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April 29, 2018

Maibaumの季節がやって来ました

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皆さま、ゴールデンウィークは、いかがお過ごしでしょうか。前半は天気の良い日が続きそうなので、各地とも賑わいそうですね。

さて、ウィーンも良い季節になりました。今日は「季節の話題」をお届けしましょう。こちらで「春の風物詩」にMaibaumがあります。

4月下旬から5月上旬にかけて行われる「Maifest」(五月祭)で、街の広場などに設置されるのがMaibaum(メイポール)です。

このお祭りは、夏の豊穣を祈り、病気や悪霊から逃れるために行われるそうで、Maibaumの回りを皆さんが踊ります。

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Maibaumは地域によってデザインに特徴があるのは、皆さまもご存じのとおりです。

ドイツは派手な装飾をしているものが多いようですが、オーストリアではシンプルなデザインが中心。

ウィーンなどでは、あまり見られなくなりましたが、本来はクレーンなどの建設機械を使って設置するのは邪道で、人力によって時間をかけて設置します。

以前、Hernals区で行われたMaibaum設置の様子をご紹介したことがありますが、木の棒を使って、Maibaumを徐々に立ち上げていきます。力が必要なので、この役割は数名の男性が担います。

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途中、休み休み(Bierを飲みながら)作業を行うため、建立するまでには、1時間近くかかります。

さらに参加者のチームワークもポイント。一歩間違うとMaibaumが途中で倒れて大事故になります。実際、ドイツなどでは、人力での建立を禁止しているところもあるようです。

確かに大型クレーンで建立すれば、事故の心配もありませんし、簡単ですよね。

ただ、風情が‥という訳で、古式に則った建立が、すでに大きな催事になっていますから、集まった皆さんも、Bierなどを飲みながら見守っています。

今年は、Ottakring駅前の広場で、伝統的な手法でMaibaumが建立されることが、発表されました。

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期日は4月30日で、16メートルのMaibaumが登場するそうです。

もちろん、お祭りですから、ブラスバンドの参加は不可欠(今回はPost und Telekom Musik Wienが参加)。さらに会場にはBierやブルストを販売する屋台も出ます。

Maibaumが設置されると、その回りを民族衣装に身を包んだ皆さんが、踊ります。きっと楽しい催しになることでしょう。

ところで、このブログでもご紹介したことがありますが、古くから街の中心に設置されたMaibaumを盗むという行為(Maibaumstehlen)があります。

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本来ならば窃盗に当たる行為ですが、地域ごとに「ルール」が決まっている「ある種の伝統行事」(盗んで良い期間や方法が決められています)。


一方、設置してある側も、当然、期間中はガードを固めます。万が一、盗まれしまった場合は、盗んだグループと交渉をして、返してもらうそうです。その際、何らかの便宜供与が発生するのは、言うまでもありません。

ところで、Wiener Praterでも5月1日にMaifestが開催されます。5月1日は、ウィーンの中心部でメーデーの行事が行われますので、賑やかな1日になりそうです。

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