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December 01, 2017

激変するオーストリアの航空業界 どうなるNIKI

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Adventに合わせてウィーンでも今年はじめて雪が降りました。そのため、交通機関に乱れが出ていたようです。冬本番ですね。

12月最初の話題は「航空業界の話題」です。

皆さまもご存じのように経営再建に失敗したLCCのAir-Berlinは、最終的に2017年10月27日に全便の運行を停止しました。

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保有している機材のうち、81機はルフトハンザ・グループが、25機はイージージェット(イギリス)が引き継ぐというプランが発表されていますが、未だに決着はついていないようです。

同社はワンワールドに加盟していたこともあり、Feriは日本航空との乗り継ぎで何回か利用したことがあります。

元々、LCCでしたから、機内サービスは期待していませんでしたが、シュヴェヒャート空港には上級会員用の簡易ラウンジを設けるなど、それなりの努力はしていたような気がします。

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まぁ、ウィーン-フランクフルト間は、1時間30分ほどなので、機内サービスは簡素でも全く問題はありません。

一方、紆余曲折があり、オーストリアの航空会社NIKIは、Air-Berlin傘下に入っていたのですが、Air-Berlinの経営破綻を受けて、ルフトハンザが買収し、ユーロウイングスに吸収する計画が発表されました。

というのは、ルフトハンザにとってNIKIは、魅力的な航空会社だったからなのです。

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他国の航空会社を傘下に収めて、巨大化するルフトハンザ航空。しかし、大変な問題も発生しています。

オーストリア政府が危機感を持っているのは、ウィーン空港は、ルフトハンザがNIKI買収後、空港を事実上、独占使用することになる点です。

シュヴェヒャート空港を発着する航空会社のうち、オーストリア航空、ユーロウイングス、
スイス インターナショナル エアラインズ、ブリュッセル航空の4社はルフトハンザの子会社。

それにNIKIが加わると、何と乗客の70%以上、離発着便の80%以上のシェアを確保することになり、事実上の独占状態。ます。まるでルフトハンザ航空の専用空港のようです。

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独占状態になると、運賃なども自由にコントロールできるため、EU委員会に対して運賃の監視などをするように要請しているという話もあります。

また、EU委員会が、ルフトハンザによるNIKI買収を取り消し求めるのではないか‥というニュースも流れています。

そして、何とNIKIの創業者であったニキ・ラウダ氏が、現在はトーマス・クック・グループの子会社となっているコンドルと、コンソーシアムを組みNIKIの買収に乗り出すという話も出ています。

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NIKIを傘下に収めたいルフトハンザも、対抗して購入価格の引き上げと従業員の雇用保障を打ち出しました。

ビジネス路線から撤退し、リゾート路線が中心のNIKIですが、現在も運行を継続しており、新規の予約も可能です。しかし、NIKIは運行を継続するための資金繰りに苦慮しており、支援先が決まらないと、Air-Berlinの二の舞になってしまいます。

さぁ、この決着は、どうなるのでしょうか?

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