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December 31, 2017

2017年のオペレッタ観賞を振り返って

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今日は、当ブログのシルベスター恒例、「今年のオペレッタ観賞を振り返って」をお届けします。

2017年ですが、自分自身を取り巻く環境が激変したこともあり、オペレッタの観賞が非常に少ない年になりました。そのため、オペレッタ関係の記事が極端に少なくなってしまった訳です。

観賞回数は、フォルクスオーパーで上演されたSpecial「Fest bei Orlofsky」を含めても、ついに一桁になってしまいました‥ちなみに7回です‥

2016年が27回でしたから、三分の一以下という惨憺たる結果です。

内訳ですが、それでもフォルクスオーパーが最も多く6回、バーデン歌劇場が1回です。自分で言うのも何ですが、オペレッタを上演していたにもかかわらず、メルビッシュ音楽祭が抜けたのも珍しいですね。

演目別では鉄板オペレッタの「こうもり」(「Fest bei Orlofsky」を除く)をはじめ、「メリーウィドウ」、「会議は踊る」、「サーカス妃殿下」、「乞食学生」の各公演が1回、バーデン歌劇場の「Die Kaiserrin」(1回)といったところです。

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1年間でフォルクスオーパーのオペレッタ・プレミアがゼロというのも久しぶりです。年間を通してもプレミアがゼロになりそうでしたが、最後にバーデン歌劇場の「Die Kaiserrin」を観たので、かろうじてゼロは回避できましたが‥

Feri個人の問題も多々ありますが、オーストリアでは、オペレッタが「不調の年」だったとも言えるかも知れません。万難を排して観たい…という演目がなかったというのが、実態だと思います。

ちなみにオペレッタ観賞が一桁だったのは2001年(8回)以来です。昨年にVolksoperでのオペレッタ観賞200回を記録したので、自分自身の意欲も下がってしまったことも影響しているような気もます。

ちなみに2016年は、1年間でプレミア公演を4回観たので、その反動かもしれませんね。

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また、ショックだったのは、フォルクスオーパーを始め各地で活躍されていた「オペレッタ界の巨匠」、Rudolf Biblさんが1月27日に急死されたことでしょう。

しかし、Volksoperで観た各公演は、十分楽しめるものだったのは言うまでもありません。そんな中で、Feriにとってベストの公演は「 Der Kongress tanzt」でした。

2017/18シーズンでは、継続上演されませんでしたが、気持ちが凹んでいる時、前向きにしてくれるAnita Götzさんの魅力全開の作品。正直、2月に観た時は、かなり気持ちが落ち込んでいたのですが、元気をもらうことができました。

そして、Feriにとって2017年、最大の公演は自分が出演した「Fest bei Orlofsky」です。


「観客参加型のイベント」という特殊な催しであったとは言え、いつもは客席から観ているアンサンブルの皆さんが隣で歌って、踊っている訳ですから、これほど印象に残った経験はありません。

今後も同劇場で、この手のイベントを開催するかどうかがわからない以上、「最初で最後の経験」になる可能性があります。それだけに万難を排して参加することを決め、Robert Meyerさんに掛け合った甲斐が合った…というものです。

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惜しかったのは、自分が舞台上に立っている公式写真がないことでしょうか。まぁ、自分の名前が入った「当日限りのBühenenpas」が最大の記念品。

それ以上に自分の記憶に残っている様々な驚きが一番の宝物と言えるでしょう。

ところで、その後、友人から“YouTubeに「Fest bei Orlofsky」の非公式動画がアップされているけれども、どうも2回目の公演らしく、Feriさんが写っているよ”という連絡をもらいました。

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どうも、撮影者のお知り合いが出演しているようで、その方を中心に撮影しているのですが、Feriが陣取っていたのは反対側。ただ、ロザリンデがチャールダーシュを歌う場面で、ちょっとだけ写っていました。自分で言うのも何ですが、楽しそうな表情をしていました。

最近、オペレッタが低迷しているオーストリアに対して、ドイツでは復権しつつあるという話。ドイツでは、必ずしもご年配の方だけではなく、若いお客さまも多いとか‥なぜ、ドイツで復権しているのかという点が非常に興味があります。

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さて、Volksoperでは2017/18シーズン唯一のオペレッタ・プレミアは2月の「Der Opernball(オペラ舞踏会)」です。

そして、2018/19シーズンには、どんな演目がリリースされるか、こちらも気になるところです。現時点でわかっているのはメルビッシュの「伯爵令嬢マリッツア」。これは期待が持てます。

もっとも、その前にFeriの身辺が落ち着かないと動きがとれませんが、こちらもどうなるか、先が見えないところです。
それでは、皆さま、良いお年をお迎えください。そして、2018年もよろしくお願いいたします。


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オペレッタ |

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Comments

Feri さん、こんにちは。
私も、今年の振返りを少々..

オペレッタに行った回数は11回と、私としてはこれまでで一番多かった年でした。
日本では『Miss シカゴ公爵[Die Herzogin von Chicago]』(Kálmán)や新国立劇場の『ミカド』(Sullivan)のような珍品があり、久し振りに Mörbisch にも行きました。

Volksoper は2回と少なかった中、Die Zirkusprinzessin(Kálmán)が Kessler さんと Süss さんのペアが良く、Schreibmayer さんの快演(怪演?)もあって、印象深いものでした。この曲は Kálmán の中ではあまり好きな方ではなかったのですが、これ以来よく聴いています。
Die lustige Witwe(Lehár)は、コメントにも書きましたが、Mara Mastalir さんが Hanna Glawari を歌ったのが驚きでした。

Bühne Baden は、1月の Karneval in Rom(J.Strauß)と 7月の Der Zarewitsch(Lehár)・Orpheus in der Unterwelt(Offenbach)です。
Karneval は曲は美しいのに話に少々無理があり、公演としては良かったのですが、昨年の Die gold'ne Meisterin(Eysler)程ではありませんでした。まあ Meisterin は、Baden の中でも作品・演出とも稀にみる素晴らしさだったので、比べるのが酷かも知れません。
Sommerarena での2作品は、演出にそれほどのキレが無く(Orpheus は Volksoper の二番煎じ)、かつ主役の男性が弱いのが残念でした。そんな中、Der Zarewitsch で Sonja を歌った Maya Boog さんが見付けもので、来年1月の Maske in Blau(Raymond)や夏の Die lustige Witwe(Lehár)の題名役を歌う予定なのが楽しみです。

しかし何と言っても、今年の目玉は Komische Oper Berlin の Die Perlen der Cleopatra(O.Straus)です。
今年前半はネットに全曲がアップされていたので、毎日と言ってよいほど視聴していましたし、7月に念願の実演に行くことができました。
曲は面白いし(指揮とピアノの Adam Benzwi が凄い)、Barrie Kosky の演出はブッ飛んでいるのに細部まで練られたとても納得がいくもので、何度繰返し観ても飽きません。
11月に暫くぶりに行った Die schöne Helena(Offenbach)も凄かったし、やはり Komische Oper のオペレッタには勢いがあります。

ただ、これだけではなかったのが今年です。
Musikalische Komödie Leipzig の Prinzessin Nofretete(Dostal)には、はまりました。これまで題名すら聞いたことがなかった珍品中の珍品で、1936年の初演以来の舞台上演とのことです。
曲は何故埋もれていたのかと思うほど素晴らしく、Dostal の出世作である Clivia より3年後の作品なのに却って伝統的で、エジプト風のエキゾチックな部分を除けば抒情的なシーンなどはウィンナ・オペレッタと言われたらそうだと思う程です。
演出もあまり凝った舞台装置ではないのにエジプト(1912年と紀元前3000年)の雰囲気が良く出た、非常に好ましいものでした。ホワイエや場内の仕掛けも面白く、来シーズン再演されれば必ず行きたいと思っています。CDも繰返し聴いています。

ここ数年、オペレッタとの新たな出会いが続いています。
Baden は相変わらず珍しい作品を上演してくれるし、Komische Oper も Barrie Kosky が支配人になってからは注目作品が目白押しだし(スケジュールが合わずに Ball im Savoy(Abraham)や Eine Frau, die weiß, was sie will!(O.Straus)を逃したのが残念です)、その上 Leipzig からも目が離せなくなりました。

Posted by: Steppke | December 31, 2017 at 03:43 AM

Feriさん、Steppkeさん、お久しぶりです。

ご両所のこの1年のオペレッタ体験、とくと拝見しました。相変わらず、両師匠は楽しまれていますね。こちらは2年間、ザルツブルク音楽祭通いでウィーンと遠ざかっているため、2年連続、オペレッタ0という不名誉な記録更新中です。今年もザルツブルグ音楽祭通いになりそうなので、3年連続0という記録更新になりそうです。実にお恥ずかしい報告になりました。

Posted by: sarai | January 01, 2018 at 02:49 AM

Steppkeさま、saraiさま

コメント、ありがとうございます。また、こちらでお目にかかる日が来ることを楽しみにしております。

2018年も引き続き、よろしくお願いいたします。

Posted by: Feri | January 01, 2018 at 05:03 AM

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