« ウィーンのキッチンから チルド総菜 | Main | 今、ここにある危機 アパート建設ラッシュですが‥ »

March 06, 2018

路面電車の交通事故防止に向けて

20180305_x201_00001

平昌オリンピックのアルペン複合と大回転でも金メダルを獲得したMarcel Hirscher選手が、3月3日、スロベニア・クランスカ・ゴーラでの大回転第7戦で優勝、3月4日に同地で行われた回転第11戦でも優勝し、2年連続5度目の回転種目別優勝が確定しました。オーストリアにとっては嬉しいニュースです。

20180305ss00001

さて、今日は「路面電車の話題」をお届けしましょう。

Wienでは、車のドライバーには迷惑かもしれませんが、原則として公共交通機関の路面電車が優遇されています。

自動車の軌道敷内通行禁止などが、その代表だと思います。Volksoperに近いWähringer Straßeのように、道幅の狭い場合、軌道敷内に自動車が走らざるを得ませんが、それでも優先権は路面電車にあるようです。

「円滑な自動車運行ができないから、路面電車を廃止」という発想にはならないところが、どこかとは違うところかもしれません。

実際、Wienの路面電車を見ると、自動車と接触したのか、車体が痛んでいる車両を比較的多く見かけます。また、以前、このブログでもご紹介したように、Feri自身も自分が乗っている路面電車が自動車と接触した事故を経験しました。

Img_218_02_0185

このように軌道敷内に侵入した自動車と路面電車の接触事故もあるのですが、それ以上に多いのが路上駐車中の自動車との接触のようです。

路上駐車が多いWienの場合、路上駐車している車に、路面電車が接触しそうになり、電車が停車せざるを得ないケース‥ その結果、ダイヤが乱れて、利用者に迷惑がかかり、利用者離れにつながります。

公共交通機関の場合、定時制というのは大きなポイントですから。それだけに定時運行は、Wiener Linienにとって、大きな課題です。

そこで、Wiener Linienでは、路面電車と接触する危険性のある路上駐車スペースの見直し(中には、違法な駐車スペースもあるようです)を行いました。

Img_2015_12_8442_01

その結果、9系統や42系統では、路面電車の運行が、かなりスムーズになったようです。

2017年は、路面電車や路線バスの通行を妨害した自動車ドライバーが3000名ほどいたようです。路上駐車の盲点ですが、Wienの場合、狭い道でも駐車スペースが開設されているため、自動車は指定された駐車スペースに確実に入れることを、ドライバーに要請しています。

さらに、駐車スペースから若干、自動車がはみ出している場合、サイドミラーが障害になるケースが多いとか。

そこで、Wiener Linienでは、路上駐車中はサイドミラーを畳むことを奨励しています。確かに、その都度、乗務員が降りて、サイドミラーを畳んでいては、ダイヤの維持は難しいですからねぇ‥

なお、3枚目の写真は2015年12月、Feriが載っていた41系統が駐車していた自動車のドアミラーに接触して、運転打ち切りになった時のものです。

接触してしまうと、警察の現場検証が入るので、当該列車の運転打ち切りはもちろん、後続のダイヤも大きく乱れます。

Wienでは、再開発に合わせて地下駐車場の建設を行われていますが、如何せん、それだけでは収容しきれいないため、路上に駐車スペースを設定して対応しています。

また、違法駐車が路面電車の運行を妨害しているケースもあるようです。当然、違法駐車に対する取り締まりも、強化する方針のようです。

※「人気ブログランキング」に登録しています。この記事がお気に召しましたら、下記のバナーをクリックしていただくとFeriの励みになります

Br_decobanner_201105_b_3

鉄道のお話, in 街角の話題 |

« ウィーンのキッチンから チルド総菜 | Main | 今、ここにある危機 アパート建設ラッシュですが‥ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




« ウィーンのキッチンから チルド総菜 | Main | 今、ここにある危機 アパート建設ラッシュですが‥ »