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January 11, 2018

不思議なリフト

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今日は「アパートのリフト(エレベーター)にまつわるお話」です。

ウィーンでは古い建物に関しては、リフトがついていない物件も多数存在します。何しろ、築100年以上という集合住宅が沢山ある訳ですから、建設当時にリフトを設置するという発想がなかったのでしょう。

中世ヨーロッパでは、17世紀頃、釣り合いおもり(カウンターウェイト)を用いたものが発明されたようですが、まだまだ一般的ではありませんでした。

旅客用のリフトが一気に普及したのは、1880年代にアメリカで高層ビルティングの建設がブームになったことがきっかけだったようです。

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しかし、お値段も高かったでしょうから、特殊な物件限定の設備と言えるでしょう。

という訳で、ウィーンの古いアパートにはリフトがないものも結構あります。Feriがお世話になっていた5区のアパートはリフトはありませんでした。

ただ、ウィーンでも最近は高齢化の進展により、リフトのない物件はお値段が安くなる傾向があるそうで、貸主(売主)としては、後付けでリフトを設置するケースも増えています。

ただ、後付けの場合、どうしても構造的に使いにくいケースが多くなります。以前、Feriが利用したペンションは、階段の踊り場にリフトの乗り場がありました。

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今日、ご紹介するリフトは、16区にある某アパートのものです。当然、外付けタイプで、リフトそのものはガラスを多用した近代的なもの。

ちなみに階段は螺旋式で、窓には凝った装飾が施されています。この対比が何ともウィーンらしいところです。

このアパートは一部の部屋を業者さんがウィークリーアパートして貸し出しているようで、先日、Feriの友人が利用したので、たずねてみました。

借りている部屋は3階(日本式)だったので、荷物を持っていなければ、階段を利用しても苦になりません。

エレベーターを見つけたので、利用しようと思ったところ、ボタンを押しても、ドアが開きません。

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しかたなく階段を利用して友人の借りている部屋を訪問。一緒に出かける際に、リフトの1件を放したところ、「専用の鍵があって、この鍵を操作パネルに差し込まないとドアが開かないようになっているらしい」というお返事。

なお、内部の操作盤には鍵穴などはなく、乗ってしまえば、普通のリフトです。

こちらのアパートですから、玄関を開けるには、住人共通の鍵が不可欠です。従って、第三者が勝手に入り込んで、イタズラをするというケースは希だと思います(まぁ、住人が入るタイミングで侵入するパターンはありますが)。

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にも関わらず、利用には専用の鍵が必要なのでしょうか。もしかしたら、リフトを外付けした際、費用負担をした住人だけが利用できるようにした‥というのが真相かもしれません。

このウィークリーアパートは、いわゆる民泊ではなく、企業が管理しているので、恐らく費用も負担したと思います。

そのためでしょうか。リフトを使っている人は非常に少ない印象でした。なお、気になるメーカーは、日本では人身事故の発生で評判が急落したSchindlerでした。


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