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January 2018

January 31, 2018

日本のオペラ制作の思う

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今日は「オペラ制作の舞台裏にまつわる話題」をお届けしましょう。

日本の友人によると、先日、日本経済新聞夕刊に、開場20周年を迎えた日本の新国立劇場に関する記事が掲載されていたそうです。

そのコピーを送ってもらいましたが、タイトルは「新国立劇場20周年 改革へ新芸術監督 オペラ レパートリー拡充」というものでした。

新シーズン(2018/19シーズン)はオペラ、演劇の新芸術監督が就任しますが、この中で興味深いのは大野和士さんの方針です。大野さんはレパートリーが先細りになるとの危機感から、「脱レンタル」へ方針転換するというものです。

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記事によると、従来、新国立劇場では、海外の劇場が制作したオペラを上演する場合、演出の舞台のデザインなどを借りる(レンタルする)の大半だったそうです。

しかも1上演(回数公演)ごとの契約で、その都度、装置や衣装を海外から借りる方式。そのため、再演時も新たに契約を結び、借り直す必要があったとか。

新監督に就任する大野氏は、上演権を「買い取る」方式に改革し、装置や衣装を国内に保管し、レパートリーをスムーズに上演できるしようとするものです。

これにより舞台装置などを日本国内で作ることも可能になるようです。なお、新国立劇場でも、確か千葉県に舞台装置などを保管する施設があったと思います。

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January 30, 2018

WKOの起こりは‥

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今日は「経済団体の話題」をお伝えしましょう。

こちらでは、色々な店舗にWKOという文字が書かれたポスターなどを見かけることがあります。営業時間の案内、未成年へのアルコール販売禁止などのポスターが代表的なものかもしれません。

WKOとは、Wirtschaftskammer Österreichの略称で、日本語では「オーストリア経済商工会議所」と訳されることが多いようです。

実際には経済に関連する幅広い活動を行っており、人材育成なども行っており、以下の七つの部門があります。

-Gewerbe und Handwerk
-Industrie
-Handel
-Bank und Versicherung
-Transport und Verkehr
-Tourismus und Freizeitwirtschaft
-Information und Consulting

さて。先日、日本オーストリア食文化協会の役員さんとお目にかかった際、このWKOに関して、興味深いお話をうかがうことができました。

食文化協会の方なので、まずは食品の話から始まりました。Feriも好きなブルストの一つ、フランクフルターは1805年にJohann Georg Lahner(ヨハン・ゲオルグ・ラーナー)氏というドイツ生まれの職人さんが開発した商品だそうです。

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Johann Georg Lahner氏は、農家の生まれでしたが、ドイツで肉屋に就職した後、ウィーンへ移ってきました。

ウィーンでも、腕の良いソーセージ職人として働き、男爵夫人の援助を受けて、「ラーナー肉店」として独立、1805年にフランクフルターという新しいソーセージを開発しました。

ご存じの方もいらしゃると思いますが、それまでブルストは、豚肉で作っており、食肉に関して「は豚のギルド(組合)」が取り仕切っていました。

そのため、混ぜ物をすると罰金が課せられたのですが、Johann Georg Lahner氏は、豚肉単体で作るよりも、牛肉を混ぜて作ると美味しいブルストが出来る事を発見したのです。

しかし牛肉や豚肉を扱うギルド(組合)に、相談なく製品を作ることはできません。

Johann Georg Lahner氏は、当然、牛肉や豚肉のギルドと交渉を重ねたようですが、どのように説得したのかは、残念ながら、よくわからないそうです。

歴史に詳しい方はご存じかと思いますが、Gilde(ギルド)とは中世、近世における「商工業者の組合」「同業組合」で、Zunft(ツンフト)、Innung(インヌング)と言う場合もあるそうです。

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January 29, 2018

Japanisches Informations- und Kulturzentrum lädt zu kostenlosen Anime-Filmtagen

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今週で1月もおしまいですね。最近は、歳のせいか、時の経つのが本当に短く感じます。

2月と言えば、こちらでは「Ball(舞踏会)」のシーズン。新聞にもBallkalenderが掲載されるようになります。最近では、政治団体が主催知るBallについては、反対派がデモ行進を行うなど、ちょっと騒がしい気もしますが‥

なお、毎年、色々な話題を提供してくれる「Wiener Opernball(ウィーン国立歌劇場舞踏会)」は、2月8日に開催されます。

さて、今日は「日本文化に関する話題」をお届けしましょう。

観光でウィーンにお越しになる方は、あまり関係がないかもしれませんが、旧市街にある在オーストリア日本大使館(Schottenring 8, 1010 Wien)の1階には日本広報文化センター(Japanisches Informations- und Kulturzentrum)があり、オーストリアの皆さまに向けて様々な日本文化に関する情報を発信しています。

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各種の展示だけでなく、体験型のイベントも開催するなど、色々と工夫しているのですが、残念ながら、こちらのマスコミに取り上げられることは、少ないのが現状です。

そんな中、先日、「VEINNA ONLINE(VIENNA.AT)」のサイトを見ていたら、「Japanisches Informations- und Kulturzentrum lädt zu kostenlosen Anime-Filmtagen」という記事が目に留まりました。

在オーストリア日本大使館が主催する「日本アニメ映画上映会」の案内記事です。行事が行われる前に、このように現地のサイトで紹介されることは、非常に珍しいと思います。

内容ですが、2月9日から26日にかけて、日本で制作されたアニメーション映画を、日本広報文化センターで上映するというもので、入場は無料。毎回18時からの上映で、作品は日本語オリジナル・ドイツ語字幕付きだそうです。

Feriは、残念ながら最近のアニメーション映画は、全く門外漢なので、今回上映される作品が、どの程度、オーストリアやヨーロッパ諸国で高い評価を得ているのかは、存じません。

ただ、事前にインフォメーションが出るくらいですから、この手のサブカルチャーに関しては、関心が高いウィーン子が多いということなのでしょう。

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January 28, 2018

変わったお店シリーズ134 ウィーンの「秋葉原」

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先日、お伝えしたMichael Häupl市長(ミヒャエル・ホイプル)の後継者を選出するためのウィーン市社会民主党(SPÖ)臨時党大会が、27日に開かれMichael Ludwig氏(ミヒャエル・ルドヴィク)が選出されたようです。

なお、市長就任は5月頃の予定です。

さて、今日は「変わったお店シリーズ」をお届けしましょう。

Feriの友人、森野由みさんのご主人はオーストリア人ですが、以前、日本の東京にある秋葉原へ行きたいと言っていたそうです。その後、来日公演の際、ご主人も同行され、秋葉原行きが実現したことがあったそうです。

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秋葉原に行きたかった理由は、詳しく存じませんが、電機部品をはじめとする各種グッズを販売しているお店が集まっている点のご興味があったようです。

最近では、サブカルチャーの中心地になったこともあり、秋葉原周辺で外国人の方も多く見かけるようになりましたね。

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そう言えば、色々と問題の多い「マリオカート」が疾走しているのも秋葉原周辺だとか‥

先日、Ottakringへ出かけた際、付近を散策してみました。散歩はブログネタを探すには絶好のチャンスです。

Ottakringer Straßeを歩いている時、小さなお店を見つけました。

最初は何とも思わなかったのですが、何か気になってお店を観察すると、ショーウィンドーの上に「秋葉原」の文字が‥

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January 27, 2018

レガシーキャリアも大変なのかな?

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今日は「航空会社の話題」をお届けしましょう。

Feriが、はじめてヨーロッパへ旅行したのは今から30年以上前のことです。当時は、アンカレッジ経由が一般的でしたが、シップはすでにジャンボジェット中心になっていました。

ある意味、キャパシティが増えたことで、比較的リーズナブルな値段でヨーロッパ旅行が実現できた訳です。

アンカレッジ経由を経験した皆さまは思いで深いと思いますが、エコノミークラスでも成田を夜、出発してすぐに夕食。

その後、アンカレッジ到着直前に軽食。さらにアンカレッジ出発後に3回目の食事(アンカレッジで搭載しているのでホットミール)。

そして、目的地に到着する直前に朝食のサービスがありました。食事の量も、今とは比べものにならないくらい、多かったような記憶があります。

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しかし、30年間の間に航空業界を取り巻く環境は激変したのは、皆さまもご存じのとおり。かつては国営だったナショナルフラッグキャリアは、その多くが民営化されました。

更にナショナルフラッグキャリアの中には、日本航空やオーストリア航空のように事実上、経営破綻するケースも珍しくなくなりました。

一方、話題のLCCも、その経営は大変なようで、エア・ベルリンやニキのように破綻するところも出てきました。

今では旧ナショナルフラッグキャリアに代表されるレガシーキャリアでも、徹底的なコスト削減が当たり前になっているような気がします。

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労働組合が強いヨーロッパの航空会社でも、乗務員の賃金削減のため、乗務員を子会社に移籍させるケースも増えてきました。

考えてみると、30年前よりも日本とヨーロッパを結ぶ路線の運賃もずいぶん下がりましたね。しかも、航空会社自身が安い航空券を堂々と発売しているのですから、時代は変わったものです。

さて、機内サービスについても、レガシーキャリアでも簡略化が目立つようになりました。以前はヨーロッパ内の国際線エコノミークラスでも、ちゃんとした食事が提供されていたものが、今では簡単なスナック(乾き物)とドリンクというのが一般的になってきました。

左の写真は2008年夏、チロリアン航空でフランクフルトからサルツブルクまでフライトした時のもの。もちろんエコノミークラスです。

ルフトハンザやオーストリア航空は、現在のところBierやWineなどのアルコール飲料は無料ですが、最近、Feriがよく利用するようになったフィンエアでは、無料なのはソフトドリンクだけ。

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January 26, 2018

CityJetがモデルチェンジ

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今日は、昨日に引き続き「鉄道の話題」です。

ÖBBが鋭意、増備を進めている新型近郊型電車CityJet。最近では、ウィーン近郊でも見かける機会が増えてきました。

Feriも実際に乗ることが増えてきましたが、車内の静寂性をはじめ、色々と工夫されており、非常に快適な乗り心地です。

特に空港連絡アクセスのS7系統では、在来車の場合、段差のあるステップが、大きな荷物を持ったお客さまにネックとなっていましたが、CityJetは、バリアフリー仕様なので、好評のようです。

現在の増備が進むCityJetですが、早くもモデルチェンジ車の製造が計画されているようです。

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昨年12月、ÖBBはBombardierに、TALENT 3と呼ばれるモデルをベースにしたCityJetの発注を行いました。第1ロットは21編成で、Vorarlber方面への投入が計画されているようです。

さらにÖBBではInnsbruckを中心にSüdtirol方面(Brenner – Bozen – Meran – Mals)の列車にもCityJetを投入する予定で、こちらについては3電源対応(交流15000V、交流25000V、直流3000V)で計画されています。

ÖBBでは、2005年からBombardierのTALENTを4023型・4024型として投入しており、現在もウィーンのS Bahnをはじめ、多くの路線で投入されています。

TALENTの特徴は、連節方式になっている点です。現在、増備が進められているCityJetはSIEMENS製で、連節方式から通常の仕様になりましたが、再度、連節方式が採用されることになった訳です。

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January 25, 2018

ÖBBの事故防止キャンペーン

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ウィーンは、今年も暖冬傾向ですが、日本は歴史的な寒波が襲来しているようですが、皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は「ÖBBの事故防止キャンペーンの話題」をお届けしましょう。

日本でも、JR、民鉄ともに駅での事故防止キャンペーンを定期的に行っているという話を耳にしました。主にプラットホームでの触車や転落などが中心のようですね。

友人からキャンペーンのポスター写真を送ってもらいましたが、だいたい酔っ払ったおじさんが千鳥足でプラットホームを歩いているようなモチーフが多いのでしょうか。

まぁ、可能性が高いでしょうが、何か「ステレオタイプ」で見ているような気もします。

さて、こちらオーストリアでもÖBB(厳密にはインフラ会社、ÖBB INFRA)が鉄道事故防止キャンペーンを展開しています。

ÖBB駅構内などに鉄道事故防止を啓蒙するポスターが張り出されているのですが、国民性の違いによるものなのか、アプローチがかなり異なります。

最近、出ているポスターは、写真をご覧になるとわかるように主役は男女を問わず「天使」。

一見すると、ほのぼのとした絵柄なのですが、“DEIN SCHUTZENGEL IST NICHT IMMER FÜR DICH DA.”というキャッチコピーが書かれています。

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ニュアンスとしては、「あなたの守護神は、常にあなたを守ってくるとは限りません」という感じになるのでしょうか。
そして、ポスターの左下を見ると、事故現場と思われる写真が小さく紹介されています。

プラットホーム上で音楽プレーヤーを聞いていたことで列車の接近に気づかずに触車したケース、線路を横断しようとして事故に遭ったケースなど。

現在、ÖBB INFRAが、特に警鐘を鳴らしているのは、以下の四つのケースです。

-Das Überschreiten der Gleise ist lebensgefährlich!(線路横断禁止)

-Bahnhöfe sind keine Spielplätze! Warte am Bahnsteig hinter der Sicherheitslinie!(プラットホームでは遊ばない。セキュリティラインの後ろで待機)

-Bahnstrom ist Starkstrom – schon in der Nähe besteht Lebensgefahr! Klettere daher niemals auf abgestellte Wagons oder Züge!(架線には高電圧が流れている。注意)

-Achte bei Eisenbahnkreuzungen auf Rotlicht und/oder herannahende Züge!(踏切注意)

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January 24, 2018

150周年を迎えたWiener Eislauf-Veriin

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ウィーンの冬も本番。屋内では、Feriとは無縁の舞踏会のシーズンになりました。そして、1月19日から、冬の風物詩「Wiener Eistraum 2018」が市庁舎前で始まりました。こちらは、3月4日までの営業です。

毎回、書いているような気がしますが、オーストリアでは「冬のスポーツ」はスキーが圧倒的なのは、皆さまもご存じのとおり。オリンピックやワールドカップで注目を集めるのもアルペンスキーが中心です。

それに対して、国際大会でのスケートは影が薄い存在。しかし、これは競技スポーツの話で、レジャーとしてのスケートは、結構、根強い人気があり、「Wiener Eistraum」も、連日、多くの人で賑わっています。

さて、今日は「スポーツクラブの話題」をお届けしましょう。

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Feriは、この手の話に造詣は深くないのですが、日本では、いわゆるスポーツクラブの活動が盛んになったのは、最近のことだと思います。

従来は、どちらかというと、学校や企業といった学域・職域単位の組織が中心でしたよね。

良い、悪いは別にして、こちらでは、昔からクラブ単位でスポーツを楽しむという文化が根付いているようです。

今日、ご紹介する「Wiener Eislauf-Veriin」も、そのようなクラブの一つです。「Wiener Eislauf-Veriin」の設立は1867年なので、150周年を迎えたことになります。

世界最古、かつ最大のスポーツクラブとして、様々な活動をしてきました。スポーツの普及や選手の育成はもちろん、レジャー施設の運営なども行っています。コンツェルトハウスの隣にあるスケートリンクの運営も、このクラブが行っています。

Feriは、詳しくは知りませんが、オーストリアのスケート選手の中には、このクラブ出身者も多いという話です。

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January 23, 2018

脚立-Trittleiter-

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日本では22日の午後から夜にかけて関東地方でも、かなり雪が降ったようですが、皆さまはいかがお過ごしでしょか。

東京を中心とする首都圏は雪に弱く、10cm程度の積雪でも大混乱になりますから、23日の朝は大変だろうと思います。

ホームセンターではスコップに加えて、融雪剤が飛ぶように売れているという話ですが、ウィーンなどと違って備蓄量が違いますから、その効果は、どうなのでしょうね。

さて、今日は「身近な家庭用品の話題」をお伝えしましょう。

日本の家庭でも、脚立をお持ちの方は多いと思います。いわゆる天井に取り付けられている電球の交換や大掃除など、高所作業の際に使用することが多いと思います。

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ただ、日本の場合、わざわざ脚立を使わなくても、イスの上に乗って作業ができることも多いので、大型の脚立を持っている方は少ないかも知れません。いわゆる3段程度が多いのではないでしょうか。

ところで、こちらでは一般の家庭でも、比較的大型の脚立を持っている方が多いかも知れません(詳しく調べた訳ではありませんが‥)。

というのは、17区のアパートは、最近、建設された近代的な建物だったので、天井はさほど高くはありませんでした。ドアの感じからすると、恐らく日本と同じくらいの高さだと思います。

ところが、その後、移った5区のアパートは、いわゆる伝統的な建物なので、天井が非常に高かったのです。

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January 22, 2018

ホイブル市長が退任

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今日は「政治の話題」をお伝えしましょう。

1994年11月からウィーン市長として活躍してきたMichael Häupl市長(ミヒャエル・ホイプル)が、退任することが発表されました。

ウィーンの市長は、東京都知事のように直接選挙ではなく、市議会選挙の結果を受けて、専任されるシステムです。日本の首相が選ばれるプロセスと同じです。

ご存じのようにウィーンは市ですが、連邦州でもあるため、市長は事実上の州首相です。

ホイブル市長は、ご自身が所属するウィーン市社会民主党(SPÖ)の筆頭候補者として、4年毎に実施される市議会選に勝利を重ねてきたことになります。

23年間、トップに君臨したというのは、正直、すごい記録と言えるでしょう。現在のように、複数政党による連立が当然になってくると、このように一人の人物が長く市長を務めることは難しくなるような気がします。

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Feriがウィーンをはじめて訪れたのは、1980年代ですが、その頃は、Helmut Zilk氏(ヘルムート・ツィルク)でした。

Zilk氏の任期は1984年ら1994年までの10年間でしたが、同氏は、大の親日家で、映画「男はつらいよ 寅次郎心の旅路」にも出演したというエピソードが残っています。

昨年の国政選挙では、国民党が躍進しましたが、ウィーン市議会に関しては、戦後、1945年から、現在に至るまで社会民主党(前社会党、SPÖ)が政権を掌握してきました。

そのため、ウィーン市は「赤い砦」と呼ばれることもあるそうです。

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January 21, 2018

オール電化住宅

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今日は「オール電化住宅の話題」をお届けしまそう。

Feriが最初にお世話になった17区のアパートは、暖房と給湯は集中ボイラー方式でしたが、キッチンはオーブンも含めて電気でした。

その後、引っ越した5区のアパートは古い建物だったので、給湯は個別方式で、このだけはガスを使用した給湯器でした。当然、暖房も給湯器からお湯が供給されるシステムです。

しかし、キッチン関係は17区の場合と同じくオール電化でした。なお、5区のアパートはキッチンのシンクにもお湯がでますが、こちらは暖房や風呂用の給湯器からお湯が供給されているのではなく、シンクの下の小型電気給湯器があり、これからお湯が供給されていました。

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これは、配管の問題のようでした。ただ、小型で能力が低いため、連続してお湯を流していると、お湯がでなくなることもありましたね。これは給湯能力の関係のようです。

Feriは、日本ではオール電化のキッチンになれていなかったので、戸惑いましたが、ある程度、調理を行ってみると、使い方のコツを掴むことができました。

ガスト違い炎が出ませんので、ある意味、安心です。

その後、友人が借りたウィークリーアパートを訪問した際は、もっと徹底した電化住宅でした。こちらに関しては、給湯器も電気式であることあり、暖房も電気ヒーターでした。

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ちなみに、このアパートですが、バスルームの暖房も電気ヒーター(天井に取り付けるタイプ)でした。つまり、エネルギー供給は総て電気ということです。

レンタルアパートなので、不特定多数の人が利用するため、リスク回避の観点からオール電化にしているものと推察されます。

ところで、興味深かったのは、友人が借りたウィークリーアパートに設置されいる電力量計が、室内側に世知されていたことです。

日本では、電力会社の社員さんが、定期的に資料電力をチェックして料金を請求するため、表から見える場所に設置されているのは、皆さまもご存じのとおり。

室内で、どのようにチェックするのでしょうね。係員が入室してチェックするのでしょうかね。ただ、住民が不在の場合は、チェックが不可能なので、その点は、どのように行うのかはわかりませんが‥

もしかしたら、遠隔監視システムで、電力量をチェックできる仕組みになっているのかもしれませんね。

ちなみに電力量計は、日本でも一般的な「内部に回転する円盤が見える誘導形電力量計」でした。Feriは、学生時代、電気工学を専攻していたので、懐かしかったですね。

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January 20, 2018

通学風景に思う

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今日は「小学校の通学風景にまつわる話題」をお届けしましょう。

ウィーンでは、市内に沢山の小学校(Volksschule)が開設されており、朝は通学風景で賑わいます。

Feriは、小学校の通学時間帯に出かけることは少ないのですが、日本からウィーンに戻った際には、戻った翌日、食材料の買い出し(特に朝食の材料)に出かけるため、小学生の通学場面と遭遇することがあります。

最近では、いつもの光景なので、何も感じなくなりましたが、最初のうちは日本との違いに違和感を持ちました。

それは、ほとんどの小学生が保護者同伴で通学してくることです。必ずしも母親という訳ではなく、父親が引率してくるケースも多いですね。

日本では、小学校の場合、集団で登下校するケースが多いですが、こちらではスクールバスを使うケースは別にして、個人単位で通学するのが一般的なようです。

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また、下校時にも保護者が迎えにくるのが一般的で、学校の前に保護者の皆さんが待機している姿を見かけることがあります。

これは、昔からの風習のようで、共働き家庭が増えている今日でも、受け継がれているようです。

Feriは、保護者同伴の通学について、詳しい理由は知りませんが、どうも安全上の理由も、一つにあるようです。

逆に、こちらの方から見ると、日本のように小学生だけで通学している場面を見ると、驚かれるかもしれません。

ましては、小学生が一人で電車に乗って通学するのが当たり前になっているのは、想像できないかもしれませんね。

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January 19, 2018

“REGIOJET”の運行が始まりました

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今日は「鉄道の話題」をお届けしましょう。

日本と異なり、鉄道は、上下分割方式で民営化が進められた国が多いヨーロッパ。オーストリアでも線路や駅はインフラ会社が所有しており、列車の運行は別会社が行っています。

その結果、車両を独自に所有し、運行だけを行うWestBahnのような会社が誕生した訳です。

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インフラ会社に使用料を払って運行するため、列車の運行には、ある程度、自由度があり、料金設定を含めて色々なサービスが提供されているのは、皆さまもご存じのとおりです。

他国へ乗り入れる夜行列車NightJetをÖBBが運行しているのも、このタイプと言えるでしょう。

さて、「この波」は、ついに東欧圏にも波及しました。チェコのブルノに本社を置くRegiojet(略称RJまたはRGJ)も、その一つです。

2009年に創業した会社ですが、同社は長距離バスを広範囲に運行しており、チェコ国内のみならず、Berlin-Dresden-Prague間の運行も行っています。

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列車に関しては、基本的にチェコとスロバキア内が主体でしたが、2017年12月の冬ダイヤから、ついにオーストリアへも乗り入れるようになりました。運転区間はWien-Brno-Prague間です。

鉄道のLCC」という感じの鉄道会社なので、サービスの向上に加えて、運賃は既存の鉄道よりも安く設定するのが常。

現在、Wien - Praha間は列車で15Euro、バスで11.9Euroから運賃が設定されています。

同社のサイトを見ると、かなり手広くバスの運行を行っており、鉄道とバスの一体運用で、幅広い柔軟なネットワークを形成しているようです。

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January 18, 2018

発展を続けるCar2go

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昨日、1月17日は阪神・淡路大震災発生から23年目でしたね。

以前、このブログでもご紹介したことがありますが、Feriは震災当日、東京から四国へ出張へ移動中でした。飛行機利用だったので、大きな問題はなかったのですが、四国での仕事は、結局、客先の皆さまが震災支援に出かけることになり、延期となりましたが‥

その後、日本でも各地で震災があり、記憶が薄れていますが、震災だけは、いつ、どこで、発生するかわかりませんので、用心は必要かと思います。

さて、今日はカーシェアリングシステム「Car2goの話題」をお届けしましょう。

ウィーンの街中を歩いていると「Car2go」というロゴが入ったスマートスタイルをよく見かけるようになりました。

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ウィーンでは2011年12月からサービスが始まりましたが、先日、同社が発表した資料によると、現在の会員数は138000人だそうです。

ちなみに、この数字は前年比18%増。現在も成長を続けていることが、よくわかります。

Car2goは、専用のステーションで車を貸し借りするのではなく、街中で自由に乗り捨てができます(もちろん駐車可能スペースに乗り捨てる訳ですが‥)。

インターネットで最寄りの空車を探して、利用できるという利便性が受けているようです。予約の可能ですが、開いている車を見つけて、即利用も可能です。

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January 17, 2018

南チロル問題とは‥

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昨年末、日本経済新聞に「オーストリア危険な火遊び」という記事が掲載されていたそうです。

「保守・極右政権 南チロル問題に介入」という副題がついていることからわかるとおり、第1次世界大戦後、オーストリアからイタリアに割譲された地域のお話。現在はイタリアのボルツザーノ州になっています。

今回、新政権が「南チロルのドイツ語とラディン語を母国語とする人にオーストリア国籍を与えたらどうか」というプランを持っているというもの。

日本人にはピンとこない話題なのですが、オーストリアの地図をご覧になるとわかるように、現在は、東チロルという飛び地が存在しますが、これは南チロルがオーストリア領だった頃の名残です。

つまり割譲以前は、南チロルは東チロルとつながっており、一つの絵エリアを形成していました。

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そのように考えると、すっきりしますね。Feriは実際に見たことはありませんが、“南チロルをオーストリアへ戻そう”という運動は昔から行われているようで、一時期は、テロ行為のような過激な活動も行われていたという話を耳にしたことがあります。

ただ、“南チロルを忘れるな”ということは、国民の総意になっているようで、その証として、各地に「Südtiroler Platz」が存在します。

その中でも有名なのは、Wien Hauptbahnhof近くあるSüdtiroler Platzでしょう。このような背景を知っていると、Südtiroler Platzという地名を見ると、違った印象を抱くと思います。

オーストリア政府も、第二次世界大戦後、イタリアと交渉を重ねましたが、交渉は難航。

最終的に、イタリア政府は、ドイツ系地域とイタリア系地域を一体の「トレンティーノ」として自治権を認めることで、とりあえずの決着がついています。

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January 16, 2018

謎のピクトグラム 座らないでください

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「謎のピクトグラムシリーズ」が続きますが、ご容赦ください。

ウィーンでは、以前はあまり見かけなかったピクトグラムが「禁止もの」です。

ただ、最近は色々の国から来た人が増えていることも関係しているのか、公共の場所で「禁止ピクトグラム」が増えているような気がします。

だいたい、禁止ピクトグラムが掲出される場合、実際に、該当する場所で禁止行為を行った人がいて、迷惑だった‥というケースが多いようです。

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さて、今日、ご紹介するのはWien Mitteのショッピングモールで見かけたもの。

禁煙禁酒は何となくわかりますが、左側の「IN DIESEM BEREICH IST SITZEN」(PLEAE DO NOT SIT)にはビックリ。座らないでくださいですかれねぇ。

恐らく通路などに座ってお客さまの迷惑になる人が出没したのではないかと思われます。

もちろん、ベンチなどの施設以外のお話でしょうが‥ 

日本でも、時々、地方へ行くと列車の中に「座り込まないでください」という注意書きやピクトグラムを見かけることがありますが、それと同じなのかもしれません。

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January 15, 2018

変わったお店シリーズ133 24時間営業?

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今日は「24時間営業の話題」をお届けしましょう。

このブログでもたびたびお伝えしているように、こちらでは閉店法の関係で、日曜・祝日は特殊な例を除くと一般的な商店は営業ができません。そのため24時間営業をしている店舗は、日本よりもかなり限定されています。

まぁ、そういう国なので、生活している皆さまは、あまり疑問に思わないのかもしれません。

先日、ホイリゲに行くためOttakring駅周辺を歩いている時、ある薬局(Apotheke)の前を通りかかりました。

日本ではOTC医薬品はドラッグストアなどでも販売されていますが、こちらではドクターの処方箋に基づく投薬だけでなく、各種医薬品は薬局で購入することになっています。

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このあたり、取扱商品の区分が明確な国らしいところです。お店の外観は今風で、大きな特徴はありませんが、この薬局で見かけた気になるピクトグラムが「24h Online Apotheke」。

どうやらインターネットでOTC医薬品や薬品、サプリメント、医療機器、衛生消耗品などを販売しているようです。

後日、同店のサイトを見たところ、予想どおりでした。ホームページでは値段が安いことを強調しており、最大60%の割引と書かれていましたが、実際、どの程度、値段が安いのか、Feriは判断できませんでした。何しろ市場価格に疎いものですから(笑)。

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なお、オーストリア国内に関しては、45Euro以上の購入で送料無料になります。また、ドイツも配送対象国になっていました。

なお、このお店は、リアル店舗(実店舗)も構えており、両方で商売をしている形態です。

ところで、気になるのは処方箋に沿って投薬される医薬品はオンラインで購入できるのかどうか‥という点です。

さすがに処方箋により投薬される医薬品の配達はしていないようでしたが、オンラインでオーダーして、店舗で受け取ることが可能なシステムもあるようでしたが、現在は運用されていない感じでした。

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January 14, 2018

謎のピクトグラムシリーズ CityJet編

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今日は「謎のピクトグラムシリーズ」をお届けしましょう。最近、ウィーン市内でも見かけることが多くなった「新型近郊型電車CityJet編」です。

先日、衝突事故を起こしてミソを付けてしまったCityJetですが、車両そのものに事故の要因がある訳ではないので、ある意味、お気の毒。

最新型らしく乗り心地は良く、出入り口もステップレスなので空港アクセスなどには最適な電車です。

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新型なので、色々な仕掛けが組み込まれており、当然、目新しいピクトグラムも車内に掲出されています。

こちらでは自転車の搭載が日常的に可能ですが、車内にも自転車搭載場所を示すピクトグラムが掲出されています。

これは他の車両でも見かける比較的ポピュラーなピクトグラムと言えるでしょう。

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そして、今回、新しく登場した(と思われる)ピクトグラムが、ベビーカー+自転車にイスの折りたたみを合成したもの。

このピクトグラムだけ見ると、意味がよくわからない方もいらっしゃると思いますが、実は、この部分の座席は折りたたみ式になっています。

ベビーカーや自転車を搭載する場合、イスを跳ね上げることになっています。という訳で、このピクトグラム登場となった訳です。

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January 13, 2018

まだまだ治安の良い国 日本

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日本では、そろそろ受験シーズンに突入ですね。

コンビニエンスストアを経営している友人から聞いた話で、つくづく日本は「治安の良い国」だと実感したことがあります。

最近では、各種受験料もインターネットで申請し、コンビニエンスストアで支払うことができるケースが増えているとか。

また、学校によっては店頭に置いてあるマルチメディア端末で手続きを行い、そのままレジで受験料を支払うシステムを採用しているところもあるという話を耳にしました。昔では考えられなかった時代になったものです。

さすがに入学金については、まだコンビニエンスストアでの支払いはないようですが、これも時間の問題かも知れません。

ところで、コンビニエンスストアで取り扱う代金支払い(代行収納)ですが、各種公共料金や税金、通販代金、チケット代金など、多種多様に及んでいるます。

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そのため、支払いが集中する時期になると、両々の現金が持ち込まれるとか‥もちろん、防犯上の問題から、一定の金額(特に絶対に支払いに使わない1万円札)になると、貯まった現金を金庫へ入れるルールになっているようです。ただ、忙しい時には、その時間もないことがあるとか‥

コンビニエンスストアだと、安い商品など10円代のものから販売されていますが、この手の支払いでは、1件の支払いで30万円以上という桁違いの金額になることがあるとか‥

これだけ金額の差がある商品(実際には高額商品を販売している訳ではありませんが‥)を取り扱っているのは、日本のコンビニエンスストアくらいかもしれません。当たり前ですが、こちらには、そのような商業施設はありません。

こちらでは、基本的に各種料金の支払いは銀行経由です。日本と異なり、振込用紙に対応したATMが銀行に設置されており、これを使います

。いわゆる自動化ロビーの場合、窓口の営業時間外でも使うことができるので、便利です。自分のBankomat Cardを使って口座から振り込むことになるので、高額の現金を持ち歩くことは少なくなっています。

高額な現金を持ち歩くのを避けるのは、治安上の問題も影響していると思います。

日本と異なり、陸続きですから、犯人が他国に逃げられてしまえば、捜査は困難。そのため、窃盗犯ば跋扈している可能性がありますから、高額の現金を持ち歩かないのは、当然かも知れません。

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January 12, 2018

家具の搬入は大事です

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今日は「建物への家具搬入の話題」をお届けしましょう。

昨年のAdventの時期、所用があってMariahilfer Straßeに言ったのですが、時期的に大変な混雑でした。

そんな中、地下鉄の駅から地上に出て出くわしたのが、垂直昇降式の高所作業車です。日本では、トンネルなどの点検に使われるケースが多いそうですが、それを拡大・大型化したもの。

何か大規模な工事でも行っているのかと思って、ちょっと足を止めて見学(自分で言うのも何ですが、Feriは、この手の機械には目がない好き者です)。

多くの作業員の方が、高く上がった作業床に乗り込んで仕事をしていました。気になったのは、何の作業をしているか‥という点です。

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どうやら家具の搬入を行っているようでした。組み立て式の家具でしたが、部材ごとに階段などを使って指定階の部屋まで運び上げることが可能だと思います。

しかし、大型家具になると、古い建物の場合、階段の幅などにより、通常の方法では搬入ができないケースがありそうです。

実際、Feriが今まで、利用したアパートでも、完成品の大型家具を階段やリフトを使って上層階へ搬入するのは不可能でした。

そのため、一般の人はIKEA当たりが得意とする組み立て式の家具を購入するのだと思いますが、Mariahilfer Straße当たりにお住まいの富裕層は違うようです。

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January 11, 2018

不思議なリフト

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今日は「アパートのリフト(エレベーター)にまつわるお話」です。

ウィーンでは古い建物に関しては、リフトがついていない物件も多数存在します。何しろ、築100年以上という集合住宅が沢山ある訳ですから、建設当時にリフトを設置するという発想がなかったのでしょう。

中世ヨーロッパでは、17世紀頃、釣り合いおもり(カウンターウェイト)を用いたものが発明されたようですが、まだまだ一般的ではありませんでした。

旅客用のリフトが一気に普及したのは、1880年代にアメリカで高層ビルティングの建設がブームになったことがきっかけだったようです。

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しかし、お値段も高かったでしょうから、特殊な物件限定の設備と言えるでしょう。

という訳で、ウィーンの古いアパートにはリフトがないものも結構あります。Feriがお世話になっていた5区のアパートはリフトはありませんでした。

ただ、ウィーンでも最近は高齢化の進展により、リフトのない物件はお値段が安くなる傾向があるそうで、貸主(売主)としては、後付けでリフトを設置するケースも増えています。

ただ、後付けの場合、どうしても構造的に使いにくいケースが多くなります。以前、Feriが利用したペンションは、階段の踊り場にリフトの乗り場がありました。

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今日、ご紹介するリフトは、16区にある某アパートのものです。当然、外付けタイプで、リフトそのものはガラスを多用した近代的なもの。

ちなみに階段は螺旋式で、窓には凝った装飾が施されています。この対比が何ともウィーンらしいところです。

このアパートは一部の部屋を業者さんがウィークリーアパートして貸し出しているようで、先日、Feriの友人が利用したので、たずねてみました。

借りている部屋は3階(日本式)だったので、荷物を持っていなければ、階段を利用しても苦になりません。

エレベーターを見つけたので、利用しようと思ったところ、ボタンを押しても、ドアが開きません。

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January 10, 2018

S-Bahnの表示がちょっとだけ変わりました 駅にラインカラーが‥

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今日はウィーンの「S-Bahnの話題」をお届けしましょう。

今までWiener Linienが運行する地下鉄、路面電車、バスと、ÖBB運行するS Bahnは、あまり連携がよくありませんでした。

2017年9月のダイヤ改正を機に、地下鉄の混雑緩和を目的に両者の連携が強化され、地下鉄内の路線図にもS Bahnの路線が掲載されるようになりました。

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Feriもよく利用するS45(Handelskai-Hütteldorf間)とFloridsdorf-Bahnhof Meidring間(ここほ複数の系統が運行されており、S1、S2、S4、S7などが該当します)です。

ただ、ÖBBが運行するS-Bahnの各駅に掲出されている表示は従来どおりだったのですが、ここへ来て、ちょっとした変化が‥

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従来からS-Bahnにはラインカラーが設定されていましたが、駅にはラインカラーが反映されていませんでした。

先日、S45を利用した際、“駅の表示が何か変だな?”と感じたので、観察して見ると、路線図や、乗り場案内にラインカラーが導入されていました。

大きな変化ではありませんが、良いアクセントになっているような気がします。

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January 09, 2018

難民政策を厳格化

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今日は「難民問題に関する話題」をご紹介しましょう。

昨年暮れ、選挙の結果を受けて国民党(ÖVP)と自由党(FPÖ)の連立政権が発足しました。

選挙中から、国民党のクルツ党首は難民問題に対する厳格な対応を主張していましたが、新政権発足後、具体的な政策が発表されました。

-難民申請の際には、手持ちの現金と携帯電話を当局に渡すこと(没収した現金は難民申請者の基本的なケア費用にあて、携帯電話のデータは身元確認に利用する)。

-難民申請を却下された者は直ちに国外追放とする。

-Asylum(亡命、庇護)は、一時的な保護だけとする。

-難民申請者が決定を待つ間、現金を支給せず現物支給(宿泊と食事)とする。

-現在国中に適用されている医療上の秘密性は、外国から来た難民たちに持ち込まれた病気が基本的な健康管理に関連している場合は認めない。

自由党のシュトラーヒェ副首相は自身のFacebookで、「オーストリアで一日も働かず、社会保険料も払わない移民が何千ユーロもの福祉金を手にすることはもう起きない」と述べています。

昨年秋、オーストリアの財務相が、難民のコストが年間18億Euroかかり、同国の軍事予算(19億Euro)とほぼ同じだということを認めています。

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January 08, 2018

高層住宅のデザイン考

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今日は「高層住宅にまつわる話題」をお届けしましょう。

現在、ウィーンではアパート不足が深刻で、各地でアパートの建設が進められています。ただ、このブログでも開発状況をお伝えしたことがあるSeestadtのように大規模な住宅団地の開発は希で、多くの場合、従来の建物を取り壊し、そこへ新築するケースが多くなっています。

再規模な再開発を行うための場所が確保できないと言った事情もあると思います。

また、再三、お伝えしているように、最近では耐震基準が強化されているとは言え、日本とは比べものにならないくらい「ゆるい」基準のようです。

そのため、高層住宅のデザインも、個性的なものが多いような気がします。

今日、ご紹介するのは2017年から2区(Leopoldstadt)で建設がはじめられている高層住宅です。ドナウ運河沿いに建設が進められているので、日本流に言えば「リバーサード物件」になりますね。

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ます。素人目に見えも、トップヘビーのような印象が‥

一見知ると安定が悪そうなイメージですが、恐らく居室からの景観などを考慮して、こういったデザインにしているのだろうと思います。日本のように巨大地震を想定していると、こういった斬新なデザインは実現できないでしょうね。

ドナウ運河沿いに3棟が建設されており、高さは112メートル。屋上庭園やルーフトッププールが設けられるようです。

ひなみに総戸数は500戸になる予定とか‥ 旧市街や隣接する地域では、世界遺産に登録されている関係で高層ビルティングの建設は、制限されています。

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January 07, 2018

Flexity Wien - Willkommen daheim!

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今日は「ウィーンの路面電車の話題」をお届けしましょう。

先日、ウィーンにあるBombardierで第1編成が完成した新しい路面電車Flexityですが、昨年、12月22日に同社からWiener Linienへ引き渡しが行われました。

Feriは、ウィーン市内にあるBombardierの工場と路面電車の線路がつながっているのではないかと思っていましたが、線路はつながっていないようです。

そのため、深夜に超大型トレーラーに搭載されて、Wiener Linienの車両工場へ搬入されました。

Wiener Linienでは、搬入の模様をビデオで公開していますので、埋め込み画像でご覧ください。

完全な新仕様の車両なので、今後、1年間にわたって広範囲なテストが行われることになっており、実際に営業運転につくのは、しばらく先になります。

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このブログでもお伝えしているように、先行試作車のテスト結果を踏まえて、119編成が投入される予定になっています。

一般のファンが現車を見る機会は市内での試運転の時になりそうですが、もしかしたら、今年のTramWeyTagで公開される可能性があると思います。

全編成が投入されると、ウィーンの路面電車も大きく姿を変えることになりますね。

ところで、Flexityの模型(1/87スケール)については、現車が登場する前にWiener Linienの案内所で販売が開始されました。

製造を担当しているのはウィーンに本社工場がある路面電車の鉄道模型に強いLeopold Halling社です。同社はULFの模型も製造販売していますが、途中のバージョンアップで非常に精密な模型に変身しました。

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January 06, 2018

UPSの「秘密兵器」かな?

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今年、日本では1月8日が「成人の日」になったので、1月6日から3連休という方もいらっしゃると思います。

毎年、ご紹介していますが、オーストリアでは1月6日は「Heilige Drei Könige」(三聖王の日、公現祭)でお休みです。今年は土曜日になってしまったので、実質、お休みが減ってしまった方も多いようです。

子供達が3人の王様の格好をして家々の前で歌を歌い、お菓子をもらう習慣があります。市内の歌劇場にもロビーに子供たちが現れて、寄付を募るのも恒例行事です。

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また、Christbaum(クリスマスツリー)の撤去が始まるのも、この日。市庁舎前のChristbaumも5日に撤去されたそうです。

市内にはChristbaumsammelstellenと呼ばれるツリーの集積ステーションが仮設され、そこへ捨てることになります。

もちろん、資源回収がお得意な国なので、回収したツリーは、燃料として再利用されます。

市当局もステーションへの持ち込みを推奨しており、どこにステーションがあるかをホームページで紹介しています。なお、集積ステーションは、2018年の場合、1月14日まで開設されています。

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さて、今日は「宅配便の話題」をお伝えしましょう。

世界でも、ここまできめ細かい宅配便が広く普及しているのは、日本くらいだと思います。

こちらで比較的、よく見るのはアメリカに本社がある世界的な運送業者UPS(ユナイテッド・パーセル・サービス)でしょうか。

ご存じの方も多いと思いますが、UPSは宅配便に特化した会社ではなく、物流全般を担う会社で、自社で貨物専用機も所有しているそうです。

通常は専用のライトバンを使って配送を行っていますが、旧市内で写真のような車両を見かけました。

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January 05, 2018

業態転換が進む個人商店

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今日は「ウィーン市内で見かけた業態転換の話題」をお届けしましょう。

ご存じのようにウィーンでは旧市街を中心に古い建物をスクラップアンドビルドせず、改装する形で新しい業態へ転換するのが一般的です。

特に旧市街はユネスコの世界遺産に登録されていることもあり、景観に大きな影響を及ぼすような建替は難しいようです。それでも、全くゼロではありませんが‥

また、そういった背景もあるため、旧市街には昔ながらの個人商店も結構残っています。

しかし、最近になって、個人商店がチェーン店をはじめとする新しい業態に転換するケースが増えているような気がします。今日は、そんな例を二つ、ご紹介しましょう。

まずは、いつも人で賑わっているSchottentor付近の例。ちょうど旧市街を走るバス路線1Aのバス停前です。

ご存じシーフードのファストフードレストランNORDSEEですが、実は、この店舗のあった場所は、以前、小さな書店が二つ並んで営業していました。

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狭い書店だったので品揃えは必ずしも豊富とは言えませんでしたが、店頭にも平台を出して営業しているなど、それなりに頑張っていました。

もしかしたら二つの書店は品揃えの違いなどから、関係があったのかも知れませんが、Feriはあまり意識したことはありませんでした。

この書店は、かなり前から営業していたようで、少なくともFeriは、この場所で書店意外の業態が営業していたことを見た記憶がありません。

先日、久しぶりに通りかかったところ、何とビックリ。二つの書店があった場所が統合されてNORDSEEに変わっていました。

実は、書店の右側(Schottengasse 9)には従来からベッカライチェーンのDir MannとNORDSEEが一緒に入っている店舗がありました。

どうも、この場所をDir Mannが単独で使用し、隣の書店跡にNORDSEEが移転拡大したようです。また、2階にも客席を設けて、イートインコーナーが拡大されました。

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January 04, 2018

屋台でもレシートを発行できます

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日本では、今日から「仕事始め」という方が多いと思います。

テレビのニュースなどでも、必ず3日は帰省先から帰る人で賑わうという話題がでますね。

とは、言っても、最近の日本では、年中無休の業態も多いので、そういうところで働いている皆さまは、お正月もゆっくりと休むことができなかったと思います。できれば、こちらのクリスマスのように法令で、1月1日くらいは営業を禁止を義務づけることができないものでしょうかね。

さて、今日は「商店の話題」をお届けしましょう。

以前、このブログで今までレシート(Rechnung)を発行することが少なかったホイリゲやFestのトレーラー式屋台でもレシートを発行するようになったという話題をお届けしたことがあります(詳しくは、こちらをご覧ください)。

これは法令によって、レシートの発行が義務づけられたことによるものです。理由は売上をごまかす不届き者がいるために、とられた措置だそうです。

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また、お客さまも店を出るまで、レシートの保持が義務づけられています。日本では、コンビニエンスストアなどでは、レジの前に「不要レシート入れ」といったボックスが設置してありますが、こちらだったら法令違反を助長することになるので、問題になりそうです。

ところで、ウィーンでは冬になると街角に「焼き栗を販売する屋台」が出店しますね。ドラム缶のような装置で栗を焼いているので、風情がありますよね。もちろん、当局の正式な許可を得て出店している屋台です。

先日、旧市内で見かけた「焼き栗の屋台」で、今までにはなかったレシート発行機が取り付けられているのを見つけました。もちろん、発行機があると言うことは、レジスターも設置されていることになります。

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January 03, 2018

変わったお店シリーズ132 大胆な店頭ディスプレイ

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2018年、最初の「変わったお店シリーズ」。今日は「アイデアあふれる広告の話題」をお届けしましょう。

こちらでも、店頭の広告には色々と工夫が凝らされているものがあります。やはりお客さまの注目を集めることができるかどうかがポイント‥という訳でしょう。

先日、路面電車のジャンクションとなっているJohann-Nepomuk-Berger-Platzを見学した帰り、Ottakringを少し歩いてみました。

やはりブログのネタ集めは、何と言っても散歩が一番です(笑)。

その途中、各種工具や塗料などを取り扱っている店の前を通りかかりました。ホームセンターというよりは、プロ用の工具や材料を販売しているお店という雰囲気でした。

店構えは普通だったのですが、その入り口をふと見ると、写真のようなディスプレイが‥

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Feriも思わず、足を止めて見入ってしまいました。言葉で説明するよりも、写真を見れば一目瞭然。「バケツから塗料がこぼれ落ちている」という大胆なもの。

よく考えれば「逆転の発想」で、樹脂によってプラスチック製のバケツを支えているディSプレイなのですが、ちょっと見るとドキッとする効果的な広告です。

しかも、これを入り口に設置してあるところがミソ。ちなみに、このディスプレイがある左側の扉は通常、閉鎖されているようで、右側の扉を開けて店内に入るようになっています。

元々、専門的な材料や工具を取り扱うお店なので、一般のお客さまに広くアピールする必要性は低いような気がしますが、オーナーさんの遊び心なのかもしれません。

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January 02, 2018

珍しいBierの自販機

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昨日の「Neujahrskonzert 2018 mit Riccardo Muti」は、皆さま、どのようなご感想をお持ちになりましたでしょうか。

Feriは、お気に入りのGRÜNER VELTLINERを飲みながら、テレビで見ました。

Feriは、珍しくオペレッタ「Der Zigeunerbaron」と「Boccaccio」が演奏されたので、ご機嫌でした。例によってバン・デア・ベレン大統領、クルツ首相、シュトラーヒェ副首相も観賞していましたね。

さて、こちらでは年始のお休みは1日だけ。2日から平常運転です。余談ですが、Feriは、某所で2018年の初日の出を眺めることができました。

今日は「珍しい自動販売機の話題」をお届けしましょう。

以前、日本では街中に酒類の自動販売機が沢山、立ち並んでいましたね。しかし、未成年者飲酒禁止法・未成年者喫煙禁止法の厳格化により、年齢確認が難しい自動販売機は、ホテル内などを除き、ほとんど姿を消しているようです。

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ちなみに国税庁の発表によると平成28年4月1日現在の従来型機(年齢確認システムが組み込まれていないタイプ)の設置台数は3437台と、最盛期の1.8%にまで減少しているようです。

では、オーストリアでは、どうでしょうか? 元々、自動販売機が非常に少ない国(とは言っても、変な自動販売機はありますが‥)である上に、年齢確認が義務づけられえいるので、酒類の自動販売機は、今まで見たことがありませんでした。

が、ついにウィーン市内でBIERAUTOMAT(ビアの自動販売機)を発見しました。見かけた場所はOttakring。ご覧のようにオーストリアのBierが並んでいます。

壁には「Bierの購入は16歳から」という警告に加えて、自動販売機にも年齢確認システムが組み込まれていました。

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January 01, 2018

Prosit Neujahr 2018

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Prosit NeuJahr 2018」 新年、あけましておめでとうございます。

皆さまにとって、2018年が良い年になりますよう、お祈りしております。オーストリアでは、年末にセバスチャン・クルツ首相が率いる新政権が発足し、政治的な話題が多い年になるかもしれません。

日本時間では夜になりますが、こちらではお昼に、恒例のウィーンフィルのニューイヤーコンサートが行われますね。今年はリッカルド・ムーティーさんの指揮。すでに曲目も発表されていますが、楽しみにしている方も多いと思います。

さて、新年、最初の話題は「ウィーンの可愛い同胞」です。オーストリアでは「干支」は関係ありませんが、Feriは日本人。

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という訳で「戌年」にちなんで、安直ですが日本犬の話題を‥

このブログでも何回かお伝えしていますが、ウィーンでも時々、日本犬を連れている人を見かけることがあります。

日本から持ってきた訳ではなく、こちらで日本犬のブリーダーさんがいらっしゃるので、その方から分けてもらっているようです。

こちらでは、比較的大型の犬を飼う方が多いため、日本犬は小型に見えてしまいますが、尻尾がくるりと丸まった姿は、海外で見ると、日本以上に愛おしく感じます。

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こちらでは、比較的大型の犬を飼う方が多いため、日本犬は小型に見えてしまいますが、尻尾がくるりと丸まった姿は、海外で見ると、日本以上に愛おしく感じます。

多くの犬種がいる中、日本犬を飼っているということは、飼い主さんも、ある種の思い入れがあるのでしょう。そのため、かわいがっている様子が感じられて、微笑ましい限りです。

トップと2枚目の写真は、昨年の12月、「Adventmarkt in dir REMISE」で見かけた日本犬。非常におとなしい犬でした。残念ながら飼い主さんに名前をうかがうチャンスがありませんでしたが‥

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