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March 07, 2018

今、ここにある危機 アパート建設ラッシュですが‥

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今日は「アパート建設ラッシュの話題」をお届けしましょう。

このブログでも、色々とお伝えしていますが、旧市街周辺でも、最近は再開発の動きが活発になってきました。

従来、ウィーンでは伝統的な様式の建物を生かしながら、内部をリフォームするというパターンが多かったのですが、最近では、日本流の「スクラップアンドビルド方式」が増えてきたのが気がかりです。

特に旺盛なアパート需要を反映して、富裕層向けの高級アパート(日本で言うマンション)やオフィスビルディングの建設が各地で行われています。

富裕層向けの高級アパートなので、従来のリフォーム方式では、販売価格を上げることができないためか、完全新築に踏み切っているような気がします。

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今日、お目にかけるのは、そんな物件の一つ。場大手のデベロッパーBUWOG Groupが開発を進めているもので、場所はJosefstädter Straßeの旧市街側、Auerspergstraßeと交差する角という、抜群のロケーション。同社のホームページを確認しましたが、まだ物件情報は掲載されていませんでした。

現在、基礎工事が始まった段階ですが、Feriは、後ろの建物を見て、愕然としました。伝統的な美しい建物が並んでいるではありませんか。しばし、この美しさに見とれてしまったFeri‥

現場に掲出されていた同社の物件を見ると、現代的なデザインが特徴。恐らく、ここに建つアパートも、斬新なデザインになることは、まず間違いないと思います。

先日、「Weinが危機遺産に」という記事を掲載しましたが、Feriは、インターコンチネンタルホテル周辺の再開発以上に、このような局地的に行われているスクラップアンドビルド方式の方に危機感を持っています。

もちろん、Wienは多くの住民が生活している都市であり、例え旧市街や隣接する区であっても、博物館ではありません。しかし、今までは、古い建物のファザードを生かしながら、内部を徹底的に近代化することで、快適な生活を手に入れていたのだと思います。

もちろん、後付けのエレベーターが使いにくい、天井が高すぎて暖房効率が低いといった難点はありましたが、ある意味、オーストリアの皆さまは、多少の不便さは受け入れていたような気がします。

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しかし、外国人富裕層を対象にするとなれば、話は別です。機能性や外観も、販売に当たっての大きなファクターであるのは言うまでもありません。

市当局にとっても、富裕層の流入は、色々な意味で歓迎しているのでしょう。ここ数年の変化を見ると、Wienも大きな転換期に来ているような気がしています。

実際、この場所だけでなく、Wien随所で、こういったスクラップアンドビルド方式の再開発が精力的に進められています。少なくとも、今までよりは再開発のスピードが加速しているように感じます。

「バランスの取れた開発」が「絵に描いた餅」にならないことを切望するのは、実際に税金を払っていないFeriの勝手な言い分なのでしょうか? 皆さまは、どのようにお感じになりますか?

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