあり、今後も監視カメラの増設も計画されています。

このように監視カメラも犯罪抑止には効果的ですが、問題は、何か発生した場合の対応です。

今回、Wiener Linienは保安体制強化に向けてÖBBとの連携を強化すると発表しました。

このブログでもお伝えしたように、地下鉄の地図にS Bahnの路線が掲載されるなど、ウィーン市内では一体となった運営が強化されています。

特にWestbahnhofやHauptbahnhof、Pratersternなどでは地下鉄とÖBBが接続しており、駅構内の警備に関しても、両事業対が連携を強化することで、乗客の安全性が向上させようというものです。

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従来から、両者は連携して業務に当たっていましたが、基本的に自社の構内での活動に限定されていました。

今回の合意により、Wiener Linienのセキュリティチームが、ÖBBのセキュリティチームを直接サポートできるようになりました。

現在、Wiener Linienには40名強のセキュリティスタッフが在籍しており、地下鉄を中心に巡回しています。しかし、この人数では十分ではないため、セキュリティスタッフの増員が計画されており、2019年までに120名になる予定です。

なお、オーストリアには鉄道を担当するセキュリティスタッフは490名ほど在籍しているそうですが、その内、120名がウィーンを担当しています。日本の鉄道警察隊に近い活動をしているようです。

本当は、物々しい警備や監視カメラは、ない方が良いのですが、安心して公共交通機関を利用するためには、やむを得ないかもしれません。

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