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January 25, 2018

ÖBBの事故防止キャンペーン

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ウィーンは、今年も暖冬傾向ですが、日本は歴史的な寒波が襲来しているようですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は「ÖBBの事故防止キャンペーンの話題」をお届けしましょう。

日本でも、JR、民鉄ともに駅での事故防止キャンペーンを定期的に行っているという話を耳にしました。主にプラットホームでの触車や転落などが中心のようですね。

友人からキャンペーンのポスター写真を送ってもらいましたが、だいたい酔っ払ったおじさんが千鳥足でプラットホームを歩いているようなモチーフが多いのでしょうか。

まぁ、可能性が高いでしょうが、何か「ステレオタイプ」で見ているような気もします。

さて、こちらオーストリアでもÖBB(厳密にはインフラ会社、ÖBB INFRA)が鉄道事故防止キャンペーンを展開しています。

ÖBB駅構内などに鉄道事故防止を啓蒙するポスターが張り出されているのですが、国民性の違いによるものなのか、アプローチがかなり異なります。

最近、出ているポスターは、写真をご覧になるとわかるように主役は男女を問わず「天使」。

一見すると、ほのぼのとした絵柄なのですが、“DEIN SCHUTZENGEL IST NICHT IMMER FÜR DICH DA.”というキャッチコピーが書かれています。

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ニュアンスとしては、「あなたの守護神は、常にあなたを守ってくるとは限りません」という感じになるのでしょうか。
そして、ポスターの左下を見ると、事故現場と思われる写真が小さく紹介されています。

プラットホーム上で音楽プレーヤーを聞いていたことで列車の接近に気づかずに触車したケース、線路を横断しようとして事故に遭ったケースなど。

現在、ÖBB INFRAが、特に警鐘を鳴らしているのは、以下の四つのケースです。

-Das Überschreiten der Gleise ist lebensgefährlich!(線路横断禁止)

-Bahnhöfe sind keine Spielplätze! Warte am Bahnsteig hinter der Sicherheitslinie!(プラットホームでは遊ばない。セキュリティラインの後ろで待機)

-Bahnstrom ist Starkstrom – schon in der Nähe besteht Lebensgefahr! Klettere daher niemals auf abgestellte Wagons oder Züge!(架線には高電圧が流れている。注意)

-Achte bei Eisenbahnkreuzungen auf Rotlicht und/oder herannahende Züge!(踏切注意)

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こちらでは、日本と異なりプラットホームの高さが低いため、横断したくなる衝動に駆られます。そのためプラットホームからの転落事故より、横断による触車の方がリスクが高いのでしょう。

逆に、日本では啓蒙活動に力を入れている酔っ払いに対する啓蒙はありません(「セキュリティラインの後ろで待機」は、それに近いですが‥)。

これは、基本的に泥酔者が少ないという社会的な背景があるようです(泥酔者は、軽蔑の対象になりますので‥)。

ÖBB INFRAでは、パンフレットの発行、啓蒙ビデオの制作なども行っています。しかし、これだけ力を入れていても、事故が撲滅できないところは、当局も頭が痛いところだと思います。

せっかくなので、日本とはセンスが異なる啓蒙ビデオを1本、ご紹介しましょう。

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