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April 07, 2018

利用金額の下限があります

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例年ですと、各歌劇場で来シーズンのプログラムが発表される時期ですが、今年は全般的に遅れています。


国立歌劇場に関しては、4月19日に来シーズンのプログラムが公開されることが発表されています。例年よりも3週間近く遅いですね。

例年のパターンだと、Volksoperは国利歌劇場よりも後の発表なのですが、さて、今年は、どうなるでしょうね。

さて、今日は「小売店での決済にまつわるお話」です。こちらでもスーパーマーケットでは、現金に加えて、クレジットカードなどによる買い物ができますが、比較的利用者が多いのがBankomat Cardを使った決済です。

Bankomat Cardは、このブログでも何回かご紹介しているので、ご存じの方も多いと思いますが、日本のキャッシュカードに当たるものです。

日本ではデビッドカードという名称が一般的なようです。クレジットカードと異なるのは、カード利用と同時に、支払い口座からご利用金額が引き落としされる点です。

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日本では、キャッシュカードにデビッドカード機能を付けるためには、別途、申し込みが必要なようですが、こちらでは、Bankomat Cardに最初からでデビッドカードの機能が付加されています。そのため、Bankomat決済という言い方をするようです。

ただ、この手の決済は、システムをを運営するため管理会社に支払う「加盟店手数料」がかかるのが一般的です。加盟店手数料をお客さまに転嫁できないため、店側が負担します。

オーストリアの場合、どの程度、加盟店手数料がかかるのかは存じませんが、日本の場合、業種によっても異なるそうですが、3%~7%程度だそうです。

ただ、店側にも釣り銭などを準備する手間が減るため、メリットがあるため、スーパーマーケットなどでは、一般的な決済手段として採用されているようです。

ところで、先日、市内某所の小さい食料品店で、写真のような掲示を見かけました。「Bankomatによる決済は10Euro以上から」というものです。この食料品店は、チェーンストアではなく、個人商店で、比較的安く商品を販売しています。

そのため、利益を圧縮する加盟店手数料の支払いをセーブしたいという考えから、こういった約束にしたのでしょう。

日本でもキャッシュレス化が進んでいますが、どうしても加盟店手数料がかかることから、小さい個人商店では、踏み切れないケースも多いという話を耳にしたことがあります。

いずれにしても加盟店手数料は頭の痛い問題なのは、洋の東西を問わないようです。

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街角の話題 |

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Comments

Feri様 いつも愉しく拝見させていただいております。この種の話題、悪い癖でついぞ反応していまいます。「販売金額の下限設定」は日本ではカード会社と加盟店間の契約で禁止されています「現金販売と差異を設けてはならない」としている為です(日本特有の契約規制)。しかしEU諸国ではこのような拘束はありません。あと加盟店手数料ですが、日本では通常1~7%で業種・業態のほか、前年の売上金額による従量制が基本です。EU諸国での手数料は通常0.5~3%です。この違いは日本の場合は、カード会員への年会費無料、或いはポイント制等のカード会員へのサービスの充実により加盟店手数料に収益を依存せざるを得ないからです。なお日本でもEUでもクレジットカードとデビットカードによる加盟店手数料の差異はありません。クレジットかデビットかというのはカード会社と会員間の契約の問題であり、加盟店には関係ありません。加盟店ではクレジット・カードかデビット・カードかは通常識別できません。

Posted by: K. Toyama | April 14, 2018 18:18

お久しぶりです。

専門家(今は「元」でしょうか)ならではの詳細な解説、感謝いたします。

レギュレーションが違うのですね。なるほど‥

また、オーストリアの「どこか」でお目にかかりましょう。

Posted by: Feri | April 16, 2018 12:32

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