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June 05, 2018

Volksoper“Gasparone”Premiere Report(下)

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今日は、“Gasparone”休憩後の後半をお届けしましょう。

第二幕
冒頭、舞台上にアップライトピアノが設置され、ピアノ伴奏で市長が「私もかつては若者だった」と自分の青春を歌います。

この場面、Gerhard Ernstさんの存在感が抜群。客席からも、盛んに拍手が送られました。ただし、この名場面については、公式写真が入手できませんでした。ぜひ、実際の舞台でお楽しみください。

その後、ルイージが、一通の手紙を持って来る。そこには「息子を誘拐した、身代金一万リラを持って来い。ガスパローネ」と書いてありました。

「そんな大金はない」という市長に、カルロッタはその金を用立てしたのでした。

そこに「よそ者」が現れ、「深紅のパラを持って来ました美しき婦人よ」と歌います。ベノッツォが身代金を持って花婿を引き取りに行きます。

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「よそ者」はカルロッタと二人になると、「シンドゥルフは金目当てで結婚しようとしているのです。でも、私は心から貴女を愛しています」と告白します。

カルロッタも彼に惹かれますが、彼女は、自分の気持ちとは裏腹に「お黙り下さい、私は聞く耳を持ませんわよ」と歌うのでした。

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そこに、ベノッツオが戻って来て、シンドゥルフォ救出には失敗したいきさつを話します。

実は身代金は彼がネコババしてしまったのです。市長は憲兵隊を率いて自ら息子の救出に向かう。

客席後方から合唱団扮する憲兵隊が登場。観客にガスペローネに関する情報を入手するためのチラシを配ります。

憲兵隊が客席から退場すると、後半の見せ場「よそ者」の歌う舟唄「蒸し暑い夜に」 の場面になります。

実際にモーターボートに乗って登場。歌い終わるとボートは、なぜか宙を舞います。

暗転で3幕に移ります。


第三幕
ソーラは、ベノッツォがまた夜に家を空けたので、「何をしていたの」と夫を追求。ここで、彼は密輸にかかわっていたことを告白します。

彼女は、他の女のところに行っていなかったのでほっとして、夫婦の仲良い二重唱へ。さすがイタリア‥

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市長に助け出されたシンドゥルフォは、父親からカルロッタの全財産が盗まれたことを聞き、彼は結婚する気がなくなるのでした。現金なヤツ。

市長は、カルロッタに婚約破棄を申し入れまる。そこへ「よそ者」が現れ、「これで彼らが金目当てで結婚しようとしていたことは明らかだ」と言うのでした。

市長は「お前がガスパローネだ」と言い、憲兵隊も登場し、「よそ者」に銃を構えます。

「よそ者」は、「私はシチリア総督だ、ガスパローネは二2ヶ月前に捕われ、今はメッシーナの監獄にいる」身分をご開帳。

フィナーレは総督とカルロッタが抱き合い、美しい愛の二重唱で幕となります。

さて、Premiumですが、残念なことに空席が目立ちました。地味な作品であることも影響しているのかもしれませんが、頭が痛いですね。

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出演者ですが、個人的な好みで言えば、CarlottaのMara Mastalirさんが、良かったですねぇ。可愛らしいし、魅力的な女性を演じていました。

そして、存在感が抜群だったのはBaboleno NasoniのGerhard Ernstさん。久しぶりに素晴らしい演技と歌を観た気がします。彼の存在が舞台を引き締めたのは、言うまでもありません。やはり重鎮ですねぇ。

SindulfoのDavid Sitkaさんは、軽い感じで、役にはピッタリだった気がします。

Der Fremde(よそ者)Sebastian Geyerさんですが、歌はまずまずの仕上がりでしたが、実質的な主役であることを考えると「華が弱い」のが気になりました。

BenozzoのMarco Di SapiaさんやSoraのJohanna Arrouasさんは、いつもながらの感じで、安心して観ることができました。

密輸業者には、Wolfgang Gratschmaierさん、Josef Luftensteinerさん、Franz Suhradaさん、Daniel Ohlenschlägerさんが起用されましたが、出番が少ないので、ちょっと気の毒な感じ。しかし、存在感のある演技でしたね。

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最初にもお伝えしたように、時代設定や場所を抽象的にしたことで、無理のない舞台に仕上がっていたような気がします。

お客さまがしっかりとしたイメージを持っている「鉄板オペレッタ」の新演出では、この手が使えないので、このあたりは難しいところかもしれません。

本作品も、何回か観れば色々な発見があるかもしれません。特にセカンドクルーにも魅力的な歌手がキャスティングされているので、そちらも気になります。

今回は、諸般の事情でゲネプロを観ることができなかったので、一発勝負となったFeri。2018/19シーズンも継続上演されるので、また観るかもしれません。

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オペレッタ, in フォルクスオーパー |

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