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April 05, 2018

ウィーン市内にも出現Post Partner

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今日は「郵便局の話題」をお届けしましょう。

このブログでも、何回かご紹介したように、こちらでは郵政事業民営化の際、Telecom、Bank、Postの三事業に分割されました。

郵便に関しては、郵便貯金がPOST BANKとして分離されて、現在ではドイツ資本の銀行BAWAG(BAWAG PSK)が運営しています。

以前、このブログでお伝えしましたが、地方の直営郵便局が凄まじい勢いで廃止され、Post Partnerに移管されています(詳しくはこちらから)。

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日本の簡易郵便局は、原則として郵便事業専業(ゆうちょ銀行の業務も委託されていますが)ですが、こちらのPost Partnerは、もともと別の事業をやっていたお店に郵便事業の一部を委託するという方式です。

地方では、洋品店やブティック、スーパーマーケットがPost Partnerになっているケースも沢山あります。

基本的に長く地元で商売をしている店舗を選んでいるらしいのですが、正直、任命されたお店(というかオーナーさん)は、正直、ありがたくないそうです。

これは責任だけが重く、商売としてうま味が薄いからだとか‥まぁ、郵便事業を支えるという社会的使命で引き受けている方が大多数だそうです。

従来、Post Partnerは、地方の小さな町に限定されていたのですが、ついにウィーン市内にも登場しました。

今日、ご紹介するのはSchottentorにある書店です。Feriも、時々利用する書店ですが、先日、前を通りかかったら、写真のような表示が掲出されていました。

営業時間は月曜日から金曜日の9時から18時で、取扱いは郵便サービス全般(郵便小包、EMSを含む)と銀行業務サービス(引き出し、預け入れ、振込)です。

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確かにウィーンのインナーシュタットには郵便局は少ないので、こういったPost Partnerができれば利用者は増えるかも知れません。

ウィーンの場合、地方都市と異なり、直営局を廃止して、民間委託にするという考え方ではなく、サービスを充実させるために、委託により窓口を増やすという発想だと思います。

Österreichische Post AGによれば、現在、オーストリアには1300のPost Partnerが存在し、地域に貢献しているそうです。

Post AGでは、さらにWKO(商工会議所)などと連携をとり、更にPost Partnerを増やす活動を行っています。

若干、趣がことなりますが、日本のコンビニエンスストアでも切手の販売、宅配便の受付と受け取り、ATMによる現金の引き出し・預け入れ、振込などが可能ですから、事実上のPost Partnerと言えるかも知れません。

ただ、コンビニエンスストアで日本郵便さんが、全面的に関わっているのは切手の販売程度ですが、これは特定郵便局の利権を守るためでしょうね。既得権益が強固だと、新しいサービスの展開は難しそうです。


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