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December 18, 2017

Baden「Die Kaiserin」プレミアレポート

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このところ本題の「オペレッタ」がご無沙汰の当ブログ。

恐らく、本年最後のオペレッタ公演としてBaden(STADTTHEATER)の「Die Kaiserin」をご紹介しましょう。

本作品は、102年前にBerlinで初演されたLeoFallの作品です。ご存じのように、2017年はマリア・テレジア生誕300年ということで、色々な行事や催事が行われましたが、Badenでは、年末のPremiereに、本作品を投入してきました。

ご存じのようにBadenは、有名な作品とともに、最近では上演されなくなった作品も積極的に取り上げています。

正直、Feriも、この作品は観たことはありません。そのため、どういう演出が基本なのかも不明。

当日の指揮はFranz Josef Breznikさん。主なキャストは、以下のとおりでした。

-Die Kaiserin:Miriam Portmannさん

-Der Gemahl der Kaiserin:Reinhard Alessandriさん

-Prinzessin Adelgunde, genannt Bichette:Verena Barth–Jurcaさん

-Graf Kaunitz:Christoph Wagner-Trenkwitzさん

-Gräfin Fuchs:Eva Maroldさん

-Graf Pepi Cobenzl:Thomas Zistererさん

-Der Gesandte in Gelb:Beppo Binderさん

-Der Gesandte in Rot:Daniel Ferlinさん

-Der Gesandte in Grün:Sebastian Huppmannさん
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-Graf Khevenhüller:Georg Lehnerさん

-Fritz von der Heide, ein Kurier:Michael Fischerさん

-Dr. van Swieten:Robert Kolarさん

-Prinzessin:Maxima Jeitlerさん

-Prinzessin:Tara Oberkoflerさん

-Prinzessin:Elena-Katrin Pojerさん

-Prinzessin:Anna-Maria Zeilerさん

本作品は3幕もので、ハプスブルク家のお話なので、舞台はSchloss Schönbrunnになっていました。上演時間は2時間30分で、2幕の途中で休憩を入れる最近流行のパターンでした。

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Badenは舞台が狭いこともあり、基本的にはシンプルな舞台装置で上演するケースが多いようです。今回は、巨大な鏡を活用したちょっと珍しい舞台装置でした。また、一部は映像を背景に投影する方式が採用されていました。

舞台装置以上に驚いたのは、コスチュームやヘアスタイルが、かなり個性的なこと。恐らく役の性格付けを反映しているのでしょう。

本来は「あらすじ」に沿ってご紹介すればよいのでしょうが、Feriの勉強不足で、ご紹介が中途半端になりそうなので、今回はパス(手抜きですねぇ)。

メロディーはきれいなものが多く、またソロで聞かせるアリアも多い印象でした。とくにタイトルロールに抜擢された「Die Kaiserin」のMiriam Portmannさんは、歌、お芝居ともに申し分のない仕上がりでした。

満席にはなっていませんでしたが、カーテンコールの際にはブラヴァが出ていたので、基本的な仕上がりは良かったのでしょう。また、演出家をはじめとする制作スタッフにも盛大な拍手が送られていました。

どなたにもお勧めできる作品ではないかもしれませんが、Volksoperのオペレッタが低調な昨今、Badenの取り組みは高く評価したいと思っています。

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オペレッタ |

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Comments

Feri さん、遅れ馳せながら、今年もよろしくお願いします。

バーデン冬シーズンのもう一つのオペレッタ『Maske in Blau[青い仮面]』(Raymond 作曲)に行ってきました。
2009年の夏シーズンに上演された際は、オリジナルに無い映画撮影にからめた話にしてあり、最終日でプログラムが売切れだったこともあって、何かはっきりしない演出だったという印象があるのですが、今回はバーデンらしく、すっきりしてスピーディーな感じの舞台です。
有名なナンバーの多い曲ですが、話の筋はそれ程知られていない為か、Kilian 役の歌手に狂言回しをさせて(Kilian の時はメガネを掛け、狂言回しの時ははずして区別)、ポイントポイントで説明を加えていました。

第2・第3のペアにミュージカルの歌手を連れて来たりして、レビューの要素が非常に強い演出です。
オケも、ドラムスを多用する、半分ジャズバンドでした。
オリジナルが明確には分かりませんが、1937年にベルリンで初演された曲なので、最初からそういう感じだったのでしょう。
ただ、マイクを利用していたのは、残念です。まあ、ミュージカル歌手が出演して、踊りも多かったので、仕方ないですね。

歌手は、7月の Zarewitsch で感心した Maya Boog さんの題名役(Evelyne Valera)がやはり素晴らしく、ソロで歌う時にはマイクを切っていました。
相手役(Armando Cellini)を歌った Jevgenij Taruntsov さんは、7月の時と同様に弱くて不満でしたが、マイクがあった分、助かっていたようです。何場面かでハーモニカを吹くのですが、そちらの方が歌より良かったですね。
Uli Scherbel さん(Seppl)と Caroline Frank さん(Juliska)のペアや Jens Janke さん(Kilian)は、やはりミュージカルの歌手だけあって歌にも踊りにも切れがありました。タップダンスも達者なものです。

何人かのバレエのダンサーにもセリフがあり、男性の1人はバーテンダーなどの役でほとんどずっと出ていました。
この辺り、オペレッタの演出が変わって来ている感じがしており、バーデンもご多分に洩れずというようなところでしょうか。

隣のオバサマ達も有名なナンバーでは口ずさんでいましたし、とても楽しめる舞台でした。
ただ、伝統的なヴィンナ・オペレッタ好きの方には、ちょっと向かないかも知れません。

Posted by: Steppke | January 30, 2018 22:41

Steppkeさま

詳細なレポート、ありがとうございます。

バーデンも上層部が変わったことから、演目や演出も変化が出てきたような気がします。

バーデンに関しては、元々、アンサンブルが少ないので、やり繰りが大変かも知れません。

また、オペレッタの話題がありましたら、是非、コメントをお願いいたします。

Posted by: Feri | February 05, 2018 12:16

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