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May 16, 2018

祝 本日再就航、オーストリア航空日本線

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2016年9月、日本線を休止したオーストリア航空ですが、日本では、本日から再就航となります。

日本線から中国線にシフトを切り替えたオーストリア航空が、これほど早く日本線を再開するとはFeriも予想していませんでした。

2018年5月15日、17時58分にウィーン国際空港(VIE/LOWW)を離陸したOS51便は、本日、11時33分に成田国際空港(NRT/RJAA)に到着。

折り返し52便となって13時30分に成田国際空港を出発する予定です(このブログを書いている時点では、日本へ向けて高度37000フィートを飛行中)。成田到着時には歓迎セレモニーが行われるかもしれません。

さて、気になる再開初便シップですが、すでに日本線でもおなじみの登録番号OE-LPD(Boeing 777-2Z9ER)が使用されています。残念ながら増備された60周年記念塗装機は、初便には投入されませんでした。

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当面はデイリーではなく、週5便(ウィーン発は月、火、水、金、日、成田発は月、火、水、木、日)というのはちょっと寂しいですが、順調なスタートを切ることを祈るばかりです。

なお、機材繰りの関係から、日曜日ウィーン発51便は13時30分発、月曜日成田発52便は10時55分発となっています。

このブログをご覧になっている方の中には、もしかしたら日本線再就航初便、5月16日のOS52便にご搭乗になった方がいらっしゃるかもしれませんね。

Feriは、残念ながらお呼びではありませんが、もし、ご搭乗になった方がいらっしゃったらコメントをお寄せいただければ幸いです。

今年はオーストリア航空60周年ですから、ある意味、節目の年。この年に路線が再開されたのは、意義あることでしょう。

また、2019年は、オーストリアと日本は、「修交150年」の記念の年を迎えます。そのため、文化交流も活発になることが予想され、それを踏まえての路線再開かもしれません。

ところで、日本線を休止した理由に「収益性の低下」がありましたが、このほど、オーストリア航空60周年の式典に参加するためウィーンにやってきたルフトハンザの幹部が興味深い発言をしています。

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それは、オーストリア航空は、ルフトハンザ・グループの中では、まだまだ収益性が低く、機材更新は厳しいというものです。

現在、オーストリア航空では、もう一つの長距離路線用機材B767-300ERの更新時期を迎えていますが、現時点ではリースも含めて、更新は難しいようです。

ちなみにDie Presseの記事によると、利益率はルフトハンザが9.89%、スイスが11.47%を達成したのに対し、オーストリア航空は4%を下回っています。ちなみにルフトハンザ系のLCCユーロウィングスの利益率が2.9%なので、LCCに近い数字と言えます。

オーストリア航空では、営業利益を最低1億5000万Euroと設定しており、これをクリアすべく、経費削減と収益性の向上に力を入れています。そのため、6機のB767-300ERの更新は、来年以降に延期されたようです。

利益率が上がらない要因は、フルフェアのお客さまが少ないことも影響しているような気がします。

ところで、日本航空が長距離路線を運行するLCCを設立することを発表しました。使用機材はB787-8型。

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ここで気になるのが、日本とオーストリアは2014年にオープンスカイ協定を締結していることです。

オープンスカイ協定では、航空会社が空港の発着枠を確保できれば、路線は自国内地点、中間地点、相手国内地点及び以遠地点のいずれについても制限なく選択が可能で、自由にルートを設定することができます。

まだ、日本航空が設立するLCCは社名やブランドすら決まっていませんが、巷では「就航地がどこになるか」が話題になっています。

日本航空が加盟しているワンワールドはヨーロッパ大陸内の路線が貧弱なのが弱点。現時点で、ワンワールド加盟の航空会社で日本から直接行ける都市は、ロンドン(BA、JL)、ヘルシンキ(AY、JL)、パリ(JL)、フランクフルト(JL)、マドリード(IB)ビジネス路線以外は、必ず乗り換えが必要になります。

しかも大陸のハブになるフランクフルト・アム・マイン空港はスターアライアンスの盟主LHの拠点であるため、接続が良くありません。

さて、新会社はLCCなので、基本的に観光客を対象にしているので、ビジネス需要が高いエリアには就航しないと思います。かつて、日本航空は自社便でヨーロッパ内の多くの都市に就航していました。それを考えると、かつて就航していた都市への設定が現実的な気がします。

しかし、かつてケルントナーシュトラーセに支店を持っていたこともある日本航空。ぜひ、ウィーン線に実現してもらいたいものです。

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Comments

Feri さん、こんにちは。Steppke です。

たまたま日本からの便が復活する当日に、ヴィーンに行くことにしていました。当初はミュンヒェン直行便でその日に Gärtnerplatztheater で Im weißen Rössl を聴いてからヴィーンに入ろうと考えていたのですが、復活日当日などそうそう経験できるものではないので、オーストリア航空にしました。
ヴィーンでの目的は、もちろん Elīna Garanča が歌う Samson et Dalila ですが、Volksoper で Die Zirkusprinzessin も聴きます。

で、当日の様子ですが、搭乗口に紅白の風船を使った門のような飾付けがありました。同じようなものは、到着便の客を迎える通路にもありました。
搭乗口の前で、クルーや日本事務所の責任者(?)が並んでプロの写真家による記念撮影があり、機長に花束が渡されましたが、それ以外は特にセレモニーのようなものはありませんでした。
記念撮影のせいで搭乗開始が15分ほど遅れましたが、出発はほぼ定刻でした。
機内では、日本語のアナウンスにちょっと拍手が起こりましたが、それ以外は特別なことは無く、記念品のようなものもありませんでした。(少なくとも私が乗った貧民席では)

プレミアムエコノミー席が出来た為か、エコノミーやビジネスの席も新しくなっており、エコノミー席の個人用モニターも少し大きくなったような気がします。機能も変わっていますが、画面の使い勝手は、直感的な操作性に欠け、ちょっと悪い感じです。

ちなみに、バッゲージ・タグなどは、オーストリア航空のものが用意されておらず、スイス航空のものでした。

尚、Schwechat に到着した時には、飾付け等も無く、特に変わったことはありませんでした。

Posted by: Steppke | May 17, 2018 at 05:53 AM

Steppkeさま

当日の様子、ご紹介いただき、感謝します。また、個人的にご提供いただいた写真は、写真特集に掲載いたしました。

ぜひ、音楽鑑賞のレポートもお待ちしております。

Posted by: Feri | May 17, 2018 at 09:45 AM

Feriさんのブログでオーストリア航空の日本線再就航の記事を読んで以来マイレージの席での予約を入れて初発便に備えていました
たった2年の間でしたが 戻ってくれて大変嬉しいです
乗務員の方々も心から嬉しそうでした 日本線から撤退して以降は色々な先々への乗務で自分の存在意義に悩む事も多かったそうです 今は此の路線が復活し 日本人としての自分に出来ることとして 此の路線が継続される様に心して勤めていくとお話になっていました
ただし此の間に運行を始めたLOTやこれから仕掛けて来るであろうNHを思えば道のりは厳しいことでしょう
以前は沢山積まれていた日本語の新聞や雑誌は全く無く びっくりでがっかりでしたが 乗務員の方曰く 乗る迄知らされておらず 乗ってからでは遅過ぎて搭載を頼もうにも時間が無かったとのことでした
朝刊が載っていない長距離路線は珍しいです 此れ一つとっても前途多難そうではないですか

Posted by: Salzburg.Love | May 20, 2018 at 05:27 PM

Salzburg.Loveさま、ご搭乗、おめでとうございます。

オーストリアに限らず、ヨーロッパは中国シフトが顕著なので、相対的に日本の地位が低下しています。それが中国線充実、日本線撤退につながった訳です。

ただ、観光客中心の集客では、収益性という観点では厳しいと思います。親会社のルフトハンザは、収益性の向上に非常にこだわっていますから、これが日本線継続のポイントのような気がします。

Posted by: Feri | May 20, 2018 at 07:48 PM

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